乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:6610]
性別:女性
年齢:42歳

初めまして。

田澤先生のQandAいつも読ませて頂いています。

今回は私の事で質問させて頂く機会を頂き、本当に嬉しく思っています。

よろしくお願いします。

9年前に左乳に違和感を感じ、乳腺外科でエコーで5mmの怪しい腫瘍があったので、細胞診をしました。

細胞診の結果はクラスⅢということだったので、さらに詳しくという事になり紹介状を持って大学病院で組織検査(バコラ生検)をしました。
その結果「腺管の増殖があり、筋上皮細胞は保たれている」でした。
特にクラスは聞いていません。
半年後に経過観察ということで、特に変化がなかったので、その後は1年に一度の会社や市の検診で大丈夫と言われました。

その後は年に一度の会社の人間ドックをし、乳房のセルフチェックをして違和感を感じた時は近くの産婦人科で乳腺エコーをしてもらっていましたが、大きな異常はなく、常に乳腺症と言われていました。

そして、今から3ケ月前に乳房のセルフチェックをしていると左乳にシコリが触れたので、近くの産婦人科で乳腺エコーをして頂きました。

「乳腺症だと思いますが、念の為半年後に経過観察しましょう」と言われました。

その2ケ月後に丁度会社の人間ドックがあったので乳腺エコーをしたところ、左乳に心配な影があるので、至急精密検査に行って下さいと言われました。
セルフチェックのシコリと同じ場所でした。
同日に受けたマンモグラフィでもカテゴリー3(局所的非対称性陰影、石灰化)でした。

そして、9年前に生検をした大学病院に紹介状を持って行きました。

担当医は触診と人間ドックの画像見て、こちらでも再度乳腺エコーをし、生検をすると言われました。

乳腺エコーをしたのは技師さんで、生検をしたのは若い医師?の方でした。

結果は担当医から聞きました。

「針を刺した部分からは悪いものは見つかりませんでした。クラスⅢです。
しかし針の刺さってない部分にガンがあるかもしれません。

乳腺エコーの画像から非浸潤ガンを疑います。

9年前と全く同じ場所ですし。

乳管異形化形成もあると思われます。」
と言われました。

私は聞き返しました。

「針の刺さってない部分にガンがあるかもしれないのなら、さらに詳しい検査をしてハッキリさせて下さい。」とお願いしました。

担当医は
「さらに詳しい検査である外科的生検をすれば、乳房に傷痕も残るし、そこまでする必要はない。
仮に非浸潤ガンだとしても、今すぐ体に影響を与えるものではない。
今まで通り年に一度のの会社の人間ドックで経過観察して下さい。
そこで何かあれば、また生検するなりその時に考えましょう。」
と言われました。

非浸潤乳がんの可能性と、もし非浸潤がんではないにしても、私の左乳の状態や経歴から将来ガンになる可能性は高いと最後に担当医に言われたので、不安がると、
「交通事故に遭う確率よりは低い」とよく分からないコメントで締めくくられました。

担当医の曖昧な回答に不安でたまりません。

田澤先生はどう思われますでしょうか?

少しでもガンの可能性や将来ガン化の可能性があるのであれば、乳房に傷痕が残っても詳しい検査や切除をしたほうが良いのではと思っています…
乳房に爆弾を抱えて暮らしていくのは、とても不安です…

お忙しい中、すみません…よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

このメール内容には正直、驚きました。
「非浸潤癌を疑っている」しかも(患者さん自身が、精査を希望している)のに、
「診断の必要はない」とは…

☆超早期がんの診断は、放棄する」ある意味、潔すぎて同じ人間には思えません。

「田澤先生はどう思われますでしょうか?」
→当然、確定診断すべきです。

 もしも非浸潤癌だとしたら…
 この機会に診断→治療すれば、根治となるでしょう。

 これが1年後では、どの程度となるのか?(たった一度の人生を試すべきではありません)

 
 

 

