乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5038]
性別:女性
年齢:35歳

授乳をやめてから2年3か月が経過しておりますが、
両側の分泌が継続してるため先日、個人病院の乳腺外科に行ってきました。

分泌は左が4~5か所で茶色、黄色。
右は2か所薄い黄色だったり白色だったり様々です。
分泌は自分で押すとでますが、自発的には出ず、1か月に一度くらい下着に微量程度付着することあります。

左の分泌物を水に入れて細胞診した結果、血液が混じっていてクラスⅡの判定でした。

超音波、マンモグラフィーともに大きな異常はみあたらず。

左側乳房に乳管の拡張、良性の石灰化がありました。

私の主治医は、緊急性はなく半年後の経過観察でよいとのことでしたが、
私がどうしても気になるのであれば大学病院などに紹介状を書いてあげると言われ迷っております。

以下、田澤先生への質問になります。

①多孔性で血液が混じっていた場合も乳管内病変を疑う必要はないのでしょうか。
それとも乳がんの可能性もあるのでしょうか。

②私の症状では乳管造影はしてもらえますか。

③田澤先生ならどのような診断を行いますか。

以上、ご回答お待ちしております。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

物事を(解らないからとして)「ブラックボックスに入れる」ことは止めましょう。
「授乳をやめてから2年3か月、両側の分泌が継続」
⇒別に普通のことです。

 そもそも「両側分泌が継続」というのは「何の意味もない(病的意味がない)」ことです。
 ○乳管内病変を疑う所見は「単孔性で継続」なのです。

「左の分泌物を水に入れて細胞診した結果、血液が混じっていてクラスⅡの判定」
⇒全く無意味な検査です。

 「あぁ、血液ですね」で終了です。

「どうしても気になるのであれば大学病院などに紹介状を書いてあげる」
⇒どうでもいい事ですが…

 私には「非常に気になる」セリフです。
 ○開業するからには「自分は大学病院の若像よりも診断能力も治療能力も上」という自信がなくてはいけないと思います。
  本来の開業医は「大学病院の医師から相談を受ける」という立場であるべきでしょう。(そうでなくては患者さん達が可哀想です)

「①多孔性で血液が混じっていた場合も乳管内病変を疑う必要はないのでしょうか。」
⇒ありません。

「乳がんの可能性もあるのでしょうか。」
⇒乳癌を疑う根拠が全くありません。

「②私の症状では乳管造影はしてもらえますか。」
⇒不要です。

「③田澤先生ならどのような診断を行いますか。」
⇒まず「両側乳頭分泌など気にしない」ことです。

 ある1箇所だけ、(明らかに)「他の分泌とは異なる」ことに気づいたら(その時点から)「3カ月間」その状態が継続するのか様子を見ましょう。
 
 ★3カ月間(他の分泌とは全く異なり)「特定の1箇所の孔から継続」する場合には「乳管造影」します。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

DCISの疑い
性別:女性
年齢:35歳

以前、乳頭分泌物で質問させていただいたものです。

その節はありがとうございました。

結局、近所の乳腺外科より紹介状を書いていただき、がんに特化した大きな病院へ行ってきました。

大きな病院では、触診、マンモ、超音波、乳汁細胞診、造影MRIを行った結果、乳汁
細胞診ではカテゴリー1と2で問題なし、超音波画像でも母乳が貯まっているのが確認され特に気になる所見なしとのことでしたが、造影MRIで診たときに、
右にしこり3ミリ、4ミリのものが2つ近くに発見されました。
右側の乳頭分泌物は白もしくは透明で多孔性です。
(授乳をやめてから2年3か月経過しております。)
左側にも2ミリほどのしこりがあるそうです。

先生がおっしゃるには、マンモにも気になる所見は映っていないと確か話していたと思います。

しかし、造影MRIの結果からしこりが発見され、乳腺症か悪性かをはっきりさせるために注射針と同じ太さの乳房穿刺検査をしましょうと言われ月末にその検査を受けます。

先生には緊急性はないのか尋ねたところ、緊急性はないとのことでしたが、
パソコン上にDCISの疑いありとあり、帰宅後意味を調べとても不安で仕方がありません。

母が8年前に乳がんを患っているのでとても敏感になっているかもしれません。

前医の近所の先生からは、マンモの結果から右側に良性の石灰化があると言われています。

また、1か月前に乳がん検診を別施設で受けたときには、両側乳管拡張(1年後経過観察)、右側良性石灰化ありと診断されております。

今回、想定外のしこりが複数両側に発見され、DCISの疑いをみてとても混乱しております。

きっとしこりと断言しているので、良性の石灰化をしこりと言っているわけではないですよね。

覚悟を決めていた方がよいのでしょうか。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「乳汁細胞診」と「MRI」
あまりにも「典型的すぎる」大学病院的診療ですね。

