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乳がんの告知を受けました

[管理番号:2381]
性別:女性
年齢:43歳
初めまして。
いつも不安になったときは
こちらのサイトで助けられています。
行政の乳がん検診を受けて
マンモグラフィーでカテゴリー4
一ヶ月後 乳腺専門のクリニックで
視触診
マンモグラフィー
エコー
針生検
細胞診
MRI の検査を経て
病理標本 CNB
左右   左乳房
組織診断 Papillotubular ca.
3/3
乳管内病変 なし
Nuclear Grade 2
atypia 2
mitosis 2
HER2 score 0
ER:TS 8/8
PgR:TS 7/8
ki67 index 14%
浸潤癌2cm ステージ2a 転移なし
がんが乳首の真下で温存が難しいのもありますが
小さいけれど部分のまわりにもいくつか
悪いものがあるので温存はできず左乳房全摘出手術
手術先行し、その後 ホルモン治療約5年
手術後摘出した細胞次第では抗がん剤の可能性あり
上記の診断を受けました。
本当は田澤先生に診ていただきたいのですが
関西で仕事もしていて、診察となると予約がとれるのは
来月になるとお聞きしました。
そこでお願いなのですが
診断結果などお送りしてできる限りで良いので診断いただくことは可能でしょうか?
もちろん費用などはお支払いします。
もし難しい場合には
この記載だけになってしまうのですが
田澤先生ならどのように治療計画をたてるかアドバイスいただけないでしょうか?
藁にもすがる思いで問い合わせいたしました。
先生、お忙しいところ申し訳ございませんがご回答心よりお待ちしております。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
腫瘍径2cm luminal Aですね。
リンパ節転移の有無についての記載がありませんが、「超音波で確認」されているの
だと思います。
「手術先行し、その後 ホルモン治療約5年 手術後摘出した細胞次第では抗がん剤の可能性あり」
⇒正しいコメントだと思います。
 抗がん剤の可能性については「リンパ節転移4個以上あれば」絶対的適応と言えますが、最終的には「術後病理結果でしか判明しない」ことなのです。
 
「診断結果などお送りしてできる限りで良いので診断いただくことは可能でしょうか?」
⇒大丈夫です。
 
「もちろん費用などはお支払いします。」
⇒費用は必要ありません。
 心配しなくて大丈夫です。
 ここは「有料サイトでは無い」のです。
 江戸川病院は「公明正大な病院」なので御心配なく。
 
「もし難しい場合にはこの記載だけになってしまうのですが田澤先生ならどのように治療計画をたてるかアドバイスいただけないでしょうか?」
⇒担当医と同様です。
 「MRIでの拡がりが広い(もしくは多発)」だから「全切除を勧められている」と思いますが、そこに拘りがなければいいでしょう。
 ルミナールAなので「ホルモン療法単剤」となります。
 コメントしたように「リンパ節転移が4個以上」なければ「抗がん剤の上乗せは不要」です。
 それと、「術後照射」は「乳房切除した場合にはリンパ節転移4個以上」で適応となります。(温存ならば、必須です)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

管理番号:2381で質問したものです。
迅速にご回答いただき、本当にありがとうございます。
乳がんの告知されたときでも泣かなかったのに、
田澤先生からのご回答が
診断していただいた先生と同じ治療計画をたてる、
という回答だったことに
ホっとして泣いてしまいました。
私はこれまで大きな病気をしたことがなく
入院や手術などもすべて初めてで不安でいっぱいだったので
本当に心が軽くなりました。
診断についても温かい回答をいただき、
本当にありがとうございます。
もし診ていただく場合、
何の資料をどのような形でお送りすれば宜しいでしょうか?
(データで送付可能なものはデータ、無理なものは郵送等)
また、今かかっているクリニックから診断情報を出してもらう場合
どのようにお願いすればよりスムーズでしょうか?
(勤務先に説明するために?等)
こういったことに慣れていなく質問内要がおかしいかもしれません。
しかしどう記載すれば良いかわからなく、つたない文章で申し訳ございません。
先生、たびたびお忙しいところ申し訳ございませんが
ご回答心よりお待ちしております。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「もし診ていただく場合、何の資料をどのような形でお送りすれば宜しいでしょうか?(データで送付可能なものはデータ、無理なものは郵送等)」
⇒秘書を介してもらうのがいいとは思います。
 
「また、今かかっているクリニックから診断情報を出してもらう場合どのようにお願いすればよりスムーズでしょうか?(勤務先に説明するために?等)」
⇒「セカンドオピニオン」と言いだし難い場合には「勤務先の産業医宛」に貰うのも一つの手でしょう。

秘書室へメールは、
各ページの右上にある 「秘書室へメール」からご相談ください。
もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。

 
 
 
 
 

 

