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田澤先生にアドバイスをお願いします

[管理番号:5661]
性別:女性
年齢:45歳
田澤先生
 乳がんプラザで田澤先生を知りメールにて相談させてください。
患者当人日本語が100%理解できないため私が代筆しています。
女性45才
乳がんと診断され3月末に手術
Lt. Breast Cancer (C-area)
Invasive ductal carcinoma, Scirrhous carcinoma
Bt, SNB, Ax(I)
2×1.8cm, f
Ly(++), v(-)
NG3
ER(+), PgR(+), HER2(-)
Ki67 40-50%
手術直後MRI/CTでは異常なし。
執刀医(主治医)から「腋窩リンパ節郭清も綺麗に出来たのでがんは全部取りきれましたのでもう安心」と言われた。
 手術後TC療法 5回実施し、9月中旬にTC療法5回目が終わりPET-CTで複数の腫瘍が胸部にあることが判明。
(大胸筋、鎖骨上下にしこり、
首に張り?しこり?あり)鎖骨下に針を刺して生検した結果悪性と判明。
10月中旬エキスパンダー除去、その際5個の腫瘍摘出。
生検の結果悪性。
 心配ないと言われたのに再発したのがショックだったのか非常に焦り出し
○○病院、○○、○○にてセカンドオピニオン実施。
 10月下旬ゾラデックス注射。
主治医は11月初旬より放射線治療を開始し、
終了後にイブランスを勧められているが、セカンドオピニオンを受けた
2人の医師からは放射線とタモキシフェンを飲んで効果がなかったら、
しばらくしてイブランスを試した方が良いとアドバイスを受けました。
 もう1名のセカンドオピニオンの医師は主治医の方針通りイブランスが
使えるようになったらすぐ使った方が良いと言われ当人は混乱して周りで乳がんを経験している人からもタモキシフェン飲んだ方がいいと言われ
タモキシフェンの服用を希望して主治医に相談しましたがタモキシフェンとイブランスの併用はデータがないので保険適用できない可能性があるのでタモキシフェン服用は待った方がいいと説得されました。
また当人は日に日にしこりが大きくなり数が増えるため非常に焦っていて怪しげな遺伝子治療や免疫療法も試そうとしている状態です。
 
そこで田澤先生に質問なのですが、すぐタモキシフェンを始めた方が良いのか
それとも主治医の言う通り放射線治療の後すぐイブランスを服用した方が良いのか。
自称「先進治療」の怪しげな治療は受けても良いのかご教授いただければ幸いです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「○○病院、○○、○○にてセカンドオピニオン実施。」
⇒私は、それらの医師に全く興味がないので、今回の私の回答に対し「だって、○○の先生はこう言ったのに、どうしてですか?」的な返しをしないようにお願いします。
このケースでは私は「化学療法」を行います。
ただ、放射線照射中には化学療法とは併用できないのでホルモン療法を行う事になるでしょう。
パルボシクリブ(イブランス)はいい薬だと思いますが、放射線照射中には併用すべきではありません。
(放射線照射中)タモキシフェン
(放射線終了後)化学療法(半年など決めて)⇒(画像上消失したなら)タモキシフェン(場合によって、この際にパルボシクリブの併用開始)
 
 

 

質問者様から 【感想2】

ありがとうございました
性別:女性
年齢:45歳
管理番号5661
田澤先生
先日は質問にお答え頂きありがとうございました。
本人は非常に参考になり大変喜んでたと共に感謝を伝えて欲しいと言われました。
彼女の近況は月曜に主治医の所に行き、この1カ月訴えてたしこりが大きくなったのを診て欲しいと伝えてやっとエコーを撮ると大胸筋、鎖骨付近、首に腫瘍が見られたそうです。
水曜日から放射線が始まりました事を報告します。
まずお礼まで。