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トリプルネガティブ 術後抗がん剤治療後の再発率

[管理番号:3374]
性別:女性
年齢:49歳
乳がん診断後、こちらのサイトを拝見させて頂いております。
主治医よりわかりやすく、丁寧で最近はわからないことはこちらのQ&Aを利用させていただいております。
本日、病理結果が出て、トリプルネガティブと診断されました。
手術は、6/(下旬)に左胸全摘出+センチネルリンパ節生検しております。
病理検査結果
T1c N0 M0のステージ1
浸潤乳頭腺管癌
浸潤径1.8cm
脈管侵襲:ly0、v0
センチネルリンパ節 0/3(1つにはitc+有)
ER:0
PgR:0
HER2:2+
グレード3
k67:86%
p53:2+(画面をのぞいた時見えたのですが、これはなにか聞くのを忘れました。)
とにかく顔つきが悪く増殖能力が高いと聞きショックでなりません。
術後抗がん剤をFEC療法+DOC療法を3週間ごと4回と言われました。
抗がん剤後、再発率はどの程度変わるものなのでしょうか?
シングルマザーの為、治療を受けないという選択はないのですが、がんばって抗がん剤をうければ、どのくらい再発率に影響するものなのか教えていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1c(18mm), pN0, triple negative
完璧な早期癌です。
「顔つきが悪く増殖能力が高いと聞きショック」
⇒気持ちは解りますが…
 「早期である事」は最大の武器です。
 だから「早期発見が推奨」されるわけです。
 早期乳癌の殆どは「手術だけ」で治るのです。
 ただ通常「10-20%」の「上乗せ」を狙って「術後補助療法」が行われます。
 ○トリプルネガティブは(術後補助療法として)「抗がん剤しか期待できるものはない」だけの話です。
  大部分を占める「ルミナールタイプ」も(術後補助療法として)「ホルモン療法」を行うと、大体同じ位の「上乗せ」となります。
  結局、結果は同じです。
  トリプルネガティブを特別視する必要はありません。
「抗がん剤後、再発率はどの程度変わるものなのでしょうか?」
⇒残念ながら、現在「NewAdjuvant.com」は繋がりません(私だけでは無いと思いますが…)
 ただ、今までの「そのソフトを使っていた経験」から「15%前後」と予想されます。