乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3686]
性別:女性
年齢:38歳

はじめまして
今週の水曜日に右胸のしこり(ゴリゴリした山で内側上部)とぴよっと丸いしこり(ツルツルで内側真ん中より少し上)を見つけ乳腺外科に受診しました。

一年前に検診でマンモグラフィー異常なし、エコー異常なしでした。
ただ半年前に左胸の左端にしこりを見つけ同じ乳腺外科に受診しました。
その半年前にマンモグラフィーをしていたのでその時はエコーのみになり触診でツルツルして固くないので半年後にとなりました。

右胸に関しても何もなかったように思います。
ただ今回の場合は、左胸は問題がなかったですが、左胸のしこりは触診でもエコーでも気になるのでマンモグラフィーをして欲しいとなり、左異常なしの右の上部に白い点々が領域性に見られ、その先生はほぼがんと言われました。

すぐに針生検を行い、来週の火曜日に結果が出る予定です。

確かではないのですがここ2~3ヶ月で5キロほど痩せました。
ただ便秘続きと急に下痢があると意識をうないそうになり食べるのが怖い時はあります。
昔から繰り返しあるのでどうもトラウマで。

子供は一人で今5歳の軽度発達障害です。

授乳はほぼしていません。
身長は167センチ、体重51キロでどちらかというと食べても太りません。

がんでも治療はがんばります。
できれば再発、転移は嫌ないので全部切除してもらいたいです。
医者からは入院は長くて一週間と言われました。

乳ガンで体重減少の場合末期ですか?
右胸のしこりの大きさは聞いていませんが、触った感じ山のようなしこりは2個でひとつひとつは2センチ以下全部合わせると5センチ位な感じです。
リンパにはしこりがあって1個かなと。
触った感じエコーでは転移から来るものではなさそうと。

結果を聞くまで不安で不安で。
もともと不安症で悪い方に考えてしまいます。

早く結果を聞き、悪性でも良性でも1日も
早く取ってしまいたい気分です。
どれくらい生きていられるのか不安です。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「右の上部に白い点々が領域性に見られ、その先生はほぼがん」
⇒これは「領域性ではなく(領域性は良性所見です)区域性」ですね?

 1年前に検診マンモで異常無だったことを考え合わせれば「癌の可能性は極めて高い」と思います。

「乳ガンで体重減少の場合末期ですか?」
⇒1000%乳癌と、体重減少は無関係です。

 消化器系の癌(胃癌や大腸がんなど)は末期となると痩せますが「乳癌は無関係」です。
 そもそも「リンパ エコーでは転移から来るものではなさそうと。」いう状況で「末期」など考える必要は全くありません。(そもそも遠隔転移自体絶対にありません)

 ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日はお忙しい中お返事頂きとても嬉しく気持ちも大分落ち着きました。

まだ気持ちの浮き沈みはありますが、頑張ろうと思っています。

針生検のとりあえずの結果が出ました。

右胸内側の真ん中より少し上にあるしこりは、浸潤がんで1センチでステージ1。

右胸内側の上部のしこりは、針生検で取れた部分は非浸潤がんで4センチ。
だだししこりは触れるし、全てが非浸潤ではなさそうと。
手術で摘出後に詳しく調べることになりました。

浸潤がんはマンモグラフィーで石灰化はあったものの心配なさそうだけど私がどうせ針生検するなら調べてとお願いしたものでした。
左にもしこりはありますが、そちらはマンモグラフィーで異常はありませんでしたが、そちらも針生検した方がいいですか?

手術は来月の中旬にすることになりました。
実は来週でもいいと言われましたが子供の用があるため一週間伸ばしました。
伸ばしても大丈夫ですか?また、もし田澤先生にして頂くことになるといつになりますか?私的にはやくに取ってしまいたいです。

再発の可能性を少しでもなくしたく全部を取ってもらうことになっています。
それなら先生MRIはなしでという判断ですが、それは大丈夫ですか?

手術前に骨シンチとCTをします。
すでに血液検査、尿検査、肺のレントゲン、心電図、呼吸フロー?をしました。

骨シンチは必要ですか?検査は初めてなので少し不安です。

田澤先生に相談に乗っていただけるだけで気持ちが落ち着きます。
今の先生から早期とはいわれましたが、色々考えてしまい不安になることもあります。

追加で、、。

非浸潤のほうは5回ほど指しましたが余り取れませんでした。
浸潤部分はたくさんあ
るのでしょうか?

