乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4121]
性別:女性
年齢:39歳

初めまして。

11月に定期検診でしこりと石灰化発見、
その後MRIで右胸しこり1cm乳癌の疑いあり。
リンパも腫れているとのこと。
大きな病院で検査になりました。

月曜日に診察、マンモ、エコーと針生検をしました。
マンモで右胸しこり1cm、石灰化がしこりの部分+そこから5cmにわたり広がっていました。
エコーで胸のしこりと脇の方にもしこりが1cmほどあるようでした。
私がリンパに転移しているのではとかなり動揺してしまい、先生は腫れと転移はイコールではない、検査してみないと分からないと言われました。
乳癌はほぼ確定とのこと。
1週間後結果を聞きに行きます。

リンパだけなら大丈夫というようなことがネットでも見たりしますが、現状で他臓器に転移はありえるんでしょうか?やはりリンパには転移の可能性が高いのでしょうか?他臓器に転移がある場合、症状はありえるんでしょうか?
また、20年ほど前に首にしこりがあり調べたら良性で薬で小さくしたのですが、最近またいくつか小さいしこりがあり気になっていました。

乳腺の先生はたぶん関係ないと言われましたが、本当でしょうか?
色々とすみません、結果まで待てず辛くてメールさせて頂きました。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「腫れと転移はイコールではない、検査してみないと分からない」
⇒その通りです。「1cm程度」であれば、「反応性」ということも十分考えられます。

 実際には「術中に、センチネルリンパ節生検として迅速病理診断」することになります。

「リンパだけなら大丈夫」
⇒その通り。

 あくまでも「局所」です。
 「リスク因子の一つ」ではありますが、「遠隔転移とは全く意味が異なる」のです。

「現状で他臓器に転移はありえるんでしょうか?」
⇒ありません。

 是非、『今週のコラム 55回目 乳癌は「この状況」となっても「遠隔転移」を(めったには)起こさないのです。』を参考にしてください。

「他臓器に転移がある場合、症状はありえるんでしょうか?」
⇒ありまえん。

「20年ほど前に首にしこり」「最近またいくつか小さいしこり」
「乳腺の先生はたぶん関係ないと言われましたが、本当でしょうか?」

⇒1000%無関係です。

 ただ、私がむしろ問題だと感じるのは、(その担当医が)「たぶん」などと「曖昧な返答をしている」ことです。
 ここで、(経験の有る乳腺外科医ならば)「たぶん」ではなく、『絶対に(私自身の言葉を借りれば)1000%無関係』と言ってあげられなかったことです。

 そのような「自身のない、曖昧な」回答の「積み重ね」が、患者さんたちを「極めて無駄に」心配させる元凶なのです。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

乳癌しこり1cm リンパ転移?
[管理番号:4121]
連続の質問で申し訳ございません。

ご回答ありがとうございました。
少し気持ちが楽になりました。

月曜日に針生検等の検査をしたのですが、
それまでは全く気にならなかったのですが、水曜日頃からリンパのところが少し痛いです。
触ると痛い感じです。
針生検は4回刺しました。
リンパ側にも刺したかは分かりません。
検査のせいなのか、やはりリンパに転移があるからかと心配でなりません。
すみませんが、教えてください。
宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「針生検等の検査をした頃からリンパのところが少し痛い」「触ると痛い感じ」
⇒反応性の痛みのようです。

 
「検査のせいなのか、やはりリンパに転移があるからかと心配でなりません。」
⇒全く無駄な心配です。

 そもそも「リンパ節転移に症状などありません」

 
 

 

質問者様から 【質問3】

こんにちは。
3度目の質問させて頂きます。

本日針生検の結果で非浸潤性乳癌とのことでした。
範囲は広そうだとのこと。
浸潤の部分がある可能性はある旨説明受けました。
今後、CT、レントゲン、超音波、MRIの検査をしていくとのこと。
2月頭に右胸全摘手術の予定。
私は転移が心配なのでまた聞いてしまいましたが、現時点で転移の話をする材料がないので出来ないとのことでした。
質問ですが、非浸潤は転移はないとネットで書かれていますが、これからの検査で転移があった場合、その時点で浸潤癌だということでしょうか? また検査や手術で浸潤癌だとなった場合、現時点で予想される深刻度はどの程度なのでしょうか?
さらにリンパに転移があった場合の予想される深刻度はどうでしょうか?
すみません、現時点ではなんとも言えないことは分かりつつ、現時点で想定される最悪の状態を把握しておきたい気持ちがあるので、質問させて頂きました。

乳房全摘にはなんの躊躇もありません。
二人の小さい子どものことを思い、とにかく完治し長く生きたいのです。
宜しくお願
い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

現時点で非浸潤癌の診断なのに、ルーティーン検査としてCTを撮影することは極めて遺憾なことです。
無駄な医療被曝であり、妊娠可能年齢の女性に対し(やみくもに)行う事について真剣に考えて貰いたいものです。

おかしな情報で「不安になる」くらいなら、余計なネットの情報は見ない事をお勧めします。
また、そのような「おかしな情報」については私からコメントができないこともご了承ください。

まず重要なのは「遠隔転移」と「リンパ節転移」は明確に分けて考えることです。
「リンパ節転移」は、あくまでも「局所」であり、遠隔転移とは無関係です。

「私は転移が心配なのでまた聞いてしまいましたが、現時点で転移の話をする材料がないので出来ない」
⇒物事は整理して考えましょう。

 ○リンパ節転移 これは術中に「センチネルリンパ節生検」を行う事で解ります。
 ○遠隔転移  確率的に、ありえません。

「これからの検査で転移があった場合、その時点で浸潤癌だということでしょうか?」
⇒そういうことです。 非浸潤癌は乳腺内に留まっているからです。

「また検査や手術で浸潤癌だとなった場合、現時点で予想される深刻度はどの程度なのでしょうか? 」
⇒組織診で非浸潤癌の診断になる(病変の大部分が非浸潤癌であると予想される)位だから、早期です。

「さらにリンパに転移があった場合の予想される深刻度はどうでしょうか?」
⇒冒頭でコメントしたように「リンパ節転移は遠隔転移とは明確に区別」して考えてください。
 あくまでも「リンパ節転移は局所」であり、何ら「深刻には値しない」ものです。

「現時点で想定される最悪の状態を把握しておきたい気持ちがある」
⇒私は、その考え方には全く賛成しません。

 物事の「悪い面」ばかり見るのは「余計なストレス」となるだけです。
 また、私の考えとして「物事の最悪の状態を仮定したコメント」は行いません。

 一度、このQandAでも触れましたが…
 元巨人(むしろヤンキース?)の松井秀樹の言葉です。
 「物事を自分で対処できることと、できない事に分けて、自分で対処できないことには決して悩まない」
 まさに、そのように行きましょう。

(松井元選手の記事は、管理番号2345「脈管侵襲について」の【質問2】)





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