乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:2400]
性別:女性
年齢:34歳

いつも田澤先生のQandAを拝見させて勇気を頂いています。

お忙しい中無償でこのような患者の不安な気持ちにこたえて下さることを感謝しております。

二週間前にエコーにて癌の可能性が高いとの指摘、昨日針生検の結果を受けて正式に告知されました。

告知からまだ日が浅く、遠隔転移の恐怖に怯える気持ちが強いので質問させてください。

ER 90%
PgR 30-40%
HER2は2+でしたので現在FISHにて確認中
右胸多発(3~4個)しているけれど腫瘍の最大径は1.5cm程度
MRIとエコーの所見ではリンパ転移なし
核異型度グレード1

①初期がんの場合は初期治療の際に遠隔転移の可能性が低いというのは
田澤先生のご回答を拝見していて理解しているつもりですが、数年経ってからの転移というのは、
メカニズム的にいつ頃発生するものなのでしょうか。

初期から臓器に到達しているものが数年かけて発現すると考えて良いのでしょうか。

三か月ほど前に一回吐いてしまうほど酩酊したことがあります。

胸に癌を抱えた状態で肝臓に負担をかけてしまい、
その頃に血液に乗って癌細胞が肝臓まで流れていたのだと思うと、震えが来るほど恐ろしくてたまりません。

まだ小さい子供がいるのにそんな愚行で遠隔転移の確率を上げてしまった自分が許せず、悔やんでも悔やみきれない気持ちです。
暴飲により遠隔転移の確率は上がってしまったのでしょうか。

血行性転移の仕組みについて解明されている部分をお教え頂けると嬉しいです。

②ルミナールAまたはBという結果待ちですが、HER2はやはり陰性のほうが望ましいのでしょうか。

どんなに副作用が強くても治療は頑張るつもりですので、抗癌剤は怖くありません。

とにかく子供が小さいうちに再発して死んでしまうことが恐ろしくてたまりません。

③ステージは術前評価ではⅠですが、もし術後センチネルリンパに微小転移が見つかり、さらに浸潤径が2cmを超えていたら最悪ⅡBもあり得ると思っています。

術前と術後で浸潤径の評価が変わることはどれくらいの確率であるものでしょうか。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

cT1c(15mm), cN0, luminal(HER2 FISH確認中), NG1
⇒十分な「早期発見」です。
 

「数年経ってからの転移というのは、メカニズム的にいつ頃発生するものなのでしょうか。 初期から臓器に到達しているものが数年かけて発現すると考えて良いのでしょうか。」
⇒「術後、数年経ってから転移が見つかった」場合には「手術の時点で臓器に到達していた」と考えるべきです。

 ただ、多くの人は「結局、転移再発しない」わけですから、「あまり考え過ぎ」は良くありません。
 

「三か月ほど前に一回吐いてしまうほど酩酊」「胸に癌を抱えた状態で肝臓に負担をかけてしまい、その頃に血液に乗って癌細胞が肝臓まで流れていたのだと思うと、震えが来るほど恐ろしくてたまりません。」
⇒考え過ぎです。

 そんなに「ピンポイントに転移は成立しない」でしょうし、そもそも「低リスク」であれば「その確率自体が非常に低い」と思います。
 

「暴飲により遠隔転移の確率は上がってしまったのでしょうか。」
⇒考え過ぎです。
 

「血行性転移の仕組みについて解明されている部分をお教え頂けると嬉しいです。」
⇒血行性転移が成立するためには、「癌細胞」が様々な能力を持たなくてはいけません。

 「血管の中に入り込む」「組織に生着する」様々な能力が要求されるのです。
 

「②ルミナールAまたはBという結果待ちですが、HER2はやはり陰性のほうが望ましいのでしょうか。」
⇒確かに「HER2陽性であれば、強力な術後補助療法を行い、再発リスクを下げられる」という側面を持ってはいますが、「そもそものリスク」を考えれば「HER2陰性」の方がいいと思います。
 

「術前と術後で浸潤径の評価が変わることはどれくらいの確率であるものでしょうか。」
⇒全く一緒だということは「逆に」殆どありません。

 ただし、ステージを跨ぐような「評価の変化」はそれ程多くはありません。

 ザックリ見つもって2割程度でしょう。





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