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短期間で状況がかわりました。 乳ガンでしょうか?

[管理番号:2432]
性別:女性
年齢:32歳
こんにちは。
10月に検診に行き、結果は嚢胞でした。
12月くらいから、嚢胞と言われたしこりが急に大きくなり痛みだしました。
先日病院に行き、明らかにエコー画像が変わっているとのことで、翌日、組織検査しました。
(しこりが痛かったので激痛と、しこりが固かったようで大変だったみたいです)
別の施設でマンモを撮ることになり、来週、マンモと組織検査の結果報告を聞きにいきます。
別の施設で撮るための依頼書には「エコーでは明らかな腫瘍形成ないが石灰化散在」と記載してあります。
エコー画像を見せていただきましたが、嚢胞らしき中にキラキラした石灰化がいくつかありました。
今もしこりとその周辺が痛く、結果が恐いです。
こんな短期間で変化があるものでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「10月に検診に行き、結果は嚢胞でした。12月くらいから、嚢胞と言われたしこりが急に大きくなり痛みだしました。」「先日病院に行き、明らかにエコー画像が変わっているとのことで、翌日、組織検査しました。」
⇒気をつけるべきは「嚢胞内腫瘍」ですが…
 「痛くなった原因」は「急に大きくなった」からでしょう。
 ただし、「急に大きくなる原因」としては
 ①女性ホルモンの刺激により乳管が閉塞し、急速に「内容液が貯留した」
 ②嚢胞壁に腫瘍があり(エコーでは、はっきりしないようですが、)そこから出血などをした
 上記①②の可能性があります。
 ①も「痛みを伴う急激に大きくなる腫瘤」として時々、あります。
 
「エコーでは明らかな腫瘍形成ないが石灰化散在」と記載
⇒この記載は「誤り」です。
 エコーで「石灰化」は見えません。(もしくは、エコーで石灰化を評価してはいけません)
 あくまでも「石灰化」は「マンモグラフィーでの所見」です。
 
「嚢胞らしき中にキラキラした石灰化がいくつかありました。」
⇒これは(実際に見ていないので、一つの可能性ですが)「出血」かもしれません。
 「出血」はエコーで「液体の中のキラキラ」として写るのです。
 
「こんな短期間で変化があるものでしょうか?」
⇒腫瘍の増大ではないと思います。
 上記①②によるものではないかと思います。