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生存率や治療について

[管理番号:3426]
性別:女性
年齢:27歳
はじめまして。
現在27歳です。
質問をお願い致します。
まず全摘後の結果からです。
浸潤性乳癌癌
最大径2.5cm
グレード2
リンパ管への広がり中等度
リンパ転移 1/25 2mm以下の微小転移
ステージ2B
ホルモン陽性
HER2陰性
KI33%
治療はCEF4クール、ドセタキセル4クール、その後リュープリン2年、ホルモン療法5年を予定しております。
まず、再発についてとても不安があります。
私の場合どのくらい再発率があるでしょうか。
再発しない人は原発を取り除いた時点でそもそも癌細胞が全てなくなり、再発しない。
再発する人は原発を取り除いても、まだ残っている人。
と聞きますが本当ですか?
ですが、癌ができた時点で全身に散らばっていると考えられるとも聞きます。
どちらが本当でしょうか?
乳癌になった人の何割がすでに全身に散らばっているのでしょうか?
抗ガン剤はほんと数%の人にしか効果はありませんか?
癌細胞が1つでも残ってしまったらいつか再発してしまうのですよね?
ということは、全身に散らばってしまっていたら、その時点である程度覚悟が必要なのでしょうか。
また、ステージごとに生存率がありますが、2Bの生存率のうち何%は再発しているけど生きている群でしょうか?
もう一点。
ホルモン療法は10年のほうが良いでしょうか?
私は子供も欲しいので、5年必ず終わらせて、一旦子供を作りたいと思っております。
その後でも再開したほうが良いですよね?
リュープリンは何年必要ですか?
私はホルモン陽性でしたが、元々初潮も小学3年生と早く、生理もばっちり予定通り、抗ガン剤5クール目でもまだ予定通りに生理がくるほどで、、これらが癌にも関係しているのではと思っております。
そのため、抗ガン剤をやっている今もホルモンが多く癌に栄養を与えているのではと思っております。
もし抗ガン剤が効いていないとしたら、ホルモン療法が始まるまでの間に癌が育ってしまわないでしょうか?
先生の回答で、若いとなおさら卵巣機能をしっかり止めなければいけないと見たので、、
ちなみに初潮は小3と早かったです。
2年では少ないでしょうか?
最後に、私は70歳くらいまでは生きたいですが寿命を全うできる可能性はありますか?
長くなりましたが、どうぞよろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT2(25mm), pN1mi, luminal
まずは十分早期である事の理解が必要です。
再発については誰しも悩むものですが(1年くらいすれば、いつのまにか意識しなくなるようになるでしょう)
これは理屈で考えるとわかりますが
手術をした時点で
①すでに全身に拡がっている(画像でも解らないし、腫瘍マーカーでも無論わからない)
②他には拡がっていない、もしくは少量拡がっていても自然消滅する
まずは①と②に分けられます。(ただし、現時点での医学では誰が①で誰が②なのか
