乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科

[管理番号:2441]
性別:女性
年齢:41歳

田澤先生、こんにちは。

このような場をつくってくださり感謝しています。

先生にお聞きしたいのは
先日、乳がんだと確定しました。

自分でも、なんとなくしこりにはうすうす気づいていたのですが
忙しさを言い訳に3年くらい病院へいけずにいました。
本当に本当にバカでした。

昨年の年末に、ふと行かなければと思いいってきました。

最初の触診では、悪いものではなさそうと言われ安心していたのですが
マンモとエコーの検査で怪しいといわれました。
何か引き込んでいると。

乳がんだと確定されたときは、リンパ転移はたぶんなしでⅡA~ⅢAの診断でしたが、
CT検査で肝転移はないが肺に娘結節様の陰影ありと紹介状に書かれていました。

先生にこれは、ステージ4ですか?と聞くとそうなるねとそれだけでした。

肺の壁のほうにあるから切れるかもということも言っていたような。。

ステージ4のショックで話を半分くらいしか覚えていません。
すみません。

それ以上は怖くて怖くて聞けませんでした。

腫瘍は大きく娘結節の存在もあり進展はかなり大きいとも書かれていました。

もう今は怖くて怖くてたまりません。
毎日泣いています。

CT検査をやる前の週に、セカンドオピニオンをすると伝えたので、
病院もそのつもりで話をすすめてきました。
治療をどうするか決めてくださいと。

今の病院では化学療法⇒手術〔全摘〕といわれています。

セカンドオピニオンは来週です。

今の状態で何もしないで、時間をあけていいのかなど更なる不安がおそってきます。

こうしている間にもどんどん癌が広がっていっているのではないかと。

そのことを先生にいうと、そりゃ早いほうがいいけどね・・・でした。

病院の先生は患者にたとえば この状態ではすぐ治療してくださいなど
とはいえないものなのでしょうか?患者の意思を尊重するといいますか。

今回お聞きしたいことは、わたしはもう末期で助からないのでしょうか。

また、このような状態で今後どのような治療になりますか?
まだ見込みはありますか?まだ生きていたいです。

いつも田澤先生の受け答えをみてきたので、今の病院の先生の説明の少なさもあり分かりづらく感じてしまいました。

CT検査以来、食事もできなくなり 怖くて怖くて夜も眠れない状態です。

病理組織はER:90以上、PgR:70%、HERT2 2+
(腫瘍細胞膜ほぼ全周性に陽生像が認められます。)

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「こうしている間にもどんどん癌が広がっていっているのではないかと。」
⇒気持ちは解りますが…

 ただ「受診までに3年間」あったわけですから、ここで「急に急ぐ」必要もないとは思います。
 

「そのことを先生にいうと、そりゃ早いほうがいいけどね」
⇒担当医も同様の感覚でしょう。
 

「病院の先生は患者にたとえば この状態ではすぐ治療してくださいなどどはいえないものなのでしょうか?患者の意思を尊重するといいますか。」
⇒実際に「3年かけて」病状が進行したのであれば、「じっくり腰を据えて」治療開始でもいいと思います。
 

「今回お聞きしたいことは、わたしはもう末期で助からないのでしょうか。」
⇒その「肺の状況」が私には解りませんが、「無症状」で「命に直ちに影響を及ぼす状況ではない」ようなので「末期」ではありません。
 

「また、このような状態で今後どのような治療になりますか?まだ見込みはありますか?まだ生きていたいです。」
⇒肺の病状次第ですが…

 「乳癌は手術」して「肺」は化学療法で「寛解」を得た後「ホルモン療法で維持」というのが現実的だと思います。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、すぐに回答いただきありがとうございました。

少し安心して今日は食事ができました。
夜も眠れそうです。

本当にありがとうございます。

近くであれば田澤先生に診ていただきたいです。

またいくつか質問させてください。

①ステージ4ですと、手術できないとみたことがありますが
わたしの場合は手術はできると考えていいですか?
また、化学療法後に手術となりますか?