質問者様から 【質問2 シコリの検査について】

性別:女性
年齢:42歳

親身なご回答、本当にありがとうございます。

田澤先生に是非確定診断をお願いしたいと思い、間隔を空けずのメールで申し訳ありません…。

関西在住ですが、是非お願いできると嬉しいです。

田澤先生とはまだお会いした事がないですが、QandAやコラムなどから先生のお人柄と医療や患者と向き合われる姿にとても感銘を受けました。

関西には沢山乳腺外科の医師はいますが、田澤先生ほどの方には出会えない気がします。

関西の医師100人からの確定診断より、田澤先生の確定診断の方が、私にとっては何倍も信頼できる気がします。

是非診察頂きたく思います。

多くの患者様が田澤先生の診察を待たれていると思います。
私もその順番の中に加えて頂ければ幸いです。

どうかよろしくお願いします。

非浸潤ガンを疑っておきながら、それ以上の検査をしない今の担当医や大学病院に不信が募っています。

色々な不安もあり、田澤先生に診察を頂く前にいくつかお聞きしても大丈夫でしょうか?

①9年前にもこの大学病院で5mmの病変に対してバコラ生検しています。
今回の病変も前回の病変と全く同じ乳管内にできているという事は、以前の良性診断された病変が9年間を経てガン化した可能性はありますでしょうか?
それとも9年前の病変は良性ではなく、実は悪性だったとも考えられるでしょうか?

②今回のシコリは自分の手でも触れますが、大学病院で頂いた超音波結果報告書には
「CD領域には地図上に広がる低エコー域を認めます。
大きさは
33.5×27.0×11.9。
明らかな腫瘤は認めません。」
と記載あった事から、私のシコリは「腫瘤非形成性病変」ではないかと思っています。

そうすると、今回組織診(VABと記載ありました)をしたものの、どの部分が病変の中心であるか分からず、悪性の細胞を取り損ない、今回のクラスⅢという結果になった可能性は高いですよね?
(ちなみに担当医は一切エコーも組織診もせず、全て技師や若い医師任せでした。

組織採取はエコーと採取する人が別々の2人がかりでされていたので、的確に採取できていたか不安です。)

③一番気になるのは、病理検査後の担当医の説明…
「針を刺した部分からは悪いものは見つかりませんでした。クラスⅢです。
しかし針の刺さってない部分にガンがあるかもしれません。
乳腺エコーの画像から非浸潤ガンを疑います。
9年前と全く同じ場所ですし。
乳管異形化形成もあると思われます。」
という言葉です。

ガンの可能性を自信ありげに言われました。

非浸潤ガンや乳管異形化形成は超音波画像でどのように分かるのでしょうか?
また9年前の病歴は非浸潤ガンを疑う材料になるのでしょうか?

④担当医のいう非浸潤ガンも実は誤りで、実は既に浸潤している可能性もありますでしょうか?
3cmの浸潤ガン、転移ありのステージⅣである可能性はないでしょうか?
不信が募ると悪いふうに悪いふうに考えてしまいます…

⑤これから田澤先生に診ていただく事になれば、どのような検査の流れになりますでしょうか?
最終の手段として外科的生検は仕方ないと思っていますが、できれば、マンモトーム生検などで確定診断がつけば嬉しいです。

⑥まだ田澤先生には画像も見て頂いていないので、回答は難しいかと思いますが、先生のご想像では、私の乳腺の状態はどれくらい悪いものでしょうか?

⑦シコリを触る癖がついていた為、組織診後もシコリをずっといじっていました。
次の日から、筋トレなど激しいスポーツもしました。
空いた穴から悪性細胞が散らばっている可能性はないでしょうか?
また上記の可能性がなくても、2週間経っても痛みが消えませんし、シ
コリが大きく硬くなっています。
VABのせいだと思いたいのですが、
ガンが進行した可能性もありますか?

⑧今回の担当医の「完全に良性だと分かっても、増殖性のかなり高い乳腺だから近い将来ガンになる可能性はかなり高い。」という言葉にも絶望しています。

田澤先生に検査して頂き、良性と分かっても、私の乳腺がガン化しやす
いとなれば、どうすれば良いでしょうか?

