乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5816]
性別:女性
年齢:42歳

乳癌の事を調べていたらこちらにたどり着きました。

色々質問させて頂きますがよろしくお願い致します!!

10月の初めに乳癌だとわかり11/(中旬)日に手術で全摘しました乳輪、乳首は残っています。

病理結果が出て癌の大きさ20mm、浸潤18mm Ki67 20%~30% ステージ2A トリプルネガティブとの事でした。

話を聞くのでいっぱい、いっぱいで家に帰って来てから色々と疑問が出てきました。

質問が沢山で申し訳ありませんがよろしくお願い致します!!

①手術の時にセンチネルリンパに転移がなかったとの事ですが、病理結果で2mm微小転移しているとの事でした。
このままリンパは取らずに抗癌剤でと言う話でしたが本当にそれでも大丈夫でしょうか?

②手術の時乳首の所迄癌がなかったとの事で乳首を残せたのですがセンチネルリンパも手術の時に転移がなかったと言って結局微小転移があったので乳首も癌細胞が残ってしまっているのではないかと不安です。
もし癌細胞が乳首に残っていた場合はこの場合も抗癌剤が効くのでしょうか?

③ステージ2Aのトリプルネガティブの5年、10年の生存率を教えて下さい。
また他のタイプの癌と5年、10年の生存率は違うのか?

④浸潤18mmは大きい方ですか?浸潤が大きいと遠隔転移しやすいのでしょうか?

⑤抗癌剤はAC療法だそうで、A :アドリアマイシン(ドキソルビシン)(アンスラサイクリン系薬剤)C:シクロフォスファミド 3W?4回
その後にアブラキサン?しびれが副作用にあるのを1W?12回をやるとの事ですが私の場合はこの抗癌剤の治療で大丈夫でしょうか?

⑥ki67が高い数字の方が抗癌剤は効きやすいとここで見ましたが、私のように20%~30%と低いと抗癌剤は効きにくいのでしょうか?

⑦仕事もあるし、お正月が終わってからと思い、1/10日から抗癌剤を始めると決めたのですが、10月に乳癌と解って3ヵ月になるのと、トリプルネガティブという事もあり他に転移する可能性が早そうなので、もっと早く始めた方がいいでしょうか?

⑧乳癌とわかる前から動悸?なのか胸の真ん中辺りがギュッとなります。
手術後の今もそれがあります。

肺に転移していると動悸があると見たのですが関係あるのでしょうか?

以上、沢山の質問で申し訳ありませんがどうぞよろしくお願い致します
m(_ _)m

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

まず重要な視点として「物事はシンプルに考える」ということです。
(心配なことは)何でもかんでも「化学療法様にお任せ」というのは誤りです。

「局所(病変)は局所(治療)」「全身(病変)は全身(治療)」なのです。
 私が嫌いなのは「局所(病変)の借りを全身(治療)で返す」ということです。
(極論すれば「手術でのミス?を抗癌剤するからいいや」という考え方が嫌いなのです)

「2mm微小転移」
「このままリンパは取らずに抗癌剤でと言う話でしたが本当にそれでも大丈夫でしょうか?」

⇒そもそも、(其の病院では)「センチネルリンパ節生検の取り扱」はどうだったのか?

 元々「微小転移では郭清は省略する」というものであれば,あとで微小転移が見つかったとしても(そもそも省略する方針だったのだから)「想定内=このままで問題なし」ということです。
 逆に(取りきめで)「微小転移であっても省略する」というものであったのであれば、「想定外=今後追加郭清を考えなくてはならない」ということになります。

 ☆私個人の意見では(そもそも当院では)「微小転移では郭清省略する」方針なので、このままで構わないと思います。

「乳首も癌細胞が残ってしまっているのではないかと不安」
⇒そもそも「乳頭部」は「リスクの高い部位」なので、(今更不安になるようであれば)「最初から、切除すべきだった」となります。
 ただ、「リンパ節での迅速診断に不備があった」からといって、「乳頭部の迅速診断を不安視」する必要はありません。

「もし癌細胞が乳首に残っていた場合はこの場合も抗癌剤が効くのでしょうか?」
⇒可能性はありますが…
 「局所の借りを全身療法で…」という考え方は基本的に誤りです(私に言わせれば)

「③ステージ2Aのトリプルネガティブの5年、10年の生存率を教えて下さい。」
⇒質問者はステージ2Aと言っても…

 微小浸潤ですね?
 「微小浸潤は予後に影響無」というのが一般的な見解です(私の経験上もそう思います)
 (5年は不明ですが)10年生存率は90%(抗癌剤をすれば)

「また他のタイプの癌と5年、10年の生存率は違うのか?」
⇒ほとんど変わりません。(2-3%程度)
 サブタイプは(予後ではなく)「治療法と管系」するのです。

「④浸潤18mmは大きい方ですか?」
⇒pT1ですから…
 小さい方です。

「浸潤が大きいと遠隔転移しやすいのでしょうか?」
⇒予後因子(遠隔転移しやすさ)となります。

「その後にアブラキサン?しびれが副作用にあるのを1W?12回をやるとの事ですが私の場合はこの抗癌剤の治療で大丈夫でしょうか?」
⇒「本剤の手術の補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。」という添付文章をお読みください(ネットですぐ見れます)

 添付文章を無視した治療を(私なら)行いません。

「⑥ki67が高い数字の方が抗癌剤は効きやすいとここで見ましたが、私のように20%~30%と低いと抗癌剤は効きにくいのでしょうか?」
⇒理屈の上では「そのように想像する」のも無理はありませんが…(エビデンスはありません)

 少なくとも質問者の場合には「あくまでも補助療法(再発予防)」なのです。
 そんな(考えても仕方がないことを考えることなく)「やるべきこと(トリプルネガティブなのだから、抗癌剤)をやる」だけ。物事はシンプルに考えましょう。

「トリプルネガティブという事もあり他に転移する可能性が早そう」
⇒全く考え過ぎです。
 あくまでも「補助療法(再発予防)」なのです。

「もっと早く始めた方がいいでしょうか?」
⇒不要です。

「⑧乳癌とわかる前から動悸?なのか胸の真ん中辺りがギュッとなります。手術後の今もそれがあります。」
⇒ストレスによるものでしょう。

「肺に転移していると動悸があると見たのですが関係あるのでしょうか?」
⇒ありません。





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