は全く検出不可能です)
さらに①は2つに分けられるのです。
①’ 治療しても再発を免れない群
①’’治療(ホルモン療法や化学療法)すれば癌細胞が死滅する群
まとめると以下の3つになります。
①’治療しても(しなくても)再発する群
①’’治療すれば再発しない群
② 治療しなくても再発しない群
「まず、再発についてとても不安があります。」
⇒皆さん。同様な悩みがあります。
 時間しか解決しません。
「私の場合どのくらい再発率があるでしょうか。」
⇒NewAdjuvant. Comに繋がらない状態なので不明です。
「再発しない人は原発を取り除いた時点でそもそも癌細胞が全てなくなり、再発しない。再発する人は原発を取り除いても、まだ残っている人。と聞きますが本当ですか?」
⇒上記コメントを参照してください。
 治療によって「再発を免れる群」があることは間違いない事実です。
「癌ができた時点で全身に散らばっていると考えられるとも聞きます。どちらが本当でしょうか?」
⇒冷静に考えてみてください。
 ②の群があるのです。
 治療しなくても再発しない群=癌ができた時点で全身に散らばってはいない
 と、思いませんか??
「乳癌になった人の何割がすでに全身に散らばっているのでしょうか?」
⇒それはステージ(見つかった時点での進行具合)により異なります。
「抗ガン剤はほんと数%の人にしか効果はありませんか?」
⇒これも「様々」です。
 一般に「進行している」人程、恩恵(化学療法による上乗せ)があります。
 また、サブタイプによっても違い(ルミナールタイプよりもHER2陽性タイプの方が上乗せが大きい)ます。
「癌細胞が1つでも残ってしまったらいつか再発してしまうのですよね?」
⇒違います。
 多くの癌細胞は腫瘍免疫で淘汰されます。
「ということは、全身に散らばってしまっていたら、その時点である程度覚悟が必要なのでしょうか。」
⇒全身に散らばっているのかは、現段階での医学では検出不要です。
 余計な心配をしても仕方がありません。
「また、ステージごとに生存率がありますが、2Bの生存率のうち何%は再発しているけど生きている群でしょうか?」
⇒正確なデータがありません。
「私は子供も欲しいので、5年必ず終わらせて、一旦子供を作りたいと思っております。」
⇒私はこのQandAでも再三コメントしていますが…
 妊娠出産するなら、「卵子凍結」⇒「化学療法」⇒『妊娠出産』⇒「ホルモン療法 5y<10y」
「その後でも再開したほうが良いですよね?」
⇒そもそも妊娠出産を先行させてもいいのです。
「リュープリンは何年必要ですか?」
⇒5年投与に考え方は推移しています。
「もし抗ガン剤が効いていないとしたら、ホルモン療法が始まるまでの間に癌が育ってしまわないでしょうか?」
⇒一旦は、化学療法閉経となるでしょう。
「最後に、私は70歳くらいまでは生きたいですが寿命を全うできる可能性はありますか?」
⇒当然です。
 正確な数字は出せませんが、抗ガン剤+ホルモン療法で「再発率は20%は切る筈」です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

