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乳がんと診断されて

[管理番号:394]
性別:女性
年齢:51歳
 
 

質問者様の別の質問

新たな管理番号としました。
質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。
管理番号:3199「術後1年の傷の痛み

 
 

以前の質問(管理番号394 質問1~50)は下記をクリックしてください。

管理番号394 質問1~50
 
 
 
 

 

質問者様から 【質問51 術後不安】

傷の痛みは少しずつ治まって痛み止めを飲むほどではないので、飲んではいません
身体のだるさはまだあります
痛み止めについてもきちんと回答していただきありがとうございました
不安は田澤先生が術後不安を的確に指摘して頂き、漠然としていたものが、少しずつ理解でき徐々に元の生活に戻れるとの言葉を信じようと思います
まだまだ安定剤は離せませんが、いつか、必要なくなる日が来るでしょうか
更年期と不安は関係あるのでしょうか
ホルモン治療のタモキシフェンが、全て子宮癌になるというものではないのですか
そういうリスクがあるということですね
そういった事も不安の要因になっているのかもしれないです
分からないことばかりで、癌というだけで、再発などずっと不安で生活して行くのかと思ってしまします
 

田澤先生から 【回答51】

 こんにちは。田澤です。
 少しずつ落ち着いているようで何よりです。

回答

「まだまだ安定剤は離せませんが、いつか、必要なくなる日が来るでしょうか」
⇒必ずきます。
 今の時点では飲んでも構いません。
 
「更年期と不安は関係あるのでしょうか」
⇒あるとは思います。
 それもいずれ落ち着きます。
 
「癌というだけで、再発などずっと不安で生活して行くのかと思ってしまします」
⇒時が解決します。
 ホルモン療法の5年間が、まずは一区切りとなります。
 
 

 

質問者様から 【質問52 身体のだるさ】

いつも的確なアドバイスや回答をありがとうございました
何度も何度も本当に申し訳ありません
術後は痛みとふらつきで横になってばかりいました。
今逆に横になるとだるくなることがあります
乳がんの手術は体に負担がないと仰っていたので、だるさや何をしても落ち着かないのも、田澤先生が仰ってた術後の不安からくるものでしょうか
 

田澤先生から 【回答52】

 こんにちは。田澤です。
 術後の痛みは「個人差」がありますが、「ふらつき」はどうでしょうか?
 身体への負担は殆どありません。
「乳がんの手術は体に負担がないと仰っていたので、だるさや何をしても落ち着かないのも、田澤先生が仰ってた術後の不安からくるものでしょうか」
⇒精神的な不安が大きいと思います。
 時間が解決するので心配ありません。
 
 

 

質問者様から 【質問53 手術痕のケア】

何度も何度もすいません
退院時12日に絆創膏を変えていただいてからそのままにしていますが、抜糸は18日ですが、絆創膏は交換した方がいいのでしょうか
お風呂に入る気にもなれず、体を拭く程度で過ごしています
替えの絆創膏を貰ってますが、剥がれてもいないのでそのままです
担当の先生が 手術でほぼ出血はないと言ってましたが、皮膚が内出血のような赤みがあります
これは、癌の影響ですか、気にしなくていいのでしょうか
治まるのでしょうか
 

田澤先生から 【回答53】

 こんにちは。田澤です。
 術後の創部ですね。

回答

「退院時12日に絆創膏を変えていただいてからそのままにしていますが、抜糸は18日ですが、絆創膏は交換した方がいいのでしょうか」
⇒不要です。
 持たされた「絆創膏」は、万一剥がれた際のための「予備」の筈です。
 
「皮膚が内出血のような赤みがあります これは、癌の影響ですか、気にしなくていいのでしょうか」
⇒癌の影響はありません。
 癌は「手術で切除」されています。
 手術後の内出血の影響でしょう。
 
 

 

質問者様から 【質問54 術後の乳房の音】

術後の乳房が、水がたまったようにちゃぽんちゃぽんと言う音がするようになりました
これは心配ないことでしょうか
次は抜糸のため18日に病院に行く予定ですが、それまでに行った方がいいですか
 

田澤先生から 【回答54】

 こんにちは。田澤です。
 術後の状態ですね。

回答

「水がたまったようにちゃぽんちゃぽんと言う音がするようになりました これは心配ないことでしょうか」
⇒「リンパ液が貯まっているのでしょう」
 大量に貯留していると、感染の恐れもあるので「量が多い」ようなら、受診して「穿刺」して「リンパ液を抜いてもらって」ください。
 
 

 

質問者様から 【質問55 センチネルリンパ節生検】

センチネルリンパ節生検の結果でその後の事はせずに手術は終わりました
けれど、偽陰性がある割合で存在するためにリンパ節転移を見逃すことがあると聞きき、不安になりました
センチネルリンパ節生検で問題ないと安心していたので、この先の病理検査結果が不安になりました
病理検査の結果が最悪だったとしても根治はしますか
手術が終わっても不安は減らなくて辛いです
術後の先生は抗がん剤は必要ないと思うという言葉を信じてます
これから放射線治療やホルモン治療は辛い治療でしょうか
色んな副作用があるのでしょうか
次々質問して申し訳ありません
 

田澤先生から 【回答55】

 こんにちは。田澤です。
 「センチネルリンパ節生検」ですね。
 「術中迅速診断」は、「永久標本による再評価」により変更となる事はありますが、「取り残し」とならないように対策がうってあります。

回答

「病理検査の結果が最悪だったとしても根治はしますか」
⇒「術中センチネルリンパ節生検の迅速診断」で陰性となっている場合には、せいぜい「微小転移」が見つかる位です。
 「結果が最悪」とは「微小転移が後からみつかる」とすれば、今回はそのセンチネルリンパ節を摘出しているので十分根治します。
 ◎微小転移であれば、「そのセンチネルリンパ節を摘出」していることにより、全く問題無いのです。
 
「これから放射線治療やホルモン治療は辛い治療でしょうか  色んな副作用があるのでしょうか」
⇒放射線治療は「皮膚の日焼けのような症状」 
 ホルモン療法(タモキシフェン)は「のぼせのような症状」です。
 ◎全く「つらく」はありません。
 万が一、ご本人にとって「合わない」場合には(あくまでも予防投与なので)無治療とすればいいのです。
 
 

 

質問者様から 【質問56 リンパ液】

身体のだるさ、ふらつきは治まって来ました
胸に溜まってるのはリンパ液なのですね
量が多ければの判断、目安はどれくらいなのでしょうか
今の状態は術後と変わらない見た目です
乳房の痛みはほぼ無くなったのですが、脇の傷がまた少し痛み出しました
胸の間辺りにも痛みがあります(術後ずっと胸にクッションやバスタオルを挟み、右胸を下にして寝ています)
どちらも我慢出来ない程ではないのですが、リンパ液が溜まったせいか、何か感染したのでしょうか
 

田澤先生から 【回答56】

 こんにちは。田澤です。
 リンパ液は「動くだけで、音がする」ようなら「量が多い」と思います。
 ただ「術後と変わらない」のであれば、様子をみてもいいと思います。

回答

「リンパ液が溜まったせいか、何か感染したのでしょうか」
⇒熱が出たり、「皮膚表面が赤く」なっていない限り「感染」はしていないと思います。
 疼痛は「術後疼痛の範囲内」ではないでしょうか。
 
 

 

質問者様から 【質問57 リンパ液】

丁寧な回答をいただきありがとうございます
次々質問して申し訳ありません
少しずつこれからの事が分かり出して来ましたが、 病理検査の結果が出るまで落ち着かないです
病理検査の結果で血液に転移がある場合は厄介だと聞き不安になりました
もしそうだったら治療方法はないのですか
先生は大丈夫だと思うと仰ってくれましたが、結果が出てないので悪い方ばかり考えてしまいます
 

田澤先生から 【回答57】

 こんにちは。田澤です。
 「病理検査の結果で血液に転移がある場合」とありますが、「それは勘違い」です。
 例え、病理診断で「脈管侵襲」を認めたとしても「実際に癌細胞が血管に入り込んでいるのか?」は「現在の医学」では突き止めようがないのです。
 つまり、「血行性転移」は、「ある日突然、CTなどで臓器転移を発見」しないかぎり、予想はできないのです。

回答

「もしそうだったら治療方法はないのですか」
⇒遠隔転移したとしても治療方法は沢山あります。
 これが「乳癌が他の癌と最も違う処」です。
 ホルモン療法や抗がん剤など、「有効な治療」は沢山あります。
 
 

 

