乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5721]
性別:女性
年齢:36歳

先生こんにちは。

どうぞ宜しくお願い致します。

2年7ヶ月前に出産
授乳期間は3ヶ月 量が出なかったので、搾乳もせず完全ミルクになりました。

乳がん検診について
1年半前 まだ沢山おっぱいが写って白くなっていますが、異常なしとの事でした。

今年6月 奥の方に脂肪のかたまり?がありますが、シコリとして触れる場所にはないですし、明らかに良性のものです。
特に異常はありません。
また1年後にねとの事でした。

(この時、分泌物に関してはお伝えし忘れました。)
2回ともシコリについて指摘は受けておりません。

母乳を、やめて2年以上右側乳房からの分泌物が止まらない事が心配です。

母乳をやめてしばらくは両乳房から母乳が出ており、1年で左側乳房の分泌は完全になくなり、いくら乳首を摘んでも出ることはありません。

右側乳房は、2、3本くらいから、母乳が出ており次第に一本になりました。
分泌物も乳黄色、ベージュぽいのから透明、透黄になってきたのでもう終わるのかな?と思っていたのですが、1年以上続いており、先日、摘んでみたら、また乳黄色、ベージュに戻っておりました。

量はプクッと1~2ミリの球体くらいで、2回3回と連続して出るということはなく、数時間おけばまた出るという感じで、1日おいても乳首に滲む程度の時もあり、2、3時間後摘んでも何も出ない時もあります。

右側乳房は、3年間ほぼ毎日痛いのですが、痛い時や、お風呂の後などに出やすいと思います。

今日も2、3回摘んでみましたが、1回滲む程度に出ましたが、その後は滲むこともないです。
お風呂に入ったらまた滲むかもしれません。

特に量が増えた実感はありません。
少なくとも1年はこんな感じの量です。

分泌物はコットンに取り色を確認しておりますが、明らかに赤や茶色黒ということはなく、ひと晩置いといても変色している様子も3年間1度もありません。

量が少なくコットンにとってもあまり色がわからなくて、乳首にプクッとなっている時は茶色ぽく見えるけど、コットンに取ると少し黄色ぽい初乳のような感じです。

○片側 単孔性であっても乳黄色、ベージュか透黄色の分泌物であれば心配ありませんか?(おっぱいでしょうか?)
○透明、透黄色になってきていたのに、また、乳黄色ベージュに戻るなんてことあるんでしょうか?
○出産後3年近く分泌物が続くのは異常では無いでしょうか?
これからもずっと続いた場合でも検査の必要はありませんでしょうか?
○赤や茶色や黒や黄色の異常の分泌物は微量でもコットンに取れば明らかですぐ異常だとわかる鮮明な色なんでしょうか?
○今の分泌物に関しては気にせず、万が一赤や茶色に変化した時のみ病院に受診すれば良いとの考えを持った方がよろしいでしょうか?
○赤や茶色に変化してからの受信でも十分間に合いますでしょうか?
○周りには順調に分泌物がなくなった方ばかりなのですが、私のような3年も症状のある人は、結構おられるものなんでしょうか?
○とにかく片側単孔性の分泌物が継続して出ているので、乳管内病変に当たるのでは?と心配しております。

先生のご意見を、伺ってから病院の受診をどうするか決めたいと思っています。

どうぞご回答宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

今日は。田澤です。

物事は整理してシンプルに考えていかなくてはいけません。
出産後、分泌が数年(5~6年)続くことも珍しくはありませんし、それでは10年以上続いたら?
それは高プロラクチン血症(内分泌の疾患)の可能性はあるかもしれませんが、それと「乳管内病変」とは全く無関係です。

質問者が何を心配しているのか?
ただ漠然と「分泌が続いているのが心配」から、「一歩」進めて、「高プロラクチン血症が心配」ならば婦人科を受診すべきだし、(それとは全く無関係に)「乳管内のシコリが心配」ならば乳腺外科なのです。

