乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:394]
性別:女性
年齢:51歳

しこりがありマンモグラフィと超音波で乳がんだろうと診断されました。
石灰化が癌になった稀な乳がんと言われました
そんなことあるのでしょうか
細い針のようなもので細胞を取り検査結果待ちですが、先生は1.87cmでレベル1か2a位で、3日4日の入院、ホルモン治療で大丈夫じゃないかと、早期発見ですよと言われました

病理検査の結果も出てないのにわかるものですか?
検査結果が最悪で、転移もあるかもとか悪い方悪い方に考えふあんで、震えて寝れないです
乳がんは転移、再発のしやすいものとネットなどで見て死ぬのではと怖くて仕方ありません

 

田澤先生からの回答

 おはようございます。田澤です。
 担当医が「細い針=(おそらく)細胞診」を行っているところに注意は必要ですが、質問者が心配するような病状ではないと思います。

回答

「しこりがありマンモグラフィと超音波で乳がんだろうと診断されました。 石灰化が癌になった稀な乳がんと言われました」
⇒正しい表現ではありません。(担当医はわざと解り易いように表現したのでしょう)

 ①「乳管内に癌細胞が出現」⇒②「乳管内を癌細胞が増殖」(石灰化の出現)
⇒③「乳管内を更に増殖」(石灰化の増加)
⇒④「腫瘤の形成」(石灰化の増加及び、しこりの出現)
⇒⑤「癌細胞が浸潤」(浸潤癌となる)
※トップページの「石灰化」の「壊死型石灰化」を参照してください。

 つまり、「石灰化は癌には決してなりません」 癌が増殖する過程で「壊死した癌細胞に石灰化が沈着した」のです。
 

「希な乳癌と言われました」
⇒全く「稀」ではありません。
 通常の乳癌、特に「乳頭腺管癌」では多くに見られます。
 

「細い針のようなもので細胞を取り検査結果待ちです」1.87cmでレベル1か2a位で、3日4日の入院、ホルモン治療で大丈夫じゃないかと、早期発見ですよと言われました」
⇒手術前には是非、(細胞診ではなく)針生検を行ってください。
 この場合(癌を強く疑っているのに)「細胞診」は全く無駄な検査であり、私は賛成できません。
 

「1.87cmでレベル1か2a位で、3日4日の入院、ホルモン治療で大丈夫じゃないかと、早期発見ですよと言われました」
⇒上記①~⑤の過程では、おそらく④か⑤の段階だと思います。

 非浸潤癌なのか浸潤癌なのか? (超音波でしこりを形成しても、直ちに浸潤癌であるとは限りません)
 いずれ浸潤癌だとしても「十分早期(ステージ1~2A期)」という判断でしょう。
 

「病理検査の結果も出てないのにわかるものですか?」
⇒画像から(過去の経験からの)コメントでしょう。
 病理結果(サブタイプも含め)が出ないうちには、単なる仮説にすぎません。(質問者を安心させる意図もありそうです)

※サブタイプとは?
 ホルモン療法が効くタイプか?(ER, PgR)
 HER2遺伝子の増幅があるタイプか?(HER2)
 などを基として、(術後の)全身療法を決めます。
 ・(術前の)針生検や(術後の)摘出標本により検査します。(細胞診では解りません)
 

「検査結果が最悪で、転移もあるかもとか悪い方悪い方に考えふあんで、震えて寝れない」
⇒心配ありません。
 質問者の場合には、十分早期であると思います。
 

「乳がんは転移、再発のしやすいものとネットなどで見て」
⇒十分早期の内であれば、その心配はありません。

 早期乳癌の90%以上は治ってしまうのです。

 
 

 

質問者様から 
【質問2 細胞診検査結果】

丁寧な回答ありがとうございました

先生の治るのだと、早期であるという回答に少し勇気が出ました

不安で食べてるのに(つもり)体重が減ってしまいました

細胞診検査結果が出ました

悪性でクラスVでこれから手術のための検査をします

説明で先生と同じ石灰化の説明を受けました

ホルモン治療についても術後のしこりの病理検査結果次第と前回のは 頭が真っ白になっていたので私の聞き違いだったようです

超音波でキラキラ光っていてそれががん細胞だと、しこりが1.87cmで非浸潤はあるのですか?

MRIの予約が28日にしか取れずそんなに空いて大丈夫でしょうか

今すぐ取らないとと思ってしまいますが

早期発見とは何を基準に判断でしょうか

 

田澤先生から 【回答2】

 おはようございます。田澤です。
 少しずつ状況が明らかになってきましたね。
 「状況は明らかとなる」ことは余計な「不安の解消」につながります。

回答

「ホルモン治療についても術後のしこりの病理検査結果次第」
⇒この記載からは、「術前に、針生検による組織診断を行わない」方針だと言う事がわかります。
 

「針生検による術前組織診断が常識」となっている時代に「まだ、細胞診だけで診断して手術する」施設がある事に驚かされます。
『術前組織診断が望ましい理由』は

  1. 万が一の誤診を防ぐ:「癌だと思って手術をしたところ」実は「癌では無かった」と言う事は絶対にあってはいけない事です。
  2. 浸潤癌か、非浸潤癌かも事前に(術前に)判明する。
  3. サブタイプによる治療方針決定が早い段階でできる
    ※サブタイプとは?
     ホルモン療法が効くタイプか?(ER, PgR)
     HER2遺伝子の増幅があるタイプか?(HER2)
     などを基として、(術後の)全身療法を決めます。
     ・(術前の)針生検や(術後の)摘出標本により検査します。(細胞診では解りません)

 

●乳癌を疑ったら
最初から「針生検による組織診断」が一番いいと思います。
(施設によっては)
 まず「細胞診」⇒次に「針生検」のような「まだらっこしい、(無駄な細胞診を行う)」施設が多い事も「時間の節約の意味で」問題ですが、「術前針生検をしない」施設はもっと問題だと思います。
 

「しこりが1.87cmで非浸潤はあるのですか?」
⇒あります。

 乳管内で十分増殖してから「浸潤し始める」パターンもあります。
 ただし、細胞診では全く不明です。
 

「MRIの予約が28日にしか取れずそんなに空いて大丈夫でしょうか」
⇒MRIは「どこでも混んでいる」ので2週間であれば仕方がないとは思います。

 ただ、(MRI結果がでるまでは術式が最終決定できないまでも、超音波所見でおよそ判断できます)手術日程などは決めてしまってもいいとは思います。
 ★初診から「2カ月半以内」の手術であれば大丈夫です。
 

「早期発見とは何を基準に判断でしょうか」
⇒早期乳癌とは通常「0期、1期」をいいます。

 つまり「腫瘍径が2cm以内」で「(画像上)リンパ節腫大を認めない」場合をいいます。
 担当医の「早期発見ですよ」というコメントからは、「超音波所見から」、上記のように判断しているのでしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

細胞診検査は無駄と回答されてましたが、それは、なぜでしょう
マンモグラフィと超音波でがんが確定したからでしょうか
乳頭腺管がんはどんな種類の乳がんでしょうか

 

田澤先生から 【回答3】

 おはようございます。田澤です。
 前回の追加ですね。
 それでは回答します。

回答

「細胞診検査は無駄と回答されてましたが、それは、なぜでしょう  マンモグラフィと超音波でがんが確定したからでしょうか」
⇒そうではありません。
 

 本来乳癌の確定診断には「針生検による組織診断」がのぞましい。(前の回答に記載した通りです)
 それで結局

 「細胞診で悪性」⇒結果がでたところで後日(今度は)「針生検」
 というような、『2度手間なやり方』をする(結果として診断まで無駄な時間を要する)施設が「少なからずあります」
 

 それで、今回も「どうせ針生検をするなら」細胞診は不要という意味で「細胞診は無駄な検査」と言ったのです。(QandAの質問内容から、そのような現状を改めて感じました)
 

◎しかし、「再度来たメール内容からは、細胞診だけで針生検はしない」方針のようなので、今回は当てはまらないようです
 

「乳頭腺管がんはどんな種類の乳がんでしょうか」
⇒「組織型」はあくまでも「形態」分類です。

 腫瘍の増殖形態が、「乳頭状および管腔形成」をするものです。
 「非浸潤性乳管癌」成分を多く伴うこともある事も特徴です。
 

◎「組織型」はあくまでも「形態分類」(見た目)なので、「アポクリン癌など、特殊型出ない限り」治療方針とは関係ありません。

 
 

 

質問者様から 【質問4 細胞所見】

何度も申し訳ありません。

細胞診検査報告書の所見が、濃染性で腫大した核を有する乳管上皮細胞が集塊状ないし孤立散在性に多数出現しています。

集塊は核密度が高く二相性は明らかでありません。 乳管癌をかんがえますので、生検による確認をお勧めします。円柱上皮細胞3+。
赤血球2+、好中球 少数、リンパ球 少数とその部分だけ書いてありました。これって悪い事なんでしょうか。

まだまだ不安と恐怖で震えが止まりません

 

田澤先生から 【回答4】

 おはようございます。
 「細胞診」の結果を教えてもらいありがとうございます。

「細胞診検査報告書の所見が、濃染性で腫大した核を有する乳管上皮細胞が集塊状ないし孤立散在性に多数出現しています。集塊は核密度が高く二相性は明らかでありません。 乳管癌をかんがえますので、生検による確認をお勧めします。円柱上皮細胞3+。赤血球2+、好中球 少数、リンパ球 少数とその部分だけ書いてありました。」
⇒「乳管癌をかんがえますので、生検による確認をお勧めします」という表現に『注目』してください。

 病理医は『(針)生検による確認(確定診断)』を勧めています。
 つまり、「細胞診では癌と思われるが断定はしない、是非、『針生検をして確定診断をつけてください』」とコメントしているのです。

◎普通なら、(この病理医からのコメントを読んだら)「やはり針生検しないと駄目だな。それでは針生検をしましょう」となる訳ですが、今回の担当医は「ほぼ癌として間違いない」との判断で(針生検をせずに)治療を進めようとしています。
 「細胞診のコメントは99%癌」と言っているようなものだから、「画像診断と矛盾しない」こともあり、「癌として治療をすすめても間違いではない」と思いますが、

★実際は「細胞診では、確定診断(100%)とはなっていない」のです。
 ⇒それで「細胞診は無駄な検査」と私は言っているのです。
 ◎最初から「針生検をすれば」乳がんと断定(確定診断)されるのです。
 

「これって悪い事なんでしょうか」
⇒全くそんな事はありません。

 極めて「普通の」乳癌の「細胞診レポート」です。
 「悪性度が高い」などではありません。(細胞診では核異型度など細かい事は解る筈がありません)
 

◎細胞診だけで、「乳がん治療」を進めていこうとしている事について
 「細胞診レポート」にあるように、「細胞診では『癌を考えますので生検による確認を勧めます』として確定診断を避ける」のが現在の常識です。
 病理医の立場からすると「せっかく針生検があるのに」敢えて「少ない材料での検査である細胞診で確定診断をして、誤診となるリスク(高くはないですが)」を避けようとする事は極めて自然です。

 ただ、(担当医が頑なに針生検を避けている意図は不明ですが…)
 実際問題として「画像診断で(経験上)間違いなく乳癌」であり、なお且つ「細胞診で(確定診断とはなっていないけど)乳癌推定」であれば、ほぼ「乳癌」と考えても間違いないでしょう。
 質問者が「99%乳癌という診断なのだから」あえて「もう一度痛い思いはしたくない」というのであれば、このまま(針生検をしない)でもいいのです。

 
 

 

