乳がんとは|乳癌の症状、しこりや石灰化について解説|石灰化にマンモトーム|乳癌の治療|東京の江戸川病院 乳腺外科・乳腺外来

[管理番号:1724]
性別:女性
年齢:37歳

田澤先生、お世話になります。
昨日また芸能人の方(生稲○子さん)が、乳がん闘病について告白されていました。
彼女は早期発見だったにも関わらず、五年間の闘病生活のうち二度も再発し、最初は温存手術していたものの、つい最近全摘したとの事でした。

たった五年間で二度も再発したなんて聞くと、自分もステージ1で温存手術後に放射線、ホルモン治療をしておりますので、再発や転移が不安でなりません。
早期発見でもこんな事って、よくあるのでしょうか。
早期とは、二センチ未満で転移なしですよね?無再発率は90%以上だと認識してました
が…今回のようなケースはどのようなことが原因と考えられるのでしょうか?
人ごとと思えず、怖くなり、メールさせていただきました。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

皆さん。ご存知ですか?
日本では年間7万人以上の「乳癌が発見」されています。

「早期でも再発する」人が「中には極僅かにいらっしゃる」から「100%にならない」のです。
芸能人の告白は「日本で年間7万人の内の1人にすぎません」
 それでも「一般人1万人分位のインパクト」が「皆さん」にはあるのでしょう。

ただ私を含めて「乳腺外科医からしてみれば」芸能人の告白など「7万人分の1人」でしかないのです。

回答

「彼女は早期発見だったにも関わらず、五年間の闘病生活のうち二度も再発し、最初は温存手術していたものの、つい最近全摘」
⇒この方の記事は一切私は知りませんが…

 この内容だけをみれば「温存乳房内再発」です。
 質問者のいう「無再発率90%以上」という対象では、そもそもありません。

 ○誰が治療しているかは解りませんが、(初回手術の際に放射線照射している筈なので)「温存乳房内再発」したら「すぐに全摘」しなくてはならないのです。
  「二度も再発し、最初は温存手術していたものの」⇒そもそも「この治療が誤り」なのです。
 

「早期発見でもこんな事って、よくあるのでしょうか」
⇒ありません。

 質問者にとっては、その芸能人は「乳癌患者1万人分」位のインパクトがあるので
しょうが、私にとっては「7万人分の1人」にすぎません。

 実際に私は今まで「何千人も」診療していますが、「温存乳房内再発は殆どない=それでも100に1人位の確率は有るかもしれません」
 確率的にはそんなものです。
 

「今回のようなケースはどのようなことが原因と考えられるのでしょうか?」
⇒そもそも「局所再発の1回目で再温存している」ことが間違いです。

 「温存乳房内再発」は「術後照射ができない」ので「全切除」が標準治療です。





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