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乳がん検診で

[管理番号:1675]
性別:女性
年齢:50歳
先日 乳がん検診を受けました。
去年は受けられず今年はマンモを受けました。
マンモで右胸 乳頭直下に白く写っているものがありその場で超音波検査を受けました。
超音波の検査の結果は 乳頭直下に15㎜×8㎜の明確な嚢胞があると言われました。
水がたまっているので特に心配はいらないとのことで生検なしで1年~2年に1度 マンモとエコーの検査でよいと言われました。
その場で私も動揺していたので 聞きたいことなど聞けず終わらせてしまいました。
視診 触診では 問題なしと先生は言っていましたがとても不安でいます
カテゴリー3でFADと書かれていました。
このまま 一年後の検査ではなく半年後などに検査をした方がよいですがか?
それとも あまり気にせず 生活習慣に気をつけて生活していれば問題ないでしょうか?
また 頻繁ではないですが 少し圧痛があるように感じたりもあります。
更年期辺りに嚢胞が急にできたり 大きくなることはありますか?
嚢胞と癌の所見のあるエコーは全く異なりますか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「マンモで局所的非対称性陰影:focal asymmetric density:FAD」で「超音波をして明らかな嚢胞」
⇒これは良くある事です。
 全く問題ありません。
 
「このまま 一年後の検査ではなく半年後などに検査をした方がよいですがか? それとも あまり気にせず 生活習慣に気をつけて生活していれば問題ないでしょうか?」
⇒1年後の検診で何ら問題はありません。
 
「更年期辺りに嚢胞が急にできたり 大きくなることはありますか?」
⇒よくあります。
 更年期に「圧痛のある急にできたしこり」で受診される方は多いですが、殆どが「嚢胞」なのです。
 これは「乳管が(更年期に起こる)線維化によって、急に閉塞して(流れている液体が)貯まる」のです。
 
「嚢胞と癌の所見のあるエコーは全く異なりますか?」
⇒異なります。
 完全に区別できます。