質問者様から 【質問58 乳がん治療】

乳房の音は様子を見て抜糸までに変化があれば、診てもらいます
脇の傷の方が痛みがきついのでしょうか
田澤先生が今まで回答してくださったことを読み返し早期発見だと仰って下さっていたので、根治すると信じて治療頑張らねばと思いますが、やはり病理検査の結果が気になり眠れず、気のせいかあちこち痛くなってます
今さらですが、乳癌を取る手術を終え状態が分からないとは思いますが、術後の痛みも無くなりきちんと治療すれば、心も体も元の生活に戻る日が来ますか
沢山の患者さんを助けて来られた田澤先生が乳癌は早期発見で治ると仰っているのですから、不安はいつか消えますか
沢山の質問させて頂きお忙しいのにきちんと説明してくださった事感謝しています
これからも小さなことまで気になり質問させて頂くことになると思いますが、よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答58】

 こんにちは。田澤です。
 「乳房の音」については、その判断でいいと思います。

回答

「術後の痛みも無くなりきちんと治療すれば、心も体も元の生活に戻る日が来ますか」
⇒大丈夫です。
 時間が解決します。
 
「乳癌は早期発見で治ると仰っているのですから、不安はいつか消えますか」
⇒不安は「解らない(不明)事が」原因です。
 病理結果を確認
    ↓
 数年間、問題無い事を確認
 とうように、1ステップずつ解消していきます。
 「不安を無くす」特効薬は無いのです。
 
 

 

質問者様から 【質問59 脈管侵襲】

血管に癌が入り込んでるかは分からないのですか
ある日突然CT検査などでの遠隔転移が発見するとなるといつ発覚するかわからない恐怖が付きまとうことになるのですか
そうしたことを防ぐことは出来ないのでしょうか
担当医は多分抗がん剤治療は必要ないだろうと言っておりますが、 そういう事への治療としての放射線、ホルモン療法でしょうか
マンモグラフィや、超音波、血液検査などを定期的にする事以外、PETなどしないといけないのでしょうか
今の時点で心配することではないのでしょうか
病理検査の結果が出る前から色々きになりますが、もしかしたら、きちんと治療したら根治する結果が出るかもしれませんが、どんな結果であろうと根治の希望はありますか
 

田澤先生から 【回答59】

 こんにちは。田澤です。
 「脈管侵襲」もしくは「血行性転移」ですね。

回答

「血管に癌が入り込んでるかは分からないのですか」
⇒その通りです。
 手掛かりは「病理で、たまたま癌細胞が血管の中にある像」があるかどうか(これを脈管侵襲といいます)を見て、リスクを推測するだけです。
 
「ある日突然CT検査などでの遠隔転移が発見するとなるといつ発覚するかわからない恐怖が付きまとうことになるのですか そうしたことを防ぐことは出来ないのでしょうか」
⇒そう言った兆候が無いかどうか血液検査の「腫瘍マーカーで監視」したり、定期的な「CT検査」(こちらはあまりしませんが)などをするのです。
 
「そういう事への治療としての放射線、ホルモン療法でしょうか」
⇒そうです。
 見えない癌細胞への備えなのです。
 
「マンモグラフィや、超音波、血液検査などを定期的にする事以外、PETなどしないといけないのでしょうか」
⇒マンモや超音波は「局所(乳腺やリンパ節)」に対する検査であり、「血行性転移に対しての備え」は「血液検査の腫瘍マーカーやPET]となりますが、PETは通常行いません。
 
「今の時点で心配することではないのでしょうか」
⇒心配する必要はありません。
 
「どんな結果であろうと根治の希望はありますか」
⇒あります。
 早期乳癌の殆どが根治することを忘れてはいけません。
 
 

 

質問者様から 【質問60 治療法と生活】

いつも小さなことまで質問に答えてくださり、少しずつ、根治出来る希望はあるんだと思えるようになってきました
本当にありがとうございます
抜糸も終えましたが、傷跡より、腕が、痛くて上がりにくかったり少し痛みがありますが、これも治まってくるのでしょうか
病理検査結果は来週ですが、放射線治療や、ホルモン治療は、辛くないと仰っていましたが、もし抗がん剤治療になった場合はやはり髪が抜けたり副作用はかなり辛いのでしょうか
今の時点で担当の先生は抗がん剤治療はしなくても良いと思うと仰ってますが、最終判断は分からないので不安です
以前田澤先生が乳がん後の生活で乳製品や、肉類などもバランス良く普通に食事して適度な運動をすればいいと、制限はないように仰ってくれましたが、なるべく何かしたり、軽い運動を一日15分程度(少しずつ増やして30分位出来るようにとは思ってます)ですが、続けるようにしましたが、やはり不安から、安定剤を飲んだり、何もする気が起きず横になったりする時間も結構あります
横になるとこんなことをしてるから乳がんになるんだと自分を責めて罪悪感でいっぱいになり、再発するのではと考えてしまします
横になってばかりでは、再発、転移のリスクは上がりますか
どういう生活をしたら良いのかさえ分からなくなりました
術後の胸はあまり触らない方がいいですか
 

田澤先生から 【回答60】

 こんにちは。田澤です。

回答

「抜糸も終えましたが、傷跡より、腕が、痛くて上がりにくかったり少し痛みがありますが、これも治まってくるのでしょうか」
⇒大丈夫です。
 しっかり動かすように「日常生活の中で」こころがけてください。
 
「もし抗がん剤治療になった場合はやはり髪が抜けたり副作用はかなり辛いのでしょうか」
⇒脱毛は必ずあります。
 「消化器症状(吐き気、食欲不振)などの副作用」は、かなり個人差があります。
 
「横になってばかりでは、再発、転移のリスクは上がりますか」
⇒そんなことはありません。
 
 自分を追い込む必要はありません。
 時が解決する部分もあるので「あせらない」事です。
 
「術後の胸はあまり触らない方がいいですか」
⇒傷が落ち着いていれば、気にしなくても大丈夫です。
 
 

 

質問者様から 【質問61 術後の痛み】

何度も質問させて頂き申し訳ありません
11日に手術してから、11日程経ちましたが、腕を上げると、筋が痛むと言うか、切った場所ではないところがまだ痛みます
腕を上に真っ直ぐ上げると痛みます
傷の下側も少し痛みがあります
以前の質問の回答で手術の時にリンパ管を傷つける事があって術後の後遺症のような事を仰っていましたが、この痛みは、傷つけてはいけない所が傷ついたのでしょうか
浮腫んだりの症状は感じません
この痛みは治まるのでしょうか
 

田澤先生から 【回答61】

 こんにちは。田澤です。
 術後疼痛に関しては、個人差があります。
 術後12日では痛みがあってもおかしくはありません。

回答

「腕を上に真っ直ぐ上げると痛みます」
⇒関節が固くなっているのかもしれません。
 毎日動かすようにしていると、関節が滑らかになってきます。
 
「この痛みは、傷つけてはいけない所が傷ついたのでしょうか 浮腫んだりの症状は感じません」
⇒細かいところまではチェック使用がありませんが、それ程問題のある症状では無いようです。
 
「この痛みは治まるのでしょうか」
⇒治まります。
 
 

 

質問者様から 【質問62 病理結果】

今日病理結果を聞きに行ってきました
乳がん組織型 非浸潤がん(乳管がん)
ホルモン感受性 高度ホルモン反応性
ホルモン療法の適応 あり
グレード2
脈管浸潤 なし
HER2 スコア 染色法 0(陰性)
増殖能 低い
と言われ29日から放射線治療が始まります
私のこの結果は安心出来るものでしょうか
再発を恐れてドキドキしながら生活しなくても大丈夫でしょうか
癌は綺麗に取れていると先生は仰ってくれました
ホルモン治療のタモキシフェンは飲んでも飲まなくても良いと、でも乳がんの再発予防に飲んだ方がいいとは思いますと言われました
田澤先生はこの結果でタモキシフェンを飲んだ方がいいと思われますか
田澤先生が大学病院は薦めないと仰っていたので直ぐに検査、手術をしてくれる病院にして本当に良かったと思います
もし、大学病院にあのまま検査を待っていたら、きっと今も手術を待つことになっていたと、放射線治療などもっと先になって不安な日々が続いていたと思います
 

