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濃縮のう胞について

[管理番号:3350]
性別:女性
年齢:33歳
はじめまして!
33歳独身出産経験なしです。
先月、会社の婦人科検診に行き初めて乳がん検査を受けました!超音波のみです。
2週間程前に結果が届き、乳腺C判定で要精密検査でした。
自覚症状はなく、しこりもないのでビックリして自分なりに色々調べて、しこりのない乳がんもあると知り、不安でたまりません!
右が異常ありでのう胞にチェックがあって放置可で、左が異常ありで腫瘍疑いでした。
φ4.6×5.8mmと書いてありました。
すぐに近くの総合病院に行ってマンモと超音波の予約をとってこの間うけてきました。
結果は濃縮のう胞と言われ半年後また検査と言われました。
癌ではないけど良いとも悪いとも言えないと。
パソコンにマンモの画像の下に色々書いてあって、3bっていうのを一瞬見ました。
クラス3bて事でしょうか?
半年後大きさや形に変化があったら、針を刺す検査しますねって言われたんですが、それって今はやる必要ないんでしょうか?
良いとも悪いとも言えないなら今じゃないのかな?と後から思い不安になりました。
その時は余裕がなく思いつきませんでした。
超音波検査の技師の方が黒い影をとても時間をかけて見ていて、血流を見てたり、時折、反対側の手で触りながら画面を見てたりしたので、絶対に針の検査って言われるだろうと覚悟していたのに、今は逆に不安です。
別の病院にも行った方がいいでしょうか?
マンモもエコーも技師の腕にもよると聞くので新たにやってもらった方がいいでしょうか?
それとも今回の病院に画像をもらって持って行くべきでしょうか?
長々と質問ばかりで申し訳ございません!
何かしらアドバイス頂けたらと思います!
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
メール全体を見ていて、「質問者の感覚は正しい」とまずは感じました。
「結果は濃縮のう胞と言われ半年後また検査と言われました。癌ではないけど良いとも悪いとも言えない」
⇒「誤った診療」です。
 「濃縮嚢胞」は「良性」です。「良いとも悪いとも言えない」というのは誤りです。
 つまり「濃縮嚢胞のように見えるが、癌の可能性も捨てきれない」ということです。
 
「3bっていうのを一瞬見ました。クラス3bて事でしょうか?」
⇒クラス分類は「細胞診だけ」です。
 質問者は画像診断しかしていない(超音波とマンモ)わけなので「クラスではなく、カテゴリー分類」でしょう。
 そうすると(推測ですが)「そのしこりがエコー所見でカテゴリー3b」であると仮定すれば…
 カテゴリー3は基本的に良性所見(良性の可能性が高い)ですが、以下の2つに分類されます。
  3a ほぼ良性と考えられるが断定できない。 半年毎の経過観察を推奨  3b どちらかというと良性。「生検が望ましい」となります。
 ♯3bはアメリカの分類(BIRADS Category)では「4aに相当」します。
「半年後大きさや形に変化があったら、針を刺す検査しますねって言われたんですが、それって今はやる必要ないんでしょうか?良いとも悪いとも言えないなら今じゃないのかな?」
⇒質問者は正しい。
 もしも「3b」ならば、最低限「細胞診すべき」となります。
「マンモもエコーも技師の腕にもよると聞くので新たにやってもらった方がいいでしょうか?」
⇒と、いうか…
 そもそも「精密検査」として病院を受診しているのに、(そこでも技師がエコーするのであれば)「検診エコーと変わらない」では、ありませんか???
 ○医師が実際にエコーして診断しなくては「精密検査の意味が無い」でしょう。
「別の病院にも行った方がいいでしょうか?」
⇒是非、医師が自らエコーを行う「まともな」病院を受診してください。