回答頂きありがとうございます。
再度質問させていただきます。
「乳癌になった人の何割がすでに全身に散らばっているのでしょうか?」?⇒それはステージ(見つかった時点での進行具合)により異なります。
→私の場合はどのくらいでしょうか??2bです。
「抗ガン剤はほんと数%の人にしか効果はありませんか?」?⇒これも
「様々」です。
 一般に「進行している」人程、恩恵(化学療法による上乗せ)があります。
? また、サブタイプによっても違い(ルミナールタイプよりもHER2陽性タイプの方が上乗せが大きい)ます。
→こちらも私の場合はどのくらいでしょうか??
「癌細胞が1つでも残ってしまったらいつか再発してしまうのですよね?」?⇒違います。
 多くの癌細胞は腫瘍免疫で淘汰されます。
→担当医師には1つでも残ってしまうと、、と言われたのですがそんなことないのですね。
少しでも癌をやっつけるための免疫を上げる方法などありますか?
「また、ステージごとに生存率がありますが、2Bの生存率のうち何%は再発しているけど生きている群でしょうか?」?⇒正確なデータがありません。
→先生の感覚ではどの程度に感じますか??
「私は子供も欲しいので、5年必ず終わらせて、一旦子供を作りたいと思っております。
」?⇒私はこのQandAでも再三コメントしていますが…
 妊娠出産するなら、「卵子凍結」⇒「化学療法」⇒『妊娠出産』
⇒「ホルモン療法 5y<10y」
→化学療法から1年開けることは不安があります、、(すぐに妊娠できなかったらさらにあいてしまうので)そのため5年治療後、妊娠、再開としたく思っております。
化学療法に効果がなかった場合含め、どのような順番でも100%差はないのですか?
妊娠するのが5年後と6年後でも差はないでしょうか?
「その後でも再開したほうが良いですよね?」?⇒そもそも妊娠出産を先行させても良いのです。
→再開させて10年行う場合と、そのまま5年で終了する場合では10年の
方が良いですよね?
晩期再発リスクが高い場合でも間に妊娠を挟んで本当に大丈夫ですか?
「リュープリンは何年必要ですか?」?⇒5年投与に考え方は推移しています。
→私が行おうとしている計画でも5年で良いでしょうか?何か長くやる
ことに他のリスクはありますか?
また、ゾラデックスとどちらが少しでも良いですか?
「もし抗ガン剤が効いていないとしたら、ホルモン療法が始まるまでの間に癌が育ってしまわないでしょうか?」?⇒一旦は、化学療法閉経となるでしょう。
→それが、7クール目にして予定通りに生理が来ております。
普通皆さん止まりますよね?
癌に良くないでしょうか、、、、
逆に不安です。
副作用もかなり少ないです。
以下についても回答頂きたいです
・右胸にも痛みがあり、そちらに関しては触診のみですがしこりなく問題ないだろうと言われてます。
ですが術前のMRIで白い影があり、手術をした別の病院では乳腺症の所見ではないかと言われました。
抗ガン剤治療中の病院でも大丈夫と言われてます。
ですがしこりのない癌もあると聞き不安です。
癌の可能性は低いでしょうか?エコーや、腫瘍マーカーは抗がん剤が始まってから一切していません。
普通はしないのでしょうか?
・ホルモン療法に関して、閉経前でもエキセメスタンが有効という記事を見ましたが、実際タモキシフェンとどちらが良いのでしょうか?
私の場合どちらが有効の可能性が高いですか?
・再発に関して、ホルモン陽性、HER2陰性のタイプの人が一番再発率が高いというデータをみたのですが本当ですか?
また晩期再発に関してはグレード2が一番多いと見ました。
こちらに関してもなぜ進行の緩やかなグレード1でなく2に多いのでしょうか?
私は予後不良因子がほとんど当てはまるのですが、再発の可能性はすごく高いでしょうか?晩期再発率も高いでしょうか?それを見るとなおさら間に妊娠を挟むことが不安です。
妊娠は影響ないという情報と、妊娠中は進行が早いという情報もありこれもどちらが正しいのかわかりません。
ですが、ホルモンのことを考えると少しでも影響はあるのではと考えてしまいます。
・学会のHPを見ると、34歳以下の若年性乳癌の場合予後が悪く、15年後の生存率は50%程でした。
初回2000年までのデータのようですが、、
やはり5年くらいはほとんどの人が生きられても、長い目で見たら結局は癌が原因で亡くなってしまうのでしょうか?他の死亡要因が含まれるとしても、それでも15年後はまだ50歳以下ですから、結局ほとんど癌ですよね?
長くなりますがよろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
前回の回答で「NewAdjuvant. Comに繋がらない状態なので不明です」としていましたが、復活しましたので、まずはお示ししましょう。