質問者様から 【質問5 細胞診検査と針生検査】

いつも分かりやすい回答ありがとうございます

細胞診よりも針生検をやるべきだと仰っておられますが、結果に何が違うのでしょうか

細胞診での所見の記述を書いてこの前に送りました

ガンの内容というか厄介か、そうでないかが分かるのでしょうか

厄介なガンでも治るのでしょうか

他に転移していた場合でも完治するのでしょうか

何度も何度も質問して申し訳ありません

気になる事が次々と出てきて落ち着きません

 

田澤先生から 【回答5】

 おはようございます。田澤です。

「細胞診よりも針生検をやるべきだと仰っておられますが、結果に何が違うのでしょうか」
⇒(先ほど回答した内容と重複してしますのですが)

 「質問者のレポート」の記載にもあるように細胞診では「乳癌を考えますので、生検で確認してください」というコメントが入ります。
 (細胞診しかない時代には細胞診だけで確定診断としていたために、少なからずの誤診がありました)
 『針生検が一般的に行われている、この時代』に、病理医は「敢えて(誤診のリスクを負ってまで)細胞診で確定診とはしない」方向にあるのは明らかなのです。
 

 『細胞診と針生検の違い』これは単純に「採取される細胞量」です。
 全く比較にもならないのです。 細胞診<<<<<針生検<マンモトーム生検<<(外科的)生検、手術など
 

「ガンの内容というか厄介か、そうでないかが分かるのでしょうか」
⇒癌の「悪性度(核異型度)」やサブタイプ(性質=治療の効き易さ)が解ります。
 これは、「採取される細胞量(組織量)」が格段に多いから「ここまで解る」のです。
 

「厄介なガンでも治るのでしょうか」
⇒全ての乳癌が治る訳ではありませんが、「質問者の場合のように」1期であれば、5年無再発率は90%を超えます。
 

「他に転移していた場合でも完治するのでしょうか」
⇒転移する部位によって異なります。

  1. リンパ節転移
     これは「あくまでも局所」であるため、手術±放射線により「根治する可能性」が十分にあります。
     
  2. 遠隔転移(骨、肺、肝など)
     これは「血行性転移」であり、「根治する確率はグンと下がります」1%程度と言われています。

 
 

 

質問者様から 【質問6 乳がんとストレス】

本当に何度も何度も質問して申し訳ありません

一度に質問すればいいのですが、夜になると色んな不安が出てきて、的確に答えてくれる先生に質問せずにはいられなくなります

先生の回答を信じて今は他の情報は見ないようにしてます

乳がんと診断されてから、食べても食べても体重が減るのです。

お通じも良く(フロモックスを11日から4日処方されてます。あと寝る前にデゾラム0.5、アレグラ、バイナスも服用)食べたら出る感じです

検査まで日にちがあり、不安と恐怖でドキドキが止まらず、ストレス、免疫力も低下するのではと思ってしまいます

乳がんはストレスで大きくなったりするのですか

28日までにこんな精神状態のままで進行することはないのでしょうか

お答えしていただけたらとよろしくお願いします

 

田澤先生から 【回答6】

 こんにちは。田澤です。
 質問者の不安が「いくらかでも軽減すればいいのですが」
 それでは回答します。

回答

「乳がんはストレスで大きくなったりするのですか」
⇒大丈夫です。

 乳癌は、そもそも急に大きくなったりはしません。
 ストレスは「体には良くありませんが」乳癌を大きくしたりはしません。
 

「28日までにこんな精神状態のままで進行することはないのでしょうか」
⇒大丈夫です。2週間では「殆ど影響ありません」

 
 

 

質問者様から 【質問7 遠隔転移】

何度も質問申し訳ありません

遠隔転移の根治が難しいとの回答にまた恐怖が、そうだったらどうしようなどと考え出して質問させていただきました

遠隔転移があった場合はは治療法はないのでしょうか

リンパ節への転移は根治出来るのですか

まだ、検査も手術も受けてないので、分からないとは思いますが、今の状態での可能性は分かりますか

完治だけを考えて過ごそうと思ってますが、悪い方へと考えて、何度も質問させて貰ってますが、回答してくださりありがたく思ってます

 

田澤先生から 【回答7】

 こんにちは。田澤です。
 心配される気持ちは十分に解ります。

回答

「遠隔転移があった場合はは治療法はないのでしょうか」
⇒誤解されているようです。

 (原発巣(乳癌)がホルモン感受性陽性ならば)ホルモン療法も効きますし、抗癌剤も良く効きます。
 ただ、治療効果は「永遠ではなく、根治まではいたらない」という意味です。 1%位は根治するとも言われています。
 

「リンパ節への転移は根治出来るのですか」
⇒根治も十分に可能です。

 リンパ節はあくまでも「局所」なので、『手術で摘出できるものは摘出して』その後『放射線』で十分根治可能です。
 

「検査も手術も受けてないので、分からないとは思いますが、今の状態での可能性は分かりますか」
⇒遠隔転移の可能性はほぼゼロです。(2~3cmの腫瘍で手術の時点で遠隔転移が存在した人は私の相当な数の経験でもいません)

リンパ節転移があるかどうかについては、「超音波やCT所見の記載が無い」ので不明です。
⇒しかし、(例え、リンパ節転移があったとしても)適切な局所療法『手術と放射線』を行えば、十分根治は可能です。

 
 

 

質問者様から 【質問8】

先生の回答を何度も読み返しながら、大丈夫だと言い聞かせております

小さい事が引っかかり、何度も質問して申し訳ありません

針生検もしていないし、MRI検査も初診から3週間後、本当に2ヶ月内に手術出来るか不安です

初診した病院は個人病院で検査も限られ、大学病院を紹介して下さり、予約を入れてくれました

28日の検査後、手術が決まればいいのですが、個人の先生はいつ出来るかはベットの空き次第と思いますとの事、日毎に不安と恐怖が増して来ます

 

田澤先生から 【回答8】

 おはようございます。田澤です。
 質問者のおかれている環境には同情します。

「針生検もしていないし、MRI検査も初診から3週間後、本当に2ヶ月内に手術出来るか不安」
⇒検査まで日数もあるのだから、「その間に、針生検をするべき」だと思います。

 是非、「担当医」にその旨お話しすることをお勧めします。
 

「大学病院を紹介して下さり、予約」
⇒大学病院を受診してから、「それでは針生検しましょう」などと、「検査が一から始まる可能性」があります。

 時間を無駄にしないように、「フットワークの良い」病院が、「質問者の通える範囲」にあるといいのですが…
 

「28日の検査後、手術が決まればいいのですが、個人の先生はいつ出来るかはベットの空き次第と思います」
⇒心配です。

 「長期間待ってまで、大学病院のような『誰が手術するか解らない』ところで手術をする」事はお勧めしません。
 ★あまりにも「待つ」ようなら、やはり「転院」を考えた方がいいでしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問9】

度々質問です

今日紹介状を受け取りに行ったとき、先生が28のMRI、CTと細胞を取っての検査がある日ようにおっしゃってました

その日に手術日程が決まるだろうとの事

針生検はどこの病院でもできるのでしょうか

28日では遅いのでしょうか

手術は6月中ぐらいなら大学病院でしても大丈夫でしょうか

日程が決まってからの転院を考えるのは遅いでしょうか

そこから直ぐにしてもらえる病院は見つかるのでしょうか

 

田澤先生から 【回答9】

 こんにちは。田澤です。
 担当医の「28日のMRI、CTと細胞を取っての検査がある」というコメントにはがっかりです。

 「個人のクリニック」だから(針生検はせずに)「細胞診だけする」⇒そして(病院に紹介してから)「針生検をしてもらう」というつもりなのでしょうか?
 全く理解不能です。

 私の尊敬する「仙台のクリニックの先生」は当然のように日常的に「針生検」を行ってます。
 前回の回答にも記載したように「乳癌を疑っているのに」細胞診をする事は『明らかな2度手間』です。
 すみません。こんな事を質問者に行っても仕方がないのですが、ただ「今後、QandAを見た多くの方の参考」になればと思います。

回答

「針生検はどこの病院でもできるのでしょうか」
⇒乳腺外科医にとっては『絶対に必要』な検査です。

 乳腺外科医のいる病院(であろうと、個人のクリニックであろと)ならば「当然、針生検はできる筈」です。
 

「28日では遅いのでしょうか」
⇒遅すぎはしないとは思いますが、「癌を疑ったのであれば、針生検は当日にすべき」という私のスタンスからは「随分遅く」感じます。

 MRIやCTは2~3週かかるのは仕方が無いと思います。
 「超音波所見から、ある程度の術式を予想して」日程を決める事も可能な筈です。
 

「手術は6月中ぐらいなら大学病院でしても大丈夫でしょうか」
⇒「大学病院でも大きな問題はない」とは思いますが、一般的に「大学病院では経験の浅い医師が手術を行う」事になります。
 ◎「経験が浅い」とは「経験年数の問題」と「執刀経験の少なさ」の2つがあります。
 

 「大学病院は大きいから?安心」とか「設備が充実してそう」などというのは、「乳腺の手術」には全く意味の無い発想です。
 「乳腺の手術」は「執刀医一人の技術」のみで決まるのです。助手が何人いても全く無意味です。
 

 私の家族であれば、当然私が手術をしますが、「遠方の方に相談されたとしたら、(少なくとも癌センターとか)大学病院は勧めない」とは思います。
 

「日程が決まってからの転院を考えるのは遅いでしょうか そこから直ぐにしてもらえる病院は見つかるのでしょうか」
⇒もしも転院を考えているのであれば、「わざわざ28日まで待つ必要」はありません。

 「担当医」からもらった「大学病院への紹介状」を持って、「大学病院へ紹介されたのだけど」と断った上で「別の病院を受診」する事も良くある事です。
 勿論、担当医と相談して「別の病院への紹介状」をもらうという方法もあります。

 
 

 

質問者様から 【質問10 大学病院】

私は○○県に住んでおります

なので、この県にある大学病院での予定です

先生は大学病院を薦めないとおっしゃっていますが、何処で見ていただくのがいいか分かりません

このまま検査をしてくれるのを待つことになりそうです

針生検も28日では遅くはないとおっしゃったので、前の質問の回答にもあった様に乳がんが大きくなったり、広がったりしないという事だったので、出来そうなことありますか?

検査していただいた先生に針生検について聞いた方が良いでしょうか?