「母乳を、やめて2年以上右側乳房からの分泌物が止まらない事が心配」
⇒全く心配する必要のないことです。

 その程度続くのは「寧ろ、あたり前」であり気にする必要のないレベルです。
 プロラクチンが高い状態なのかに興味があれば、(婦人科で)血中プロラクチン濃度を測定してみれば解ります。(プロラクチンが高いことと乳癌は何の関係もありません)
 

「右側乳房は、2、3本くらいから、母乳が出ており次第に一本になりました。」
⇒これは単に「分泌が減ってきた」過程にすぎません。

 良く想像してみてください。
 乳管内病変は1本の乳管内にできます。
 もしも「それ(乳管内病変)が原因の分泌」であれば、「最初から1箇所」の筈であり、「複数個所⇒(徐々に減って)一箇所となる」筈が無い事を理解してください。
 ☆『徐々に減少して1箇所となった分泌を単孔性とはよびません。』

「分泌物も乳黄色、ベージュぽいのから透明、透黄になってきた」
⇒性状も明らかに「母乳」です。

「○片側 単孔性であっても乳黄色、ベージュか透黄色の分泌物であれば心配ありませんか?(おっぱいでしょうか?)」
⇒1000%無関係です。

 ☆「数か所から徐々に減少して1箇所となった分泌を単孔性とは決して呼びません」

「○透明、透黄色になってきていたのに、また、乳黄色ベージュに戻るなんてことあるんでしょうか?」
⇒全く「普通」です。

「○出産後3年近く分泌物が続くのは異常では無いでしょうか?」
⇒全く異常ではありません。

「これからもずっと続いた場合でも検査の必要はありませんでしょうか?」
⇒もしも気になるなら婦人科で「血中プロラクチン」を側ってもらうといいでしょう。(乳管内病変とは1000%無関係な話です)

「○赤や茶色や黒や黄色の異常の分泌物は微量でもコットンに取れば明らかですぐ異常だとわかる鮮明な色なんでしょうか?」
⇒そもそも分泌は「気にしない様にしていても、嫌でも目に入る」という次元になって、はじめて気にすればいいのです。(微妙なものに注意する必要は全くありません)

「○今の分泌物に関しては気にせず」
⇒正に、その通りです。
 1000%気にする理由がありません。

「万が一赤や茶色に変化した時のみ病院に受診すれば良いとの考えを持った方がよろしいでしょうか?」
⇒これを機会に、気にする事は止めましょう。

「○赤や茶色に変化してからの受信でも十分間に合いますでしょうか?」
⇒「間に合う」とか「間に合わない」というレベルの話ではありません。
 そもそも「複数個所⇒1箇所」という時点で「性状に注意する必要もない」のです。

 ☆分泌は「誰がどう見てもおかしいよな?」という程度のものを気にすればいいのです。(細心の注意を払う必要自体ありません)

「○周りには順調に分泌物がなくなった方ばかりなのですが、私のような3年も症状のある人は、結構おられるものなんでしょうか?」
⇒沢山居ます。(乳腺外科に心配して受診する人は皆そうなのです)

「○とにかく片側単孔性の分泌物が継続して出ている」
⇒そもそも(これは)単孔性ではありません。

「乳管内病変に当たるのでは?と心配しております。」
⇒全く無駄な心配です。
 ご安心を。

「先生のご意見を、伺ってから病院の受診をどうするか決めたい」
⇒お解りですか?

 今すぐ気にする事を止めましょう。
 ☆もしも乳腺外科を受診しても…
  1.本当に分泌を理解している乳腺外科医なら⇒笑って「大丈夫」で終了だし、
  2.分泌を理解していない乳腺外科医なら⇒(無駄に)「分泌液の細胞診やCEAを測定」して、その後に「大丈夫」と言われるだけ
 (どちらにしても無意味なのです)





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