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肉芽腫性乳腺炎

[管理番号:5176]
性別:女性
年齢:34歳
ご無沙汰しています。
昨年11月から肉芽腫性乳腺炎でお世話になり、4月に(関西)に引っ越したものです。
2016.11.(中旬)にプレドニン6錠からスタートし、2017.1.(中旬)に2錠になってからは
右、左、右と、しこりや炎症が2週間に1度くらい起こり、
通院、ドレナージ、や様子見、を続けておりましたが、
ステロイドの副作用か、体調も悪く血管が弱ったのか?アザができやすくなったのかな、と皮膚科の先生に言われ
少し落ち着いた7/(中旬)から1錠になりました。
こちらの先生も、この病気のことは知っていましたが、切られへんしなー、どうしようかなぁ、と言う感じです。
先生に診ていただけず、メールでのご相談すみません。
ステロイドは1錠から無しにするタイミングとしては、エコーで肉芽が全く無くなってからですか?もしくは小さくおとなしくなっていれば、
1錠になって2週間程度で0にするのは早くないのでしょうか。
来週、診察なのですが、
今は右上に少しごりっと手で触れる感じです。
排膿の針のあと?が複数でき
そんなにドレナージをしてもらうのもやりすぎなのでしょうか。
ステロイドやめるとまた再燃する、となると落ち着いてるうちに手術をした方が
いいのでしょうか。
発症から10か月くらい経ちます。
子宮の方でも免疫低下のような症状が出てしまい、ステロイドやめられたらいいけど
そうもいかないしね、、と言われ
どうしよう、、と悩んでいます。
肉芽を多く扱う先生に
アドバイスいただければと思います。
長々とすみません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
勿論、覚えています。
「ステロイドは1錠から無しにするタイミングとしては、エコーで肉芽が全く無くなってからですか?もしくは小さくおとなしくなっていれば、1錠になって2週間程度で0にするのは早くないのでしょうか。」
⇒最後の粘りが(再発刺せないためには)重要です。
 私なら、1錠で半年、「半錠(1Tを隔日投与)」で更に半年とします。(可能な限り)
「排膿の針のあと?が複数できそんなにドレナージをしてもらうのもやりすぎなのでしょうか。」
⇒ドレナージは殆ど意味はありません。
 一時的にステロイド増量なども考慮しましょう。
「ステロイドやめるとまた再燃する、となると 落ち着いてるうちに手術をした方がいいのでしょうか。」「発症から10か月くらい」「子宮の方でも免疫低下のような症状が出てしまい、ステロイドやめられたらいい」
⇒1年半位は様子をみてもいいとは思いますが…
 事情があるのなら、「手術も、volume reductionの有効な手段の一つ」です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

プレドニン減量について
性別:女性
年齢:34歳
ご回答ありがとうございます。
先生のお考え、参考にさせてもらいます。
プレドニンの長期服用のためか?
副作用、離脱症状が辛く、
炎症が落ち着いている場合に
どうしてもステロイド卒業を優先したい場合、
私のように、30からスタートし、10mgを半年、トータル8か月以上服用している状態で、
10mg2週間→5ミリ のあと、
5mg2週間→2.5mg2週間→0は
早すぎるのでしょうか。
試しに減らしてみて、倒れるなどの離脱症状が出るほどのペースではないですか?
減量時、不安感や筋肉痛など、
精神的にも体がおいついていってない感覚に
悩まされたのですが、ステロイドを卒業する際そのようなものですか?
ここまで飲んでいて、5mgを1か月続けても
大した負担はないのでしょうか。
2週間前減量時の体の辛さがあり、
悩んでおります。
内科の先生などにも相談しましたが
減量のペースがよくわからず、
胸が落ち着いてるならいーのでは、とも言われ。。
やめれるならやめないと、あちこちでてくるよ、と。。
言われるのですが、
調べてみると
5mgから減量は慎重に、とも出てくるもので、、
先生にこの状態でご相談した場合のご指示は前回とかわらず、
になりますか?
何度もすみません。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
プレドニンの漸減は10mgであれば大したことはありません。
私が心配しているのは(離脱症状ではなく)肉芽腫性乳腺炎の再燃のリスクです。
☆少量での長期投与が鍵だと(経験的に)考えています。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

肉芽腫性乳腺炎
性別:女性
年齢:34歳
先生、ありがとうございます。
何度もすみません。
今炎症が落ち着いているからといって、
再燃をあまくみてはいけないとわかりました。
今の先生はためしに減らしてみてもという考えなので、、
コラム43回目、を拝見すると、
5mg2ヶ月程度?→1日おきに5mgを半年
のようですが、
私の場合のアドバイスは
半年、半年とのことでした。
先生の仰る、微量の長期投与が大事を考えて
少しでも短く、と思えば、
5mgを1~2ヶ月、半錠を3ヶ月、
でも意味はないですか。
長く続ける、のなかでも、
最低ラインはないのでしょうか。
5mgより最後の半錠を
より長く粘るべきですか?
5mgにして、もうすぐ4週間、
特に炎症もおこらず、体調も戻ってきたので、昨日今日と半分に割って2.5mgずつ
(今の先生の方針)にしてみたのですが、
やはり先生のお考えが気になり、、
あせって減らしても、いいのか、、と。
明日からまた5mgに戻して(減らしたのに増やしても)問題はないですか?
それともこのまま2.5mgを半年でも再燃しないための予防には意味がありますか。
今のところ、自分ではしこりに変化はないと思います。
こちらの先生は、完治ではないけど、
だいぶ落ち着いたよー、と7月末診察言ってはくれました。
また、5mgの1日おきと半分にして毎日とはどちらでもいいのでしょうか。
ステロイド長期服用の副作用が気になるのですが、5mgだとそこまで気にせず、
再燃防止に努める方が重要ですか。
はじめて先生に診ていただいた昨年11月にも長くゆっくり付き合う、
1年は、と教えていただいておりました。
なんとか1年くらいで
卒業できたらなぁ、と思うのですが。
他にうつれる病院もなく、先生のアドバイスをもとになんとか完治にもっていきたく思います。
少量維持期に、またできたら、ステロイド増やすこともよくあることなのか、気になります。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「5mg2ヶ月程度?→1日おきに5mgを半年のようですが、私の場合のアドバイスは半年、半年とのことでした。」
⇒特別な意味はありません。(あくまでも経験則なのです)
 強いて言えば…
 少し前に「他院(傍大病院)で5mgでいきなり終了して、すぐに再燃して当院を受診された方がいらっしゃった」ことなどが影響してのコメントだったのかもしれません。(漸減の重要性を再確認させられました)
「5mgより最後の半錠をより長く粘るべきですか?」
⇒そう思います。
「昨日今日と半分に割って2.5mgずつ」「また、5mgの1日おきと半分にして毎日とはどちらでもいいのでしょうか。」
⇒1日おきに1錠でいいと思います。
「このまま2.5mgを半年でも再燃しないための予防には意味がありますか。」
⇒いったん減量して、(再燃していないのだから)それでいいのです。(再増量は不要です)
「ステロイド長期服用の副作用が気になるのですが、5mgだとそこまで気にせず、再燃防止に努める方が重要ですか。」
⇒その通りです。
 いったん再燃してしまうと「最初からやり直し」となるので、結果として「その方がいい」のです。
「少量維持期に、またできたら、ステロイド増やすこともよくあることなのか、気になります。」
⇒幸い、ありません。