 

田澤先生から 【回答10】

 こんにちは。田澤です。
 地域の事情は分かりませんが、大学病院はあまりお勧めできません。

 やはり、大学病院は「若い医師の勉強・訓練の場」なのです。

回答

「検査していただいた先生に針生検について聞いた方が良いでしょうか?」
⇒是非聞いてみてください。

 どう考えても、「改めて28日に大学病院で」針生検を行うよりも、時間の無駄が無くなります。

 
 

 

質問者様から 【質問11 風邪】

何度も申し訳ありません

昨晩から37度と少し体温が上がり、喉と背中に痛みがあります

咳も少し出ます

風邪の症状に似ています

これは乳がんや転移などの症状でしょうか

 

田澤先生から 【回答11】

 こんにちは。田澤です。
 「乳癌と診断」されると、途端に「様々な症状」が気になるものです。

回答

「37度と少し体温が上がり、喉と背中に痛みがあります 咳も少し出ます」
⇒やはり風邪だと思います。

 状況からして、質問者に「乳癌の転移」は、そもそも無いと思いますし、「乳癌の転移の症状」とも全く異なります。
 心配はありません。

 
 

 

質問者様から 【質問12 病院選び】

何度も何度もお返事ありがとうございました

風邪との事に安心しました

ちょっとの事で気になるため色々お聞きしたくなります

大学病院を薦めないとおっしゃっていましたが、どういう基準で病院を選ぶのがいいのでしょうか

先生のような方がどこにいるのでしょう

大きな課題です

先生が良いと思う医師とはどんな人でしょう

 

田澤先生から 【回答12】

 こんにちは。田澤です。
 「病院選び」は確かに大変だと思います。

回答

「大学病院を薦めないとおっしゃっていましたが、どういう基準で病院を選ぶのがいいのでしょうか」
⇒まず「大学病院とか が○センターとか」大きな病院は辞めた方がいいと思います。
 理由は、「医師があまりにも多すぎて、執刀経験ができない。執刀経験の少ない医師の教育の場となっている」事です。
 

「先生のような方がどこにいるのでしょう」
⇒正直なところ、居ないと思います。

 「症例数が多くなると、医師の数を増やす」のが当たり前の世の中で「少数精鋭を守り抜いた」東北公○病院はかなり珍しいのです。(その分大変でしたが…)
 「手術症例数上位の病院」の「乳腺外科医師数」をみると「あまりの数の多さに、びっくりしてしまいます」
 

「先生が良いと思う医師とはどんな人でしょう」
⇒「診断」から「手術」「術後の治療」まで、沢山の経験を「自ら」している医師です。

○探すとしたら、「手術件数に比して、医師の数が少ない」病院でしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問13 病院選びについて】

とても難しい課題です

今は、色々情報を探しています

このままでは検査は大学病院でになると思いますが、なんとか、次の病院も探します

けれど、もし見つからなければ、大学病院でとなってしまうかもしれません

その時は、極論かも知れませんが、乳がんは治してもらえない治らないという事になるのですか

大学病院での手術、治療を選んでしまったら、もう終わりになってしまうのでしょうか

大学病院が良いという患者さんも沢山おられると思いますが、 先生のお話で、乳がんは治ると信じれましたが、不安と恐怖がおそってきます

 

田澤先生から 【回答13】

 こんにちは。田澤です。
 「病院選びの追加質問」ですね。

回答

「大学病院でとなってしまうかもしれません。 その時は、極論かも知れませんが、乳がんは治してもらえない治らないという事になるのですか」
⇒そこまで極端なものではありません。

 私が言っている「大学病院や(大所帯の)有名大病院」を勧められない理由は「手術精度」にあります。(診断精度も問題ですが…)

  • センチネルリンパ節生検や腋窩郭清
     ⇒最小限の「リンパ管損傷」で行われているか?
  • 手術時の出血量
     ⇒私は「乳癌手術では出血ゼロ」が当然と思っていますが、「ダラダラと出血をして手術が行われてはいないか?」
  • 手術時間
     ⇒長時間の手術で「患者さんに余計な負担」をかけていないか?

 このような点です。
 決して「癌自体が治らない」という程のものではありません。
 ただ、やはり「手術精度」に違いが出るのも事実なのです。
 

「大学病院での手術、治療を選んでしまったら、もう終わりになってしまうのでしょうか」
⇒(上記の通り)そこまで「いい加減な」治療という事ではありません。
 

「大学病院が良いという患者さんも沢山おられると思いますが」
⇒そのように考える方が居る事は良く目にします。
 想像するに、「大学病院が優れているイメージ」があるのでしょう。

 そのように考えている患者さんが居なければ、「大学病院の経営」は成り立たないし、「大学病院での(若手医師の)教育もできなく」なってしまいます。
 正直、「大学病院指向」があるおかげで、「大学病院は教育機関として成り立つ」事は忘れてはいけない事実です。

 
 

 

質問者様から 【質問14 手術の説明】

大学病院でとなってしまった時、手術精度に差が出るとおっしゃってますが、差が出ると後々の再発、転移などの心配も出てくるということでしょうか

大学病院でしたら根治は諦めなければいけないのでしょうか

検査後の手術が決まった場合、説明の時、何を注意して聞けば良いでしょう

そして、聞いておかなくてはいけない事とはなんでしょうか

もし、その時、他の病院での手術を希望することは可能なことでしょうか

少しでも情報を持って、検査に備えたいと思ってます

宜しくお願いします

 

田澤先生から 【回答14】

 こんにちは。田澤です。
 それでは回答します。

回答

「差が出ると後々の再発、転移などの心配も出てくる」
⇒それ程心配はありません。

 むしろ問題になるのは「術後の回復」「後遺症(浮腫み)」などです。

①術後の回復
 ⇒「手術時間が長い」とか「出血する」場合には、術後の回復に影響が出ます。

②「後遺症(浮腫み)」
 ⇒精度が悪いと「本来、傷つけずに済む筈のリンパ管を損傷」してしまう可能性があるのです。
 

「大学病院でしたら根治は諦めなければいけないのでしょうか」
⇒(前述したように)根治性には、それ程の影響は無いと思います。
 

「検査後の手術が決まった場合、説明の時、何を注意して聞けば良いでしょう」
⇒大学病院では「外来で診察する医師」と「執刀医」「術後診療する医師」がバラバラとなる事が多いです。
 そうなると、「責任感が曖昧」となりがちです。

 ひとりの医師が「きちんと責任をもって」診療を行う事ができるのか? 確認した方がいいと思います。
 

「その時、他の病院での手術を希望することは可能なことでしょうか」
⇒それは大丈夫です。

 セカンドオピニオンでも転院でもどちらでも可能です。

 
 

 

質問者様から 【質問15 病院選び】

乳がんと診断されてから何度も質問させていただき、回答して下さりありがとうございました

大学病院での説明をちゃんと理解出来るよう今までの先生の回答を頭に入れておこうと思います

病院選びについてですが、個人で診察手術までやっている病院がありますが、麻酔や術後の放射線治療は大学病院などに依頼しているという提携している病院はどうなのでしょう

今更ですが、どういう形態の病院があるのでしょうか

よろしくお願いします

 

田澤先生から 【回答15】

 こんにちは。田澤です。
 病院選びは確かに難しいものです。
 どうしても「外観の派手さ」に目がいってしまう事も原因のひとつでしょう。

回答

「個人で診察手術までやっている病院がありますが、麻酔や術後の放射線治療は大学病院などに依頼しているという提携している病院はどうなのでしょう」
⇒このような病院は結構あります。

 基本「内科とは違って」外科で開業した場合には「個人で全てをまかなう事は不可能」なのです。
 その医師が(開業前に)「沢山の症例経験があれば」大学病院よりはいいと思います。
 

「今更ですが、どういう形態の病院があるのでしょうか」
⇒私が尊敬する仙台の「泉○央○腺クリニック」の木○先生のように、「クリニックで診断」⇒提携病院へ出向いて行って手術⇒術後クリニックでフォロー
 というパターンもあります。

◎どういう形態であれ、「医師個人の経験値」が多い医師がいいと思います。

 
 

 

質問者様から 【質問16 病院選び】

乳がんと診断されてから、お腹の調子が悪く、医師から精神的なものとビオスリー配合錠と眠れないのでデゾラム錠を処方されています

朝と、夕方から夜になると36.7度から37.2度の微熱が続いております

これは、乳癌からのものでしょうか、それとも心因性でしょうか

精神的な事から微熱とは続くものですか

28日の検査が不安で怖くて仕方ありません

何度も何度も申し訳ありません

 

田澤先生から 【回答16】

 こんにちは。田澤です。
 私の患者さんにも「乳癌と診断されて」下痢が続き体重が落ちてしまい「精神的にも、身体的にも」強いダメージを受ける方はいらっしゃいます。
 ただ、いずれ「自分自身が病気を受け入れる」事により、改善して「元の健康体」に戻ります。
 乳癌は決して「人の健康を奪う」ものではありません。

回答

「36.7度から37.2度の微熱が続いております  これは、乳癌からのものでしょうか、それとも心因性でしょうか」
⇒乳癌からではありません。

 おそらく「腸内環境が原因」でしょう。
♯下痢をしていなくても「お腹の調子が悪い」状態は「正常な腸内細菌叢がダメージを受け」粘膜で炎症を起こします。(微熱の原因として矛盾ありません)
 

「精神的な事から微熱とは続くものですか」
⇒(上記のように)
 「精神的ダメージ」からくる「腸内細菌叢のダメージ」からと思います。
 

○質問者が「病気を受け入れ」精神的に落ち着くと、改善する筈です。

 
 

 

質問者様から 【質問17 医師の経験値】

まだ微熱が続いております
病院に行ったら喉に炎症があり風邪と診断されました

質問ですが、医師の経験値は患者はどうやって知り得るのですか
全ての医師がどれだけ手術をこなしているのかわかるのでしょうか
その医師への信頼はどういう対応で判断できるのでしょう

 

田澤先生から 【回答17】

 こんにちは。田澤です。
 季節の変わり目ですので、風邪には注意が必要です。

回答

「医師の経験値は患者はどうやって知り得るのですか」
⇒全てを知るのは困難です。

 現在の病院での「手術件数」と「乳腺外科医の数」から「一人あたりの手術件数」を推測するしかありません。
♯その際に、「乳腺外科医数」が5人以上の病院は「一人あたりの手術件数が少なすぎるので」除外してください。
 これで、「殆どの大学病院や癌センターなどの大病院が対象から除外」されます。
 

「全ての医師がどれだけ手術をこなしているのかわかるのでしょうか」
⇒それは困難です。
 「少人数で沢山の手術症例」のある病院で判断するのがいいでしょう。
 

「その医師への信頼はどういう対応で判断できるのでしょう」
⇒自信を持って「患者さんへ対応し、説明に揺らぎがない」という事だと思います。

 自信を持った医師であれば、「○○の場合もあります」より先に「大丈夫です。心配ありません」が先に来るでしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問18 乳がんと食べ物】

何度も質問させていただきます

乳がんは女性に多くなる癌ですが、癌には糖分が良くないと聞きました

甘いものが好きなので、乳がんと5月8日に診断されてからも、食事をあまり変えずにいチョコレートなども食べてますが、28日の検査まで進行したりするのでしょうか

食べ物の制限はあるのでしょうか

食べ物については気になる人もいるのではとお聞きしました

回答していただけたらと思います

 

田澤先生から 【回答18】

 こんにちは。田澤です。
 乳癌と診断されてから「28日の受診」まで時間が長すぎて「いろいろ心配される気持ち」十分理解できます。

回答

「乳がんは女性に多くなる癌ですが、癌には糖分が良くないと聞きました」
⇒これは誤解です。

 乳腺が女性に発達しているから「乳癌は女性に多く発症します」
 一時期「男性乳癌は1%」と言われていましたが、私の感覚では「現在は女性の乳癌が増加したため、相対的に男性乳癌の頻度はもっと低い」です。
 

「癌には糖分が良くない」
⇒確かに癌は「ブドウ糖を盛んに取り込み活発に増殖」します。
 ♯それを利用しているのがFDP-PETです。

 しかし、「糖分を採りすぎると癌が増殖する」というのは「考え方が飛躍しすぎ」です。
 現段階のエビデンスでは「当分摂取が癌の発育にリスク」という証拠はありません。
 

「食べ物の制限はあるのでしょうか 食べ物については気になる人もいるのではとお聞きしました」
⇒これは(日常診療でも非常に良く効かれる)質問です。

 食事制限は全くありません。

 「何を食べても構いません。体調だけ崩さないように」と私はいつも患者さんにお話ししています。

 
 

 

