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お相談です

[管理番号:5201]
性別:女性
年齢:54歳
 
はじめまして。
今年の春から右胸のしこりに気付き 5/(下旬)に市の検診を受けました。
 
その時 担当医に市からの通知は1ヶ月後位になるが触診とマンモの所見から早めの詳しい検査をすすめられました。
その先生の病院でエコーと必要なら生検もと言われました。
その時の結果は上皮内腫瘍の診断でしたが エコーの所見や先生の感覚ではもう少し 進んでるように思うので、と言うことで2度目の生検で浸潤がンの診断でした。
 
右脇に炎症症状もあり鎖骨のリンパにも陰があり、それが転移ならステージ3、ただ私は50才のときに右肺化膿症で右下葉切除の既往がありその影響もあるかもしれません と言う話でした。
 
腫瘍の大きさは2.5センチ ホルモン感受性があり、ハーツータンパクは陰性でした。
術前化学療法にfec,ptxをしてから手術、その後ホルモン療法と必要なら放射線との説明を聞きました。
その医師は一般外科医ですが 週に1回、大学病院から乳腺の専門医も来るので 一緒に方針を立てて見ていきますと言われました。
検診の時の対応や検査をスピード感をもってして頂き主治医になってもらい6/(下旬)から1回目の化学療法を受けています。
 
しかし、こちらのサイトを見て 一般外科医であることや術前化学療法に少々不安を覚えました。
その病院は放射線治療やセンチネル生検もないそうです。
10年ほど前に叔母が乳ガンの手術の後に腕が
パンパンに腫れて大変だったので その不安もあります。
 
先生のお考え お聞かせください
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
 
「先生のお考え お聞かせください」
⇒2.5cmの腫瘍を「2度目の針生検」でしか診断できない様では…(一般外科医だから仕方がないとは言えますが)
 私が評価するレベルではないことは(申し訳ありませんが)お断りしなくてはならないでしょう。
 そもそも何故術前化学療法をしているのかが不明です。
 2.5cmなら「そのままでも温存できる」かもしれませんし(腫瘍の位置や乳腺との相対的なvolumeの関係などで一概には言えませんが…)、全摘を考えているのなら「手術先行」とすべきでしょう。
 ○ご本人が「小さくして温存したい」という理由があれば、術前化学療法の適応はあります(ただしルミナールタイプなので効果は限定的だと予想されます)
  また、術前画像診断で「明らかな転移性リンパ節の所見」が無い限り、「センチネルリンパ節生検は必須」となります。最初から腋窩郭清などは決して行ってはなりません。
 

 
 


 

質問者様から 【結果2 】

ステージ3 レベル3 郭清
性別:女性
年齢:56才
病名:右乳ガン
田澤先生の診察:[診察あり]
田澤先生の手術:[手術あり]

H27年 春頃に右胸のしこり、ひきつれに気付き近医(外科)を受診 確定診断になる。
検査もスピード感を持ってしていただき 信頼できる先生だと思っていましたが鎖骨下の転移は手術出来ないので放射線治療しかないと言われて不安になっている頃このサイトに出会いました。
術前の抗がん剤を始めてしまっていること、遠方であること、先生に予約が取れるのかなど不安もありましたが 田澤先生に診ていただきたいという思いが強く 転医しました。

10年ほど前に叔母も乳ガンになり、胸の手術よりも肩が上がらず 腕の浮腫もひどく日常生活もつらそうだったのを見ていたこと、私自身が看護師であり手術は執刀医で全然違うということを経験上よく承知をしていたことが大きな要因でした。

抗がん剤の副作用でつらかった時期もありますが 今は腕も上がりますし、もちろん浮腫もなく 看護師の仕事も普通に出来ています。(夜勤はやめましたが)
何よりも田澤先生に腫瘍は全て取ってもらえ 局所再発はないと思える安心感があります。あのまま鎖骨下の腫瘍を放射線治療だけで済ましていればずっと再発の不安を切り離せずにいた思います。

地元で抗がん剤、放射線と受けましたが 経過はこれからも田澤先生に診ていただきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

<Q&A結果>