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健側(のう胞)の確定診断希望です

[管理番号:5025]
性別:女性
年齢:47歳
初めまして。
どうぞよろしくお願いいたします。
平成28.6月末 右乳房全摘、センチネルリンパ生検
#1右C領域 浸潤性乳管がん(硬癌)腫瘍径1.5cm NG3 
#2右A領域 非浸潤性乳管がん 大きさ0.8cm NG2 
SNB(0/2)pT1c pN1 pM0 StageⅡA (乳房内リンパ節Meta+1/1
Meta+1/1)Ki67 8.3%(針生検では15%)
ONCOtypeDX RS18 ER9.6 PR7.5 HER2 8.8
平成28年7月末から TAM+LH-RHアゴニスト 3か月ごとのエコー、採血(腫瘍マーカー含)の診察
術後すぐの診察から健側(左)に小さいものも含めて8から10個くらいののう胞があるといわれています。
(主治医がエコーをしてくれます)
形状からも心配ないといわれましたが平成28年12月に大きめのAB領域
境界乳首近くののう胞を確認のためFNAC→クラス3の診断
参考にならないと思いますが念のため結果を転記します。
左乳腺 嚢胞(穿刺)ClassⅢ Indeterminate
コメント 泡沫細胞の他に、核腫大を示す細胞が散見されます。
悪性を否定できません。
経過観察が望まれます。
標本の適否:適正
そこで、一度田澤先生に診察していただき正しい診断をしていただきたいと思っております。
すべてののう胞を検査することはできないと思うのでクラス3だったのう胞とエコーで怪しいと思うのう胞だけで結構です。
(怪しいものがなければがんでないことの確認のために検査してください)
主治医の診断能力に疑問があります(オペしていただいたことは感謝しています)というのも、、、
平成27年10月に右C領域にしこりを感じ受診しました。
エコーで7㎜ほど、形状も心配ないし線維線種か濃縮のう胞でしょうと。
右A領域の4㎜くらいのの方が気になったのか(しこりは感じませんでした)FNACで検体不適正。
 半年の経過観察となりました。
平成28年5月に右C領域のしこりが大きくなったことを伝えるとCNB
→がん確定。
10月にはなかった脇にも5㎜くらいのしこり(腋窩リンパ節節より下の方でCD領域境界線を横にのばした脇のあたりで皮下の浅いところ)ができたことを伝えると「そこに乳腺はないから」と言われましたががんが確定したので脇のしこりも念のため検査してクラス5。
再度A領域ののう胞もFNAC→検体不適正(2度目!!)
C領域半年間経過観察され、A領域もDCISで、脇のしこりは乳房内リンパ節転移という診断。
11月に確定していれば、と悔やまれます。
同じ失敗はしたくないのでぜひ先生に白黒つけていただきたいです。
急ぎではないので、いつまででも予約とれるまで待ちます。
診察時にはカルテ開示により手に入れた病理結果も持参いたしますので術測のエコーも(腋窩含め)お願いいたします。
北関東在住のため3時間ほど通院にかかりますのでできれば診察と検査を
を同日にしていただけるとありがたいです。
どのように予約をとらせていただけばよろしいでしょうか?
最後に質問です。
センチネルは陰性でしたが、わきのしこりは腋窩リンパ節に流れ込む前にに乳房からでたところでつまって皮下の浅い場所でしこりを形成したと考考えてよいのでしょうか?
つまっていなかったら、その後腋窩に潜り込んで流れリンパ節に到達したと考えられますか?
先生の患者さんでそういう方はいらっしゃいましたか?
またいたとしたらどのくらいの頻度(今まで何人くらい)ですか?
以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「クラス3の診断」「クラス3だったのう胞とエコーで怪しいと思うのう胞だけで結構」
⇒ひとつ考えて欲しいのは…
 嚢胞は(正常乳管が)拡張して「液体が貯まっているだけ」のものです。
 つまり、もしも腫瘍であれば、(嚢胞ではなく)「嚢胞内腫瘍」だということになります。
 ☆嚢胞内腫瘍の診断には「細胞診」⇒(クラス3以上で)「外科的生検」が(病変を拡散させないためにも)望ましいのです。
  ♯マンモトームをやれば(100%診断はつきますが)「病変の拡散の可能性を招く」ことに注意が必要なのです。
「C領域半年間経過観察され、A領域もDCISで、脇のしこりは乳房内リンパ節転移という診断。11月に確定していれば、と悔やまれます。」
⇒担当医が反省していればいいのですが…(「反省無くして、進歩なし」です)
「できれば診察と検査をを同日にしていただけるとありがたいです。」
⇒上記通りです。
 たとえば、「メディカルプラザ市川駅」で予約をとれば
 診察と同時にマンモトームできます。
 これで100%診断は付きますが、(診断だけが目的であれば、それで十分なのですが)
  (結果として)もしも「嚢胞内腫瘍(しかも癌)」だったら、「病変拡散のリスク」があるのです。
 ★つまり、「嚢胞内腫瘍の疑いがある場合には局麻下に摘出生検すべき」なのです。
  その場合には後日(局麻手術は、現在市川の金曜日夕方にのみ行っています)改めてとなりますが、よろしいでしょうか?
「どのように予約をとらせていただけばよろしいでしょうか?」
⇒上記の件も含めて、秘書メールでお問い合わせください。
「センチネルは陰性でしたが、わきのしこりは腋窩リンパ節に流れ込む前にに乳房からでたところでつまって皮下の浅い場所でしこりを形成したと考考えてよいのでしょうか?」
⇒殆ど、その通りですが…
 正確に言うと
 乳腺からのリンパ流の中の癌細胞が(腋窩に到達する前の)「乳房内リンパ節に転移して転移性リンパ節を形成」、そこで留まっていた。
 ♯つまり、考え方としては(その)「乳房内リンパ節が(真の)センチネルリンパ節だった」となります。
  手術としては(結果として)腋窩最浅部のリンパ節を「センチネルリンパ節として調べて陰性だった」わけだから、必要十分な手術となっています。
「つまっていなかったら、その後腋窩に潜り込んで流れリンパ節に到達したと考えられますか?」
⇒考え方を変えましょう。
 要は「真のセンチネルリンパ節に(癌細胞が)留まっていた」ということです。
「先生の患者さんでそういう方はいらっしゃいましたか?またいたとしたらどのくらいの頻度(今まで何人くらい)ですか?」
⇒いらっしゃいました。
 (この1年でみれば)1/300となります。(低い事は低いと言えます)

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