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脇下のしこりと痛み

[管理番号:2042]
性別:女性
年齢:35歳
現在、35歳です。
27歳頃から生理前になると、左脇の下(胸の脇寄り)が痛くなり、ぷっくり腫れるようになりました。
触ると、こりこりとしたしこり?袋?のようなものがあり、生理が始まると痛みが和らぎ、ぷっくりした腫れも少々ひいている感じでした。
右側には何の症状もありません。
心配になり、病院で触診とエコー検査をしてもらったのですが、脇下まで乳腺がある状態が見られるが、悪いものは見当たらないとのことでした。
その後も、症状と腫れの大きさが変わらないので、そのままにしていました。
今回妊娠し、5週目なのですが、生理前に感じていた痛みの程度がさらに腫れと共に増したように感じ、不安に思ったため、産婦人科の先生と相談のうえ、乳腺外来で触診とエコー検査をしてもらいました。
結果は、痛みと腫れの原因はよくわらかないとのことで、3か月後に再度検査ということになりました。
先生からはこの痛みと腫れについて、説明はなかったのですが、このような症状からどのようなことが考えられますか?
副乳でしょうか?それとも乳腺症など何か病気が考えられますか?
※先生に副乳か尋ねたところそれとは違うだろう、とのことでした。
ネットで副乳の写真などを見ると、自分の姿ととても似ているのでそれかと思っていたのですが。
また、悪い病気だったらと思うととても不安でたまりません。
他院の乳腺外来で再度検査してもらおうかとも思っていますが、妊娠初期であるため、エコー検査と言えども、何度も行うのは子供に影響がありますでしょうか?
※橋本病があるため、そちらでも甲状腺のエコー検査を受けています。
(月1~2回程度)
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
脇の下のしこりですね。
「27歳頃から生理前になると、左脇の下(胸の脇寄り)が痛くなり、ぷっくり腫れるようになりました。触ると、こりこりとしたしこり?袋?のようなものがあり、生理が始まると痛みが和らぎ、ぷっくりした腫れも少々ひいている感じでした。」
⇒これは「実際のものを見れば、すぐに解るのですが」文章からすると「副乳」もしくは「乳腺の端」だと思います。
 結局は「どちらでも大差」なく、「乳腺組織」だということです。
 「ホルモン上昇により発達」し「ホルモン分泌低下により萎む」わけです。
 
「病院で触診とエコー検査をしてもらったのですが、脇下まで乳腺がある状態が見られるが、悪いものは見当たらないとのことでした。その後も、症状と腫れの大きさが変わらないので、そのままにしていました。」
⇒上記のとおりです。
 
「今回妊娠し、5週目なのですが、生理前に感じていた痛みの程度がさらに腫れと共に増したように感じ、不安に思ったため、産婦人科の先生と相談のうえ、乳腺外来で触診とエコー検査をしてもらいました。結果は、痛みと腫れの原因はよくわらかないとのことで、3か月後に再度検査ということになりました。」
⇒「原因が解らないから3カ月???」
 その「乳腺外来の医師」は本当に「専門医???」
 同考えても「妊娠に伴う、女性ホルモン上昇による乳腺の刺激症状」です。
 きちんと「診断してあげない」から、不安な人達がでてくるのです。
 
「先生からはこの痛みと腫れについて、説明はなかったのですが、このような症状からどのようなことが考えられますか? 副乳でしょうか?それとも乳腺症など何か病気が考えられますか?」
⇒女性ホルモンによる刺激により「乳腺が大きくなり、そして痛くなっている」だけ
です。
 ♯「毎週のコラム」の4回目「卵巣が支配している」の図を良く見てください。
「※先生に副乳か尋ねたところそれとは違うだろう、とのことでした。ネットで副乳の写真などを見ると、自分の姿ととても似ているのでそれかと思っていたのですが。」
⇒その医師に「副乳の何たるか」が解るのかの方が心配ですが…
 ただ、「乳腺から連続している乳腺の端」にしても「副乳」にしても「どちらでもいいこと」ではあります。
 要は「乳腺組織がホルモンにより刺激されている」ということなのです。(どちらにせよ)
 
「悪い病気だったらと思うととても不安でたまりません。」
⇒全く心配する必要ありません。
 3カ月後経過観察の意味が私には全く理解できません。
 
「妊娠初期であるため、エコー検査と言えども、何度も行うのは子供に影響がありますでしょうか? 」
⇒エコーは全く関係ありません。
 願わくは、「もっときちんと説明できる」医師に巡り合い、「不安から解消される」ことです。