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セカンドオピニオン? 再診察?

[管理番号:4992]
性別:女性
年齢:42歳
お忙しいところ申し訳ありません。
自分でも異常に心配性すぎるのではないかと思うのですが。
【受診の経緯】
2年に1度、市町村の検診(マンモのみ)を受けており、最後の検診は2015年です。
過去に異常が見つかったことはありません。
今年5月右胸の12時の方向にしこり(?または乳腺)のようなものを感じました。
生理が終わっても変化がなかったので少し気になりました。
以前から胸がガチガチ(乳腺症?)していると検診で指摘されていたのでさほど心配はしていなかったのですが、エコーを一度も受けたことがないので、乳腺外科を受診することにしました。
【A病院受診】
総合病院の乳腺外科。
触診ではふれず(医師もエコー技師も「触れる?」)。
マンモは、かすかに異常があるかないか(モワっと)。
エコーで腫瘤(約15×13×9)確認。
乳腺の終わりのところ。
技師の見解。
境界明瞭で繊維線種を疑うが、腫瘤内に血流・拍動が認められるので、検査が必要。
医師の見解。
あなたの年齢で、①拍動ある血流があること、②今までになかったしこりができたこと(繊維線種は私の年齢では新たにできない)、乳がんの可能性が高い。
生検をすると内出血してしまうので、MRIをとり(血流と拡がりの確認)、その後生検をする。
3週間後にMRI予約。
5分5分ですか?の問いには、「覚悟決めなさい」とのこと。
【B病院】
先生はじめ、各病院の乳がん検査の情報から、確定診断にMRIを使うことに若干の疑問があり、知人から勧められたB総合病院の乳腺外科へ。
(県内でも10位以内の症例数、乳腺専門医2名で、大学病院ではありません。)
改めて、マンモ、エコー、その後針生検。
触診ではふれず(A病院同様、医師もエコー技師も「触れる?」)
マンモは、異常ない。
(A病院見解を指摘すると、「う~ん、これをどう見るかだよね」
エコーで腫瘤(約15×13×9)確認。
A病院と同じもの。
技師の見解。
境界明瞭で血流も少ない。
繊維線種の可能性高いが、他院でガン疑いと言われているようなので検査を勧める。
医師の見解。
「まったくどこの病院だっけ? あまりにも心配そうだから1時間待ってくれたら組織とってあげる(笑)」とその日にエコー下針生検。
1週間後。
病理結果。
正常あるいは良性。
乳腺針生検2本(最長14㎜)
2本:間質にやや器質化傾向が見られる陳旧性線維線種で、管内~管周囲型および乳腺症型がみられます。
No malignancy
医師は
「良性だって。
1年に1度見せてくれればいいよ」と。
【再びA病院】
B病院の病理結果を持ってMRI検査の必要性について確認に行きました。
医師によると。
どちらの医師を信じるかはあなた次第。
心配ならMRIをとって、(針生検を何度もやるのは意味ないから)外科生検だね、と言われました。
一度針生検をやって内出血しているからできないよ、とのことでMRI予約を1か月延期(7月末)、その結果(おもに血流・拍動)を見て、組織検査の要否を検討することになりました。
【質問】
1.心配性すぎるのは自覚しています。
  しかし過去質で生検精度の問題を拝見し、できれば複数医師に針生
  検して頂き、2つの結果が「シロ」であれば納得できるような気が
  します。
  針生検を何度も行うことはムダなのでしょうか。
  仮に、できるとしたらどの位日数を開ければ良いのでしょうか。
2.エコー画像の診断が、A病院とB病院で異なります。
  特に血流・拍動について(これがA病院医師の悪性所見の根拠の一
  つなので)違うということを患者としてはどう考えればいいのか分
  かりません。
  エコーは技術の差が出る、というのはこのことなのでしょうか。
    
3.MRIを確定診断に使うことはおかしいと勉強しましたので。
  このままA病院のMRIを受けることに若干疑問があります。
  セカンドオピニオンを求めようかとも(B病院からデータはもらい
  ました。)思いましたが、画像と病理報告の精度の心配をしている
  ので、セカンドオピニオンでは意味がないように思います。
  やはり、再受診ということにした方がよろしいんでしょうか。
  (実は、江戸川病院よりも近いので、C病院で、再受診の相談をし
   たのですが、針生検は、半年以上はあけないとダメだと言われま
  して。)
  その場合、先生のところで見て頂けますか?