再発率 10年生存率
無治療 46% 77%
ホルモン療法+化学療法 16% 90%

「「乳癌になった人の何割がすでに全身に散らばっているのでしょうか?」
「私の場合はどのくらいでしょうか?」

⇒上記統計結果から割り出しましょう。
 「無治療で再発してしまう%=46%」となります。
  ♯逆に言えば(残りの)54%は「無治療でも再発しない=(そもそも)全身に散らばっていない」わけです。
「「抗ガン剤はほんと数%の人にしか効果はありませんか?」
「こちらも私の場合はどのくらいでしょうか??」

⇒15%です。
 ♯再発予防効果はホルモン療法単独で15%、ここに化学療法を追加すると、更に「15%の上乗せ効果」があります。
「少しでも癌をやっつけるための免疫を上げる方法などありますか?」
⇒ストレスなく「健やかに」過ごす事です。(無用な心配をしないことです)
「また、ステージごとに生存率がありますが、2Bの生存率のうち何%は再発しているけど生きている群でしょうか?」
⇒質問者のケースでは10年後には「16-10=6%」が「再発を持ちながら生存している」%となります。
「化学療法に効果がなかった場合含め、どのような順番でも100%差はないのですか?妊娠するのが5年後と6年後でも差はないでしょうか?」
⇒そのようなデータはないのです。
「晩期再発リスクが高い場合でも間に妊娠を挟んで本当に大丈夫ですか?」
⇒「大丈夫では無い」というデータはないのです。
「私が行おうとしている計画でも5年で良いでしょうか?何か長くやることに他のリスクはありますか?」
⇒治療は(何であれ)「効果と副作用のバランス」です。
 現時点では「5年でもバランスがいい」というコンセンサスがあるわけです。
(決して、○○の場合には…みたいな細かい検討がなされているわけではありません)
「また、ゾラデックスとどちらが少しでも良いですか?」
⇒比較検討試験はありません。
 ただ、一つ言えるのは「ゾラデックスのエビデンスが豊富」であることです。
「それが、7クール目にして予定通りに生理が来ております。普通皆さん止まりますよね?癌に良くないでしょうか、、、、」
⇒27歳だから、卵巣機能が強いのでしょう。
 それであれば、「化学療法中のLH-RHagonistの併用」も検討されるべきでした。
(ただ、後1回で化学療法が終了するようですので、今更併用しても、殆ど影響なさそうですが…)
「癌の可能性は低いでしょうか?」
⇒私は画像を見ていないので、画像所見についてコメントはできませんが…
 少なくとも「乳房痛は無関係」だとは言えます。
 むしろ(そのような症状があれば)尚の事「(乳癌ではなく)乳腺症の可能性が高い」と言えそうです。
 ♯乳房痛は決して「乳癌の症状では無い」のです。女性ホルモンによる刺激症状=乳腺症ということです。
「エコーや、腫瘍マーカーは抗がん剤が始まってから一切していません。普通はしないのでしょうか?」
⇒抗ガン剤中は「治療しているから」安心と言えます。
 むしろ、抗ガン剤が終了してからは「定期的に診てもらいましょう」
「・ホルモン療法に関して、閉経前でもエキセメスタンが有効という記事を見ました」
⇒これは海外のデータです。
 しかも「LH-RHagonistとの併用」試験です。(単独の結果ではありません)
 ○ここは日本です。
  日本では(たとえ、LH-RHagonistとの併用であろうと)「エキセメスタンは閉経後にしか適応なし」です。
  適応外診療は絶対に勧めません。
「実際タモキシフェンとどちらが良いのでしょうか?私の場合どちらが有効の可能性が高いですか?」
⇒適応外診療についてはコメントできません。
 海外のデータのみです。(日本では閉経後にしか適応がないのです)
「・再発に関して、ホルモン陽性、HER2陰性のタイプの人が一番再発率が高いというデータをみたのですが本当ですか?」
「また晩期再発に関してはグレード2が一番多いと見ました。」

⇒誤りです。

「こちらに関してもなぜ進行の緩やかなグレード1でなく2に多いのでしょうか?」

⇒世の中には誤った情報が溢れています。
「再発の可能性はすごく高いでしょうか?」
⇒冒頭の数字をご覧ください。(それで答えになっていますか??)
「晩期再発率も高いでしょうか?」
⇒冒頭の数字をご覧ください。(それで回答になっていますか??)
「妊娠は影響ないという情報と、妊娠中は進行が早いという情報もありこれもどちらが正しいのかわかりません。」「ホルモンのことを考えると少しでも影響はあるのではと考えてしまいます。」
⇒質問者が「何を信じるのかは勿論自由」ですが…
 私の回答を受け入れられないのであれば、このQandAを利用しても無意味なのではないですか??
 
