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多発?しているのう胞と腫瘤の検査について

[管理番号:4351]
性別:女性
年齢:40歳
はじめまして。
検索から辿り着きました。
40歳です。
宜しくお願い致します。
ここ3年程毎年同じ病院(乳腺外科のある病院です)で乳がん検診を受け、「のう胞」が複数あると表記され、1年目は「経過観察」2年目は
「再検査→経過観察」となっていたのですが、昨年11月に受けた3年目の健診で「のう胞」の他に「腫瘤」が併記されるようになり、初めて「要精密検査」、となりました。
同病院の乳腺外科で再診したところ、「2/(上旬)に再度エコーを取りましょう」と言われ、先日そのエコーを取り、その当日に主治医の先生から所見を頂きました。
(エコーを取ったのは技師の方で先生ではありませんでした)
先生からは「3ヶ月のスクリーニングはとりあえずクリアです。
次は6カ月後またエコーをしましょう。
どんなに進行が遅いものでも6ヶ月あければわかりますので。」と言われました。
その際、「進行??」と不安になったため、「細胞診などで中身を見て頂くことは難しいのでしょうか?」と質問したところ、「あなたくらい沢山あると難しいです。
これだけあると患者さんにも負担が掛かるし、こちらも大変なので」という回答でした。
こういった場合、定期的にチェックをし続けるしか方法がないのでしょうか?
また、そこでもし変化があったものや様子がおかしいもの(疑わしいもの?)を見つけた時にそれのみに針を刺す・・・というイメージなのでしょうか?
現段階ではそうするしかないのかもしれませんが、「癌でないとは言い切れない物がいくつかある」と言われつつ、結構時間を空けてエコーだけ・・・というのが少し不安になってしまいました。
最後に、この段階で聞いておくべきことがあればアドバイス頂ければと思います。
(どうしても診察室に入ると聞き漏らしが出来てしまうので、メモを持って行くようにしたいと思っています。)
お手数ですがよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「エコーを取ったのは技師の方で先生ではありませんでした」
⇒検診のエコーを技師がやるのはいいですが…
 「要精検」の段階で「医師が自分の目で責任をもってエコーすべき」です。
 今回の様な医師の診療は「私がコメントするには値しない」というのが正直な感想です。
「こういった場合、定期的にチェックをし続けるしか方法がないのでしょうか?」
⇒本来は…
 医師が自らエコーをして①「良性と断定できるもの」②「良性とはいいきれないが、良性の可能性が高いもの」③「悪性の可能性のあるもの」に分けて、それぞれ
  ①は経過観察は不要
  ②は「経過をみるか、細胞診などを追加するか?」患者さんと相談する
  ③は「患者さんに細胞診(や針生検)を提案する
    とするべきです。
「最後に、この段階で聞いておくべきことがあればアドバイス頂ければ」
⇒医師自身がエコーする病院を探す方が賢明と(正直)思います。
 (それが叶わないのであれば)「上記①~③がそれぞれいくつあるのか?」尋ねることです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

[管理番号:4351]多発?しているのう胞と腫瘤の検査について
田澤先生こんにちは。
先日は私の拙い質問にご回答頂きありがとうございました。
先生の回答を拝見し、また、乳がんプラザの似たような質問がないか記事を探して読み進めた結果、やはりきちんと納得いく方法で診て頂き、この不安を晴らすべきだと考えるようになりました。
ついては、メディカルプラザ市川と同県、然程遠くない市に住んでおりますし、勤務地が都内で江戸川もそう遠くはありませんので、是非そちらで診て頂けたら・・・と思うのですが、私のようなパターンで、このタイミングでの受診希望の場合は、先生が[管理番号:2725]さんに回答されているように、「セカンドオピニオンではなく、(通常の)診察」ということでよろしいのでしょうか?
適切な方法で予約を取らせて頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
#ちなみに貴HPを読み進めている間に思い出したのですが、実は3年ほど前に乳頭のほど近くから血膿が出たことが有ります。
1度キリ(それが直った後は一度もなっていません)だったのですが、これについては現在経過観察(?)で掛かっている病院での検診時・主治医にも話しているので把握している筈ですが、あちらでは「恐らく何かで傷がついてばい菌がはいったのでしょう」という見解をされています。
かなり前に1度キリ出てそれきりなので、
主治医の言う通りなのかな?と私も思って忘れかけていたのですが、予約は土曜日(10:00~13:30)でなくても大丈夫そうでしょうか?
これも関係ないかもしれませんが、時折ひきつれるような痛みやツキンと刺すような痛みがあったりします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
内容は了解しました。
「乳頭分泌は一過性のものは全く気にする必要無し」です。
 ○本物の乳管内病変であれば、必ず「継続」してその存在を主張してくるのです。
「「セカンドオピニオンではなく、(通常の)診察」ということでよろしいのでしょうか?」
⇒セカンドオピニオンでは、私は「その病院の技師が行ったエコー画像を見てコメント」するだけであり、それでは現在の病院の診療と全く同レベルとなります。
 必要なのは、「私自身がエコーをして、生検すべき所見が無いのか確認すること」なのです。