数々の質問申し訳ありません。

ご回答はお時間のある時で大丈夫です。

どうぞよろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「非浸潤癌なら大丈夫。転移しないから。浸潤癌になってからでも十分早期だから。」
そんな担当医は「もしも自分であっても、自分の家族であっても」そう思うのか? 
自分が「その立場なら、どうなのか?」想像力が必要です。

「以前の良性診断された病変が9年間を経てガン化した可能性はありますでしょうか?」
「それとも9年前の病変は良性ではなく、実は悪性だったとも考えられるでしょうか?」

→物事はシンプルに考えましょう。

 良性は未来永劫良性だし、悪性は最初から悪性なのです。
 単純に、9年前「正しい確定診断がなされていたのか?」そういう話です。

 
「どの部分が病変の中心であるか分からず、悪性の細胞を取り損ない、今回のクラスⅢという結果になった可能性は高いですよね?」
→それが危惧されている「核心」です。

「組織採取はエコーと採取する人が別々の2人がかりでされていた」
→これが問題です。

 「エコー操作」と「組織採取」の両方に慣れていないから、そのようにしているのでしょうが…
 自分ひとりで、できるようにならないと勝負になりません。

「非浸潤ガンや乳管異形化形成は超音波画像でどのように分かるのでしょうか?」
→これは実際に画像を見なくてはコメントしようにありません。

「また9年前の病歴は非浸潤ガンを疑う材料になるのでしょうか?」
→同部位で所見がはっきりしている=進行性の病変=癌を疑う
 という図式でしょう。

「④担当医のいう非浸潤ガンも実は誤りで、実は既に浸潤している可能性もありますでしょうか?」
「3cmの浸潤ガン、転移ありのステージⅣである可能性はないでしょうか?」

→3cmの浸潤癌ということはないでしょう。(それなら、さすがに癌の診断となるはずです)

 ☆大原則として「進行した癌は(誰にでも)診断できる」が、「微妙な病変(非浸潤癌など)は、診断が難しい」のです。(質問者は明らかに後者です)

「⑤これから田澤先生に診ていただく事になれば、どのような検査の流れになりますでしょうか?」
→秘書メールしてもらえば、「外来受診案内」します。(この場合、市川外来で「当日MMTE]がいいでしょう)

メディカルプラザ市川駅


秘書室へメールは、
各ページの右上にある 「秘書室へメール」からご相談ください。
もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。

 
 

「最終の手段として外科的生検は仕方ないと思っていますが、できれば、マンモトーム生検などで確定診断がつけば嬉しいです。」
→私は、(病変が不均一で大きい場合には)「かなり広範囲のMMTE(診断は100%確定させます)」するので全く問題ありません。

「私の乳腺の状態はどれくらい悪いものでしょうか?」
→「異型病変か?非浸潤癌か?」だと思います。(その大きさの浸潤癌なら、その大学病院でも診断できるでしょう)

「空いた穴から悪性細胞が散らばっている可能性はないでしょうか?」
→ありません(想像しすぎです)

「ガンが進行した可能性もありますか?」
→ありえません。

「完全に良性だと分かっても、増殖性のかなり高い乳腺だから近い将来ガンになる可能性はかなり高い。」という言葉」
→馬鹿馬鹿しい!

 ☆診断能力に問題のある医師は(良性と出ても「実は癌かも?」と自ら心配しているので)「将来、癌化」みたいな表現をしがちです。(将来、癌と診断されても言い訳できるように)
 そんな馬鹿馬鹿しいコメントは忘れましょう。

「私の乳腺がガン化しやすいとなれば、どうすれば良いでしょうか?」
→その考え方は誤りです。

 「癌化しやすい」などという(それらの医師にとって)「都合のいい解釈」は、
(当院で診療するのであれば)今すぐ忘れてしまいましょう。





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