質問者様から 【質問19 手術について】

間も無く検査の日を迎えます

どんな結果が出るのかが不安と恐怖で緊張します

なので何度も何度も質問して申し訳ありません

検査結果が分からないので、手術方法は分からないと思いますが、手術時間はどれくらいかかるのでしょうか

入院期間、治療期間はどれくらいでしょうか

また、手術をして、がん細胞が、周りに残ってしまったり、他に転移するということはないのでしょうか

そういうリスクは考えて手術、治療をするのでしょうか

乳がんを取ってもいつまでも再発や転移に怯えてしまいそうです

 

田澤先生から 【回答19】

 こんにちは。田澤です。
 「解らないことの不安」これは大変なものだと理解しています。
 これから手術まで「状況が明らかになる」度に不安は解消していきます。

回答

 施設によって異なるところですが江戸川病院のもので回答します。

「手術方法は分からないと思いますが、手術時間はどれくらいかかるのでしょうか」
⇒○乳房温存術 50分
 ○乳房全切除 60分
 

「入院期間はどれくらいでしょうか」
⇒○乳房温存術 2泊3日(術前日入院、術翌日退院)
 ○乳房全切除 3泊4日(術前日入院、術翌々日退院)
 

「治療期間はどれくらいでしょうか」
⇒○放射線照射 25~30回(5~6週間)
 ○ホルモン療法 5年間
 ○抗がん剤 3か月~半年
 ○分子標的薬(ハーセプチン) 1年間

 ♯これらのどれが適応となるかは、術式とサブタイプ(腫瘍の性質)によって決まります。
 

「手術をして、がん細胞が、周りに残ってしまったり」
⇒大丈夫です。

 周りに残らないように「術前拡がり診断」を行い『乳房温存か乳房切除を選択するのです。
 

「他に転移するということはないのでしょうか」
⇒大丈夫です。

 手術をすることによって、癌が他に転移することはありません。
 手術をせずに、「癌をそのままにしておく」と、いずれ「癌細胞が血管やリンパ管の中に入り込み」転移をおこすもととなります。
○手術をすると、その「刺激」で転移するというイメージは間違いです。(そのような誤った内容の書いてある本があるかもしれませんが…)
 

「そういうリスクは考えて手術、治療をするのでしょうか」
⇒最善を考えて治療をすすめます。

 局所療法(手術±放射線)と全身療法(ホルモン療法、化学療法)の組み合わせです。
◎局所をきっちり治療して、全身をケアするという考え方です。
 「乳癌は全身病なので局所療法は意味がない」などという考え方が誤りであることは、今まで多くの方を治療をしてきた私が知ってます。
 

「乳がんを取ってもいつまでも再発や転移に怯えてしまいそうです」
⇒だんだん不安はなくなってきます。

「術前診断(針生検及び画像診断)の確定」⇒「手術」⇒「術後の病理結果の確定」⇒「術後補助療法の終了」⇒「経過観察」
 この過程を一歩一歩すすむたびに、「不安は」ゆっくりと解消していきます。

◎不安を一気に解消する「夢の処方箋」などありません。
 正しい治療を一歩一歩進むことこそ全てなのです。

 
 

 

質問者様から 【質問20 手術について】

再度質問です

手術についての追加質問ですが、1.87のしこりで、まだリンパなどへの転移があるかわかりませんが、マンモグラフィと超音波をしてくださった先生が、温存で大丈夫な大きさだと言いました。

手術は、温存だと再発や転移しやすいということはありませんか

早期でも全摘した方がそういったリスクを減らす事になるのではとおもいますが、手術についての先生の回答お聞かせください

今から手術、治療、その後色々心配で仕方ありません

よろしくお願いします

 

田澤先生から 【回答20】

 こんにちは。田澤です。
 「温存と全摘」ですね。
 そもそも「乳房温存術が一般化」した背景には『極めて重要な事実』があります。
 それは『温存でも、全摘でも生命予後は変わらない』です。

温存手術が受け入れらている理由

①温存でも全摘でも生命予後は変わらない
②遠隔再発(肺や肝、骨など)は温存でも全摘でも変わらない
③(温存)「乳房内再発」は温存術にしかない(全摘では理論上ゼロ)が、『温存術後に乳房内再発して乳房切除を行っても、最初から乳房切除したものと予後は変わらない』
 

回答

「手術は、温存だと再発や転移しやすいということはありませんか」
⇒「再発」とは、乳房内再発の事でしょうか?
 乳房内再発の可能性はあります(これは乳房全切除では、理論上ゼロ)

 「転移」とは、遠隔転移(肺や肝、骨など)の事でしょうか?
 遠隔転移は、『温存術と乳房全切除術とでは、全く変わりません』
 ♯これが「乳房温存と乳房全切除で予後が変わらない理由」です。 
 

「早期でも全摘した方がそういったリスクを減らす事になるのではとおもいますが、手術についての先生の回答お聞かせください」
⇒乳房内再発のリスクは減らします(乳房全切除は、乳腺を全摘出するので乳房内再発は起こりません)

 ただ、「遠隔転移(再発)については同等」です。
 

◎乳房温存と乳房全切除の違いはあくまでも「乳腺をどうするか?」だけです。『全身については全く同等(だから生命予後は同等)』なのです。

 私の意見としては、「無理なく温存できる人は、温存を勧めます。 遠隔転移や生命予後は全く同等なのです」
 乳房内再発はきちっとした局所療法(手術+放射線)をすれば、巷で言われている程頻度は高くありません。
★私の経験上、「乳房内再発はかなり稀」なのです。

 
 

 

質問者様から 【質問21 手術について】

何度も細かい事までお答え頂きありがとうございました

温存でも全摘でも予後の不安は変わらないのですね

もし温存でも大丈夫だと診断されたら、体への負担は全摘と変わってくるのですか

きちんとした手術、術後治療をすればマイナスなリスクは低くなるのでしょうか

担当医の自信を持った対応や、説明をしてくれるかをしっかり聞いて来ます

先生のように自信を持っての治療は患者にとって頑張れることになるのだとおもいます。

何故先生のような人がこちらにいないのかと恨めしく思います

不安は、徐々になくなってくるとのお言葉を信じようと思います

先生の病院で入院は長くて3泊4日で済むのですか

その後は通院治療ということになるのですか

その後の検査も定期的にしなくてはならないのだと思いますが、それは、マンモグラフィと超音波検査になるのですか

先々の質問まで申し訳ありません。

これからのことをいろいろ聞いておきたいです

検査であまり辛い結果にならない事を願って、先生の今までの回答を何度も読み返してます

 

田澤先生から 【回答21】

 こんにちは。田澤です。
 少しずつ「全体像」が解ってきたと思います。
 遠慮なく、「疑問は疑問のままとはせず、この場を利用して解消するように努めて」ください。

回答

「温存でも大丈夫だと診断されたら、体への負担は全摘と変わってくるのですか」
⇒乳腺は全摘しても「創」が長くなるという位で「体に対する負担や、腕の動きなど」全く変わりありません。

 基本的に「違いは、美容的な面」と考えて差し支えありません。
 

「きちんとした手術、術後治療をすればマイナスなリスクは低くなるのでしょうか」
⇒その通りです。

 術後の「再発リスク」と「(浮腫みや痛みなどの)後遺症のリスク」に差が出てきます。
 

「先生の病院で入院は長くて3泊4日で済むのですか」
⇒(この江戸川病院で、この入院期間としてから1年になりますが)退院延期となった人は一人もいません。
乳腺部分切除は2泊3日で統一してます。
 

「その後は通院治療ということになるのですか」
⇒その通りです。
 (術式やサブタイプにより)「ホルモン療法」「抗癌剤」「放射線」のどれか、もしくは「いずれも」適応になったりしますが、どれ一つとして入院治療はありません。
 期間に関しては前回回答通りです。
 

「検査も定期的にしなくてはならないのだと思いますが、それは、マンモグラフィと超音波検査になるのですか」
⇒それらに、採血を加えて、「3カ月に1回の診察・超音波」「1年に1回のマンモグラフィー」が標準となります。

 
 

 

質問者様から 【質問22 医師の人数、主要疾患】

検査する病院
診療科は食道・乳腺甲状腺外科で、乳腺外科専門医の先生は2人と科長は食道・乳腺・甲状腺外科・内視鏡手術が専門分野になっており甲状腺外科・呼吸器外科専門が1人で外科専門が9人になってました

食道・乳腺の診察をしている先生が6人のようです

乳腺外科が3人ということのようです

乳腺外科の専門医が担当になるのか分かりませんが

主要疾患
1低侵襲で整容的で満足出来る乳房温存療法
2局所麻酔で行う鏡視下手技を駆使した根治手術
3精度の高いセンチネルリンパ節生検
4個々の状態にあったオーダーメード内分泌・化学療法
5セカンドオピニオンの積極的受け入れ

と書いてありました
ここまで書くと病院名がわかってしまうかもよく分かりませんが、どういう意味でしょうか

 

田澤先生から 【回答22】

 こんにちは。田澤です。
 どこかの病院のホームページのようですね。
 質問者の意図は後半の「1~5の解説」ということでよろしいでしょうか?

回答

「1.低侵襲で整容的で満足出来る乳房温存療法」
⇒乳房温存術を積極的にやっていますよ。ということでしょう。

 「低侵襲で整容的に満足」:乳房温存術は、当然こうあるべきです。
 

「2.局所麻酔で行う鏡視下手技を駆使した根治手術」
⇒この文面は意味不明です。
 鏡視下手術もしてますよ。というアピールでしょうか?
 「乳腺の手術に鏡視下手術は不要」と私は思います。
 

「3.精度の高いセンチネルリンパ節生検」
⇒文字通り、「きちんとセンチネルリンパ節生検」を行ってます。という事だと思います。
 

「4.個々の状態にあったオーダーメード内分泌・化学療法」
⇒これは、「ガイドラインに準拠」しながらも、「個々の患者さんの事情などで」治療法を相談します。ということでしょう。
 

「5.セカンドオピニオンの積極的受け入れ」
⇒セカンドオピニオンは、基本どこでも受け入れていると思いますが…

 専門性を持ってますよ。と言う事でしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問23 術後のリスクの差】

再度質問させていただきます

きちんとした手術、術後治療をすればマイナスなリスクは低くなると質問した回答で、その通りだと仰ってましたが、術後の再発リスクと後遺症に差が出るというのはなぜでしょう

再発のリスクを普通なら低くなるような治療をするのではないのですか

治療によって再発のリスクが高くなる事があると思うと不安になります

それは、医師の判断や治療方法のミスという事でしょうか

 

田澤先生から 【回答23】

 こんにちは。田澤です。

「術後の再発リスクと後遺症に差が出るというのはなぜでしょう」
⇒これは手技の正確性の差によるものです。

「再発リスク」
実際に見るケースですが、「センチネルリンパ節生検」でマイナスだった。筈なのに「術後数年して腋窩リンパ節再発」が発見される
これは、「手術時に、センチネルリンパ節を見逃している」事が原因だと思われます。
手術技量の差によっては、この様な事も(頻繁では困りますが)あるのです。

「後遺症」
これは(センチネルリンパ節生検でも、腋窩郭清でもいいのですが)「目的のリンパ節を取る際に」どれだけ(本来傷つけてはいけない)リンパ管や血管を傷つけてしまうか?によります。
手術技量の差により「本来、最短距離で取れる筈のセンチネルリンパ節」を「周りのリンパ管を破壊しながら」取るケースはしばしば見受けます。
この「リンパ管損傷」が「リンパ浮腫の原因として重要」と思います。
 