田澤先生から 【回答62】

 こんにちは。田澤です。
 病理結果が出たのですね。
 しかも「非浸潤癌(0期)」との事。 おめでとうございます。

回答

「私のこの結果は安心出来るものでしょうか」
⇒非浸潤癌(0期)ですから、治癒したも同然です。
 
「この結果でタモキシフェンを飲んだ方がいいと思われますか」
⇒主治医のいうように、「どちらでもいい」と思います。
 私は「非浸潤癌」の方には、強くは勧めていません。
 ○浸潤癌の場合には「タモキシフェンによる子宮体癌のリスクに比較して、再発予防効果が圧倒的に勝る」のですが、非浸潤癌の場合には「子宮体癌のリスクを考えて、行わない」選択もあるとは思います。
 
「直ぐに検査、手術をしてくれる病院にして本当に良かったと思います」
⇒本当によかったです。
 早期治療ができて良かったです。
 
 

 

質問者様から 【質問63 ヘアーカラー】

いつもくだらない質問にもきちんと答えてくださりありがとうございます
まだ、見えない不安があり、安定剤は飲んでいます
すこしずつ落ち着いてきたの気分転換にとずっとやめていた毛染めをしようとおも
いましたが、ガンに良くないと聞きました
ヘアーカラーはしてはいけないものでしょうか
良くないものばかり目に付くようになってしまいます
変な質問ですいません
 

田澤先生から 【回答63】

こんにちは。田澤です。
質問者は「非浸潤癌」と病理結果が確定した筈です。
殆ど治癒したと同様です。
何も「癌にいいだろうか?悪いだろうか?」などと悩む必要はありません。
もう、「癌から解放」されていいと思います。
ちなみに「毛染め」は全く問題ありません。
 
 

 

質問者様から 【質問64 ホルモン治療】

田澤先生のほぼ治癒したも同然の言葉で落ち着いてきました
ホルモン治療は非浸潤の場合強く薦めないと仰っていますが、左に出来たので、右にも出来る可能性は高いのでしょうか
癌が出来やすい体質であるというように言われたのですが、 薬の副作用を考えると飲まなくていいなら飲みたくないですが、また乳がんになったらという不安もあります
ほぼ治癒したと安心しましたが、やはり再発、転移の恐怖は無くならないです
非浸潤の場合の再発や転移は心配しなくていいものでしょうか
これからきちんと定期検査を受けていけば大丈夫でしょうか
 

田澤先生から 【回答64】

 こんにちは。田澤です。
 「非浸潤癌の再発、転移」は心配する必要はありません。

回答

「左に出来たので、右にも出来る可能性は高いのでしょうか」
⇒通常よりは若干上がりますが、それをタモキシフェンで予防するよりも「子宮体癌のリスクを考えて」何もしない方がいいと思います。
 定期的な検診をしていればいいのです。
 
「非浸潤の場合の再発や転移は心配しなくていいものでしょうか」
⇒その通りです。
 
「これからきちんと定期検査を受けていけば大丈夫でしょうか」
⇒半年に1回程度の検診でOKです。
 
 

 

質問者様から 【質問65 ホルモン療法】

田澤先生の回答で、安心できる日が来るんだと希望が見えました
ありがとうございます
ホルモン治療は、右にも出来る可能性は若干上がると仰ってますが、必ず出来るわけではないということですか
もしできたとしても、定期的な検査によって次も早期発見して治療すれば大丈夫という事でしょうか
乳がんが出来た時から右にも出来る、他にも出来るという不安と恐怖に怯えていました
この先も不安がゼロになることはないかもしれませんが、早く痛みが治まり、放射線治療をきちんとして、焦らずストレスのない穏やかに過ごせたらと思います
これからの生活に何かアドバイスはありますか
田澤先生に沢山の質問をして、くだらない質問にも回答してもらい本当に感謝しています
 

田澤先生から 【回答65】

 こんにちは。田澤です。
 対側乳癌については定期的な検診で十分です。

回答

「必ず出来るわけではないということですか」
⇒勿論違います。
 もし「必ずできる」のでああれば「予防的対側乳房全摘」が必要になります。
 
「もしできたとしても、定期的な検査によって次も早期発見して治療すれば大丈夫という事でしょうか」
⇒その通りです。
 定期検診で十分です。
 
「これからの生活に何かアドバイスはありますか」
⇒これを機会に「健康的な食事と適度な運動」をこころがけてください。
 そうすれば、この経験も「今後の生活にプラス」となるのです。
 
 

 

質問者様から 【質問66 乳がん予防】

片方に 必ず出来るということはあるのですか
予防的対側乳房全摘が必要なケースはどのようなものでしょう
私の場合はそんなに心配せずに検査して行けばいいということでしょうか
定期的にマンモグラフィ、超音波、血液検査をすればいいですか
 

田澤先生から 【回答66】

 こんにちは。田澤です。
 私は沢山の手術をしていますが、「対側乳癌」となる方は、かなり少ないです。5%以下です。

回答

「片方に 必ず出来るということはあるのですか」
⇒5%以下です。
 
「予防的対側乳房全摘が必要なケースはどのようなものでしょう」
⇒遺伝性乳癌の場合には考慮します。
 ただし、「倫理委員会の承認が必要」となります。
 
「私の場合はそんなに心配せずに検査して行けばいいということでしょうか」
⇒遺伝性乳癌の要件を満たしていないので大丈夫です。
 
「定期的にマンモグラフィ、超音波、血液検査をすればいいですか」
⇒マンモグラフィーと超音波で十分です(血液検査は不要)
 
 

 

質問者様から 【質問67 病理結果 詳細】

今日、最初にマンモグラフィと超音波、細胞診をして頂いた病院で、細かい病理検査結果のコピーをいただきました
横文字でほぼ分からないので、
3b,4(a,b),5(a,b)6(a,b)7a:noninvasive ductal carcinoma,g,nuclear grade2,nuclear atypia2,mitotic counts 2(6/10 hpf),comedo necrosis(+),ly(-)(D2-40),v(-),断端 陰性,ER(score3b【70%】,6F11,Leica),PGR(score)3a【40%】,16,Leica),Her2(scora0CB11,Leica),Ki-67 L.I(15%,DAKO) others;no no malignant lesion
lymph node ; [427-15]に記載の通り
となっていました
先生がグレードが2が気になると言われましたが、よくないのでしょうか
又、乳管癌の再発率はどれくらいあるのでしょう
乳管内にまたできる可能性があると言われて不安になりました
田澤先生は完治と思って良いと仰ってたので、再発するかもと言われて心配になり質問させていただきました
リンパ節の傷から乳房まで突っ張っているのですが、今日見ていただいた先生は、傷とリンパ管が癒着したのかもと言われました
どう対処したらいいでしょうか
 

田澤先生から 【回答67】

 こんにちは。田澤です。
 病理結果レポートですね。
 非浸潤癌,核グレード2、luminal A

回答

「先生がグレードが2が気になると言われましたが、よくないのでしょうか」
⇒核グレード2とは中間です。
 非浸潤癌ですから、気にする必要はありません。
 
「乳管癌の再発率はどれくらいあるのでしょう」
⇒殆どありません。
 10年生存率は99%です。
 
「リンパ節の傷から乳房まで突っ張っている」「どう対処したらいいでしょうか」
⇒「どう対処したらいいでしょうか」その通りです。
 動かしているうちに、硬さは取れてきます。
 
 

 

質問者様から 【質問68 放射線治療】

何度も質問して申し訳ありません
今日、放射線治療の説明をうけて、明日、検査があり、1日から治療が始まります
田澤先生の病院と同じ30回です
25回が全体、5回が手術した所に集中と聞きました
30回1回1~2分、全部で約60分当てることになりますが、放射線治療での被爆の心配はあるのでしょうか
日焼けの症状のようになるくらいの副作用と以前の質問で回答されてくださいましたが、どれ位で治まるのでしょうか
他に酷い副作用は心配ないでしょうか
 

田澤先生から 【回答68】

 こんにちは。田澤です。
 いよいよ放射線治療ですね。

回答

「放射線治療での被爆の心配はあるのでしょうか」
⇒照射野は被爆している訳ですが、あくまでも「局所照射」なので全身への影響はありません。
 
「日焼けの症状のようになるくらいの副作用と以前の質問で回答されてくださいましたが、どれ位で治まるのでしょうか」
⇒かなり個人差がありますが、
 一般的には照射終了後1カ月位で良くなります。
 
「他に酷い副作用は心配ないでしょうか」
⇒放射線科医から「可能性のあるものは、説明があった(文書だけかもしれませんが)」と思いますので、実際におこる可能性のあるものとしては
 
 放射線宿酔(シュクスイ)があります。
 「二日酔い」のような気持ち悪さです。
 ♯抗がん剤のような「吐き気」では無いので心配は不要です。
 
 

 