「今回、想定外のしこりが複数両側に発見され、DCISの疑いをみてとても混乱」
⇒完全な誤解です。

 MRIを撮影すれば「どうでもいい」所見は多数写ります。
特に3mm 4mmであれば評価することなどできません。(乳腺症や線維腺腫もMRIでは写ります)

○その「DCIS疑い」という表記は、敢えて病名を記載しなくてはならないから
(細胞診をする以上)「そのように記載せざるをえない」というだけです。
 大した意味はありません。

「覚悟を決めていた方がよいのでしょうか。」
⇒全くそんなことはありません。

 おそらく「クラス2もしくは検体不足」と出て「様子をみましょう」となると思います。
 実際、私が前回、回答したように

『物事を(解らないからとして)「ブラックボックスに入れる」ことは止めましょう。「授乳をやめてから2年3か月、両側の分泌が継続」
⇒別に普通のことです。

 そもそも「両側分泌が継続」というのは「何の意味もない(病的意味がない)」ことです。
 ○乳管内病変を疑う所見は「単孔性で継続」なのです。』

 
 

 

質問者様から 【質問3】

MRIで発見されたしこり
性別:女性
年齢:35歳

お忙しい中ご回答いただきありがとうございます。

DCISの疑いで不安になっていた気持ちも先生の回答を見て落ち着いてくることが出来ました。

乳頭分泌は、両側多孔性(茶色は1か所)のためしばらく様子を見ようと思います。

今回は、前回の質問に新たにでたMRIで発見された複数のしこりについて教えてください。

①今の病院では、注射針と同じ太さの針での細胞診を受ける予定です。

主治医は複数のしこりが小さすぎて採取できるかわからないな~という口ぶりでしたが、
結果が検査できないなどまたグレーな結果に終わって経過観察となった場合、私の不安は
消えないためその不安を消すためにはマンモトーム生検を行うことが望ましいのでしょうか?
②その場合、田澤先生に検査をお願いさせていただくことは可能でしょうか。

③また、マンモトーム生検すればしこり(左2ミリ、右3ミリ、4ミリ)はなくなってしまうこともあるのでしょうか。

お忙しい所恐縮ですが、ご回答よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

その「癌に特化した大きな病院」は、どうしようもない診療をしていますね。
そもそもMRIを診断目的で使用することに誤りがあります。

本当に精査(組織診など)が必要な所見ならば、「自分で」超音波をして見つけるべきものです。
 そもそも質問者のケースでは「多孔性分泌」の意味も解らずに(適当に)「MRIでも撮っておきましょう」的発想で診断の迷路に入り込んでいるだけです。

○質問者も冷静になりましょう。
 私は、その「癌に特化した大きな病院の医師」らの診療に対して、これ以上コメントするのは「いたたまれない」気持ちです。御理解を。

「しこりが小さすぎて採取できるかわからないな~という口ぶり」
⇒そもそも「そんなこと」を言う程度では、手技の精度に難ありです。(超音波で見える以上、針を刺せないなど考えられません)

「私の不安は消えないためその不安を消すためにはマンモトーム生検を行うことが望ましいのでしょうか?」
「②その場合、田澤先生に検査をお願いさせていただくことは可能でしょうか。」

⇒どうしても「そのシコリ」が気になるなら、それが唯一の「安心できる方法」と言えます。(必須ではありませんが…)

「③また、マンモトーム生検すればしこり(左2ミリ、右3ミリ、4ミリ)はなくなってしまうこともあるのでしょうか。」
⇒マンモトームの針を「ど真ん中」に正確に刺せば、「殆ど全て削る」ことになります。

 
 

 

質問者様から 【質問4 乳頭分泌物、乳管拡張】

性別:女性
年齢:36歳

いつも勉強させてもらっております。

その後についてご意見お聞かせいただければと思います。

両側の乳頭分泌は強く絞れば多孔性で微量でますが、気にしないようにしております。

半年前、がんに特化した病院にてMRIで両胸にしこりが複数みつかり、乳腺症か悪性かはっきりさせるために超音波を使った細胞診(注射針と同じ太さ)予定となりました。
(前回はここまでです)
細胞診するため再度超音波をかなり念入りに時間かけて(特に右の乳管拡張)2人の技師さんと思われる方と画像診断の医師?に見てもらいましたが気になる所見はみつけられず、両胸とも細胞診(注射針と同じ太さのもの)は行いませんでした。
技師さんが言うには細胞診するようなものはみつからず、良性のものしか見えないとのこと。

