乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3882]
性別:女性
年齢:42歳

田澤先生

いつもこちらのページで勉強をさせていただいております。

7月にしこりに気づき受診、8月にガン確定、全摘同時再建を選んだ関係で、手術日は9/(下旬)でした。
(現在TEが入っている状態です)
エコーとMRIでは腫瘍の大きさは17ミリということだったのですが、病理結果では下記の通りでした。

=====================
ER(‐)0%
PgR(‐)0%
Her-2score0
Ki-67 45%
腫瘍径 浸潤部 30×20×15mm pT2
核異型スコア3 核分裂スコア3 核グレード3
波及度f リンパ管侵襲ly(-) 静脈侵襲v(-)
in-situ ca(-) comedo(-) 石灰化(-)リンパ球浸潤(+)
リンパ節転移(0/2)SNB(0/2)
=======================

トリプルネガティブであることは針生検の結果からもわかっていたので事前に知らされていたのですが、浸潤部が30ミリと大きくなっていたことにショックを受けました。

主治医からは「思ったより浸潤部が広がっていたし、悪性度は高いが、リンパ節転移がなくてよかった。
(親族に乳がんの人はいないが)そういう人でもトリプルネガティブの人はいる。
気持ちを切り替えて化学療法をしていきましょう」と言われています。

化学療法をすることは、今後粛々と治療を進めていければと思っていますが、客観的に見て、この病理結果は「どういう評価になるのだろうか」ということが気になっています。
早期と言えば早期なのでしょうか。

もちろん、悪くても良くても、今後の治療が変わるわけでもないので、気にしすぎと言われればそれまでなのですが…

30代から9カ月から1年に1回、マンモとエコーをしてきており、昨年の10月の検診時には
問題がなかった(もしくは見逃されてきた)ことが、大きな後悔としてあると自分の気持ちを分析しているのですが、今後の治療に悲観しすぎずに取り組んでいくために、
田澤先生のお見立てと私のような例の再発率を教えていただければと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「早期と言えば早期なのでしょうか。」
⇒pT2(30mm), pN0, pStage2A
 十分に早期です。

「私のような例の再発率を教えていただければと思っています。」
⇒化学療法をすることで
 10年再発率は23%
 10年生存率は81%となります。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、いつも勉強をさせていただいております。

先日、トリプルネガティブの診断を受け、「pT2(30mm), pN0, pStage2A」という状態でした。
そのため、抗がん剤治療はTC療法4クール、
EC療法4クールの予定で、まずTC療法から始めたのですが、開始後5分(15CC投与)でショック症状(アナフィラキシーショックのようでした)が出てしまい、呼吸困難・血圧上昇・腹痛・胸の圧迫感・皮膚が赤く・頻脈という症状が立て続けに起こり、TCは中止となってしまいました。

今はEC療法を進めていますが、タキサン系のうち、残るパクリタキセルも同じように劇症のアレルギー症状が出ないとも限らないということで、とても不安に感じています。

今回の中止になるような劇症のアレルギー反応がTCに出てパクリタキセルに出ないということも、可能性としてあるので、抗がん剤治療をやり切れることを目標にしているのですが、万一パクリタキセルも使用できない場合、田澤先生としては、EC療法の次にどの薬剤を選択されるか、ご意見をお聞かせいただけませんでしょうか。

抗がん剤を始めるまでは「(必須である以上)平常心でやらなければ」と思って気持ちを保っていたのですが、「薬が合わなくてできない」という状況を想定していなかったため、「トリプルネガティブの術前術後治療の薬剤のうちタキサン系が使えない(かもしれない)」ということは、自分にとってとても不安材料となっています。

主治医からももちろん「やってみないとわからない」ということは言われていますが、「もしも」の時の対応まではまだ説明されていないので、お忙しいところを恐縮ですが、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

大変な経験だったと思います。
「ショック症状が立て続けに起こり、TCは中止」
⇒ドセタキセルは(頻度は決して高くはありませんが)アナフィラキシーショックを引き起こす可能性のある薬剤ではあります。
 
 
 私の経験では「パクリタキセル」では同様な症状は起こり難いとは思います。
 

「万一パクリタキセルも使用できない場合、田澤先生としては、EC療法の次にどの薬剤を選択されるか、」
⇒他にはありません。

 当然、抗ガン剤は終了です。(術後の化学療法での適応薬剤は限られているのです)

 ○実際のところ「アンスラータキサン」で片方(つまりアンスラサイクリンもしくはタキサンのどちらか)をやれば、それ程遜色はありません(上乗せは僅か数パーセント程度にすぎません)
 ♯術後補助療法は(再発治療とは異なり)リスクを背負って行うものではないのです。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生

先日トリプルネガティブの術後治療の件でご質問をさせていただきましたものです。

ECは予定通り終了、その後、ウィークリーパクリを3月(上旬)日から実施、幸いショック症状も出ませんでした。

今日で2回目だったのですが、ここで不安なことがおき、先生にお伺いする次第です。

私はもともとの白血球数が低く、大体4000~4200くらいです。
うち、好中球は60~70%くらいが平均です。

ECでも他の副作用はそれほどでもなかったのですが、骨髄抑制は比較的強く出たため、1回目はグラン、2回目以降はジーラスタで白血球数を維持していました。

仕方のないことだとは思うのですが、本日パクリタキセル2回目で白血球数が4300→3000(好中球は61%)となってしまい、このペースだと
次回3回目がすでに予定通りにできない可能性が高いことを説明されました。

当初の予定では白血球が低いので、3回やって1回休み、というペースかなという予想だったのですが、このままでいくと2回やって1回休みというペースとなるのではないかと思い、効果がどのくらい乗せられるのか不安でたまりません。

主治医からは、無理をして予定通りにというほどでもない、、というような説明があったのですが、ジーラスタやグランなどを打って白血球を上げながら治療をした方がいいのでしょうか。
(ウィークリーパクリではジーラスタは使えないかもしれませんが)
田澤先生からも「術後の補助治療はリスクを背負ってするものではない」とアドバイスをいただいていますが、トリネガということもあり、
どうにも不安で落ち着きません。

こういった場合、期間は予定通りとは行かなくとも気にせずに、回数(12回)をやりきればいいのでしょうか。
もしくは投与量と期間のバランス(予定通りに投与する)を考えていく方を優先するべきなのでしょうか。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

そもそもweekly paclitaxelは白血球に気を使う必要のない治療です。
実際は2000を超えていれば何ら問題ありません。

「私はもともとの白血球数が低く、大体4000~4200くらいです。」
⇒全く普通です。低めと言うほどではありません。

「本日パクリタキセル2回目で白血球数が4300→3000(好中球は61%)となってしまい、このペースだと次回3回目がすでに予定通りにできない可能性が高い」
⇒正直言って…

 3000もあるのに「下がっている」という認識は不可解です。

 私の感覚では、そのまま12回連続できそうですが…(因みに当院でのweekly PTXは休薬の週は無く、12回連続です)





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