質問者様から 【質問69 放射線治療とホルモン治療】

最初にマンモグラフィなどの検査をした先生が、乳管内の再発しやすいのが乳管癌の特徴みたいに言われました
何度も再発した患者もいると
また、再発予防の放射線が効かない場合もあると
なので、また心配になったのですが
今回横文字で理解は出来ませんでしたが、その結果を田澤先生はみてもホルモン治療はしなくていい、放射線治療を30回頑張れば、再発の要らぬ心配はしない方がいいということでしょうか
治療してくださった先生は、理論上完治と仰ってくれ、放射線をすれば
ホルモン治療はどっちでもいいと言っていたので、安心していたのですが
放射線治療について追加質問ですが、体が怠くなったり、吐き気、食欲減退などの症状が出ることもあると聞きました、他に癌が出来たり、日焼けがただれたりなどの不安も出てきますが、大丈夫でしょうか
細かい不安ばかり質問して申し訳ありません
 

田澤先生から 【回答69】

 こんにちは。田澤です。
 これから放射線治療を受ける患者さんに対し「乳管内の再発しやすいのが乳管癌の特徴みたいに言われました」「何度も再発した患者もいる」などと言うようでは世も終りです。

回答

「その結果を田澤先生はみてもホルモン治療はしなくていい、放射線治療を30回頑張れば、再発の要らぬ心配はしない方がいいということでしょうか」
⇒その通りです。
 非浸潤癌は術後きっちりとした放射線治療を行えば大丈夫です。
 安心して「放射線照射」してください。」
 
「体が怠くなったり、吐き気、食欲減退などの症状が出ることもあると聞きました」
⇒放射線宿酔です。
 それ程多くはありません。
 
「他に癌が出来たり、日焼けがただれたりなどの不安も出てきますが、大丈夫でしょうか」
⇒術後放射線治療は毎年何万人も受けている治療です。
 放射線治療による「二次癌」などは極めて低頻度です。
 また「日焼け症状も十分対処可能」です。
 
 

 

質問者様から 【質問70 乳房の変形】

以前に放射線治療すると一旦浮腫が、その後萎縮すると仰っていましたが、萎縮によっての胸の変形は右胸と大きく差が出るのでしょうか
温存治療でへこんだ胸用のパット等が売られているので人によるのか、誰でもなるものなのか、乳がん用のブラジャーは必要なのか気になります
私の乳がんの位置は左脇側、脇の窪みから乳首に向かって乳首から6cm位の場所(乳房を丸で考えると左上45度の位置辺り)です
説明が下手で分かりにくくて申し訳ありません
萎縮、へこみがどれくらいになるかは田澤先生に手術していただいたわけではないのでわからないと思いますが、変形が場所にもよると聞き、どんな風になるのかと思い質問させて頂きました
放射線の先生は放射線治療後の患者さんを見ることがないのでよく分からないようです
何度も質問(重複するような事も)申し訳ありません
 

田澤先生から 【回答70】

 こんにちは。田澤です。
 温存術後の変形ですね。

回答

「萎縮によっての胸の変形は右胸と大きく差が出るのでしょうか」
⇒どうしても大きさの差が目立つようになります。
 
「乳房を丸で考えると左上45度の位置辺り」「乳首から6cm位の場所」
⇒比較的、変形しにくいような部位だと思います。
 
 

 

質問者様から 【質問71 放射線治療】

放射線治療について何度も質問させて頂きます
ネットで放射線治療で見ると、抗がん剤治療より辛いとか、だるくて何もできない、皮膚炎が酷くて大変だったなどしか目につかず、病院などの副作用は軽度の疲労感、日焼けのように赤くなる皮膚炎、など今の放射線治療は副作用が軽度だと書いてあります
病院などの方を信じたいと思いますが、どんどん治療に不安感がおおきくなります
放射線の先生は、副作用を気にするなら、治療をしないのも本人が決めることですと言われましたが、温存手術の場合はするのがいいのだと思い、やりますと決めました
人によって副作用は違うと思いますが、先ほどの質問と合わせて回答して頂けたらと思います
何度も何度も申し訳ありません
少しでも不安を無くせたらと思い何人もの患者様を観て来られた田澤先生を頼ってしまいます
 

田澤先生から 【回答71】

 こんにちは。田澤です。
 ネットに出ている情報はどうしても「予定通り大したことは無く終了」などという平凡なブログはあまりないでしょう。
 それよりも『こんなに大変だった。とか皮膚がほら、こんなだよ!』みたいなものが「目につくのは当然」と思います。
 ネットからの情報の選択には「注意が必要」です。

回答

「少しでも不安を無くせたらと思い何人もの患者様を観て来られた田澤先生を頼ってしまいます」
⇒放射線照射は心配ありません。
 沢山の患者さんを見てきましたが全く大丈夫です。
 安心して受けてください。
 
 

 

質問者様から 【質問72 放射線治療の不安】

先生の放射線治療は安心して照射していいとの言葉に胸の変形もあまり気にせずリラックスして受けようと思います
副作用も軽度のようですが、ネットには大変だった人しか書かないのですね
確かに何も副作用はなかったという書き込みは見かけません
病院や医師の書かれているのは、軽度となっているし、最初の先生の再発しやすい、何度も再発した患者さんがいたという言葉に不安で仕方なかったのですが、経験豊富な田澤先生の言うことを信じます
今日1回目の照射をしてきましたが、今日で30回目という方にお会いしてお話を伺うことができ、その方も放射線は皮膚が赤くなったくらいで、大丈夫だったと、予防のため受けたらいいですよと言ってました
辛かったのは30回通うのが面倒だった事ぐらいと笑っておられ、不安だったのが、落ち着いてきました
因みに皮膚の日焼けのような症状は、宿酔はいつ頃出てきますか
照射終了後に気をつけることや、副作用などはありますか
また照射中の食事や生活で気をつけることはありますか
また、放射線照射中気になる事を質問させて頂いてもいいでしょうか
田澤先生の早い回答に色々勉強、安心をさせてもらえたこと感謝します
 

田澤先生から 【回答72】

 こんにちは。田澤です。
「因みに皮膚の日焼けのような症状は、宿酔はいつ頃出てきますか」
⇒皮膚症状は中盤位からだと思います。(結構遅くに出る事が多いようです)
 宿酔は、「出る人は比較的、早い時期」に出ている印象です。
 
「照射終了後に気をつけることや、副作用などはありますか」
⇒特にありません。
 
「また照射中の食事や生活で気をつけることはありますか」
⇒特にありませんが、刺激の強い温泉は辞めておきましょう
○放射線照射は「こんなものか…」と思っているうちに終わってしまっていると思います。
 
 

 

質問者様から 【質問73 放射線治療】

色々回答していただき放射線治療への不安が少しずつ落ち着いてきました
宿酔も早いうちとは数回ぐらいでしょうか
出る人はと言う言葉は、出ない人もいると言う事でしょうか
まだ2回目を終わったところですが、マジックにまけてしまったのか印のマーカーの部分がピリピリするくらいです
2回しかしていないので変化はまだ出ることはないでしょうか
先生の「こんなものか」と終われるといいなと思います
30回終了後に副作用が出ると言う事も書いてありましたが、心配はないのですか
 

田澤先生から 【回答73】

 こんにちは。田澤です。
 放射線治療は「あれこれ不安に思っているうちに」いつの間にか終わってしまうものです。

回答

「宿酔も早いうちとは数回ぐらいでしょうか」
⇒早い人は初回から出ます。
 
「出る人はと言う言葉は、出ない人もいると言う事でしょうか」
⇒(出ない人もいる。というよりも)「出ない人の方が圧倒的に多い」というのが実情です。
 
「30回終了後に副作用が出ると言う事も書いてありましたが、心配はないのですか」
⇒実際には「皮膚がヒリヒリするかどうか?」という事位でしょう。
 
 

 

質問者様から 【質問74 ホルモン治療】

再度ホルモン療法についてです
やはりしてもしなくてもいいのなら、しないでと思ってます
私の病理結果でホルモン感受性 高度ホルモン感受性、ホルモン療法適応 あり
となっていますが、この結果でもホルモン療法しなくても大丈夫な理由はなぜでしょうか
また、どんなタイプがホルモン療法が必要で、どんなタイプが必要ないのでしょうか
どちらでも良いと言う事で悩みます
何度も申し訳ありません
回答よろしくお願いします
 

