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乳ガン?

[管理番号:6516]
性別:女性
年齢:43歳
待つしかないとわかりながら、焦る気持ちと落ち込む気持ちで質問です。
半年ほど前より、体調が悪く。
疲れがとれない、めまいがたまに、お腹を崩すことありなど、内科で相談。
漢方とアリナミン?注射をしました。
一般的な血液検査に異常はなしでした。
体の軽いむくみや、頭痛、下顎の痛み、背部痛、腕のしびれなど続きましたが、市販の鎮痛剤で様子を見ていました。
朝は体が強張ったりしていましたが、年齢によるものかと思いながら、過ごしてきました。
3月後半に、立っても座ってもいられないくらいの気持ち悪さ、頭痛と激しいめまいがありました。
翌日、内科を受診。
肩を触られ、自律神経の乱れと言われました。
数日後、ふと胸の真ん中~右にかけ、骨が出ているような固い部分を発見。
痛みがあるようなないような、でした。
気になり、乳腺外科クリニックにいきましたが、肋骨です、気になるなら整形にと言われ、整形に行きましたが、骨に異常はなく。
この頃から、風邪をひいたのか、咳と痰が出始めました。
市販薬が効かず、関節?骨?が痛み、朝の痰に血が混じり、内科を受診。
肺のレントゲンなど異常なく、喘息薬など使い様子をみるも、やはり症状は続いています。
血液検査は、炎症値は少し高いけれど、白血球の数値は正常でした。
胸の固い部分は大きくなってきており、その下に、くぼみが見られ。
左右の胸の流れ方が変わり、形に違いも見られるようになりました。
再度、違う整形に行き、相談をしました。
何枚かのレントゲンを撮ってくれ、骨に異常はありません。
左右骨の高さが違うことはある、と言われました。
止まらない咳や痰で、関節?骨?の痛みと、とれない体の疲れなどで違う内科を受診した際、女の先生に胸の件を相談したら、触診?され、マンモができるから、調べてくださると。
検査後「マンモでは部分的にとらえられなかったけど、エコーで明らかにここに」と、肋骨と言われた部分に黒くなっている変形した組織?があると言われ、紹介状を書かれました。
翌日、癌センターへ行ってきました。
マンモ、エコーをして、診察室に行ったら。
「エコーの先生も、これはリンパの腫れかな?と言っていて。
確かに、あるけど、何かと言われたらわからないもので。
でも癌とか悪いものではないかと」と乳腺外科の先生が言われたので、喜びました。
「心配なら細胞診はできますが?」「痛いのは…なので、悪くないなら大丈夫です」「じゃあ、次は、3カ月後に」と話をして。
最後に触診だけと言われ、ベッドに横になりました。
触診をされたら、何度か触られ、いくつか質問され…、先生がエコーを持ってこられました。
それから「これはリンパではないね。
組織をとっておきましょう」と、細胞診ではなく、針生検というものをされました。
麻酔をされましたが、骨と言われていた部分に刺さった感じがしました。
2回、バチンとされました。
来週、また診察です。
癌でないのでは?癌?転位してる…?と、骨と言われた部分が痛んだり、体のどこかが痛かったりすると、どうしていいかわからなくなっています。
最近、食欲が落ち、咳と痰(たまに血が混じる)、頭痛や関節?骨?の痛みは続き、針生検後、胸がすく感じ?息がしんどいときがあります…。
この流れ、針生検をされたのは、あまりよい病状ではないでしょうか?
また、今日、病理の結果がまだだからと、診察を1週間後に延ばす連絡がきました。
やはり、悪いのでしょうか?
こんな訳のわからない質問で、本当にすみません。
教えてください。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
まず重要なことをお話しします。
質問者が「癌にいろいろなイメージ」を持っているのは伝わりましたが…
重要な点1
 ご本人が心配されている「あらゆる症状」は乳癌とは無関係
 『今週のコラム 111回目 大事なことは、これら①~④の病気など世の中には無いのです。それは(我々医師には)自明なことなのです。』を、3度くらい熟読することを「是非、是非」お願いします。
重要な点2
 今回のしこりが癌であるのかは(現時点では)不明ですが、(もしも癌だったら)
勿論「早期発見=ご本人の勝利」となります。
「半年ほど前より、体調が悪く。」
「疲れがとれない、めまいがたまに、お腹を崩す」
「体の軽いむくみや、頭痛、下顎の痛み、背部痛、腕のしびれ」
「立っても座ってもいられないくらいの気持ち悪さ、頭痛と激しいめまい」「関節?骨?が痛み」
「とれない体の疲れ」

⇒どう考えても「更年期に伴う体調不良」です。
 乳癌と関連付けているとしたら、それは10000%ありえません。
「風邪をひいたのか、咳と痰」
「朝の痰に血が混じり」
「止まらない咳や痰」

⇒ただの「風邪」です。
 どうしても「乳がんと結び付けてしまう」としたら…
 とても残念なことです。 それは10000%ありえません。
 ご安心を。
「骨と言われた部分が痛んだり、体のどこかが痛かったり」
「最近、食欲が落ち、咳と痰(たまに血が混じる)、頭痛や関節?骨?の痛みは続き、針生検後、胸がすく感じ?息がしんどいときがあります…。」

⇒心配な気持ちは解りますが…
 何度もコメントしたように「乳がんに、そんな症状は10000%ありません」
 ご安心を。
「針生検をされたのは、あまりよい病状ではないでしょうか?」
⇒乳癌かもしれませんが…
 ただ、「更年期の症状」や「(季節の変わりめによる)風邪」を結び付けるのは、お願いだから止めましょう。
 
☆冒頭で「重要な点」としてコメントした通りです。
 
 乳癌だとしても、それは「早期発見のチャンス」であり、「更年期の症状や風邪の症状」を結び付けることは絶対にやめてください。
 ここで、もう一度『今週のコラム111回目  大事なことは、これら①~④の病気など世の中には無いのです。それは(我々医師には)自明なことなのです。』を、隅々まで読みましょう。