乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3131]
性別:女性
年齢:49歳

田澤先生
いつも参考にさせていただき大変助かっております。

私は49歳、閉経前です。

1年半前に左乳がんで部分切除、その後放射線、リュープリンとタモキシフェンで治療中です。

がんは1.0cm×0.9cm×0.6cm
核グレード1、組織学的グレード2
ER、PGRともに80~90%
HER2 1+
ki67 40~50%
リンパ節転移はおそらくなし(事情があって手術後のセンチネル生検になり、0/3でしたが、信用性は落ちるかもしれません)
ちなみに、術後2ケ月のときに、エコーで術側の腋窩にあやしげなリンパ節(5mm)が映り、細胞診しましたがclassⅠでした。
今でもずっと変化なしでエコーに映ります。

ki67が高いため、オンコタイプを行い、スコア9で低リスクだったため、抗がん剤はしていません。

ホルモン治療を始めて1年半になります。

先日、半年ぶりのエコーを受けたところ、鎖骨上にリンパ節が映りました。

左(術側)に2mm×3mm 右(健側)に2.6mm×5.3mm とのことでした。

半年前には映らなかったものです。

それから25日後に、別件で受診したとき、再びエコーしていただいたら、変化ありませんでした。

主治医は「小さいし、術後にこのくらいのリンパ節が映ってずっと変わらない人はいます」
とのことで、2ケ月後のリュープリンのときにまた見てみましょう、とのことでした。

鎖骨上のリンパ節ということで、心配です。

遠隔転移と同じ意味になると聞いたので・・・
これからどんどん大きくなったらと不安でたまりません。

術後1年半で、いきなり両側の鎖骨上に転移するということはあるのでしょうか。

何卒よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

鎖骨上リンパ節ですね。
○リンパ節に関しては「サイズ」もさることながら「実際のエコー像を見ての印象が重要」です。
もう一つ重要なのは「余程、進行して左右がゴロゴロ」でも無い限り(質問者には決して当て嵌まりません。御心配無く)『鎖骨上リンパ節は術側にしか転移しません』

「左(術側)に2mm×3mm 右(健側)に2.6mm×5.3mm 」
⇒実際のエコー画像を見ていない(サイズ感のみ)での印象なので不確かですが…

 「楕円」のような(つまり扁平気味)印象を持ちます。
 転移を疑う場合には、「短経(短い方の長さ)がもう少し大きい。例えば 5x8mmなど」ように思います。
 数値からの印象では「転移を積極的に疑う」ものではないようです。
 

「術後1年半で、いきなり両側の鎖骨上に転移するということはあるのでしょうか。」
⇒まず、両側ということはほぼありません。

 鎖骨上リンパ節は「あくまでも、局所としての腋窩⇒鎖骨下⇒鎖骨上」なので「転移するとすれば術側」です。
 ○その意味では「左の手術」なのに、「むしろ右が大きい」時点で、「転移ではない」と思います。

「半年前には映らなかったものです。」
⇒左右差がない(むしろ術側が小さい)のであれば、たまたまです。

○鎖骨上リンパ節の精査
 ①細胞診
  鎖骨上リンパ節は「細胞診が可能」な部位です。(その意味では鎖骨下リンパ節は困難)
  本当に転移を疑う場合には「細胞診すべき」です。
  ただし、今回は「対側が優位」だとすれば、不要です。

 ②PET
  どうしても気になる場合には、「安心感」があるかもしれません。
  ただし、「(放射線科医のコメントで、小さすぎて偽陰性の可能性があります」とされる可能性はありそうです。





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