田澤先生から 【回答74】

 こんにちは。田澤です。
 術後療法としての「ホルモン療法」ですね。

回答

「この結果でもホルモン療法しなくても大丈夫な理由はなぜでしょうか」
⇒非浸潤癌だからです。
 治療には「効果」と「副作用」があります。
 効果があるものは何でもやるというのは誤りです。
 これを天瓶にかけた場合
 非浸潤癌では「副作用(ご本人の自覚症状や、子宮体癌リスクなど)が効果(もともと再発リスクが極めて低いのに本当に必要?)より思い」と私は思うのです。
 ザックリ言うと
 「浸潤癌である程度、再発リスクが高い」場合に「子宮体癌」となってしまった(確率は極めて低いですが…)場合には、ある程度「効果と副作用のバランス」として「仕方がない」とも言えますが…
 これが質問者のような「非浸潤癌」で同様の事が起こったとしたら、どうでしょう?『やらなければ良かった』と後悔する筈です。
 
 

 

質問者様から 【質問75 引きつる痛み】

以前に腕を上げると引きつる痛みがあると質問させていただきましたが、乳房にも腕を上げると筋がくっきり見えるほどの引きつり、昨日から延長の筋が胸の下も筋が痛み出しました
腕を上げると引きつるのが見えるほどです
放射線の先生は、手遅れになる心配はないが、気になるなら乳腺の先生に診てもらってもとおっしゃいました。手遅れの言葉が気になりましたが、乳がんとは関係はあるのですか
担当医が学会のため不在で月曜日まで居られず診察は月曜日になります
なぜこのようなことになったのか不安になります
腕を上げたり触ったりしなければ痛みはあまりありません
動かした方がいいか、動かさない方がいいのか、いつかは治るのでしょうか
このまま酷くなっていくのではと不安です
放射線照射は、3回目が終わり、印がヒリヒリする以外変わりはありません
 

田澤先生から 【回答75】

 こんにちは。田澤です。
 術後の血管炎ですね。
 腕側の血管が「血管炎」となることもあるし、乳腺の皮下浅い静脈の血管炎もあります。 所謂「モンドール」です。

回答

「腕を上げると引きつるのが見えるほどです」
⇒血管炎です。
 モンドールといいます。
 モンドールはトップページの「良性疾患」の中の「乳房痛 番外編」を参照してください。
 
「乳がんとは関係はあるのですか」
⇒がんとは関係ありません。
 「手術」とは関係があります。
 手術により「血管炎」が起きたのです。
 
「動かした方がいいか、動かさない方がいいのか」
⇒動かし過ぎなければ大丈夫です。
 
「いつかは治るのでしょうか」
⇒治ります。
 2~3カ月で、すっかり改善します。
 
 

 

質問者様から 【質問76 ホルモン療法】

回答ありがとうございました
私の場合非浸潤であることで、再発リスク、もう片方に出来る可能性も心配も定期的な検査で十分だということですね
浸潤だった場合ならホルモン療法はした方がいいということですね
更年期障害の症状もあるし、子宮筋腫もあるので、ホルモン療法をしなくていいならと思っていました
田澤先生に説明を受けわかりました
先生の患者さんで、私と同じようにホルモン療法をしなかった方も、元気にされているのでしょうか
 

田澤先生から 【回答76】

 こんにちは。田澤です。
「先生の患者さんで、私と同じようにホルモン療法をしなかった方も、元気にされているのでしょうか」
⇒非浸潤癌の方で「再発した方」はいません。
 もちろん、殆どが「ホルモン療法していません」
 
 

 

質問者様から 【質問77 ホルモン療法】

ホルモン療法について田澤先生の説明でしなくてもいいという理由がわかりましたが、なぜ医師はどちらでも言いつつ、もう片方にも出来やすいと脅すようにした方がいいと薦めるのでしょうか
 

田澤先生から 【回答77】

 こんにちは。田澤です。
 医師は治療法に選択肢があると、「(自分的には必ずしも勧めないものでも)選択肢を示す義務」が生じます。
○その際には「その治療を勧める根拠」もお話しするだけの話です。
 つまり「術後のホルモン療法を行う方法もあります」と示した以上、
 『その根拠は』対側の予防です
 『なぜなら』術後には(一般に)対側に(新たに)乳癌が発生する可能性がやや高いからです。
 という論理形成です。
 
○実際のところ、質問者の場合は「再発リスクはほぼゼロ」で、「対側の検診」は(大事を取ったとしても)半年に1回のエコーと1年に1回の超音波でいいのです。
 
 

 

質問者様から 【質問78 モンドール】

モンドールについてを見せていただきましたが、画像は似たようだったのであり得ることなのかと、質問させて貰って不安が落ち着きました
あまり気にせずゆっくり治まってくれるのを待ちます
ホルモン療法は、説明義務があるということはわかりましたが、反対側に出来る可能性は、田澤先生は5%以下(やや高いとも思えませんでしたが)とおっしゃっていたので、飲まなくてもと思いましたが、その5%のために飲むことを勧めてるということですか
それとも、私が良性とは言え5mmのしこりが右側にもあったので、出来やすいと判断されたのでしょうか
田澤先生の患者さんに再発した人は居ないと言う言葉に勇気を貰えました
 

田澤先生から 【回答78】

 こんにちは。田澤です。
「その5%のために飲むことを勧めてるということですか それとも、私が良性とは言え5mmのしこりが右側にもあったので、出来やすいと判断されたのでしょうか」
⇒5mmのしこりは関係ありません。
 少しでも「有効性が明らかとなっている情報」については、お伝えする義務が生じるのです。
 
 

 

質問者様から 【質問79 非浸潤 乳管ガン】

何度も同じような質問で申し訳ありません
温存手術をして 、私は病理結果で非浸潤となっていましたが、取り残しなどで局所再発率が、温存だと15から60%で、再発の50%は浸潤である、対側に出来る可能性は15%というのをみました
田澤先生がおっしゃっていたのよりかなり高い確率の数値を見てびっくりしました
非浸潤の局所再発、対側に出来る心配はないと落ち着いてきたので、乳がんの治療を受けても、再発、転移などの心配はやはり永遠に続くのではと思いました
先生によって考え方が違うのでしょうか
心配ないと考える先生と、再発、転移はあり得ることと考える先生がいると患者は不安しかありません
どんな場合も数%そういう再発や、転移はあるとは思いますが、田澤先生に乳がんは早期発見、早期治療で治るという言葉に安心していたので振り回されてる自分が嫌になってきました
こんな質問ばかりで先生も面倒だとは思いますが、真摯に対応してくださる田澤先生に聞いてしまいます
お忙しいのに本当に 申し訳ありません
 

田澤先生から 【回答79】

 こんにちは。田澤です。
 もし乳房温存術で、そんなに高率の乳房内再発するのであれば、「乳房温存術」など成り立ちません。(どこぞの亀○病院でやっている凍結療法と大差ない事になってしまいます)
 もし対側に15%も再発率があるなら、同時に「対側乳房切除」が必要となるでしょう。実際にはそんな必要はないですが…
 質問者がどの情報を信じるかは「質問者の自由」です。
 ただ、私には「確たる根拠のある話」にしか興味が無い事は承知してもらいたいと思います。
 気分を害されない様に願います。
 
 

 

質問者様から 【質問80 ホルモン療法】

今日、手術をしてくださった先生に引きつりを見てもらったところ田澤先生と同じことをおっしゃいました
先に先生に聞いていたので、落ち着いていられました
ありがとうございました
ホルモン療法をしなくていいならしたくないと伝えたところ、した方がいいんじゃないかとも言われ、乳がんの学会があり、ガイドラインの新しいのが作成されたので、私の結果が、ホルモン療法必要か、どちらでもいいかをしっかり読んでから説明しますとのことでした
改定によって私のホルモン療法をしてもしなくてもいいという結果は変わりますか
放射線治療が終わるまでは、考えてもいいと言われました
 

田澤先生から 【回答80】

 こんにちは。田澤です。
 私の「非浸潤癌に対するホルモン療法」の考え方は変わりません。
 ただ、二人の医師より別々の事を言われて「それが質問者を悩ませる原因となっている」のであれば、担当医にお任せしてはどうでしょうか?
 
