乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:509]
性別:女性
年齢:38歳

よろしくおねがいします。

4ヵ月前に乳房エコーを受け、良性の○○○があります。半年後に経過観察しましょう、と言われました。

前年のエコー時には何も言われなかったため(ちなみに前年は技師の方、今年はドクターが見てくださいました。それ以前は受けていません)、びっくりして○○○を聞き逃してしまったのですが、
電子カルテには
6×3×5 明瞭平滑な腫瘤 エラスト1~2 FA疑 となっていました。

気になったので半年待たず、4ヵ月後の昨日エコーを受けたところ、「大きさに変化ありません。きれいな扁平の丸です。また半年後に来てください」と言われました。

FAとは、ネットで調べたところ、線維腺腫とわかりました。
そこで質問させてください。

・心気症の気があるのですが、この経過で、悪性を疑う必要はありませんか?
・半年後の経過観察は必要なのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「線維腺腫」ですね。
 30歳代後半で「初めて指摘された」しこりには一般に注意が必要です。(年齢的な意味が解っていない乳腺外科医も多いのです)

回答

「6×3×5 明瞭平滑な腫瘤 エラスト1~2 FA疑」
⇒6x3x5 全てmmでしょう。(縦、横、高さ)です。
 境界明瞭平滑というのは、「完璧な良性」所見です。
 「エラスト」とは「エラストグラフィーの略」であり、「超音波で硬さを(画面の色で)評価」しているのです。 柔らかいということです。
 FAとはfibroadenoma(線維腺腫)の略です。
 

「大きさに変化ありません。きれいな扁平の丸」
⇒心配ない所見です。所謂「楕円形」です。
 

「この経過で、悪性を疑う必要はありませんか?」
⇒所見は良性(線維腺腫)を疑います。乳癌を疑う所見ではありません。

 ひとつ気になるのは「前年のエコーで指摘されていない=もしかして38歳で新たに出現?」という点です。
 ただし、「超音波検査には技量による差が歴然」としているので単に、「前年には見逃されていた」という可能性があります。

 私の印象では「6×3×5 明瞭平滑な腫瘤」という所見では「新たに出現した悪性?」よりは「前年まで見逃されていた良性(線維腺腫)」の印象があります。
 

「半年後の経過観察は必要なのでしょうか?」
⇒私であれば、針生検をして「線維腺腫を確認」してしまい『心配ありません。経過観察は不要です』としてしまうところですが…

 「針生検などを何もしていない」訳なので、「半年後フォローは仕方がない」でしょう。

 無駄に(いくらか心配させながら)半年後フォローというのは、果たして「患者さんのためにいいのでしょうか?」

◎もちろん、「こわくて、針を刺されるくらいなら半年後フォローがいい」という患者さんには希望通りにしていますが… 私が診察している限りは「白黒つけたい」という患者さんが大多数です。





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