②肺に転移していたとして、大きくなるスピードは転移なので
乳がんと違って早くなりますか?
今はとても小さいですが、
どれくらいで大きくなってしまうのでしょうか。

抗がん剤の治療は大きさも関係しますか?

③わたしの状態ですと完治はみこめないですか?
コントロールしながらいくということになりますか?

④抗癌剤の種類などは どこの病院でも同じになりますか?

肺の転移はCT画像では下のほうに小さく転移らしきものが
たしか2つ写っていました。
症状はまったくありません。

ちなみに5年前まで15年くらいタバコを吸っていました。

それは関係ありますか?

どうぞよろしくお願いいたします!

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「①ステージ4ですと、手術できないとみたことがありますがわたしの場合は手術はできると考えていいですか?また、化学療法後に手術となりますか?」
⇒これは多分に「勘違い」があります。

 「遠隔転移がある」と、「手術が根治に結び付かない」として「手術が敬遠されがち」となるということです。
 もしも「遠隔転移が十分小さく(もしかして、転移ではない可能性もなる)」場合には「手術をしても何ら差し支えない」のです。

 ○質問者の「肺の所見」姿第ですが、「手術は差し支えない」と想像します。
 化学療法が先かどうか?は「病変の状況次第」となります。
 

「②肺に転移していたとして、大きくなるスピードは転移なので乳がんと違って早くなりますか?今はとても小さいですが、どれくらいで大きくなってしまうのでしょうか。」
⇒そんなに急速なものではありません。
 

「抗がん剤の治療は大きさも関係しますか?」
⇒それ程影響ありません。
 

「③わたしの状態ですと完治はみこめないですか?コントロールしながらいくということになりますか?」
⇒これも画像次第ですが、「もしも本当に遠隔転移(肺転移)」であっても「数パーセントで根治がある」ことは明記しておきます。
 

「④抗癌剤の種類などは どこの病院でも同じになりますか?」
⇒全く同じではありません。

 「アンスラサイクリン」と「タキサン」が中心となることは間違いがありません。
 ○遠隔転移と判断するのであれば「bevacizumab」の使い方など経験も大きいですが…
 

「肺の転移はCT画像では下のほうに小さく転移らしきものがたしか2つ写っていました。」
⇒これは本当に転移なのか?

 勿論私自身が「画像を全く見ていない」のでそれ以上はコメントできませんが…

 肺には「肺炎の跡、肉芽腫」などができて「遠隔転移と紛らわしい」ので注意が必要です。
 

「5年前まで15年くらいタバコを吸っていました。 それは関係ありますか?」
⇒もしかして「転移では無い」可能性もあるとは思います。

 担当医は「どの程度、肺転移と言う診断に自信をもっている」のでしょうか? 
 一度確認すべきです。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、こんにちは。

田澤先生の回答を読んで、心が楽になってきました。

ステージ4=死と捉えていました。

同じステージ4でも幅広いと捉えてもいいのでしょうか。

ネットなどをみていると、治ったということより辛い闘病生活のようなものが多くて、
わたしもそうなるんだと絶望的な気持ちでいました。

なので、田澤先生に勇気をだして質問をして本当に良かったです。

ありがとうございます!

またいくつか質問させてください。

①わたしはの病理組織はER:90以上、PgR:70%、HERT2 2+
(腫瘍細胞膜ほぼ全周性に陽生像が認められます。)と書かれていましたが
ハーセプチンが有効なタイプですか?

②肺転移に関しまして、
肺には「肺炎の跡、肉芽腫」などができて「遠隔転移と紛らわしい」ので注意が必要ですとのお言葉がありました。
わたしは肺炎になったことはないのですが、
肉芽腫というのはどのようなケースでできるものですか?

ちなみにここ10年以上風邪などひいたこともなくて咳などもほとんどありません。

肺に何かできるようなことで思い当たることがタバコ以外ではないです。

遠隔転移でないことを願うばかりです。

③CT画像をみて、担当医はたしか 形が娘結節からの転移にみえる?
そんなようなことを おしゃっていた気がします。
(うろ覚えです。)
CT画像で、乳がんからの肺転移ということは確定できるものですか?

