乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3934]
性別:女性
年齢:39歳

初めて質問させていただきます。

先生に今後の治療についてご意見お願いします。

今年2月の乳がん検診(触診のみ)で異常なし。

その頃から左胸の痛みがありましたが、しこりも無かった為
様子を見ていましたが、8月に念のためにと近所の乳腺外科を受診しました。

マンモ・エコーをやった所、太い針で生検が出来る病院へ行った方がいいとがんセンターの紹介状をもらいました。

がんセンターにて血液検査・肺機能・エコー・造影MRI・マンモトーム生検を行い非浸潤性乳管癌と診断。

広がりが5cmと広かったため左乳房全摘と同時再建が決まり、先月10月に手術をしました。

昨日病理結果を聞いた所、すべて非浸潤癌ではなく浸潤部位が2か所あったそうです。

組織型 非浸潤癌・浸潤性乳管癌
リンパ節転移 陰性
転移リンパ数  0
摘出リンパ節数 1

大きさ(浸潤径)   0.2×0.2 cm 
非浸潤部を含めた全体 5.0×3.5 cm

核異型度(がんの顔つき)    3(1-3段階のうち)
組織異形度(がん全体の顔つき) 2(1-3段階のうち)
リンパ管・脈管侵襲 なし

Ki67(がんの増殖能力の速さ) 24%
術前化学療法  なし
ホルモン感受性 あり
HER2/neu   あり
断端      近い

主治医の乳腺外科の先生は、
「ホルモン感受性が低い為、ホルモン治療は効果が低い。」
「乳房全摘・リンパ節転移無し・浸潤部も小さい為、無治療で経過観察でも
 いいと思うが、浸潤部が2か所ある為、がん細胞が体に残っている可能性も否めない。」
「もし治療をやるとしたら、ハーセプチン+抗がん剤の組み合わせになるのでは。」
との事でした。

病理の結果のコピーはマンモトームの時もでしたが渡せないとの事で、
上記の記載のある紙をもらっての説明でした。

術前結果との違いに動揺してしまったため、詳しい数値など聞き忘れてしまいました。。

来週月曜日に乳腺内科で今後の治療を検討予定です。

先生にお伺いしたいことは

①やれる限りのことはやった方がいいと思うのですが、抗がん剤への抵抗があり
出来れば経過観察、と思っているのですが無治療ですと再発のリスクが高いでしょうか。

(がんの顔つきの悪さと、Ki67の若干の高さ、ホルモン治療の効果が低いと言われた事が気になります)

②術前にPET検査や骨シンチなど全身の検査をしていないので、希望した方がいいのでしょうか。

情報が少なく申し訳ありませんが、先生のご意見をお伺いしたいです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

浸潤径2mmでは「抗ガン剤の適応外」です。

「浸潤部が2か所ある為、がん細胞が体に残っている可能性も否めない」
⇒全く、根拠がない(患者さんを無駄に心配させるだけの)「無益なコメント」と言えます。

「もし治療をやるとしたら、ハーセプチン+抗がん剤の組み合わせになる」
⇒抗HER2療法の適応は「浸潤径5mm以上」です。(ASCOのガイドライン及び、日本の一般的コンセンサス)

「①やれる限りのことはやった方がいいと思うのですが、抗がん剤への抵抗があり出来れば経過観察、と思っているのですが無治療ですと再発のリスクが高いでしょうか。」
⇒もしも質問者に「そのような不安感を抱かせている」としたら、それは担当医の責任です。

 実際は「ほぼ根治」です。
 心配ありません。

「(がんの顔つきの悪さと、Ki67の若干の高さ、ホルモン治療の効果が低いと言われた事が気になります)」
⇒非浸潤癌や2mmの浸潤癌で(しかも全摘なのに)「気にするものではありません」

「②術前にPET検査や骨シンチなど全身の検査をしていないので、希望した方がいいのでしょうか。」
⇒極めて無駄な検査です。

 身体のことを考えて絶対にやらないようにしましょう。





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