 

 

質問者様から 【感想81 再発率】

田澤先生はたくさんの患者さんを診てきた実績と、経験を信じます
確かに、何のための温存だということになります
今は乳がんは治ると言うのが定説と聞きました
情報に振り回され過ぎていたようで、こちらこそ、きちんと説明してくださった田澤先生が気分を害したのではと申し訳ありませんでした
前向きに明るく頑張ります
 
 

 

質問者様から 【質問82 ホルモン療法】

乳がんのガイドラインがどう改正されたかわかりませんが、なるべく薬を飲まないでも良いとなって欲しいです
田澤先生の非浸潤は飲まなくても大丈夫、局所再発も対側に出来る可能性も低いという言葉を信じたので、その事を頭に入れて担当医とよく相談してみます
飲みたくないと思っても医師から飲むよう勧められた場合、放射線治療が終わり、落ち着いてから飲み始めても良いのでしょうか
考える時間にタイムリミットはありますか
田澤先生が担当医だったらよかったと思いました
 

田澤先生から 【回答82】

 こんにちは。田澤です。
「乳がんのガイドラインがどう改正されたかわかりませんが」
⇒「非浸潤癌に対する術後内分泌療法」に対しては変更ありませんでした。 推奨グレードC1(十分な科学的根拠は無いが、細心の注意の元行う事を考慮しても良い)
 
「考える時間にタイムリミットはありますか」
⇒もともと「やらなくてはならない治療では無い」訳ですからタイムリミットもありません。
 
 

 

質問者様から 【質問83 ホルモン療法についての改正】

ホルモン療法 推奨グレードC1 十分な科学的根拠はないが、細心の注意の元行う事を
考慮しても良い
私の場合はこれに当てはまるということですか
細心の注意の元行うとは、更年期障害の症状や、子宮体癌への注意ということで
しょうか
最初に行った病院の先生が、ガイドラインから説明してくれた時もホルモン療法と
いう選択肢もあるだったので、タイムリミットがないのなら、私の希望も考慮して相
談します
田澤先生に治癒したのも同然とおっしゃってもらえた事を信じたのですから、今は
放射線照射頑張ります
 

田澤先生から 【回答83】

 こんにちは。田澤です。
 治療は「効果と副作用のバランス」です。
 それを天瓶にかけて、「明らかに、やるべき」との治療が推奨されます。
 「非浸潤癌の場合には、ホルモン療法による生命予後の改善が証明されていない」以上、副作用(質問者のいうように「更年期障害の症状や、子宮体癌への注意」)の比重が高くなります。
その意味で、患者さんの強い希望があれば「行うことも許される」が、「推奨はしない」という意味です。
 
 

 

質問者様から 【感想84 ホルモン療法】

田澤先生は改正されたガイドラインを確認されたのですか
変更がなかったとのことで、私の場合もどちらでも良いという事は変わらないということになるのですね
先ず放射線を終えることだけに集中したい思います
担当医は私が心配性だからした方がいいと言うのですが、局所再発も対側に出来る可能性も低いのであれば、副作用や子宮体癌への不安からの心配になるように思います
どの患者様も少なからず再発も転移も不安がなくなるわけではないと思いますが、田澤先生のこういう質問に回答してくださる場があることで少しでも病気に対する不安がなくなると思います
これからも引き続き沢山質問すると思いますが、よろしくお願いします
 
 

 

質問者様から 【質問85 モンドールについて】

また気になることがあったので質問させていただきます
以前に引きつりはモンドール、血管炎とききましたが、脇から胸はまだ筋は出てますが、痛みは少しずつ治まってきましたが、どんどん下にも引きつってきました
みぞおちの辺りに向かっても腕を上げると突っ張ったように筋が出て痛いです
これも日が経つと治まってきますか
動かし過ぎない方がいいと言ってましたが、動かしすぎてたのでしょうか
放射線照射は今のところ先生の仰るように大きな副作用もなく印の周りが赤くなってヒリヒリするくらいです
日焼けのような症状にはなると仰ってたので、ひどい症状が出ないといいなと思います
照射は人によって時間が違うのでしょうか
日焼けも、人によって症状が違って出てくるものですか
 

田澤先生から 【回答85】

 こんにちは。田澤です。
 放射線の副作用が無く経過している様で何よりです。

回答

「これも日が経つと治まってきますか」
⇒治まってきます。
 
「動かし過ぎない方がいいと言ってましたが、動かしすぎてたのでしょうか」
⇒関係無いです。
 いずれ治まってきます。
 
「照射は人によって時間が違うのでしょうか」
⇒線量は決まっているので、(時間に関しては)「機械によって多少の差はあっても、大した違いでは無い筈」です。
 
「日焼けも、人によって症状が違って出てくるものですか」
⇒当然です。
 同じ海水浴しても「真っ黒になる人」と「(特に色白な人に多いですが)皮膚が真っ赤になる人」がいますよね。
 
 
 

 

質問者様から 【質問86 術後の傷】

放射線照射が半分終わりました
少しずつ日焼けの症状が出だしたので軟膏を処方され塗り始めました
田澤先生の再発、転移の心配はないを信じて気持ちも落ち着いてきました
術後の傷についてですが硬くなっています
これは徐々に柔らかくなるのでしょうか
手術した方の乳首が反対の乳首より少し黒っぽくて少し痛みがあるのですが、問題ないのでしょうか
 

田澤先生から 【回答86】

 こんにちは。田澤です。
 「術後照射中」ですね。
 大きな問題もなく、無事にすすんでいるようで何よりです。

回答

「術後の傷についてですが硬くなっています これは徐々に柔らかくなるのでしょうか」
⇒その通りです。
 
 最初は結構「硬く」なっていますが、確実に取れてきます。
 
「手術した方の乳首が反対の乳首より少し黒っぽくて少し痛みがあるのですが、問題ないのでしょうか」
⇒手術の影響があると思います。
 血流阻害が少しあると思いますが、いずれ落ち着く筈です。
 心配ありません。
 
 

 

質問者様から 【質問87 完治の判断】

乳がんと診断されてから色々質問させて頂き、その都度きちんと回答して頂けたので検査、手術、放射線もがんばってます
婦人科の子宮癌検査もしておこうと先日結果は問題なしでした
卵巣も異常なしでした
また質問ですが、私の病理の結果で、治ったのも同然と仰って頂きましたが、放射線治療前に乳管癌は再発しやすい、放射線しても何度も再発した人がいると言われたとき医師が放射線治療始める患者に言うのは世も終わりと言っていただき照射頑張ってますが、再発や転移の不安が消えて完治と思っていいのはいつでしょうか
まだ胸の痛み、引きつり、右乳首との違い、何処か痛むと乳がんの影響など不安はありますが、今迄よりは飲む回数も減りましたが、婦人科の先生に更年期の不安感にも飲む薬なので飲んでいいと言われ安定剤は飲んでます
 

田澤先生から 【回答87】

 こんにちは。田澤です。
「乳管癌は再発しやすい、放射線しても何度も再発した人がいると言われたとき医師が放射線治療始める患者に言うのは世も終わり」
⇒そのような「馬鹿馬鹿しい事をいう」医師の言う事を真に受けてはいけません。
 
「再発や転移の不安が消えて完治と思っていいのはいつでしょうか」
⇒乳癌は「大人しい」ので10年過ぎても「骨転移やリンパ節転移など」で再発する方が「ごく少数」いらっしゃるのは事実です。
 ただし、その数は「全体の割合からすると、ごくごく低値」であり、術後20年過ぎると「ほぼゼロ」となります。
○以上は、「浸潤癌」の場合であり、「非浸潤癌の場合」は「手術した時点で根治」と考えて差し支えないと「経験上」感じています。
 
 

 

質問者様から 【質問88 非浸潤の根治と乳がんのリスク】

田澤先生が馬鹿馬鹿しいことを言う医師の言う事を真に受けてはいけませんとの言葉に不安が消えて放射線照射を残り13回頑張れば定期的な検査をして行けばいいのだと希望が持てました
今回の乳がんは手術した時点で根治と考えていいと言って下さり安心はしましたが、
乳がんになる理由にホルモン、晩婚化、少子化が影響していると書いてあり、私はこの先子供を産むことはないので、再発や転移の心配はないと言っても乳がんのリスクが無くなったわけではないということで乳がんになる危険因子はあると考えるべきでしょうか
太らないようには気をつけてますが、脂っこい食事、お菓子など食べることなど制限した方がいいのでしょうか
気をつける事や予防方法はないのでしょうか
 

田澤先生から 【回答88】

 こんにちは。田澤です。
「乳がんになる理由にホルモン、晩婚化、少子化が影響している」
⇒これは「閉経前乳癌」に対するリスクと考えられます。
 今、日本で「若年者に増加が顕著」である理由だと思います。
 ○質問者がこれから「10年後、20年後の(新たに発生する)乳癌リスク」とすれば、むしろ「閉経後乳癌」となります。
 閉経後乳癌は「脂肪や体重増加」が主たるリスク因子だと思います。
 
