Site Overlay

エコーでのしこりと石灰化について

[管理番号:872]
性別:女性
年齢:44歳
検診のエコーでしこりがあるということで乳腺専門医に診て頂きました。
前回は1年半前にマンモとエコーで良性の石灰化のみ指摘されました。
マンモとエコーと触診の結果、指摘されたしこりはマンモでは映らず
エコーでの大きさは12mmで縁はギザギザで腫瘤内不均一、
しかも1年半前に何も無かったところだからもし癌なら大変なタイプだが
これは単にエコーの映り方の問題で乳腺の乱れがそう見えるだけだと思う。
そもそもこれを腫瘤とみるかという話。
しこりは割と表面近くにあるのでこれが癌ならさすがに触って分かるが触れないし経過観察で十分とのことでした。
念のため3ヶ月後にエコーをやって大きさを確認すると言われました。
またしこりとは別の場所に石灰化があったのですが心配いらないと言われました。
病院が違うため前回の石灰化と今回が同じものかは分かりません。
そこで教えて頂きたいことが3つあります。
・細胞診や生検はやっていないのですが
こういった場合はやる必要ないほど明らかな所見なんでしょうか?
良性所見なら3ヶ月後にエコーとはずいぶん早い気がして・・・
・石灰化というのは良性悪性が分かりやすい映像で見落としはまずないのでしょうか?
(素人目には集族しているように見えてしまったのです・・・)
・不安が残るなら別の病院でも診てもらおうかとも思うのですが
その場合は1ヶ月に2回という短期間にマンモを受けて被曝は大丈夫でしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 勿論、実際に私が「そのエコー像」を見ての回答ではないことを了解してください。
 また、あくまでも私が「早期発見にこだわりをもっている」ものであり、「それ以外の医師もいる(その方がむしろ多いとは思います)」ことも了解してください。

回答

「エコーでの大きさは12mmで縁はギザギザで腫瘤内不均一」「1年半前に何も無かった」
⇒これは「組織診断すべき」です。
 勿論、その医師がいうように「単にエコーの映り方の問題で乳腺の乱れがそう見えるだけ」かもしれません。
 私が実際に「その画像」を見ている訳ではないからです。
 ただ可能性を「どちらに取る方が安全か? 患者さんの為になるか?」という問題だと思います。
 ○組織診断をして確定させるべきです。
 もしも「良性」ならば(それに越した事はありません)し、「癌であれば」早期発見なのです。
 
「こういった場合はやる必要ないほど明らかな所見なんでしょうか?」
⇒少なくとも「良性と断定」できる所見ではないと思います。
 担当医が「3カ月後」としているのも「もしかして…」という保険でしょう。
 
「石灰化というのは良性悪性が分かりやすい映像で見落としはまずないのでしょうか?」
⇒石灰化は「見るものが見れば」良悪性の区別はできます。
 但し私がいつもコメントしているように「ステレオガイド下マンモトーム生検」のある病院で確認するべきです。
 「マンモグラフィー読影試験に合格」している医師も「実際に石灰化をマンモトームで診療している」医師には敵わないのです。
 
「1ヶ月に2回という短期間にマンモを受けて被曝は大丈夫でしょうか?」
⇒全く問題ありません。
 マンモグラフィーは1回の被ばく量は「自然放射線の1カ月分にも満たない」のです。
 CTの100分の1程度です。
 CTならば1カ月に2回は決して勧めませんが…