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選択肢は?

[管理番号:1318]
性別:女性
年齢:62才
☆2011年7月乳頭からわずかに出血。近くの総合病院でエコー、マンモ、細胞診をし
3か月後に再度受診を勧められました。その週末発熱しそこの病院が土曜休診だった
ため 近くの婦人科でロキソニンをもらい解熱。
翌週私立総合病院乳腺科で受診。少し石灰化があるが乳頭乳腺症?といわれたよう
な。経過観察を1年半ほどし 変化なしなので次からは市のマンモにということに
(2013年2月まで)
☆2014年2月市のマンモ検診で疑わしい部位があるのでエコーもして 半年後に経過
観察をするようにと(2011年の近くの総合病院と同じ病院)
☆2014年9月10日以前かかった私立の総合病院でマンモ・エコー・触診をし疑わしい
ので細胞診
9月24日エリート生検
10月1日非浸潤ガン0期顔つきは悪くないといわれ 手術日を年末に確保(私が通院できなかったので電話で結果を聞く)
10月7日本院でPET・MRI検査
10月16日担当医が替り 年明けに手術の予定(転移なし)
11月20日術前検査は合格 私の希望で手術を延期してもらうことに
2015年2月18日MRI マンモ・エコーをし変化なしで4か月後
6月18日マンモ・エコーで変化なし 
10月15日受診予定ですが石灰化の広が
りは4×2センチで全摘をすすめられましたが全摘か温存以外にも治療法があるかと思いメールしました.またホルモン療法もリスクはあるが可といわれています。
健側がひじ骨折の影響で握力がなくできれば 手術なしでいければと思います
(「乳がん診療ガイドライン」は先生に言われて読みました)
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
この診断までの「だらだらとした経過」については「質問者の責任では勿論無い」の
で、不問としますが「酷いもの」です。
ここに至るまでに「いくらでも正診の機会」があったと思います。

回答

「10月7日本院でPET・MRI検査」
⇒そもそも「非浸潤癌」でPETを撮影することは「誤り」です。
 
「石灰化の広がりは4×2センチで全摘をすすめられましたが全摘か温存以外にも治
療法があるかと思い」
⇒私は「早期発見早期治療」にしか興味はありません。
 「手術以外の選択肢」を私は勧めません。
 今ならば「十分根治」となると思いますが、「放っておいて(ホルモン療法単独は
似たようなものと思います)」浸潤癌となってしまうと「時計の針を戻す事はできません」
 
「健側がひじ骨折の影響で握力がなくできれば 手術なしでいければと思います」
⇒この理由が私には「理解不能」です。
 乳癌の手術をしても「体の機能に何ら影響」ありません。
 それを言うなら、「ホルモン療法」の方が「体に対する影響は大」でしょう。
○私は患者さん全てに言っていることがあります「乳癌治療で最も、楽で体に負担が
無いものは手術です」と。
 ご理解いただければ幸いです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

  田澤先生へ 
おはようございます。
 
一度もお会いしたことがない者にお忙しい中選び出し回答してくださり有難うございました。
昨日クローズだったので 今朝になってしまいました。
私の場合確かに先生の言われるように すでに長い年月が経ってしまいましたし、時
間を取り戻す事は出来ません。先生の回答メールによってこの一年を振り返り 今後
の事を考える良い機会となりました。改めて感謝いたします。
季節の変わり目 先生もどうぞお体大切にされて下さい。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「お忙しい中選び出し回答してくださり」
⇒質問者は勘違いされています。
 私は「選んで回答している」のでは一切なく、「全てに回答」しているのです。
 ♯もしも「選んで好きなものだけに回答する」のであれば、「20件制限」などしな
くてもいいわけです。
最後に、「手術は、楽な治療法である」ことを明記しておきます。