     
「再発のリスクを普通なら低くなるような治療をするのではないのですか 治療によって再発のリスクが高くなる事があると思うと不安になります」
⇒これは誤解です。

 手術によって「再発のリスクは確実に低くなります」ただ、「技術の差によって、全く同等ではない」とお話ししているだけなのです。
 

「医師の判断や治療方法のミスという事でしょうか」
⇒そうではありません。

 患者さんに手術をするわけですから「ある一定のレベル」はあるでしょう。
 ただ、「そこから先」に差がでるのは「人間が行う操作」である以上、避けられない事です。(例えとして適切かはわかりませんが、美容院での技量の差など世の中に技量差があるのは仕方が無い事です)

 「最初から上手い人はいない」のです。「執刀経験を重ねながら、上手くなっていく」のです。

 
 

 

質問者様から 【質問24 術後のリスクの差】

度々申し訳ありません

手術についての追加質問ですが、非浸潤癌と浸潤癌だと手術方法は違うのですか

また浸潤癌、リンパ節転移、転移なしの場合どのような手術の方法があるのでしょう

癌は転移しやすいものとしにくいものがあるのですか

それも含めて、一番良い手術、治療方法を先生がきちんと決めて下さるものですか

もし、手術方法を患者自身が選ぶことになった時そういうこともあるのか分かりませんが、どう考えていいのか冷静に考えられるのでしょうか

先生が気になることは質問してもいいと仰って下さったので、甘えて気になる事が飛び飛びのようになって申し訳ありません

 

田澤先生から 【回答24】

 こんにちは。田澤です。
 「組織診断確定後の」手術術式ですね。

回答

「非浸潤癌と浸潤癌だと手術方法は違うのですか」
⇒変わりません。

 ただ、「非浸潤癌の場合には、リンパ節転移は無いとの術前診断となるので」全例が「センチネルリンパ節生検の対象」となります。
 「浸潤癌の場合は、『術前画像診断でリンパ節転移が疑われる場合には(センチネルリンパ節生検はせずに)最初から腋窩郭清を行います』
 もちろん、「浸潤癌の場合でも、術前診断でリンパ節転移が疑われない際には、(非浸潤癌同様に)センチネルリンパ節生検の対象」となります。
 

「また浸潤癌、リンパ節転移、転移なしの場合どのような手術の方法があるのでしょう」
⇒前述した通りです。
(術前画像診断で)リンパ節転移陽性と判断すれば、(センチネルリンパ節生検はせずに)腋窩郭清の対象となるし、
(術前画像診断で)リンパ節転移陰性と判断すれば、センチネルリンパ節生検の対象となります。

◎「乳房温存」か「乳房切除」かの選択は「非浸潤癌と浸潤癌は関係ありません」
あくまでも「病巣の拡がりが広い、もしくは多発」であれば(非浸潤癌でも浸潤癌でも)乳房切除
あくまでも「病巣の拡がりが狭く、かつ  単発」であれば(非浸潤癌でも浸潤癌でも)乳房温存
 

「一番良い手術、治療方法を先生がきちんと決めて下さるものですか」
⇒病変の「拡がり診断(MRIや超音波など)」と「リンパ節転移の判断(CTや超音波)」によって主治医が提案します。

 その上で最終的には「患者さん」との相談になります。
 

「どう考えていいのか冷静に考えられるのでしょうか」
⇒きちんと、順序だって説明されれば、冷静に判断できる筈です。
 心配ありません。

 
 

 

質問者様から 【質問25 進行がんについて】

何度も申し訳ありません

また、初期の質問になってしまいますが、乳がんが2cm以下だと早期発見と仰っていたので前向きに頑張ろうと思っていたのですが、私のようにしこりで見つかった乳がんは進行がんで、再発のリスクが高く、 定期的な検査で再発、転移は早期発見に意味がなく治療も困難であるというような事を書かれていると聞きました

やはり、乳がんになるということはガンが出来やすいということなのでしょうか

体質や遺伝など、やはりあるのでしょうか

早期発見では根治出来ると思っていたのでこの記述はとてもショックです

 

田澤先生から 【回答25】

 こんにちは。田澤です。
 インターネットには「いろいろと無責任な内容」があります。
 インターネットにあるものは「全て真実」というように考える必要はありません。

回答

「私のようにしこりで見つかった乳がんは進行がんで、再発のリスクが高く、 定期的な検査で再発、転移は早期発見に意味がなく治療も困難であるというような事を書かれている」
⇒随分誤りの目立つ内容です。

 「私のようにしこりで見つかった乳がんは進行がん」
 ⇒完全に「誤った記載」です。
  「早期乳癌」という定義は「1期の乳癌」です。
  これは「2cm以下」であり、「しこり」として見つかります。
  『2cm以下のしこりで見つかった乳癌は早期乳癌であり、進行癌ではありません』

 「再発のリスクが高く」
 ⇒完全な誤りです。
  「1期の乳癌の10年生存率は93%」あります。
  このどこが「再発率が高い」のでしょうか?

 「定期的な検査で再発、転移は早期発見に意味がなく治療も困難である」
 ⇒再発の内でも「局所再発は早期」であれば、「十分根治も可能」です。

  ♯遠隔転移の場合も早期のうちに発見して「治療を早期に開始」すれば、「QOLを保つ」事ができます。「無意味」ではありません。
 

「乳がんになるということはガンが出来やすいということなのでしょうか」
⇒そのような事はありません。

 癌は、(乳癌に限らず、全ての癌腫において)転移・再発に気をつけなくてはなりません。
 また、「その他の部位の癌」になり易いかというと、そんなことはありません。
 普通に検診を受けてください。
 

「体質や遺伝など、やはりあるのでしょうか」
⇒(乳癌の関しては)遺伝性乳癌は5%程度です。

 体質というよりは「生活様式によるホルモン環境」が関係してきます。

 
 

 

質問者様から 【質問26 質問22の回答について】

記述1.3.4.5は当たり前の記述ということでしょうか
記述2の鏡視下手技を駆使した根治手術が意味不明で不要なのはなぜでしょうか
やっても意味がないということでしょうか

 

田澤先生から 【回答26】

 こんにちは。田澤です。

回答

「記述1.3.4.5は当たり前の記述ということでしょうか」
⇒その通りです。

 乳腺専門医であれば、当然そうあるべき姿なのです。
 

「鏡視下手技を駆使した根治手術が意味不明」
⇒「意味不明」といったのは「局所麻酔で行う鏡視下手技を駆使した根治手術」の中の「局所麻酔で」という記載です。
 局所麻酔で「鏡視下手技を駆使する」という事が意味不明(想像できない)と言ったのです。
 

「不要なのはなぜでしょうか やっても意味がないということでしょうか」
⇒乳腺の「鏡視下手術」は推奨グレードC1(基本的に勧められない)となっています。

 体表面の手術に「鏡視下手術は無意味」です。
 私は「乳腺の手術に、鏡視下手術は不要」という立場をとっています。
 ○お腹や胸の中の手術と異なり、「鏡視下手術の利点は著しく限定的」であり「不利な点は数多い」のです。

◎「私は全く勧めませんが」そのような手技に興味がある方も、中にはいらっしゃるでしょう。
 そのような方を否定する訳ではありません。
 専門家の立場から「勧めない」だけです。

 
 

 

質問者様から 【質問27】

ショックです

28日まで待って、結局、採血、マンモグラフィ、超音波をして帰って来ました

6月4日に針生検、19日MRI、23日にCT、25日に今後の治療方針を決めるとのこと

28日になら大丈夫ですと仰って頂けたので、頑張ってきましたが、このままでは、手術、治療がいつになるにかと考えると不安になります

家族は、大学病院だから仕方ないといい、今からどこに行っても、検査をするのは同じ位かかるだろうから、落ち着いて待っていたら大丈夫と、気にもしていない様子。

このスケジュールで私の乳がんは悪化することは、転移することはないのでしょうか

他の病院という選択をしたい気持ちはありますが、家族の賛同が得られず、 また、病院もわからないので、どうすることも出来ずにこのまま時が過ぎるのを待つしかないようです

でも、不安だけが大きくなります

手術まで待って大丈夫でしょうか

 

田澤先生から 【回答27】

 こんにちは。田澤です。
 「何故本日(28日)針生検をしないのか?」私も「質問者同様」がっかりしました。
 「手術までに時間がかかる」のも困りものですが、「(無駄に)診断までに時間がかかる」のは良くないと思いますが…

回答

「28日まで待って、結局、採血、マンモグラフィ、超音波をして帰って来ました。 6月4日に針生検、19日MRI、23日にCT、25日に今後の治療方針を決める」
⇒質問者の「がっかりする気持ち」は全く同感です。

 私であれば「初診時、針生検(マンモトーム生検)」⇒次の受診時「CT, MRIを同日に撮影」して、その日のうちに「結果説明、および治療相談」となります。
 「2回の受診」ですむものを、「5回」に分けて行うというのは「患者さん負担が大きい」と思います。
 大学病院のようなところでは「小回りが効かずに」このようになるのでしょう。
 

「手術まで待って大丈夫でしょうか」
⇒本当に「そんなに待てない状況」と判断したら、「大学病院であっても」できる限り緊急の対応をする筈です。
そこは信頼してあげてください。

★「待っても大丈夫」という判断だから、そのような「間延びした日程」となっているのでしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問28】

体質ではないのであるならこれはどういう事でしょうか

先生のような専門医から鏡視下手術はしない方がいいということなのですね

検査についてという質問の追加ですが、担当の先生は、今回のマンモグラフィ、超音波、採血についてしこりは乳癌であるということしか言わず、一緒に行ってくれた姉が、今までたくさん患者さんを見てきてこの初見ではどうでしょうと聞いてくれましたが、この先の検査結果が出ないと全く分かりませんと、そのために検査をしますと言われました

超音波をして、診察室でもまた超音波をして、何かの大きさを言ってましたが数値が、大きくなっていたように聞こえました

それが何の大きさかは分かりませんが、以前検査で1.87より大きな数字でした。

それを聞いて早期発見だと言われて少し安心したので何だったのでしょう

しこりの大きさはそんなに直ぐに大きくならないと聞いていましたが一体なんの大きさか分からず不安です

MRI、CT、針生検しないととは思いますが、田澤先生に今まで質問してきて、私の状況をお伝えしてこうではとか、色々言ってくださってたので確かにデータは少ないと思いますが田澤先生の言葉で大丈夫と早期発見だと思って頑張ろうとしていたのが、不安な気持ちなってしまいました

 

田澤先生から 【回答28】

 これらは「最低限説明すべき」ものです。
 その上で「だけど、今お話ししたことはあくまでも超音波での所見であり、CTやMRIの所見によっては異なる結果となるかもしれません」とコメントするのが普通だと思います。

回答

「生活様式によるホルモン環境とは体質ではないのであるならこれはどういう事でしょうか」
⇒2点あります。
①晩婚化・少子化による「ホルモン(エストロゲン)過剰状態の持続」⇒これが「近年の乳癌罹患率増加の第1要因」と思われます。
②食事の欧米化による体格の向上による「初経年齢の低年齢化と閉経年齢の高齢化」⇒これも同様に「エストロゲン過剰状態の長期化」を招き結果として「乳癌リスクを上昇」させます。
 

「先生のような専門医から鏡視下手術はしない方がいいということなのですね」
⇒その通りです。

 鏡視下手術のメリットが殆どありません。
 そのかわりにデメリットが多すぎます。
 それで推奨度もC1(基本的に勧められない)となるのです。全く同感です。
 

「以前検査で1.87より大きな数字」
⇒これは気にする必要はありません。

 乳癌は「短期間で大きくはなりません」
 あくまでも測定条件や誤差範囲です。
 

「不安な気持ちなってしまいました」
⇒担当医の「説明不足」が原因と思います。

 
 

 