「34歳以下の若年性乳癌の場合予後が悪く、15年の生存率は50%程でした。」
⇒冒頭の数字が答えです。(答えになっていますか??)
 いちいち少数例であるがゆえに誤ったデータについてコメントするのは差し控えさせてもらいます。
 
「初回2000年までのデータのようですが、、やはり5年くらいはほとんどの人が生きられても、長い目で見たら結局は癌が原因で亡くなってしまうのでしょうか?」
⇒質問者はどうしたいのですか??
 そんな「くだらないデータ」を見て何か得する事でもあるのですか??
 
 どちらを信じるのかは自由ですが…
 私は長年「乳癌を沢山診療してきています」が、再発がそんなに多かったら「乳腺外科は再発治療でパンクしていまう」ことを最後につけくわえさせてもらいます。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

先日は回答ありがとうございました。
再発のことがとても不安で、絶対に最善を尽くしたくて、逆に生存率が高いとはいえ癌である以上、ある程度の覚悟もしていたく、、その為余計な心配などしてしまいすみません。
NewAdjuvant. Comというのは一番最新の生存率の情報ということでしょうか?
またやはり妊娠の不安ですが、大丈夫でないというデータがないということですが、大丈夫というデータはあるという理解でよろしいでしょうか?
具体的に、妊娠はホルモンが上昇したりしますよね、、?それが癌に影響がないというのはどのような根拠で発表されているのでしょうか??
例えば、ホルモン療法中の副作用で、通常の更年期障害への対処療法は、治療の効果を消してしまうのでできませんよね?妊娠で出るホルモンは癌の餌ではないホルモンということなのでしょうか?
乳房痛の件は、過去に生理の時以外にこのような痛みが発生したことは一切なく、癌のときも私の場合痛みが普通にあったので心配でした。
右胸の痛みは手術の前くらいから自覚がありました。
ズキズキという痛みではなくピリピリするようなほんの少しの我慢できる程度のものです。
癌のときはチクチク痛でした。
先生にもホルモンの影響と言われました
が、抗癌剤などでホルモンに影響がおき、乳房痛がおきることなどがあるということでしょうか?
また、これから再建の日程が決まり、そのことでご相談があります。
癌の手術は2月に終えており、その後の抗ガン剤か9月頭に終わりました。
これからホルモン療法が始まります。
しかしその後触診以外に何も検査をしていなく、健側にも痛みがあるのですが、触診でしこりがないので大丈夫。
左下腹部も毎日少しの痛みや
違和感があるのですが、そちらも触診のみ。
(心配で婦人科に検査に行きましたが、腫れなどなく、細胞診も大丈夫でした。
が、卵巣癌はCTでも確実でないというので心配です。
先生には痛みがあるならエコーでも出るはずと言われました。)
そのため、今後の検査予定を聞いたところ、触診は3ヶ月の診察ごとに毎回。
マンモグラフィは術後1年からその後1年ごと。
腫瘍マーカーも1年ごと。
CT骨シンチは症状があり希望がある時と言われました。
いつ再発しても変わりがないからということだと思います、、。
でもリンパの局所再発とか、右胸などは早い方が良いに決まってますよね?
(術側は胸とリンパの全摘してますが再発の可能性はないのですか?特にリンパ。)
その他は本当に1年遅れても大丈夫なのでしょうか?
また、再建手術をしたら半年間MRIが撮れないので心配です。
調べると、一般的に術後数年は腫瘍マーカーが3ヶ月ごとだったり、CTが半年や1年ごとと書かれていて、、、
様々ではあるようですが、担当医のプランと全然違うので。
私は転移も
あり悪性度も高かったので、必要なのではないか?と思ってしまいます。
CTなどあまり体に良くないのでしょうか?
先生はどう思いますか?
あと術後からずっと左の鳩尾の骨付近が痛いです。
傷の周りは全く痛くないです。
術後の時点では手術の影響かなと言われたのですが未だに痛く心配です。
うつぶせに寝ると左だけ当たっていたいです。
どんなことが考えら
れますか?
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
妊娠出産は「再発に影響を与えません」
★過去のQandAを是非、ご覧ください。
 3312 乳がんと妊娠
 3626 妊娠中で8センチの癌
 3046 抗癌剤治療後の妊娠の可能性
 3485 術後の妊娠と再建について
 その他3000番台だけでも 3440「ホルモン治療と妊娠の可能性について」、3282「術後病理検査結果後の治療と妊娠のタイミングについて」など数多くあります。
 まずは、それをよんでからにしましょう。
術後の経過観察にCTは不要です。
エビデンスがあるのは「年に1回のマンモグラフィーのみ」ですが、ホルモン療法で3カ月に1回通院するわけだから、そのたびに「診察、超音波、採血マーカー」もしてもいいとは思います。(それらは半年毎でもいいかもしれません)
○余計な心配をせずに、できることを行いましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

