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乳がん転移

[管理番号:5164]
性別:女性
年齢:42歳
こんにちは。
42歳で、先日、乳がんと診断されたものです。
今年3月(下旬)日に市の検診を受けて、マンモグラフィーと触診を受けて
異常なしと診断を受けました。
しかし、今年6月(上旬)日に乳房を自分で自己検診しているとしこりを見つけました。
心配になり6月(中旬)日に乳腺外来を受診したとき、エコー検査をしてもらいましたが、しこりが腫瘍か乳腺かわからない。
と言われました。
何人かのエコーの先生に診てもらいましたが、見解は同じでした。
乳腺外科の先生はしこりが一応あるので、針生検をすることになりました。
そのとき先生は、「触った感じも、エコーの画像も多分良性を表してるよ。」とおっしゃったので、安心して帰りました。
結果は二週間後の6月(下旬)日でした。
結果は液体が多くて細胞が少なかったけど、細胞に異常は見られなかったとのことでした。
先生から様子観察で見ていくかと提案があったのですか、何か胸騒ぎがして、マンモトームをしていただきました。
その結果がさらに二週間後の7月(中旬)日で、その時残念ながら、乳がんだと診断されました。
しこりの大きさは、9mm×3.2mm×3mmでした。
そこで質問です。
2カ月ぐらいで、触診(3月(下旬)日に自分でも触りましがしこりはなかったです。)でしこりがなかったのに、出現するものですか?浸潤もありそんなに早く大きくなっているということは、進行が早く全身に転移している可能性がありますか?
エコーで良性に見えても悪性のことも多いのですか?
がんは、頭が真っ白であまり覚えてませんが、。
乳管がんと言われた記憶があります。
悪性度は、今のところ良くもなく悪くもないといわれています。
診断された病院は手術の施設がないということで、他の大きな病院でします。
近かったら先生にお願いしたいところですが、遠いところに住んでいるので残念です。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「エコー検査をしてもらいましたが、しこりが腫瘍か乳腺かわからない」
⇒所見が「微妙」だということは解りますが…
 結局癌だったのに「針生検で上手く採れなかった」という点が大きな問題です。
 ○今回幸運なのは(勿論、ご本人がマンモトームまで強く希望した事が最大の勝利なのですが)診断目的で「MRIを撮らなかったこと」とも言えます。
  こういうケースでMRIを撮影してしますと「MRIで良性だから…」みたいな「MRI的免罪符」を、その医師に与えかねないのです。
「しこりがなかったのに、出現するものですか?」
⇒何か誤解されているようです。
 「最初から自覚するシコリ」などもともとありません。
 当然ながら…
  どこかの時点で「自覚する」わけです。
  質問者の場合、それが「6月だった」ただ、それだけです。
「浸潤もありそんなに早く大きくなっているということは、進行が早く全身に転移している可能性がありますか?」
⇒ありません。
 そんな早期癌で転移など考える必要は1000%ありません。
「エコーで良性に見えても悪性のことも多いのですか?」
⇒多くはありません。(もしも、そんなことが多ければ、エコーでの判断が無意味となりますよね?)
「悪性度は、今のところ良くもなく悪くもない」
⇒9mmの早期癌で、そんなことを気にする必要はありません。