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境界型葉状腫瘍の手術が12月〇日にせまっています

[管理番号:5771]
性別:女性
年齢:46歳
境界型葉状腫瘍の摘出手術が12月〇日にせまっています。
8月中旬に右胸に違和感があり、しこりがあることに気がつきました。
2年ほど前から、月経前2週間から月経終了までの胸の張りはありましたが、あきらかにそれとは違う感覚で、立っていても座っていても、寝ていてもていても触れるとあきらかなしこりでした。
(右乳房外側下部)
9月の月経終了を待って、10月はじめに自宅近隣で、
女医さんがいらっしゃる乳腺外科(総合病院)を受診。
検査などもすべて女性の技師さん、看護師さんが担当されるとのことで安心して検査を受けました。
マンモにはくっきり3.5センチの腫瘍がうつしだされ、
エコーでも確認できました。
その後、針生検(バネ式?←バチンッと音がしましたがしました)2ヶ所からの採取でした。
検査の結果は「境界型葉状腫瘍」とのことでした。
医師の説明は、「大きくなる可能性があること」「再発しやすい腫瘍であること」との説明はありましたが、
病理検査の結果を書面で見せていただけるわけでもなく、
「手術で摘出すること」のみの治療であると言われました。
手術は12月〇日の予定です。
11月(下旬)日、術前検査だったため、その前に田澤先生が書かれている
葉状腫瘍についての記事などを必死で読み、不安で田澤先生の診察を受けたいと切に望んでおりましたが江戸川病院乳腺外科は、かなり初診まで時間がかかる状況とのこと、
なんとか少しでも葉状腫瘍を理解した上で、現在の病院での説明を聞こうと思いましたが、
11月(下旬)日の検査後の医師とのコミュニケーションは不調に終りました。
まず、マージンのこと。
私は、形がくずれても、ひきつれても良いから
大きめにマージンをとって手術してほしいと訴えました。
(1.5~2.0センチ)
医師は「腫瘍だけを摘出するなら簡単なんだけどね、まぁ1センチ弱くらいはなんとかとれるとは思いますけど」とあやふやな答えでした。
私は「でも、腫瘍の周りに葉状腫瘍になりうるタネみたいなものがあると考えたら、大きく切っていただきたい」
医師は「でも、そのタネは腫瘍の周りだけではないかもしれないからねぇ」とあまり、大きくマージンをとることに積極的ではない雰囲気でした。
実際、腫瘍本体のみの摘出と、マージンをとっての摘出は、違いがあるのでしょうか。
葉状腫瘍が大きくなっていくスピードは速いと聞きます。
境界型とはいえ、今後のことを考えたらマージンを多めにとっておくことは大切なことではないのでしょうか。
手術の同意書には、再手術の可能性もあり得ると記載されていました。
これは腫瘍本体を摘出して、病理の検査結果によっては再手術と
医師はさらっと言っていましたが、素人の私からすれば
初回の手術できちんとマージンさえとっておけば、再手術は必要ないのではないかと思うのです。
1)田澤先生の診察、手術を受ける場合、かなりの日数がかかりますか。
2)3.5センチ葉状腫瘍が現在ある状態で、たとえば1か月以上診察を待待つのはリスクはありませんか。
3)現在かかっている病院での手術後でも、田澤先生の診察を受けることは可能ですか。
4)手術前に、担当医師にマージンの話をする際にうまく伝えられるようどうどのようなポイントがありますか。
5)現在の病院での手術をキャンセルして、田澤先生の診察をお願いする場合、セカンドオピニオンとして申込をするべきですか。
6)腫瘍の摘出後、病理検査で必要な項目や、その検査希望を医師に伝える際、必ず言っておくべきポイントはありますか。
現状、12月〇日に手術予約が入っていますが、担当医師は
週に一度〇曜日にしか外来にいらっしゃらず、話をすることができるのは入院して術前の説明時のみになると思います。
ただ、現在私自身もまた夫も、担当医師の説明の少なさと手術への不安でいっぱいです。
手術をキャンセルして、他の病院を探して受診するまでの時間を考えると、腫瘍の増大が大変気がかりです。
とにかく、安心できる説明・安心できる手術方針を求めていてもなかなか田澤先生のように、患者の心に寄り添い病気と向き合う勇気をくださる先生にはめぐりあえず、なんとかアドバイスをいただけないかと考えメールさせていただきました。
葉状腫瘍の治療は、最初の手術が大切と聞きます。
ぜひとも先生のアドバイス、何卒よろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
葉状腫瘍で心配な様子が伝わってきました。
私も気になるのは
質問者が「形がくずれても、ひきつれても良いから大きめにマージンをとって手術してほしいと訴えました」というのに対し、
⇒医師の「腫瘍だけを摘出するなら簡単なんだけどね、まぁ1センチ弱くらいはなんとかとれるとは思いますけど」という返答です。
残念ですが、この様子では、(「葉状腫瘍の手術」というよりも)「手術そのものに自信を持っていない(慣れていない)」と疑われても仕方がないでしょう。
もしも「マージンは十分で、だけど変形のないように」みたいな(相反する事に対する要求であれば)、「できるだけ努力してみますが、根治性を優先しますから」みたいに「有る程度曖昧な返答」となることは仕方が無いと言えますが…
しかし、今回は「マージンをとにかく、きっちりと、それだけでいいのです」という要求なわけですから、(手術に慣れている者にとっては)「造作も無い事」なのです。
「実際、腫瘍本体のみの摘出と、マージンをとっての摘出は、違いがあるのでしょうか。」
⇒慣れれば、それ程違いはないのですが…
 
「境界型とはいえ、今後のことを考えたらマージンを多めにとっておくことは大切なことではないのでしょうか。」
⇒「境界型とはいえ」ではなく、「境界悪性なのだから、マージンはきちんととらなくてはならない」のです。
 ♯万が一再発したら、(今度はグレードアップして)「悪性葉状腫瘍」となってしまう可能性があるのです。
「初回の手術できちんとマージンさえとっておけば、再手術は必要ないのではないかと思う」
⇒その通りです。
 それだけでいいのです。
「1)田澤先生の診察、手術を受ける場合、かなりの日数がかかりますか」
⇒「3.5センチの葉状腫瘍の手術」であれば、(手術時間は30分程度なので)隙間にいれられるのではないかと思います。
「2)3.5センチ葉状腫瘍が現在ある状態で、たとえば1か月以上診察を待待つのはリスクはありませんか」
⇒そこまで緊急性はありませんが…
 感覚的には「1カ月以内」にした方がいいでしょう。
「3)現在かかっている病院での手術後でも、田澤先生の診察を受けることは可能ですか」
⇒可能です。
「4)手術前に、担当医師にマージンの話をする際にうまく伝えられるようどうどのようなポイントがありますか」「6)腫瘍の摘出後、病理検査で必要な項目や、その検査希望を医師に伝える際、必ず言っておくべきポイントはありますか」
⇒メール内容から察するに…
 難しそうですね。
「5)現在の病院での手術をキャンセルして、田澤先生の診察をお願いする場合、セカンドオピニオンとして申込をするべきですか」
⇒もしも最短を考えるなら…
 秘書メールの方がいいでしょう。
「葉状腫瘍の治療は、最初の手術が大切と聞きます。」
⇒その通りです。
「ぜひとも先生のアドバイス、何卒よろしくお願い申し上げます。」
⇒率直に行って、
 納得できないまま手術を受けると必ず後悔します。
 後悔しない選択をすべきです。

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