  マンモを6月に既に2回受けていますが、短期間で3回目を受ける
  ことは問題ないでしょうか(過去質から大丈夫だと思うのですが)
もしガンなのであれば、1年も放置せず、なんとか早期発見したいです。
(手術しなければ確定できませんけど)現時点ではステージ1もし
くはステージ2Aの可能性が高いので、なるべく早く発見したいです。
お忙しいところ申し訳ありません。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
私が一読した感想は「陳旧性線維腺腫」で決着がついているのでは? というものです。
(血流はともなく)「形状としては、どちらの病院でも良性を疑い、陳旧性線維腺腫で矛盾しない」ようです。
 ♯A病院の医師の「乳癌を疑う根拠」として「42歳で新たにできたシコリ」だとすると、「今までエコー受けた事が無かった」というだけで(マンモでは当然わからなかっただけ)説明がつきます。
 だとすると「血流を根拠」とするよりは(精度は不明ながら)「針生検の診断」に重きを置く方が(当然ながら)極めて自然です。
「「まったくどこの病院だっけ? あまりにも心配そうだから」
⇒このコメントからは「画像所見で癌を疑うのは、いかがなものか?」というニュアンスが受け取れます。(つまり、大した所見ではないとの見解)
「間質にやや器質化傾向が見られる陳旧性線維線種で、管内~管周囲型および乳腺症型がみられます」
⇒これは、きちんと取れているように思います。
 「組織をかすめただけ」の「何もない」という結果とは異なっているので信頼は持てそうです。
「針生検を何度も行うことはムダなのでしょうか。  仮に、できるとしたらどの位日数を開ければ良いのでしょうか。」
⇒信用できないなら、それしかないでしょう。(無駄ではありません)
 「日数を空ける」必要はありません。
「特に血流・拍動について(これがA病院医師の悪性所見の根拠の一  つなので)違うということを患者としてはどう考えればいいのか分  かりません。」
⇒陳旧性とはいえ、42歳の線維腺腫が「ある程度、血流がある」ことは不自然ではありません。
 私が推測するに、(同じ画像を見ても)A病院では過大評価しているのではないかと思います。
「エコーは技術の差が出る、というのはこのことなのでしょうか。」
⇒その通りです。
「やはり、再受診ということにした方がよろしいんでしょうか。」
⇒そのようです。
「その場合、先生のところで見て頂けますか?」
⇒いいですよ。
 ただ、その場合(エコー画像を)「私が解釈しても無意味(3人目の意見にすぎない)なので、「マンモトーム」します。(それを前提として受診しましょう)
 ★私がマンモトームすれば、100%確定診断となります。(それは保証します)
「マンモを6月に既に2回受けていますが、短期間で3回目を受ける  ことは問題ないでしょうか(過去質から大丈夫だと思うのですが)」
⇒問題はありませんが…
 このケースで「もう一度マンモを撮影する」意味は全くありません。
 超音波だけで十分です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先生、こんにちは。
先日はご回答いただき、ありがとうございました。
先生のご説明で少し落ち着き、動転していた自分を反省しています。
結局のところ。
(遠方であることや混雑していることに躊躇がありましたが)
自分が信頼できる方に診て頂かなければ、
不安の払しょくにならず、ジプシーになってしまうと感じました。
A病院のMRI予約をキャンセルし、
100%確定診断して頂ける先生に「マンモトーム生検」して頂き、その結果を信じたいと思います。
そこで、事務的なことで恐縮ですが、質問です。
(我儘なのですが、仕事の調整をする必要がありますので)
初診日にマンモトーム生検をして頂くことができますか?
それとも初診日は問診と検査予約で、後日マンモトームになりますか?
市川の方ですと数か月先の予約になるようなので、
覚悟を決めて来週の水曜日に江戸川へ初診にお伺いするつもりです。
よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「初診日にマンモトーム生検をして頂くことができますか?それとも初診日は問診と検査予約で、後日マンモトームになりますか?」
⇒(水曜日の予約外受診だと…)当日には生検しません(極力時間を節約しないと他の患者さんの迷惑になるからです)
「市川の方ですと数か月先の予約になるようなので、覚悟を決めて来週の水曜日に江戸川へ初診にお伺いするつもりです。」
⇒水曜日は止めましょう(結局マンモトームは後日となるだけです)
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