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非浸潤性乳管癌だと言われましたが…

[管理番号:271]
性別:女性
年齢:39歳
2月に毎年受けている、乳がん検診で初めて再検査を受け、針を刺し細胞診をしてみたら、疑陽性と出て、先月手術を受けて生検に出したところ、乳管の切り口の所に癌がありました。
安心の為に、残した切り口の方も手術した方がいいということで、来月またさらに大きめに切除します。
不安に思うのが、私のような1センチ以下、一箇所の非浸潤型の場合は、放射線等の他の治療は良いものなのか、担当医はそれで完治するとおっしゃってましたが、不安です。
どうぞ、ご意見を宜しくお願い致します。
(2015年4月の質問)
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 状況は解りました。
 それでは回答します。

回答

「不安に思うのが、私のような1センチ以下、一箇所の非浸潤型の場合は、放射線等の他の治療は良いものなのか」
⇒(原則として)非浸潤癌であっても「全摘をしない限りは」術後温存乳房照射の適応はあります。
 ※質問者のQに対するAとしては「良いもの」です。
 ただし(来月大きめに切除した病理標本による)病変全体の評価が必要です。
 その結果によってはホルモン療法の適応もあるかもしれません(抗癌剤はさすがに可能性はないと思います)
◎「病変全体の評価」により「非浸潤癌でもlow grade(低悪性)病変」が「極めて小範囲」に存在する際には「例外的に」放射線照射を省略することはあります(と、いうか省略する方が一般的です)