回答ありがとうございます。
一昨日エキスパンダーを入れる手術をしてきました。
エコーや腫瘍マーカーのことは、先生に相談してみようと思います。
先生の回答を何件か見させて頂いたのですが、リンパ転移があった上で
再建するリスクとして、リンパ郭清をした先の鎖骨のリンパ再発、見つけにくくなると見ました。
私はリンパ転移が1つあり、術後から検査は一切していませんが、大丈夫なのでしょうか?
何か今からでもできる検査はありますか?
もしリンパ再発ならまだステージが変わらずに済むのですよね?
もし右胸やリンパなど、早くの発見で治る癌なら、再発したとしても絶対に手遅れになりたくないです。
ちなみに20代30代はマンモグラフィでは写らず、エコーで写る場合が多いと見ましたが、やはりエコーは確実にやってもらったほうがいいでしょうか?
術側も全摘ですがリンパなどエコーで見えますか?
また、毎日起こる左骨盤内側のチクチク痛は、全摘の影響もあるのでしょうか?
あとは腸の検査しかないと言われ、本当に毎日あるので原因もわからず、いつまで放置すれば良いかも心配です。
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「先生の回答を何件か見させて頂いたのですが、リンパ転移があった上で再建するリスクとして、リンパ郭清をした先の鎖骨のリンパ再発、見つけにくくなると見ました。」
⇒「鎖骨上リンパ節」は(乳房再建とは無関係に)良く見えます。(是非とも、担当医自身にエコーしてもらいましょう)
「私はリンパ転移が1つあり、術後から検査は一切していませんが、大丈夫なのでしょうか?」
⇒それは私に聞くことではありません。
 担当医に「どのようなスケジュールで何を検査」するのか聞いてみましょう。
「何か今からでもできる検査はありますか?」
⇒担当医と相談してください。
 定期的な超音波と採血、1年に1回のマンモだとはおもいますが…
「やはりエコーは確実にやってもらったほうがいいでしょうか?
術側も全摘ですがリンパなどエコーで見えますか?」

⇒その通りです。
「また、毎日起こる左骨盤内側のチクチク痛は、全摘の影響もあるのでしょうか?
あとは腸の検査しかないと言われ、本当に毎日あるので原因もわからず、いつまで放置すれば良いかも心配です。」

⇒そんな病気は無いので心配無用です。
 
 

 

