乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:6033]
性別:女性
年齢:56歳

先月家族のものが初めて受診して、様々な検査をして、左胸のしこり2.5、腋のリンパにも2センチ移転、結果ステージ2Bでした。
その10日後はっきりとした結果と今後の治療方法を聞くと、痛みなどから判断した結果ステージ3Cになってました。
内容はルミナールB.HER2陰性ステージ3C。

今日から先に薬物治療、
その後手術で、
薬はFEC(エビルピシン、5FU.シクロホスファミド)DOCドセタキセルでした。
先に手術をしないで良いか至急質問致しました。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「痛みなどから判断した結果ステージ3C」
⇒何か(質問者もしくは、その医師のどちらかが)が誤っています。

 「鎖骨下リンパ節(レベル3)」もしくは「胸骨傍リンパ節」もしくは「鎖骨上リンパ節」のどれかに転移を疑う「画像所見」の際にステージⅢCとなります。
 「痛みなどから判断ん」というのは、そもそも無関係なのです。

「今日から先に薬物治療、その後手術で薬はFEC(エビルピシン、5FU.シクロホスファミド)DOCドセタキセル」
⇒文面を見る限り・

 特に根拠もなく、「リンパ節転移があるから…」みたいに、「手術が大変そうな際には、なるべく術前抗がん剤にしたい派」の一員のようです。

「先に手術をしないで良いか至急質問」
⇒本来の術前化学療法の絶対的適応は
 1.小さくして温存
 2.(そのままでは)手術不能な状態(⇒抗癌剤をすることで手術可能とする)

 上記となります。
 (私は術前化学療法が嫌いというイメージがありそうですが)実際に上記1.2で術前化学療法をしている患者さんは常に(どの時点でも)いらっしゃいます。

 ただ重要なことは(上記に当て嵌まらないのに)「抗癌剤は術前に行っても術後に行っても予後は同じ」ことを伏せて「術前に見えない癌細胞を叩く」みたいな「極めて不適切(抽象的でその医師の主観に満ちた)な理由」で行われるべきではありません。
 加えていうならば、(術前抗がん剤が100%効くとは限らないので)それでも術前に抗癌剤をするのなら、(そのリスクを十分に認識して)それを回避するために「必ず、担当医自ら3週間に1回の超音波で病巣の状況を確認する」ことが必須なのです。

★リンパ節転移があると(手術が大変だから)「手術したくない=様々な理由をつけて術前抗がん剤へ誘導する」ようにしていては、その医師の手術技術の向上は永遠にありえ無いのです。
 若い乳腺外科医が(レベル3までの郭清手術を)したことがないどころか「見た事もない」というような、昨今の状況に危機感をもって見ているのは私だけでは無い筈です。
 





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