主治医の結論は、半年の経過観察。

MRIでみつけたしこりが超音波、マンモでは見えないということから私がMRIマンモトーム生検を受けるべきか尋ねたところ、今受けても何も見つからないだろうと言われました。

また、田澤先生のおっしゃっていた通り、MRIは乳腺症や線種線維もみつかるからとのことでした。

何ともモヤモヤしたまま帰宅し、
田澤先生のおっしゃる通りで私は検査のドツボにはまり抜け出せなくなってしまいとても不安な毎日を過ごしております。

そこで年明けに新たに近所の乳腺外科C医院を受診し、医師が丁寧に超音波をみてくださいました。
(マンモは半年前に3回受けて異常なしだから今回は不要。)
がんに特化した病院と同じように、左 乳頭付近に拡張ありだが問題なし。
しかし右は下側に乳管拡張を認めます。
左より太い?乳管拡張とおっしゃっていたと思います。
右乳頭付近に拡張があったかどうかは忘れてしまいました。
あと、場所は忘れてしまいましたが右に嚢胞が2個。
(明らかな嚢胞のため問題なしと言われました)
私が右の乳管拡張は細胞診になるのか尋ねたところ、刺せる部分がないとおっしゃっていたと思います。
一方で、MRIで乳管拡張の中を見て診断する方法もあると言われましたが…がんに特化した病院で半年前にMRIやってるしなー…ということで半年の経過観察となりました。
この施設ではマンモトーム生検などはできません。

安心して帰宅したと思ったらやはり不安が募り、私なりに調べると右側が腫瘤非形成性病変と言うのかな?と思いました。
この場合、良性か悪性かはっきりさせる必要があるんですよね?
(医師には乳腺拡張としか言われておりませんが)
家族からは心配しすぎだと..言われておりますが、乳管拡張は腫瘤非形成性病変の場合、早期の非浸潤癌の可能性もあるのですよね。

悪性ならば早期で発見してもらいたいと私は強く思っております。

がんに特化した病院の経過観察 超音波検査での受診も近く予定しておりますが、また
MRIと言われるのかな?確定診断してもらえるのか?などと不安に思っております。

田澤先生の予約がいっぱいということは重々承知しておりますが、右の乳管拡張部分を
田澤先生に診察して頂くことは可能でしょうか。

(MRIのしこりは何なのか不明のままではありますが。)
また当日に必要な検査は行っていただけるのか、もし診て頂けるという判断になりましたら予約方法も教えて頂けたら嬉しいです。

それとも、半年前に特化した病院でみてもらっている経緯から近く予定している経過観察だけみてもらい、その資料をもって田澤先生へお願いに上がるべきでしょうか。

お忙しいところ恐縮ですがご回答よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

とにかく「冷静」になりましょう。
私がみるかぎり、質問者が不安になる要素は全くありません。(単に、「乳頭分泌の意味を解していない」乳腺外科医達が、質問者に「余計な心配をふきこんでいるだけ」にしかみえません)

事実は…
1.両側乳頭分泌⇒これが「おかしな心配をすることになった元凶」ですね。
私のコラムを隅々まで読めば、「最初から心配する事自体が誤りだった」とお解りになる筈です。

2.(無駄な)MRI⇒そもそも撮影する理由が無かったので「その所見」について私がコメントする必要さえありません。

3.乳管拡張⇒全他にあるという「嚢胞は乳管拡張と同義」であり、事さら問題にすることはありません。

以上より(私なら)経過観察とする理由が全く見つかりません。
余計な心配をすることなく(心安らかに)「年に1回の定期検診」しましょう。





「 乳がん Q and A 」直近の更新









サイト内検索

記事や皆様の質問の検索には、「サイト内検索」を使用してください。

例)乳がん しこり
例)脇の下 しこり
例)しこり 痛み
例)線維腺腫 (←誤字に注意)
例)乳腺症

*検索したい文字を正確に入力してください。
「石灰化」で検索したい場合…
(○)石灰化
(×)石灰か *「か」だけ「ひらがな」になっている。
(×)せっかいか *「ひらがな」になっている。



乳がんや乳腺の疾患に関する質問を受け付けています。

乳がんや乳腺の疾患に関する質問はこちらかどうぞ。