質問者様から 【質問29】

先生が、それだけ日を開けても大丈夫だという判断という言葉に少し安心しました
色々質問させていただいて、自分の中にこれくらいの時期には手術の日程が決まると思ってたので頑張ろうという気持ちまで諦めの気持ちに変わってしましそうです
最初に大学病院になった時、もっと行動しておけば良かったのでは、私が悪くて、こんなに治療が遅れるのでは検査結果も最悪で駄目なんじゃないだろうかと自分を責めてしまい落ち込みます
本当に私の乳がんは治るのでしょうか

喉に炎症をおこしジスロマックをしょほうされましたが、乳がん患者に抗生剤を飲んでも問題ありませんか

 

田澤先生から 【回答29】

 こんにちは。田澤です。
 なかなか期待通りの進捗が得られず、不安な気持ち、お察しします。
 ただ、「気持ちをきらさずに、治療へむかう事が大事」です。

回答

「本当に私の乳がんは治るのでしょうか」
⇒(その大学病院の)医師も、「治すことを念頭において」行動している筈です。

 その点は信用してあげましょう。
 

「喉に炎症をおこしジスロマックをしょほうされましたが、乳がん患者に抗生剤を飲んでも問題ありませんか」
⇒大丈夫です。

 何をのんでも「乳癌に支障」はありません。

 
 

 

質問者様から 【質問30】

最初に大学病院を薦めないという先生の言葉がやはりあり、検査から手術、治療出来る病院を紹介して下さった方がいたので、診察に行って来ました

検査も直ぐにしていただけることになり、予約してきました

手術もこちらでして頂くことに決めようと思ってます

今更ですが、しこりは気になるのですが、触るのが嫌で乳がんと診断されてから触ってないのですが、しこりが気になって触りすぎるとしこりは大きくなったりしますか

 

田澤先生から 【回答30】

 こんにちは。田澤です。
 やはり「大学病院や○んセンターのような」大勢の医師が「入れ替わり立ち替わり」診療をしていると「一人の患者さんに対する」責任意識が欠如し、積極的に「この患者さんのために、できるだけ早く診療をすすめよう」という姿勢が欠如してきます。
 その意味では、(いろいろ悩まれましたが)今回の「転院」は「正しい決断」だと思います。

回答

「しこりが気になって触りすぎるとしこりは大きくなったりしますか」
⇒腫瘍細胞が刺激で大きくなったりはしませんが、たまにあるのは、「気になって,揉みすぎた」事で、皮膚が真っ赤になる。
 この場合には、「癌細胞が皮膚に拡がった可能性」があるので、大変厄介です。

 気になっても「触らない」方がいいです。

 
 

 

質問者様から 【質問31 MRI検査】

転院が正しい判断と言ってもらえて良かったです
MRI検査で右にも5mmのしこりが見つかり、先生が念のためと細胞診検査をしておきましょうと言われました
これも癌の可能性は高いでしょうか
超音波を診て癌と分からない場合もあるのですか
そのために念のためと細胞の検査をするのでしょうか
それとも、癌と分かっていても、確認のためでしょうか
左胸の時は、マンモグラフィと超音波で癌と確定されたので、今回はどのようなことなのでしょう
癌でない可能性もあるのでしょうか
両方にあるとがんが出来やすいのではと不安になります
CT検査で遠隔転移や他に癌があるのではと不安で仕方ありません
そう思うとあちこち体が痛くなったりします

 

田澤先生から 【回答31】

 こんにちは。田澤です。
 転院してMRI検査をしたのですね。
 MRIは両胸が検査できるので、たまにこのように「対側」に所見がみつかる事があります。

回答

「MRI検査で右にも5mmのしこりが見つかり、先生が念のためと細胞診検査をしておきましょうと言われました」
⇒MRIで(おそらく造影されていると思いますが)造影されるものが全て癌とは限りません。

 乳腺症や線維腺腫なども「造影」されます。

 ただし、「細胞診ではなく、針生検をするべき」だと思います
 細胞診だと「細胞成分がありません(検体量不足:サンプリングエラー)」となる事も多いし、「偽陰性も多い」のです。
 また、もし「陽性」とでても、確定診断とならず結局「それでは、次に針生検ね」と『2度手間』となるのです。
★この件は、質問者への「以前の回答」でさんざん書きましたね。(すみません。)
 

「超音波を診て癌と分からない場合もあるのですか」
⇒たくさん、あります。
 5mm位では、超音波に限らず「どんな画像診断でも」確定診断はできません。
 

「そのために念のためと細胞の検査をするのでしょうか」
⇒左の手術をこれからする訳ですから、当然その前に「対側のしこり」の確定診断をつけなくてはなりません。

 万が一「右も癌」であれば、当然「両側同時に手術」となります。
★左の手術をして、数カ月後に「右も癌でした」では「患者さんにとって大変な負担」となるからです。(1度の手術で済むものを2回するわけですから…)
 

「それとも、癌と分かっていても、確認のためでしょうか」
⇒「念のためと細胞診検査をしておきましょう」という担当医のコメントからは、「癌の可能性が高い」ようでは無さそうです。
 

「癌でない可能性もあるのでしょうか」
⇒当然あります。
 MRIで造影される所見には「線維腺腫、乳腺症など」いろいろあるのです。
 

「CT検査で遠隔転移や他に癌があるのではと不安で仕方ありません」
⇒(仮に両側の乳癌だとしても…)
 それは遠隔転移などとは全く無縁の事です。

 もし「両側乳癌」だとしても、それは「たまたま同時に乳癌になった」だけであり、進行とは全く無関係なのです。

 
 

 

質問者様から 【質問32 MRI検査】

MRI検査で左の癌は広がりもなく、癌から2cmを取ることになると言われました

それだけで大丈夫でしょうか

以前の質問の回答で私の乳がんの大きさで(1.87位)遠隔転移してる人を診たことが無いと言われていただいたのですが、両方に乳がんがあった方でもそうでしょうか

 

田澤先生から 【回答32】

 こんにちは。田澤です。
 いよいよ、手術の具体的な話となってきましたね。

回答

「広がりもなく、癌から2cmを取ることになると言われました」「それだけで大丈夫でしょうか」
⇒「拡がりが無かった」事は何よりです。

 また「マージン(安全域)を2cmとる」のは乳房温存の鉄則です。
 安全な術式です。心配ありません。
 

「両方に乳がんがあった方でもそうでしょうか」
⇒「両側乳癌」というのは、あくまでも「たまたま両方が同時に見つかった」というだけであり「進行とは全く関係ありません」

 遠隔転移は無いと断言できます。

 
 

 

質問者様から 【質問33 5mmのしこりの追加質問】

先生の質問の中で5mmのしこりについての回答を読ませて頂き私の年齢なら乳がんの確率の方が高いように思いました

悪性の可能性が高いようなので、手術となると左の癌と一緒にすることは可能でしょうか

そうなるとやはり生存率も下がるのでしょうか

根治は無理でしょうか

また不安が増えました

 

田澤先生から 【回答33】

 こんにちは。田澤です。
 直前のご質問への回答と一部重複しますが、回答します。

回答

「先生の質問の中で5mmのしこりについての回答を読ませて頂き私の年齢なら乳がんの確率の方が高いように思いました」
⇒誤解がありそうです。

 私のQandAで「40歳代以降に新たにでてきたしこりは…」というものと、今回のケースは随分異なります。
 「MRI所見でたまたま見つかった所見」は実際はいつからあったのか。検討がつきません。

 『(去年MRIを撮って何も無かった)のに今年新たに出現』というのであれば、「新たに出現」と考えますが、今回も「MRIを撮らない限り解らなかった」訳ですから、「新たに出現とは限らない」のです。
 

「手術となると左の癌と一緒にすることは可能でしょうか」
⇒可能です。

 勿論、それを念頭において「術前に確定診断をしている」訳です。
 

「そうなるとやはり生存率も下がるのでしょうか 根治は無理でしょうか」
⇒全く関係ありません。根治できます。

 両側乳癌というのは「右乳癌になり、30年後に新たに左乳癌となった(勿論、この場合も左右は関係ありません)という人が時々います」それが「たまたま同時期に見つかった」というだけなのです。
 全く進行とは無関係です。

 生存率は、その場合はあくまでも「左の癌だけ」に関係します。
◎右は(万が一癌だとしても)もっと早期だと思うので関係ありません。

 
 

 

質問者様から 【質問34 色々気になって】

5mmのしこりがあると言われ眠れません

何度も追加質問になってしまいますが、気になって仕方ありません

大きさは以前の回答で5mmなら早期発見になると思うのですが、両方に乳がんがあるということはこの後再発の可能性が高くなるように思えてなりません

マンモグラフィと超音波検査で異常が見つからなかったしこりがMRIで小さいうちに見つかって良かったと考えるべきなのかもしれないとも思います

残りの検査結果が出てないので分からないかもしれませんが、5mmの乳がんの治療法も左の癌の治療方法は合わせるとどういう形でというのがベストなのでしょうか

先生が診て来られた患者さんで、同時に両胸の乳がんが見つかり治療した方はおられますか

その場合きちんと治療して元気でいられますか

何度も申し訳ありません

 

田澤先生から 【回答34】

 こんにちは。田澤です。
 いろいろ気になる気持ちは理解できます。
 ただ、回答が掲載される前の追加質問ですと、「回答に重複」がでるのはご容赦願います。

回答

「大きさは以前の回答で5mmなら早期発見になると思うのですが、両方に乳がんがあるということはこの後再発の可能性が高くなるように思えてなりません」
⇒全くの誤解です。

 たまたま、両側に同時に見つかったというだけであり、「進行度とは無関係」です。
 

「マンモグラフィと超音波検査で異常が見つからなかったしこりがMRIで小さいうちに見つかって良かったと考えるべきなのかもしれないとも思います」
⇒その通りです。

 なので、「一体いつからあったのか?」不明なのです。
 「この○○年間で新しくできた」とは限りません。
 

「5mmの乳がんの治療法も左の癌の治療方法は合わせるとどういう形でというのがベストなのでしょうか」
⇒5mmであれば、針生検で「非浸潤癌」であれば、「センチネルリンパ節も省略」でいいと思います。

つまり

  • 「右が非浸潤癌だった場合」
    ⇒左乳房温存+センチネルリンパ節生検
     右乳房温存のみ
     
  • 「右が浸潤癌だった場合」
    ⇒左乳房温存+センチネルリンパ節生検
     右乳房温存+センチネルリンパ節生検

 

「先生が診て来られた患者さんで、同時に両胸の乳がんが見つかり治療した方はおられますか」
⇒沢山いらっしゃいます。

 私は「執刀症例数」が多いので「無数」にいらっしゃいます。(数える事はできません)
 今年になってからと限定しても4症例いらっしゃいます。
 

「その場合きちんと治療して元気でいられますか」
⇒もちろん「きちんと治療」してますし、元気にされています。

 何度も言って恐縮ですが、「両側」はたまたまであり、「進行とは無関係」なのです。

 
 

 

質問者様から 【質問35 MRIの結果】

今日CT検査の結果転移はなかったです

やはり田澤先生の仰っていた通りで、リンパにも転移しておらずステージ1でした

5mmのしこりについて先生に伺ったところMRIの結果の数値と形など悪性の可能性が低いので、念のため細胞診をしておきましょうと言う事のようでした

MRIの数値も判断基準になるのですか

田澤先生も悪性とは限らないと仰っていることと、担当医の言葉とで少し眠れそうです

まだ結果は出ていませんが、良性の可能性もあるのではと少し安心しております

 