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「左にもしこりはありますが、そちらはマンモグラフィーで異常はありませんでしたが、そちらも針生検した方がいいですか?」
⇒エコー所見次第です。

 担当医が「エコー所見から、必要無し」と判断しているのであればいいですが、
「マンモで所見がないから」というのは決して理由になりません(マンモで所見の無い乳癌は、いくらでもあります)

「実は来週でもいいと言われましたが子供の用があるため一週間伸ばしました。伸ばしても大丈夫ですか?」
⇒問題ありません。

「もし田澤先生にして頂くことになるといつになりますか?」
⇒その病院よりはだいぶ遅くなります。

「全部を取ってもらう」「それなら先生MRIはなしでという判断ですが、それは大丈夫ですか?」
⇒大丈夫です。

 MRIは「乳腺内の拡がり診断=温存手術が可能か?」という目的なので、全摘であれば当然不要です。

「骨シンチは必要ですか?」
⇒不要です。

 CTも不要です。 この2つの検査は(全く無駄な検査であるのに)その医療被曝は看過できないものです。

「非浸潤のほうは5回ほど指しましたが余り取れませんでした。浸潤部分はたくさんあるのでしょうか?」
⇒そんなには無いでしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

いつもお世話になっております。
先生のお返事はいつも心の支えです。

2つある乳がんのうち1センチのほうの浸潤がんの結果が出ました。

エストロゲン 1
プロゲステロン 0
Her2 3+
Ki67 60~70

もうひとつのほうは術後に詳しく見ます。

お医者さんには、Her2療法でホルモン剤は使わないと言われました。

今のところACを3ヶ月、ドセタキセルかパクリタキセルとハーセプチンを3ヶ月、そのああとハーセプチンを単独で行うと言われました。

ホルモン剤は使わないで良いですか?
抗がん剤はやはり3ヶ月ではなく、6ヶ月が良いですか?

手術後に退院して一週間位したら抗がん剤を始める予定です。

もうひとつの方の性質がわかってからの方がいいですか?

抗がん剤も頑張ろうとは思っていますが、
やはり不安はあります。

先生のご意見をお聞かせ下さい。
お願いします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「今のところACを3ヶ月、ドセタキセルかパクリタキセルとハーセプチンを3ヶ月、そのああとハーセプチンを単独で行う」
⇒所謂ゴールドスタンダードである「アンスラ+タキサン」のメニューですね。

 病理結果を見てからでいいと思います。
 十分早期であると予測できるので、「非アンスラサイクリンレジメン」も視野に入れるべきです(少なくとも患者さんに選択肢として示すべきでしょう)
 ♯もしも「術後病理で浸潤径が5mm以下となった場合には、抗HER2療法そのものの適応外」となる場合さえあります。

「ホルモン剤は使わないで良いですか?」
⇒「エストロゲン1」というのはJ-score(1:1%未満)ですよね?
 J-scoreで2(1~10%)ならば適応がありますが、適応はないと思います。

「抗がん剤はやはり3ヶ月ではなく、6ヶ月が良いですか?」
⇒病理で確認してからがいいです。

 十分早期ならば「非アンスラサイクリンレジメン=(アンスラサイクリンなしの)
タキサン3カ月」も十分適応となります。

「手術後に退院して一週間位したら抗がん剤を始める予定です。」
⇒そんなに急ぐ必要もないでしょう。(病理がでてから、メニューを相談すべきです)

「もうひとつの方の性質がわかってからの方がいいですか?」
⇒病理全体をみてからの方がいいです。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

いつもお返事ありがとうございます。

先日、右乳房全摘手術をしました。

センチネンタルリンパ節生検でリンパ節転移なしで、リンパ節郭清なしで手術していだだき、ドレーンなしで退院できました。

まだ、生検の結果は出ていません。

とりあえず、二週間後にはACを始める予定です。

質問です。

①センチネンタルリンパ節生検では、リンパ節転移なしでも、そのあと転移が見つかることはありますか?

②ドレーンなしでしたが、術後一週間で注射針で少し抜きました。
徐々に落ち着くのでしょうか?

③抗がん剤の予定ですが、ACが選ばれた理由としてKi67が60~70%で、Her2が
3+であり、転移の可能性をより少なくするためでしょうか?

よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「とりあえず、二週間後にはACを始める予定」
⇒病理結果を確認してからでいいでしょう。
 病状から「慌てて始める必要」は全くありません。
 
 最初から「アンスラ、タキサンありき」ではなく、「非アンスラサイクリンレジメン」も検討すべきです。(そのためにも病理結果の確認が先です)

「①センチネンタルリンパ節生検では、リンパ節転移なしでも、そのあと転移が見つかることはありますか?」
⇒殆どありません。

 もしもあったとしても、それは「微小転移」程度でしょう。(その場合には予後に影響はありません)