質問者様から 【質問5】

回答ありがとうございます。
再建をしても確認が出来るのであればよかったです。
鎖骨上ということですが、鎖骨下も確認できますか?
触診だけは再建前にもして頂いてるのですが、、、。
今後のスケジュール一覧は相談していますが、エコーがなかったのでお願いしてみようと思います。
腫瘍マーカーをやればどんな癌も確実ではなくとも疑いがあるかどうかまではわかるのでしょうか?
それであればCTなどなくても安心できそうです。
ちなみにエコーは同じ機械で肝臓や腸なども見れるのですか?
骨盤内側の痛みは、片側だけなのと、ネットで見ると色々な病気があるそうなので心配してしまいました。
そのようなら病気がないとすると、逆になにが原因の可能性があるでしょうか、、?
また生存率について再度質問をさせて下さい。
私が見た若年性乳癌の15年生存率は、
14万人を対象とした、
厚生労働省の発表のものでした、、
これは誤りなのでしょうか?
15年後2bは34歳以下で55%、以上で70%でした。
10年後だと前者で65%、後者で78%くらいでした。
2期が一番若年性では生存率に幅があると記載されていました。
先生に調べて頂いたものは、癌のタイプだけでなく、年齢も考慮して頂いた生存率でしょうか?
遺伝性乳癌の影響もあるとはいえ、生存率に幅がありすぎますし、他のステージでの比較は年齢による幅がないので、遺伝の影響ではなさそうですし、、
何が影響しているのでしょうか?
よく若いと進行が早いと聞きますが、
同じ悪性度の癌で見た時に、本当は関係ないのですよね?それとも多少
は関係してますか?
余計な心配になってしまうかもしれませんが、現実のデータが知りたいです。
厚生労働省は国とはいえ正しいデータではないのですか?
先生が診てきた20代の乳癌患者さんは、みなさん15年以上再発されていないですか?
若年性乳癌でも、私の癌タイプで90%再発なく生きられるのですか?
どうか回答お願い致します。
それからもう1点。
手術から8ヶ月、抗がん剤終了から2ヶ月、再建手術から1ヶ月の来月に職場復帰をします。
職場ではものすごいストレスで、責任者という立場、フルタイム8.75時間での復帰です。
かなり重いものを何個も持ったりもします。
心配や不安があるのですが、癌にはストレスや業務内容など、一切影響はないでしょうか?
思えば癌に気づく4年前くらいから、それは別の職場ですがひどい鬱病でした。
鬱は完治しましたが、仕事が変わってからは2年くらいですが、今の立場になりストレスや体や時間の負担が非常に大きいです。
癌になった時期もおそらく鬱がピークの時期のようですし、ストレスは
関係が大きいと聞いたりもしたので、実際にお医者様の意見としてストレスが関係するのかどうか伺いたいです。
私は仕事復帰に自信を持って望んで大丈夫でしょうか?
宜しく御願い致します。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
質問者は「私に何を言ってもらいたい」と望んでいるのですか?
私は幸いにして、非常に多くの臨床経験を積む機会を得てきたので、その経験に裏打ちされた事実をコメントしています。
それが、このホームページの存在意義だと信じています。
その私の回答に納得いかないのであれば、(私に不満をぶつけるよりも)「ご本人が納得できる情報サイトで満足いただく」しかありません。
単に、厚生労働省の発表している数字が知りたいのであれば、そのホームページを見る方が早いでしょう。
同じ様な質問に回答するのも最後にします。
ご理解ください。
「鎖骨上ということですが、鎖骨下も確認できますか?」
⇒エコーできれいに見えます。
「腫瘍マーカーをやればどんな癌も確実ではなくとも疑いがあるかどうかまではわかるのでしょうか?」
⇒完全な勘違いです。
 (前立腺癌におけるPSAとは異なり)乳癌でのマーカーは「術後の再発監視の役割」しかありません。
「ちなみにエコーは同じ機械で肝臓や腸なども見れるのですか?」
⇒プローブを変えれば見えます。
「そのようなら病気がないとすると、逆になにが原因の可能性があるでしょうか、、?」
⇒ホルモンバランスでしょう。
「私が見た若年性乳癌の15年生存率は、 14万人を対象とした、厚生労働省の発表のものでした、、これは誤りなのでしょうか?」
⇒古いデータなのでしょう。
 実際に再発率や生存率を「Adjuvant.com」でお示しした通りです。
 もしもご不満ならOncotypeDXをすると(ご本人が想像しているよりも、遥かに)再発率が低い事にきっと驚くでしょう。(これで十分ですか???)
「よく若いと進行が早いと聞きますが、」
⇒前にも「無関係」と言った筈ですが…
 私を信用するもしないも「お任せ」しますが、何度も同じことを聞かれても『私が
(ご本人の希望されるようには)訂正することはありません』
「職場ではものすごいストレスで、責任者という立場、フルタイム8.75時間での復帰です。かなり重いものを何個も持ったりもします。心配や不安があるのですが、癌にはストレスや業務内容など、一切影響はないでしょうか?」
⇒ありません。
「私は仕事復帰に自信を持って望んで大丈夫でしょうか?」
⇒100%間違いありません。
 