田澤先生から 【回答35】

 こんにちは。田澤です。
 CTで「リンパ節転移所見無く」ステージ1だったとの事。おめでとうございます。

回答

「MRIの数値も判断基準になるのですか」
⇒恐らくダイナミックMRIのTime intensity curveの解析を行っていると思います。
 その数値とは「MRI所見の造影パターン」が「悪性パターンでは無い」ということです。

 
 

 

質問者様から 【質問36 乳がんと食生活】

乳がんになってから、食べ物の事やいろんな事を考えるようになって、以前糖分は良くないのですかと質問した時気にすることはないと食事制限はないとの回答でしたが、最近乳がんに乳製品は良くない、牛肉は食べてはいけない、パン食は癌になるから玄米食になど、納豆大豆食品もダメなど色々な事が溢れかえっています

乳がん患者にとってあれも悪いこれも悪いと見たり聞いたりするときっと気になると思います

それでなくとも乳がんになった自分の何が悪かったのと辛い気持ちです

ネットや巷に情報が溢れて何を信じていいかわからなくなります

手術して治療してどんな生活、食事を心掛けたら良いのでしょうか

沢山の乳がん患者と向き合って来られた、 田澤先生の意見をお聞かせ願えたらと思い突飛とは思いますが、いつもどんな質問にもきちんと答えてくださるので質問しました

 

田澤先生から 【回答36】

 こんにちは。田澤です。
 食事については「患者さんから良く聞かれます」
 「食べたらいいものも無い」し逆に「食べてはいけないものも無い」と、その都度答えています。

回答

「手術して治療してどんな生活、食事を心掛けたら良いのでしょうか」
⇒健康な食事、規則正しい運動です。
 それが一番体にストレスの無い状態です。

◎食事については「世界中で実に様々な研究」がされていますが、「ある研究では○○はリスクだ。でも別の研究では○○はリスクではない。」のような結果が殆どで確実なものは殆どありません。
 唯一信頼度が高いのが「大豆、イソフラボン」です。リスク低減効果はありそうです。しかしこれも「摂り過ぎでは、(エストロゲン作用により)却ってリスク増加する」と言われています。

 それ以外の「乳製品」や「緑茶」などは証拠不十分です。

★1日1回は「豆腐入りの味噌汁」を食べ(塩分過多による高血圧には注意が必要ですが)決まった時間に運動し、良く眠る。
これが一番です。
 お金をかけて「変な健康食品」を摂る事はお勧めできません。

 
 

 

質問者様から 【質問37 乳がん治療】

やはり食べ物の事を気にされる患者さんは多いのですね
いろんな情報に振り回されていいのなら、悪いのならと思ってしまいます
丁寧な回答ありがとうございました
何度も質問しますが

温存手術後の治療はいつから始めるものなのでしょうか
治療期間は以前お聞きしましたが、それらは術後すぐに始めるのでしょうか

年齢がもうそろそろ閉経に近づき生理が不順で何ヶ月もなかったり、周期が短かったり、期間が長かったり短かったり、量が多かったり、少なかったりとしています
乳がんと診断されてから始めて生理になりました
胸が張ったり、お腹や腰が痛かったりしますが、乳がんにとって生理になったことで何か悪くなることはありませんか
生理と乳がんの治療は、閉経前、閉経後では違ったりするのでしょうか
私のように閉経に向かっての不順な場合はどうなのでしょうか

 

田澤先生から 【回答37】

 こんにちは。田澤です。
 術後の治療に対する関心もだんだん「具体的」になってきましたね。
 「漠然とした不安」よりも具体的に「先を見据える」事は、前向きに進む第1歩と言えます。

回答

「温存手術後の治療はいつから始めるものなのでしょうか」
⇒放射線照射は1カ月程度後から(但し、化学療法が有る場合には、化学療法を先行させます)
 ホルモン療法ならば、すぐに開始してもOKです。(もしくは、術後病理結果が出る2週間後からでもいいです)
 化学療法の場合も「ホルモン療法同様」いつ開始してもOKです。
 

「生理になったことで何か悪くなることはありませんか」
⇒生理になること自体は「子宮粘膜の脱落」なので特に影響はありません。
 

「生理と乳がんの治療は、閉経前、閉経後では違ったりするのでしょうか」
⇒(放射線や化学療法には区別はありませんが)ホルモン療法は明確に「閉経前」と「閉経後」で薬剤が異なります。
 

「私のように閉経に向かっての不順な場合はどうなのでしょうか」
⇒閉経前のホルモン療法が適応されます。

 通常、完全に閉経してから「半年以上」は「閉経前ホルモン療法」を行います。
 「閉経したからと言って、すぐに閉経後のホルモン療法を行う」と「再度、月経再開を引き起こす」リスクがあるのです。

 
 

 

質問者様から 【質問38 乳がん治療】

また気になる事が出来たので質問させてください

乳がん手術後どれ位で普通の生活に戻れますか

2泊3日で退院後自宅でゆっくり休むのでしょうか、それとも変わらない生活になるのでしょうか

乳がんと診断されてから何もする気が起きず、すぐに疲れたようになり、横になることが増えました

少しずつ前向きに考えても、不安になり眠れないこともあります

先生は何も制限はないので風邪引かないようにとだけ言われましたが、なかなか気持ちが落ち込みます

体調も悪くなってる気までします

そんな患者さんに田澤先生はどんなアドバイスをされて来られましたか

 

田澤先生から 【回答38】

 こんにちは。田澤です。
 「術後の生活」についてですね。
 大分前向きに考えるようになられていて、歓迎します。

回答

「乳がん手術後どれ位で普通の生活に戻れますか  2泊3日で退院後自宅でゆっくり休むのでしょうか、それとも変わらない生活になるのでしょうか」
⇒2泊3日(つまり術翌日退院)した後、若い方なら「2,3日で仕事に戻ります」そうでなくても「自宅安静等全く無用」です。直ぐに普通の生活に戻れます。
 私は、退院翌日にでも「仕事に戻れますよ」といつもお話しています。
 

「どんなアドバイスをされて来られましたか」
⇒「正確な情報」をお話するだけです。

 「手術」はとても楽な治療なので心配ありません。
 眠れないのなら、「安眠剤」を処方しますよ。

という感じです。
 乳癌は「体調を崩すような病気ではない」のです。

 
 

 

質問者様から 【質問39 術後病理検査】

どんな質問にも丁寧に答えていただき本当にありがとうございます

手術後の病理検査の結果が2週間かかるのですか

検査が出るまでどう過ごせばいいのでしょう

病理検査の結果で治療が決まるのですか

温存の場合は放射線治療が必要と仰ってましたが、日数が一定ではなく差がありますが、どういう基準で決まるのですか

私は運動を全くしないのですが、適度な運動をしなければと思っていますが、適度な運動とはいつ、どれ位すればいいのでしょうか

乳がんになって色々生活を見直さなければと反省しています

今はまだ、ダラダラしてる事も多く、これではいけないと思ってます

 

田澤先生から 【回答39】

 こんにちは。田澤です。
 「術後の過ごし方」や「術後療法」に関心が移ってきているところをみると、「少し余裕がでてきた」感じがします。
 大変好ましい事です。

回答

「検査が出るまでどう過ごせばいいのでしょう」
⇒特別な事は必要ありません。

 手術が終わると、随分「気持ちも落ち着いてくる」と思います。
 

「病理検査の結果で治療が決まるのですか」
⇒手術時の病理結果は「あくまでも最終確認」となります。
 「リンパ節転移の有無」や「温存術後の断端確認」、「Ki67の値」などです。

 実際の治療方針は、殆ど術前施行した「針生検の結果判明する サブタイプ」によってほぼ決定します。
 

「温存の場合は放射線治療が必要と仰ってましたが、日数が一定ではなく差がありますが、どういう基準で決まるのですか」
⇒実は、「その施設の放射線科医の考え方」で決まります。

  • タイプ①(大多数の施設)
    全25回、温存標本で「病変が近接」しているときなどは「+5回」
     
  • タイプ②(江戸川病院もこれにあたります)
    全30回、全体に25回照射後、腫瘍のあった部位に5回(計30回) 安全志向の強い照射計画
     
  • タイプ③ 窩分割照射
    全16回など、あまり一般的ではないが、ある条件(50歳以上、腫瘍径5cm以下、リンパ節転移がない)を満たす場合 乳癌学会では推奨度Bとなっている
     
  • タイプ④ 加速乳房部分照射 推奨度C2
    6回~10回など(方法により異なる)、乳房全体ではなく、「腫瘍床(腫瘍のあった場所)」のみに照射する
     

 

「適度な運動とはいつ、どれ位すればいいのでしょうか」
⇒基準がある訳ではありませんが…

 毎日、30分運動できればいいと思います。

 
 

 

質問者様から 【質問40 術後病理検査】

何度も申し訳ありません

乳がんの手術は体調を崩すことはない、楽な手術と仰ってますが、それは体への負担が少ないからですか

楽なとは医師にとっては簡単なというような意味でしょうか

される側からだとどうしても命にかかわるように思い不安や恐怖はなくなりません

今は早期なら90%大丈夫と言ってることを信じながらも、再発や転移に怯えてしまいます

 

田澤先生から 【回答40】

 こんにちは。田澤です。
 「乳癌の手術」にかんしてですね。
 それについては「執刀経験豊富」な私の言葉を信じてください。

回答

「乳がんの手術は体調を崩すことはない、楽な手術と仰ってますが、それは体への負担が少ないからですか」
⇒その通りです。
 
理由は
①短時間の手術のため、麻酔時間も短い
②出血がない
③体表面の手術なので、「呼吸をする時」などに影響が無い 
 

「楽なとは医師にとっては簡単なというような意味でしょうか」
⇒(上記のとおり)患者さんにとって楽なのです。
 

「される側からだとどうしても命にかかわるように思い不安や恐怖はなくなりません」
⇒「命に関わることは全くない」ことは、私の(2000件以上の)経験により証明済です。
 

◎乳癌の手術に「心配は御無用」です。

 
 

 

質問者様から 【質問41 手術跡】

乳がんと診断されてから、命の事ばかり考えていました

田澤先生の丁寧な回答で少しずつ前向きになっておりましたが、私の場合6cm取ることになるのですが、胸の形はやはりかなり見るに耐えれない状態になるのでしょうか

傷が残る事は理解してましたが、形については考えてなかったのが気になりました

健康になれるなら仕方ないのですが、覚悟しておかなければと質問させて頂きました

 

田澤先生から 【回答41】

 こんにちは。田澤です。
 「温存術後の変形」ですね。

回答

「私の場合6cm取ることになるのですが、胸の形はやはりかなり見るに耐えれない状態になるのでしょうか」
⇒これは「腫瘍径が2cmだから、marginを全方向に2cmずつ取ると6cmとなる」という事だと思います。

 この程度なら「標準的な温存手術」です。
 変形はあまり目立ちません。(といいたいところですが、こればかりは「術者の技量」が影響しますので、執刀医に聞いておくのがいいでしょう)

 
 

 

質問者様から 【質問42 肺の影】

先日5mmのしこりは良性でした
少し安心することが出来ましたが、良性が悪性に変わることはあるのですか?