質問者様から 【質問3】

連絡がご無沙汰となり
申し訳ございません。
田澤先生に診ていただこうと
検査結果などお送りすべく準備していたのですが
予想外に手術が前倒しとなり
乳房全摘出手術を行いました。
(田澤先生が担当医と同じ治療計画でいくと
 おっしゃってくださったので手術を決断できました)
その後、病理結果も出まして
手術前と結果は変わらず、ホルモン治療5年することとなりました。
そこで、注射を併用するか否かを決めてほしい、と言われました。
タモキシフェン(飲み薬)は絶対にしてもらい
できれば LH-RHアゴニスト製剤(注射)を併用してほしいと。
併用して欲しい理由としては2つ
1閉経前だが43歳という微妙な年齢(35歳から離れていない?)
2病理検査で脈管浸潤があったこと。
最初の3ヵ月は毎月1月分を打って慣らし、
その次は3ヵ月分、さらに6ヵ月分を1回ですれば
1月あたりは安くなるから……、と
できれば併用してほしいとさらに言われました。
しかし、このLH-RHアゴニスト製剤(注射)は
3割負担でも1回13000円とかなり高額であるので
財布と相談もあるかと思うので、
一度持ち帰ってもらって決めて欲しいといわれました。
田澤先生であれば
どのような治療計画をたてるか
アドバイスいただけないでしょうか?
先生、お忙しいところ申し訳ございませんがご回答心よりお待ちしております。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「タモキシフェン(飲み薬)は絶対にしてもらい できれば LH-RHアゴニスト製剤(注射)を併用してほしい」
⇒「なんとなく上乗せがありそうだから」と、いうことだと思いますが…
 私なら「タモキシフェン単独」とします。
 
「併用して欲しい理由としては2つ 1閉経前だが43歳という微妙な年齢(35歳から離れていない?)2病理検査で脈管浸潤があったこと。」
⇒どちらの理由も「説得力に欠ける」と(私には)思えます。
 
「田澤先生であればどのような治療計画をたてるかアドバイスいただけないでしょうか?」
⇒タモキシフェン単独です。
 
 

 

質問者様から 【質問4 骨転移治療中の処方箋と治療方針について】

性別:女性
年齢:45歳
ご無沙汰しております。
管理番号2381のものです。
手術して2年後に大たい骨に骨転移が発見され
かかりつけのクリニックでは手術ができないため
ほか病院の整形外科に転院し腫瘍部分をとりきり人工骨置き換える手術をしました。
これまでタモキシフェンを毎日朝に飲んでいましたが
手術をした2/(下旬)以降乳がんについての処方箋がストップしています。
入院している病院には乳腺外科もあるので
連携して処方箋を出していただけないかと聞いたのですが
担当医に聞いても完治するまでは処方箋ストップ、とのみいわれているのですが(恐らく2週間程度は処方されない?)
これは何も飲まなくて大丈夫なのでしょうか?
(毎日飲んでいたので不安になり教えていただけないでしょうか?)
また、このような骨転移があった場合
(ほかの部分には転移はありませんでした)
田澤先生であれば
どのような治療計画をたてるか
アドバイスいただけないでしょうか?
先生、お忙しいところ申し訳ございませんが
ご回答心よりお待ちしております。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「完治するまでは処方箋ストップ、とのみいわれているのですが(恐らく2週間程度は処方されない?)これは何も飲まなくて大丈夫なのでしょうか?」
⇒勿論、構いません。
 ホルモン療法は(副作用などで)ある一定期間休薬しても(そもそも)問題ないのです。
「田澤先生であればどのような治療計画をたてるか」
⇒ある一定期間(半年?)抗癌剤をするという方法もあります。(bevacizumab やeriblinなど)
 
 

 

質問者様から 【質問5 骨転移後の治療方針について】

性別:女性
年齢:45歳
管理番号2381のものです。
先日はご返答いただきありがとうございます。
ある一定期間(半年?)抗癌剤をするという方法もあります。
(bevacizumab やeriblinなど)
とのご回答をいただきましたが
bevacizumab かeriblin というものがどのようなものか
わかっていないので教えていただけないでしょうか?
月に1度 半年間、注射などをするというイメージでしょうか?
それはおおよそ1回おいくらするものなのでしょうか。
これまでずっと飲んでいた タモキシフェンは飲みつつbevacizumab かeriblin も並行して行うという認識で宜しかったでしょうか?
ほかにもこういった治療方針もあるなどございましたら
ご教授いただければ幸いです。
先生、お忙しいところ申し訳ございませんが
ご回答心よりお待ちしております。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
「ほかにもこういった治療方針もあるなどございましたらご教授いただければ幸いです。」
→再発治療は「何でもアリ」でガイドラインは無いに等しい状況です。
「bevacizumab + paclitaxelは3投1休でeriblinは2投1休です。
 費用は限度額申請が必要となるでしょう。