「②ドレーンなしでしたが、術後一週間で注射針で少し抜きました。徐々に落ち着くのでしょうか?」
⇒その通りです。

「③抗がん剤の予定ですが、ACが選ばれた理由としてKi67が60~70%で、Her2が3+であり、転移の可能性をより少なくするためでしょうか?」
⇒無関係です。
 単に「その施設のルーチン」なのでしょう。

 もしかして、「当院では、抗HER2療法として非アンスラサイクリンレジメンがない」などということもあるかもしれません。

 
 

 

質問者様から 【質問5】

いつも先生のお言葉に勇気と希望をもっています。
いつも返信ありがとうございます。

術後の結果がでました。

大きさ:high-gradeDCIS 6×5.5cm大
DCIS病変内に浸潤巣3個(2cm大、1cm大、
6㎜大)形成
組織型:Invasive ductal
carcinoma(pap-tub~sci)
波及度:f(+)、s(-)、p(-)
核グレード:グレード3(核異型3点、核分
裂像2点、12/10HPF)*2cm大の浸潤巣
で判定
脈管浸襲:ly(+)、v(-)
断片:陰性
リンパ節:迅速センチネンタル(0/2、
h16-2314)
*既報の通り、1個にitcあり
レベル1(0/1)、乳房内LN(0/5)
免疫染色:2センチ大で施行
ER(J-score0)、PR(J-score0)、
Her2(3+)
Ki67(7~8割の陽性)

割面KLMにわたる2×1.7センチ大の結節
割面Nの1センチ大の結節
割面Pの6㎜大の結節

複数のリンパ管侵襲像あり、静脈侵襲像は明らかでない

①この結果からステージはどうなるのですか?
②再発率や生存率はどうですか?
③結果を聞いた後ですぐに抗がん剤のACをはじめました。
今は気持ち悪いですが、吐いてはいません。
投与初日は腕と手首と膝の辺りがしびれた後で、腕と手首が硬直したようになり、翌朝にはよくなりました。

肝機能が上がっているようです。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

「2cm大」という表現には困ったものですが…
pT1c(20mm?), pN0, pStage1となります。(ITCは無視して結構です)十分な早期癌です。
HER2陽性ですから、(浸潤径が5mm以上であるからには)「抗HER2療法の適応」があります。

質問者のような低リスクでは「非アンスラサイクリンレジメン」でいいように思いますが…(やはり、その病院ではアンスラ「AC」を行うのですね??)

「①この結果からステージはどうなるのですか?」
⇒1です(上記通りです)

「②再発率や生存率はどうですか?」
⇒抗HER2療法のデータは3年ですが…
 3年再発率は9%
 3年生存率は96%です。

「肝機能が上がっているようです。」
⇒肝予備力次第です。

 
 

 

質問者様から 【質問6】

いつも返答ありがとうございます。

年末の忙しい時期に質問すみません。
寒くなってきたので先生も体調には十分気をつけてください。

今AC療法が三回終わりました。
何とか今のところ白血球も肝臓の数値も大丈夫でした。
ただ、今回は2週間たっても体調はすぐれず、めまいや頭痛があります。

質問ですが、
①抗がん剤は、回を重ねると副作用や体調が悪くなるのですか?
②タキソールとタキソテールはどちらが副作用が少なく楽に過ごせますか?毎回5キロ位痩せてしまい。
元々痩せているので体が辛いです。
毎回何とか抗がん剤迄に体重を戻していますが今回は無理そうです。

③ハーセプチンは心臓に負担がかかるのですが、ACの後でも大丈夫ですか?心臓のエコーは大丈夫とのことです。
以前Ⅱ度の房室ブロック(治療は必要なし)と発作性上室性頻拍といわれました。

④抗がん剤を打ったところの血管が、へこんで痛みがあります。
どうするといいですか?

抗がん剤頑張っていますが、毎回辛く大変です。
家族も見ているのが、辛そうです。

一日も早くふつうの生活に戻りたいです。

弱音ですみません。

 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。

「①抗がん剤は、回を重ねると副作用や体調が悪くなるのですか?」
⇒一般論として…

 タキサン系は(浮腫、痺れなど)蓄積を感じ易いですが、アンスラサイクリン(ACなど)は「毎回同じ」ように思います。

「②タキソールとタキソテールはどちらが副作用が少なく楽に過ごせますか?」
⇒パクリタキセル(タキソール)です。

「ハーセプチンは心臓に負担がかかるのですが、ACの後でも大丈夫ですか?」
⇒全く問題ありません。

 実際に「ハーセプチンで心機能に影響が出るケース」は非常に稀なのです。
 ♯ちなみにハーセプチンによる心毒性は可逆性(中止すれば回復する)です。

「抗がん剤を打ったところの血管が、へこんで痛みがあります。どうするといいですか?」
⇒血管炎です。

 休ませる(離れた血管から投与する)ことです。





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