 

 

質問者様から 【質問6】

骨盤のチクチク痛は術後からなのですが、胸が片方なくなったことによるホルモンバランスの崩れなのでしょうか?それが同じ片側のみの痛みということもありますか?
先生は定期検診の際、肝エコーなども合わせて見ていらっしゃいますか?
胸のエコーは1年に1回で追加してもらえることになりました。
それ以上は増やしてもほとんど意味がないということでした。
生存率については厚生労働省はデータが古いのですね。
2000年頃までのものみたいですが、その頃は遺伝性乳癌が多く、若年性にはher2+の割合が多かったり、トリプルネガティブだったり、ハーセプチンがまだなかったりが、若年性のデータを押し下げていた原因でしょうか?抗癌剤も今と種類が違かったのですか?
その頃ではこのデータが事実だったということでしょうか?
あまりに細かく聞きすぎてしまいすみません。
先生の回答を信じています。
あまりに世の中に色々な情報が多くしかも国からも、、戸惑ってしまっているだけです。
主治医はいつも忙しくてほとんど相談できずこちらに辿り着きました。
ご迷惑でしたら申し訳ございません。
 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。
「骨盤のチクチク痛は術後からなのですが、胸が片方なくなったことによるホルモンバランスの崩れなのでしょうか?それが同じ片側のみの痛みということもありますか?」
⇒質問者は勘違いしています。
 乳腺はホルモンを産生するわけではありません。
 卵巣がホルモン分泌をしています。
 ストレスなどで影響を受けている事が考えられます。
「先生は定期検診の際、肝エコーなども合わせて見ていらっしゃいますか?」
⇒やりません。CTを定期で撮影しないことと同義です。
「その頃ではこのデータが事実だったということでしょうか?」
⇒不明です。
 ただ、私の個人的感想ですが…
 かつては「今以上に、診療レベルがバラバラだった(乳腺を専門にする医師そのものが皆無だった)」ことが背景にあるでしょう。
○迷惑というわけではありませんが…
 きちんと「1週間空ける」ことは守って貰った方が(他の方達の)迷惑にならないとは思います。
 
 

 

質問者様から 【質問7】

先日は間を空けず質問をしてしまい大変申し訳ございませんでした。
左のみ卵巣あたりの痛みは相変わらず続いていますが、もう少し様子を見てみたいと思います。
自分では仕事も休んでいるのでかなりストレスは減ったつもりでいるのですが、癌ということで無意識に感じているのでしょうか、、。
生存率に関しては治療のバラつきだったのですね。
少し安心しました。
あと先生の回答をよく拝見するのですが、
先日私と近い病理結果で、私は再発率16%の中その方は37%と拝見しました。
違うものはリンパ転移が1→3個
グレード2→3
ki33→40
大きさは私のほうが大きく、年齢も若いです。
リンパやグレードが1段階違うだけでこんなにも変わってしまうのかとショックをうけております。。
この中で一番再発率に影響するものはリンパということなのでしょうか?それでも大幅に違うわけではなく、1~3個という同じくくりではあるので。。
もし病理の結果が違かったらなど(多少のバラつきがあったり、kiに限ってはかなり幅があると聞くので)不安な気持ちになってしまうときがあります。
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。
今回は質問ではなくて「感想」ですね。
他の人と比較しても何の意味も無い事はご自分で気づいてますよね?
それにしても、気が滅入る様な余計な情報をみるよりも「前を見て健やかに過ごす事」をお勧めします。(何れ、時が解決するでしょう)