④抗癌剤の種類は、先生によってつかうものが違いますか?
それは、その先生の経験によって違うということですか?

またどうぞよろしくお願いいたします!
 

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「同じステージ4でも幅広いと捉えてもいいのでしょうか。」
⇒その通りです。

 診療経験に乏しい医師(しかも知識だけで頭でっかちになっている大病院の医師に多い)ほど、「誤った理解」をしているのです。
 

「ネットなどをみていると、治ったということより辛い闘病生活のようなものが多くて」
⇒ネットの情報は「偏っている」ことに注意が必要です。
 

「HER2 2+(腫瘍細胞膜ほぼ全周性に陽生像が認められます。)と書かれていましたがハーセプチンが有効なタイプですか?」
⇒HER2 2+は「必ずFISH検査で確認すべき」です。(当然、していると思いますが…)

 HER2 2+は「FISH陽性ならば陽性」「FISH陰性ならば陰性」なのです。
 

「肉芽腫というのはどのようなケースでできるものですか?」
⇒これは「無症状」でも十分おきます。

 本人の自覚がないまま「CTを撮影」してみると「たまたま所見として存在」することが多いです。
 

「CT画像で、乳がんからの肺転移ということは確定できるものですか?」
⇒確定はできません。

 だから「炎症」や「肉芽腫」との鑑別が必要なのです。
 一つのヒントとしては「胸膜に接していること」「下肺野だけに存在」などです。

 「胸膜と離れて」肺のまん真ん中にある場合には「悪性腫瘍(肺転移や原発性肺がん)を疑い」ます。
 

「④抗癌剤の種類は、先生によってつかうものが違いますか?それは、その先生の経験によって違うということですか?」
⇒その通りです。

 術前術後の補助療法としての抗がん剤は「ガイドライン」や「薬剤の適応」があるので同じ様なパターン(アンスラサイクリン+タキサン)になりますが…

 もしも「転移性乳癌」と判断した場合には「その医師の診療経験による違い」が出てきます。
 

 
 

 

質問者様から 【質問4】

田澤先生、こんにちは。

先生からの的確な回答のお陰で
食欲も戻り気持ちも、前向きになってきました。

本当にこのような場をつくってくださり感謝しています。

あともう少しだけ質問させてください。

①前回の質問でもうかがいました
わたしはの病理組織はER:90以上、PgR:70%、HERT2 2+
で、FISH検査というのが書かれていないので、やっていないかもしれないのですが、トリプルネガティブの可能性もあるということですか?

抗癌剤は、先生の経験などでかわってくるということは
とても怖いですね。
今の病院の人からはガイドラインがあるからだいたい同じ内容になると聞いていたので。

②今 CT画像はもっているのですが
田澤先生にみていただくことは可能ですか?
紹介状などないと難しいでしょうか。

(今の病院では言いずらくて、すみません)
もしも、可能な場合はすごく先になってしまいますか?

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「HERT2 2+で、FISH検査というのが書かれていないので、やっていないかもしれない」
⇒それは無いと思います。

 もしも、万が一「HER2 2+で FISHしない」施設であれば、即刻転院すべきでしょう。(それだけ、抗HER2療法は重要なのです。)
 

「トリプルネガティブの可能性もあるということですか?」
⇒違います。

 ER+、PR+なのだから「少なくともluminal type」なのです。
 もしもFISH陽性ならば、「luminal B(HER2陽性):世間で言うトリプルポジティブ」となるし、FISH陰性ならば「luminal type」となります。

 ○トリプルネガティブはER-, PR-、HER2-のことをいいます。
 

「CT画像はもっているのですが田澤先生にみていただくことは可能ですか?紹介状などないと難しいでしょうか。」
⇒CTだけ送ってもらって「見る」と言う事は「可能」ではありますが…

 ただ、それをしてしまうと「際限が無くなる」ことになるので「セカンドオピニオン」という形が適当でしょう。





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