［管理番号:5362］
性別:女性
年齢:48歳
田澤先生。
はじめまして。
お忙しいところすみませんが、よろしくお願い致します。
「早期乳がんの可能性がある」と言われて、とても心配しており不安で眠れない日々が続いています。
下記にて検査経緯を記載させて頂きますので、乳がんである可能性、この時点での転移はしているのか？これからの事等、教えて頂ければ助かります。
2015-8-（中旬）
A病院
検査方法：細胞診
場所：右胸乳輪の少し上部分に1cm位のしこり(中に水のようなものが入っていると言われた)
判定結果：CLASSⅡ　良性と口頭にて伝達される
細胞所見：扁平上皮細胞_表層a few、赤血球_a few
　　　　　遊走細胞_好中球_a few
2016-12月
B病院(B病院に変えたのは、家から近いため)
検査方法：エコー
場所：右胸乳輪の少し上部分に1cm位のしこり
判定結果：良性と口頭にて伝達される
2017-6-（中旬）
B病院
判定結果：良性と口頭にて伝達される
検査方法：エコー
場所：右胸乳輪の少し上部分に1cm位のしこり(中に水のようなものが入っていると言われた)2016-12月と大きさは変わらないと言われた。
今すぐでなくても良いのでいずれ検査をした方が良いと言われたのですが、
　私のほうから検査をお願いしました。
2017-8-（上旬）
B病院
検査方法：細胞診
先生が見せてくれた診断結果の所に「a few・・・」はっきりわからないがたぶん異形細胞とかいてあったのだと思います。
内容には異形細胞ががんである可能性は否定できるものではない。
と確か書いてあったと思います。
それで先生は「a few」という部分がとても気になるので、少しでもあったら見逃さない方が良いので再検査をした方が良いと打診されました。
現段階では「グレーゾーン」と口頭にて伝達されました。
そしてC病院への紹介状が出ました。
　(CLASSなどは言っていませんでした。)
診断書をもらってないため、詳しく書けなくてすみません。
2017-8-（中旬）
C病院
検査方法：エコー、マンモグラフィー
場所：右胸乳輪の少し上部分にしこり
紹介状の中身を見て「これは気になるよね」と言ってエコーを見るなり、早期乳がんかもしれないので 、9/（上旬）にマンモトーム生検をすると診断されました。
この時、先生はエコーで見ながらつぶやくように他には「しこりがないんだよな」と言われた。
2017-8-（上旬）の細胞診をした後、しばらくは右胸にチクチクとした痛みが
ありましたが、ここ3日位前から痛みはなくなりました。
最近は右肩から鎖骨、脇の付け根までの間に少し肩こりのような重い痛みがあります。
それも乳がんと関係あるのでしょうか？
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者には申し訳ありませんが…
診療内容に「曖昧」なものが多く、（変に経過観察するよりも）「（最初から）さっさと確定診断してしまえばいいのに」というのが正直な感想です。
大事な事は、このシコリが2015年から2年間も「殆ど変化がない」ことと、細胞診を2回もして（1回は良性、もう1回は鑑別困難？）悪性が出ていない事実です。
この状況で「進行癌」など１０００％ナンセンスであり、（もしも癌ならば）「低異型度の非浸潤癌」を想像すべきでしょう。（転移など１０００％あり得ない世界です）
「最近は右肩から鎖骨、脇の付け根までの間に少し肩こりのような重い痛みがあります。それも乳がんと関係あるのでしょうか？」
⇒１００００％ありえません。
　『「生理と関係なく、胸や脇が痛い」方は、ＱａｎｄＡ「左胸と背中の痛み」をまずはご一読ください。』が、そのまま当て嵌まります。（年齢的に不安定となりつつある卵巣が、ストレスで影響を受けたのです）