「太らないようには気をつけてますが、脂っこい食事、お菓子など食べることなど制限した方がいいのでしょうか」
⇒乳癌予防にもなりますし、むしろ「糖尿病」をはじめとした生活習慣病予防に「大きな効果」があると思います。
 
「気をつける事や予防方法はないのでしょうか」
⇒上記に挙げたようなもの以外には有効な「予防法」はありません。
 やはり、定期的な検診で「早期発見」が鍵なのです。
 
 

 

質問者様から 【質問89 乳房の硬さ】

何度も質問ですが、手術した胸全体が少し硬い感じがします
硬いところもあり、しこりのように小さくはないのですが心配しなくていいものでしょうか
何でも気になってしまうので、回答よろしくお願いします
 

田澤先生から 【回答89】

 こんにちは。田澤です。
 硬さは「術後の変化」と「放射線照射による影響」だと思います。
 
 

 

質問者様から 【質問90 放射線照射後の検査】

乳がんの再発や転移の心配は気にしなくてもよく、この先乳がんになった場合それは再発や転移というより新たに出来たものと解釈すべきなのでしょうか
定期的な検査は放射線照射が終わっていつ頃からマンモグラフィと超音波をするものですか
胸の硬さも放射線照射が終われば以前と変わらなくなっていくのでしょうか
沢山の患者さんを診て来られた経験が的確な回答をしてくださっているのだと、きっとここに質問される患者にとって不安な気持ちを軽減することができると思います
どんな質問も真摯に回答してくださることに感謝します
 

田澤先生から 【回答90】

 こんにちは。田澤です。
「この先乳がんになった場合それは再発や転移というより新たに出来たものと解釈すべきなのでしょうか」
⇒その通りです。
 定期的なチェックこそが(今回の様な)早期発見に結びつくのです。
 
「胸の硬さも放射線照射が終われば以前と変わらなくなっていくのでしょうか」
⇒これは、手術の際に「どの程度皮下脂肪組織を温存しているのか?」に関わってくるので一概には言えません。
 ただ、「放射線照射後6カ月程度」は「浮腫んで、むしろ硬くなることも多い」です。
 放射線照射後1年以上はかかります。
 
 

 

質問者様から 【質問91 放射線照射後検査について】

放射線照射が明日で25回いが終わり、追加照射5回残すところになり、胸の日焼けも酷くなって、皮がめくれるかもしれないと軟膏を処方されました
照射後治まって来るのでしょうか
冷やした方がいいとかありますか
放射線を照射によって胸が浮腫んだり硬くなったりして治まるのに半年から一年はかかると回答してくださいましたが、次のマンモグラフィ、超音波検査はいつすればいいのでしょうか
硬くなった時自分で触診して胸のしこりを見極めることは出来るのでしょうか
再発は心配ないと思うのですが、やはり自分でも気を付ける必要はありますか
 

田澤先生から 【回答91】

 こんにちは。田澤です。
「胸の日焼けも酷くなって、皮がめくれるかもしれないと軟膏を処方」「照射後治まって来るのでしょうか」
⇒勿論、治まります。
 もしも「日焼け症状が治まらない」ようなら「放射線治療は成り立ちません」大丈夫です。
 
「冷やした方がいいとかありますか」
⇒冷やしてください。
 
 日焼けと一緒です。
 
「次のマンモグラフィ、超音波検査はいつすればいいのでしょうか」
⇒「放射線照射が終り、1カ月ほどで皮膚も落ち着くので、その頃ならいつでも超音波OKです。
 ただし、マンモは術後1年で十分です。
 
「硬くなった時自分で触診して胸のしこりを見極めることは出来るのでしょうか」
⇒1年位して「乳腺が柔らかくなった」ら大丈夫です。
 
「再発は心配ないと思うのですが、やはり自分でも気を付ける必要はありますか」
⇒「ホルモン療法中」は3カ月に1回は通院しているわけですから、その間は心配ありません。
 
 

 

質問者様から 【質問92 モンドール】

血管炎は2~3ヶ月で治まってくると言ってましたが、術後2ヶ月近くなりますがあまり変わらず、たまに引きつり、手をあげると痛みもひどい時があります
乳がんとは関係ないと思いますが、放射線照射とは関係あるのでしょうか
乳がんは完治と考えても良いと田澤先生は仰って下さったので、乳がんに対しては大丈夫と思って放射線照射頑張ってますが、いつまでも痛みがあるとやはり不安になります
 

田澤先生から 【回答92】

 こんにちは。田澤です。

回答

「乳がんとは関係ないと思いますが、放射線照射とは関係あるのでしょうか」
⇒手術との関係です。
 腋窩の操作(センチネルリンパ節生検を含む)は腕の血管炎の原因となりうるし、
 乳腺の操作は胸壁の血管炎の原因となります。
 
○不安は時間しか解決しないものです。
 
 

 

質問者様から 【質問93 ホルモン療法】

人によって3ヶ月では治まらないが、血管炎はいずれ治まるということでしょうか
胸の痛み、引きつりもあまり気にしなくていいのでしょうか
日焼けで乳首や胸表面が触ると痛いのでしょうか
ひどい時は冷やしてみます
田澤先生は非浸潤の場合ホルモン療法は不要と仰っていたので、まだしていませんし、しないでいいならしないと思ってますが、した方が良いと言う考えになったのでしょうか
それとも3ヶ月に1度は超音波の為に通院すればいいということでしょうか
 

田澤先生から 【回答93】

 こんにちは。田澤です。
「人によって3ヶ月では治まらないが、血管炎はいずれ治まるということでしょうか」
胸の痛み、引きつりもあまり気にしなくていいのでしょうか」
⇒いずれ治まります。
 ゆっくり経過をみてっください。
 
「日焼けで乳首や胸表面が触ると痛いのでしょうか」
⇒放射線の影響が大きいと思います。
 
「田澤先生は非浸潤の場合ホルモン療法は不要と仰っていたので、まだしていませんし、しないでいいならしないと思ってますが、した方が良いと言う考えになったのでしょうか」
⇒誠に申し訳ありません。
 別の方と勘違いしたコメントでした。
 申し訳ありません。
 ホルモン療法を勧めない考えにかわりはありません。
 
「それとも3ヶ月に1度は超音波の為に通院すればいいということでしょうか」
⇒6ヵ月で十分です。
 
 

 

質問者様から 【質問94 放射線照射後】

今日30回放射線照射が終わりました
日焼けと皮がめくれたくらいで先生の仰っていたように終わりました
手術跡の硬さ、乳首の色や、日焼け、引きつり(胸がかなり引きつりがはっきり出てます)は時が経てばいつか治まりますか?
放射線後の検査について再度お聞きしますが、半年に1度のマンモグラフィと、超音波検査、血液検査というような間隔でいいのでしょうか
他に検査が必要ですか
来週担当医の外来でホルモン療法についてどうするか決めなくてはいけないと思いますが、やはり私自身が田澤先生と同じでしなくてもいいならしないと思ってます
じっくりお話を聞き、自分の気持ちもきちんと伝えようと思います
ホルモン療法はしなくてもいいという言葉に勇気を貰い、再発やまた乳がんが出来たらと不安もなくなった訳ではありませんが、今まで田澤先生に回答してもらった言葉を信じて普通に生活していけたらと思います
 

田澤先生から 【回答94】

 こんにちは。田澤です。
 「放射線治療」が無事に終了して良かったです。

回答

「手術跡の硬さ、乳首の色や、日焼け、引きつり(胸がかなり引きつりがはっきり出てます)は時が経てばいつか治まりますか?」
⇒治まってきます。
 ただ「放射線照射後半年間」はかえって「全体が浮腫む」状況となります。その後徐々に治まります。
 日焼けなどは徐々に改善します。
 
「半年に1度のマンモグラフィと、超音波検査、血液検査というような間隔でいいのでしょうか」
⇒マンモグラフィーは1年に1回です。
 超音波(対側含む)と血液検査を半年に1回がいいでしょう。
 
「他に検査が必要ですか」
⇒不要です。
 
○ホルモン療法はしなくていいでしょう。
 
 

 

質問者様から 【質問95 ホルモン療法】

前回は長々と申し訳ありませんでした
今日外来にてホルモン療法についての診察でしたが、田澤先生の診断と、更年期の症状もあり、しなくてもいいならという気持もあったので、しないと決めてきました。
このQ&Aに非浸潤で再発した方の質問があり少し不安になりましたが、以前田澤先生に見ていただいた病理結果でしなくてもいいという言葉を信じてこれからは定期的な検査をしながら、気持ちを落ち着けていけたらと思ってます
術後の症状は日が経てば治まってくると言ってましたが、してはいけないことはありますか
重たいものは持ってはいけないとか、生活で引きつりが治まるまでしない方がいいことや、積極的にすることなどあれば教えてください。
更年期の精神不安定から安定剤(デゾラム)を飲んでいますが、飲み続けていてもいいでしょうか
お忙しいのに申し訳ありませんが、よろしくお願いします
 