CT検査で肺に小さな影があったようですが、先生は心配することはないと仰いました
何かを言われたのですが、パニックになり心配ないとの言葉だけしか覚えてなくて、やはり影と聞くと心配で、また眠れなくなりそうです
問題のない影もあるのでしょうか
心配しなくていいのでしょうか

乳房の形については、術後はほぼ変形はないが放射線治療でへこむと仰っていました
見るに耐えれない程にはならないと、放射線でへこみがあるのですね

 

田澤先生から 【回答42】

 こんにちは。田澤です。
 「対側の5mmのしこり」が良性だったのですね。
 とても良かったです。
 またひとつ心配が無くなり、一歩全身しましたね。

回答

「良性が悪性に変わることはあるのですか?」
⇒ありません。
 

「CT検査で肺に小さな影があったようですが、先生は心配することはない」
⇒肺の「肉牙腫」でしょう。

 肺のCTを撮ると、それこそ数多くの患者さんでそのような所見はあります。
 心配ありません。
 

「術後はほぼ変形はないが放射線治療でへこむ」
⇒放射線照射を行うと「最初は浮腫み」ますが、結局時間経過とともに「やや萎縮」します。

 ただ担当医の「へこむ」というコメントには賛成しません。
 それ程ではありません。

 
 

 

質問者様から 【質問43 生理と乳房】

少し変わった質問ですが、 生理中に乳房や乳首が痒くなる事があるのですが、それと乳がんと関係あるのですか

終わる頃には、痒みはおさまるのですが、乳がんになって、何か関係があるのか気になります

生理前に胸が痛くなったり、張ったりするなど生理と乳房はホルモンなどが関わってるのでしょうか

 

田澤先生から 【回答43】

 こんにちは。田澤です。
 生理周期と乳房ですね。
 大いにかかわりがあります。

回答

「生理中に乳房や乳首が痒くなる事があるのですが、それと乳がんと関係あるのですか」
⇒乳癌とは関係ありません。

 卵巣から女性ホルモンが分泌されます。
女性ホルモンは
①子宮には、
生理直前:分泌が最大⇒粘膜を肥厚
生理の頃:分泌が激減⇒粘膜が脱落(生理現象)
生理後 :粘膜が徐々に厚くなってきます

②乳腺には
生理直前:分泌が最大⇒乳腺組織が増殖
生理の頃:分泌が激減⇒乳腺組織が萎縮
生理後 :分泌が徐々に増加⇒乳腺組織が徐々に増殖

 このように「子宮」と「乳腺」の関係ではなく、
 「卵巣⇒子宮」と「卵巣⇒乳腺」が別々に働いているのです。
 

「生理前に乳房や乳首が痒くなり、生理が終わる頃にはおさまる」
⇒まさに「卵巣からの女性ホルモン」が生理前(最も女性ホルモンが多い)⇒『乳腺を刺激するので痒くなったり、痛くなったり』
 生理の頃(女性ホルモンが激減)⇒「症状が消失」するのです。

 
 

 

質問者様から 【感想44 手術にむけて】

肺の影が、田澤先生からも心配ないとの回答されて安心して、手術にむけて頑張れる気がしてきました

まだまだ不安はありますが、一つ一つ解決して、健康を取り戻して行こうと思います

これからも相談、質問が出てくると、思うのでよろしくお願いします

 
 

 

質問者様から 【質問45 センチネルリンパ節生検について】

また気になることがあったので、質問させてください

手術中にセンチネルリンパ節生検を行い陰性なら手術は終わり、もし陽性ならそのごにする事で2~3日退院が遅れると聞きました

田澤先生は退院が延びた事がないと仰っていたので、どういう理由からか教えていただけたらと思います

何人もも患者さんを見て来られていた担当の先生は多分大丈夫だろうと仰っていましたが、検査などの結果で少しは判断出来ることでしょうか

 

田澤先生から 【回答45】

 こんにちは。田澤です。
 「センチネルリンパ節生検」ですね。
 それでは回答します。

回答

「もし陽性ならそのごにする事」
⇒センチネルリンパ節生検が陽性であれば、腋窩リンパ節を「追加郭清」します。
 「その後にする事」とは「腋窩リンパ節の追加郭清」を指しています。
 

「田澤先生は退院が延びた事がないと仰っていたので、どういう理由からか教えていただけたらと思います」
⇒「腋窩郭清を追加」したからといって「入院期間を延ばす必要」は全くありません。(実際に私は延ばしていません)

 (もしかすると)その担当医は「センチネルリンパ節生検の時には、術後ドレーンは挿入しない」⇒「追加郭清した場合には、術後ドレーンを挿入する」可能性があります。
 「ドレーンを入れただけで、2~3日」入院期間は延びてしまいます。

◎私は「腋窩郭清を追加」しても「ドレーンは入れません」入れる必要が無いからです。
 リンパ節郭清を「きちんとした精度」で行えば、「術後ドレーン」など不要なのです。
♯手術精度が悪いと、「リンパ管の損傷が強く」(結果として損傷したリンパ管から)リンパ液が漏れます(これをリンパ漏といいます)この「貯まったリンパ液」を外へ出すために「術後ドレーンを入れる」のです。
  

「検査などの結果で少しは判断出来ることでしょうか」
⇒超音波や造影CTを行えばおおよそ判断できます。

 もちろん「判断に迷う所見」の事もありますが、『明らかに転移が無いと判断できるケース』と(逆に)『明らかに転移があると判断できるケース』の場合は、術前の予想は「100%近く」当たります。

◎質問者の場合も『明らかに転移が無いと判断できるケース』なのだと推測します。

 
 

 

質問者様から 【質問46 乳がんと子宮癌】

生理と胸の痛みや痒みが関係があるとの回答を読み気になったので質問します

乳がんになると子宮がんになりやすい事やホルモン治療で子宮がんになりやすいという事はあるのでしょうか

 

田澤先生から 【回答46】

 こんにちは。田澤です。
 「乳癌が子宮がんの発生」ですね。

回答

「乳がんになると子宮がんになりやすい事」
⇒これはありません。

 遺伝性乳癌の代表である「遺伝性乳癌卵巣癌症候群」がありますが、乳癌と卵巣癌の関係はあります。
 しかし、子宮癌との関係はありません。

◎あくまでも「乳腺と子宮の関係」は「卵巣を介して」なのです。直接の関係ではありません。
 

「ホルモン治療で子宮がんになりやすいという事はあるのでしょうか」
⇒あります。

 これこそ、「タモキシフェン投与で問題となる核心」です。
 タモキシフェンは「子宮内膜刺激症状」があるのです。
 

■ATLAS adjuvant tamoxifen Longer against shorterの長期予後報告
 「タモキシフェンの投与」により
 子宮内膜癌と肺動脈塞栓の死亡リスクを10年で0.4%増加(欧米では肺動脈塞栓が多いのでこのようなデータとなります)
 乳癌死のリスクを10年で12%減少

◎つまり子宮内膜癌の発生リスクより乳癌死減少のベネフィット(利益)の方が30倍も高いのです。

 
 

 

質問者様から 【質問47 術後の痛み】

本日無事手術を終えました
明日退院予定
問題なくすみ病理結果をまつだけです

術後の痛みが凄くて、切ってるからと思いますが、ちゃんと治まるでしょうか
術後普通に過ごせると聞いていたので退院しても痛みが続くのではと不安です

ホルモン治療で子宮がんになるリスクがあると聞いて不安です

 

田澤先生から 【回答47】

 こんにちは。田澤です。
 「無事、手術が終了」したのですね。
 良かったです。

回答

「術後の痛みが凄くて、切ってるからと思いますが、ちゃんと治まるでしょうか」
⇒大丈夫です。

 明日になれば、「内服鎮痛剤」位で大丈夫な筈です。
 

「ホルモン治療で子宮がんになるリスクがあると聞いて不安です」
⇒通常は、定期的な「子宮癌検診」をしていれば大丈夫です。

 いきなり「子宮体癌になる」訳ではなく「子宮内膜の肥厚がでてきた」時点で「休薬」すれば大丈夫なのです。

 しかも「乳癌の再発予防効果の方が30倍もある」のです。

 
 

 

質問者様から 【質問48 ホルモン治療】

子宮癌検診は2年に1度していますが1年に1度したほうがいいでしょうか
ホルモン治療はタモキシフェン以外にはないのですか
その人によって違うのでしょうか

傷の痛みは治まると仰って頂き安心しました
先生に痛みが出たらと言ったら市販の痛み止めで良いと言われました
生理痛などの痛み止めでいいのでしょうか
ちなみにイブA錠を持ってるのですが

胸はへこんでるように思いますが、先生はもう少し戻ると、放射線治療でまた萎縮すると言われましたが、どういう状況でしょうか

 

田澤先生から 【回答48】

 こんにちは。田澤です。
 ホルモン療法ですね。

回答

「子宮癌検診は2年に1度していますが1年に1度したほうがいいでしょうか」
⇒タモキシフェンを内服する事を前提とすると「1年に1回」がいいです。

 「子宮内膜の肥厚」を認めた場合には「半年に1回」となるでしょう。
 

「ホルモン治療はタモキシフェン以外にはないのですか」
⇒閉経前~閉経期(閉経後1年位まで)でのホルモン療法としてエビデンスの高いものはタモキシフェンだけです。

 若い方やリスクの高い人などLH-RHagonistを追加する事がありますが、「LH-RHagonist単剤」と言う事はありません。

 ちなみに閉経後(閉経してから1年位してからですが)には「アロマターゼインヒビター」があります。
 

「生理痛などの痛み止めでいいのでしょうか」
⇒「イブA錠」でも「ロキソニン」でも構いません。
 

「胸はへこんでるように思いますが、先生はもう少し戻ると、放射線治療でまた萎縮すると言われましたが、どういう状況でしょうか」
⇒手術直後よりは戻りますが、放射線照射により「委縮」します。

 これは温存術後「皆さん共通」です。

 
 

 

質問者様から 【質問49 鎮痛剤】

何度も質問させていただき申し訳ありません

鎮痛剤の質問させて頂いたあと、痛みがありイブA錠を飲みました

先生が市販の痛み止めで良いと言ったので すが、2錠服用を1錠だけにしましたが、良かったのでしょうか

11日に手術した後痛み止めはもう飲まない方がいいでしょうか

 

田澤先生から 【回答49】

 こんにちは。田澤です。
 術後の「鎮痛剤」ですね。

回答

「先生が市販の痛み止めで良いと言ったので すが、2錠服用を1錠だけにしましたが、良かったのでしょうか」
⇒きちんと2錠内服した方がいいと思います。
 

「11日に手術した後痛み止めはもう飲まない方がいいでしょうか」
⇒「痛み止め」を制限する必要はありません。

 鎮痛剤を制限することで「予後や治療に影響」は無いのです。

 
 

 

質問者様から 【質問50 術後の生活】

1度に質問すればいいと思われるかもしれませんが、ちょっとずつ気になることがあり、質問させていただきます

術後次の日に退院となり、まだ胸の痛みで何もする気が起きず、安静に過ごしております

けれど、こんな風に過ごしていいものかと、反省したり、急にわからない不安、恐怖で落ち着かなくなったりします

田澤先生の患者さんにはきっといらっしゃらないと思いますが、安定剤も飲んで落ち着かせています

こんな事で大丈夫でしょうか

元の生活に戻れますか

アドバイスしていただけたらとお願いします

 

田澤先生から 【回答50】

 こんにちは。田澤です。
 術後の不安ですね。
 

①術前の「状況が解らない不安」⇒②術直後の「手術による痛みなどの不安や(これから判明する)病理結果への不安」⇒③術後病理結果を確認後の「予後についての不安」⇒④『自分の病状の受け入れ』
という「気持ちの変化」があると考えています(経験上)
 

質問者は②にいるのだと思いますが、これは時間が必ず解決してくれます。
心配はありません。
必ず④に到達するのです。焦る必要はありません。無理やり④には到達しないのです。気が付いたら『自分が、いつのまにか④にいる』事に気が付くのです。

回答

「こんな事で大丈夫でしょうか 元の生活に戻れますか」
⇒近道はありません。
 時間が必ず解決します。

 そして、元の生活に「いつのまにか」戻っています。

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