田澤先生から 【回答95】

 こんにちは。田澤です。
「定期的な検査をしながら、気持ちを落ち着けていけたらと思ってます」
⇒大変前向きになってきましたね。 良かったです。」

回答

「重たいものは持ってはいけないとか」
⇒センチネルリンパ節生検だから、「気にしなくてもいい」と思いますが…
 ただ、「手術の精度」がありますから、「担当医に確認が必要」です。
 
「生活で引きつりが治まるまでしない方がいいことや、積極的にすることなどあれば教えてください」
⇒基本的に「してはいけないこと」はありません。
 「皮膚のツッパリ感」を軽減させるためにも「腕の運動」は是非継続してください。
 あとは「スキンケア」ですね。 放射線治療後は「皮脂腺の委縮」から乾燥しがちです。
 
「更年期の精神不安定から安定剤(デゾラム)を飲んでいますが、飲み続けていてもいいでしょうか」
⇒大丈夫です。
 良眠の方が重要です。
 
 

 

質問者様から 【質問96】

乳がんと診断されてから色々な質問答えていただき、アドバイスをありがとうございました
1日たった15分から20分位から有酸素運動を始め少しずつ体を動かすようになりました
乳製品もあまり気にせず摂取してます
ネットや雑誌などに惑わされず田澤先生からの回答を読み返しながら他を気にしないようにしています
余談ですが、以前の質問に江戸川病院の内装についてありましたが、TVで取り上げられて拝見しましたが、病院の緊張をほぐすためだというきちんとしたコンセプトの元考えられていると私は行ってみたいと思い、患者さんへの配慮と思います
毎日このQ&Aを拝見し、勉強させていただいています
ホルモン療法はしなくていいのアドバイスに従い飲まない事に決めましたが、田澤先生への信頼から間違いではないと思って前向きになれました。
日焼けもほぼ治まり胸の痛みは手術の傷とモンドール部分だけになりました
しかし、モンドールが傷跡に垂直でTの字のように傷跡から胸をしたに向かって引きつるのが痛み胸の下も痛みます
手術の跡が硬くなってるせいなのでしょうか?
手術の硬くなってるいるのが治まるまでは引きつりは治らないのでしょうか
それとも手術によって血管が切断されたようになってるのでしょうか
引きつりは痛みがなければ気にならないのですが、腕を上げると痛むので治まればと思います
今の状態でアレルギーの薬は飲んでもいいでしょうか?
やはり胸の痛みや他にも痛むと乳がんのせいかもなど不安になるのですが、この不安は時が経って痛みも治まれば解消されますか
大変な質問に回答され忙しいと思いますがよろしくお願いします
 

田澤先生から 【回答96】

 こんにちは。田澤です。
 術後の治療が終わる度に、「日常の落ち着きを取り戻しつつある」様で、何よりです。

回答

「手術の跡が硬くなってるせいなのでしょうか?」
⇒手術の影響に放射線照射の影響もありそうです。
 
「手術の硬くなってるいるのが治まるまでは引きつりは治らないのでしょうか」
⇒モンドール自体は「2~3カ月もすれば」治ります。
 
「手術によって血管が切断されたようになってるのでしょうか」
⇒皮下の浅い血管が炎症を起こして硬くなっているのです。
 
「今の状態でアレルギーの薬は飲んでもいいでしょうか?」
⇒大丈夫です。
 薬剤に制限はありません。
 
「この不安は時が経って痛みも治まれば解消されますか」
⇒その通りです。
 「時間」が経てば、「痛みも、痛みからくる不安も」ゆっくり解消されていきます。
 
 

 

質問者様から 【質問97】

いつも回答ありがとうございます
モンドールについてですが、2~3ヶ月で治まるとのことですが、それは手術後から
でしょうか、放射線照射終了後からでしょうか
手術が6月11日だったのですが腕を上げると引きつる痛みは未だ治まらず、胸の下も
引きつられ痛みます
最初からあまり変わっていないように思います
引きつりを見る度いつまでも乳がんの不安が消えません
他の方の質問でトモセラピーが体の負担が少ないとありますが、私は普通に放射線
を照射しました。
そんなに違いはあるのですか
終わってしまいましたが、精神的不安はありますが、放射線を受けた事で何かある
ということはありません
安定剤が離せない状態は続いていますが、安定剤(デゾラム)は長期服用してもい
いものでしょうか
量は減りましたが、持ってないと不安だったり、飲まないと不安定な気持ちになる
ことがあります
 

田澤先生から 【回答97】

こんにちは。田澤です。
「モンドールを起こす原因として放射線照射による炎症もありえる」ので「放射線照
射終了後3カ月」が目安となります。

回答

「他の方の質問でトモセラピーが体の負担が少ないとありますが、私は普通に放射線
を照射しました。 そんなに違いはあるのですか」
⇒体感できる程の違いは無いと思います。
 皮膚炎がいくらかいいという程度でしょう。
 ただ、「中長期的な有害事象(放射線肺臓炎や心、肋骨など)には影響がある」と
は思います。
 
「安定剤が離せない状態は続いていますが、安定剤(デゾラム)は長期服用してもい
いものでしょうか」
⇒大丈夫です。
 早晩落ち着くと思います。
 
 

 

質問者様から 【質問98】

いつも回答ありがとうございます
今日最初に乳がんの検査を受けた先生にホルモン療法はやめたことを伝えに行きま
した
そこでやめたことを驚かれガイドラインと私の病理結果(質問67に結果をお伝えし
ました)を見て「あなたの乳がんはしこりで見つかったので病理も3.4.5.6.7と断片
検査して非浸潤との結果だから全部じゃないから本当に非浸潤なのかな」と言われま
した。
しこりで非浸潤と結果が出たら、浸潤の場合もあるのですか
私はもうきちんと手術して取ったので前向きにホルモン療法はやめたのに、この先
生は前にも放射線照射しても効かず何度も再発した人がいるとか、乳管癌は再発しや
すいなど不安なことばかりおっしゃいます
田澤先生の言葉を信じてホルモン療法はやめて間違いはないと思っているのに不安
になりました
しこりで見つかった乳管癌は非浸潤と結果が出ても安心してはいけないのでしょう

説明が上手くできなくて伝わるか不安ですが回答よろしくお願いします
 

田澤先生から 【回答98】

こんにちは。田澤です。
「断片検査して非浸潤との結果だから全部じゃないから本当に非浸潤なのかな」
⇒このコメントは「悪気はない」のかもしれませんが、「大きなお世話」とも言えま
す。
 
「しこりで非浸潤と結果が出たら、浸潤の場合もあるのですか」
⇒殆どありません。
 5mmスライスで切っているとしたら、「その間の2-3mmの中に1mm以下の微小浸潤が
見つかる可能性」はありますが、確率的には「考える必要」はありません。
 
「しこりで見つかった乳管癌は非浸潤と結果が出ても安心してはいけないのでしょう
か」

⇒安心しても大丈夫です。
 そのような「しこりで見つかっても非浸潤癌だったかた達」を沢山診療しています
 
 

 

質問者様から 【質問99】

引きつりについて焦らずにといいましたが、気になる事があるので質問させてくださ

胸にくっきりと引きつりがあるのですが、横にまた引きつりが出来、どんどん下ま
で引きつりみぞおちの横辺りの骨の辺りが痛みます
腕を上げると痛む引きつりの延長線状が下に向かって痛みがあります
これはモンドールによる引きつりのせいでしょうか
それとも違うのでしょうか
胸の引きつりの痛みは少し治まって来たのにどんどん下まで痛むことはあるので
しょうか
モンドールは腕を上げなくても痛むことはあるのでしょうか
血管は繋がっているのでそのせいか、乳がんとは関係あるのか痛みがあるので気に
なります
痛む場所を上手く説明できなくて、回答しにくいとは思いますが、痛みへの不安が
あるのでよろしくお願いします
 

田澤先生から 【回答99】

こんにちは。田澤です。
モンドールは、その原因となる傷より下の方へ拡がります。
その内治まるでしょう。全く心配はありません。

回答

「乳がんとは関係あるのか痛みがあるので気になります」
⇒乳癌との関係は全くありません。
 手術との関係です。
 心配しなくても直によくなります。
 焦らずにいきましょう。
 
 

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