［管理番号:5008］
性別:女性
年齢:35歳
はじめまして。
今年の4月末に死産し現在左胸の張りが治らない状態です。
右胸に比べ約1.5～2倍ぐらいの大きさがあります。
出産後2ヶ月が経っても張りが治らないので先日出産した病院にて乳腺外科を受診しマンモグラフィー、エコー、CT（造影剤を使って）、脇下リンパ近くの細胞摂取と針生検を行いました。
又出産直後に気が付きましたが脇の下のリンパが腫れており触るとゴリゴリ動くようなしこりがあります。
こちらは副乳ではないとの事でした。
左胸にしこりがある感覚は無かったのですが妊娠中にチェックはしておらず張りが出てからはほぼ分からない状態です。
産後2ヶ月だったのでただ単に胸の張りが治らないだけとゆう感覚で診察を受けたのですが乳癌の可能性も否定できないと言われとても不安な気持ちでいっぱいです。
マンモグラフィーに関しては乳癌の場合砂嵐の様な画像が映る事があるがそれは無い
CTではリンパの腫れが気になるのと白い固まり（しこり？）のような物が見えるとの事でした。
ここまでの検査を行うという事は疑わしい事があるからだと思うのですが
乳癌の可能性はどれぐらいあるのでしょうか？
またその場合どれぐらい進行している可能性があるのでしょうか？
先生の文章を拝見しているとこの時点でCTの検査があった事に疑問が残りますがエコー検査で何かはっきりと分かるものがあり確定の為にCTを
撮ったとゆう事はあり得るのでしょうか？
そもそも癌が原因で胸が腫れる事があるとゆう認識が無かったのですが
妊娠を機に症状がでたという事でしょうか…
また出産後というのは万が一悪性との診断があった場合でも後日診断が変わる可能性はあるのでしょうか？
今回の検査結果によってはマンモトーム生検をしてもらうべきでしょうか？
脇の下のリンパが腫れているのも気になりますがすでに転移している可能性はあるのでしょうか？
乳癌検査は1年前の第一子断乳直後エコー検査を受けましたが特に問題無いとの診断でした。
（30代なのでマンモグラフィーはあまり意味がないと言われました。）
今回の胸の張りですが出産2～3週間前ぐらいから両胸が同じように張り出産後すぐに右胸の張りは治まりました。
出産1ヶ月後の検査でその内治るでしょうと告げられそのまま様子を見ましたが治らないので先日受診した所です。
時々熱を持っている感じはありますが押しても痛いという感覚はあまり無く脇下のリンパの腫れも同様です。
又母乳や分泌物が出てくることはありませんでした。
なので乳腺炎等の妊娠に関わる症状では無いのかと思っております。
又検査後2日ぐらい経ってふと胸に手を当ててみた所中で血液の様な物がギュルギュル動いている様な感覚がありそれが少し心配です。
第一子を出産しており張りの感じはその時と同様でその時もあまり母乳が出なかったので今回もさほど気にしておりませんでした。
又今回は妊娠6ヶ月、陣痛促進剤による出産です。
ご回答宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「ここまでの検査を行うという事は疑わしい事があるからだと思うのですが乳癌の可能性はどれぐらいあるのでしょうか？」「またその場合どれぐらい進行している可能性があるのでしょうか？」
⇒メール内容からは予測は困難です。
「先生の文章を拝見しているとこの時点でCTの検査があった事に疑問が残りますがエコー検査で何かはっきりと分かるものがあり確定の為にCTを撮ったとゆう事はあり得るのでしょうか？」
⇒典型的な画像所見で無かったので、ＣＴを撮影したように見えます。
「そもそも癌が原因で胸が腫れる事があるとゆう認識が無かったのですが妊娠を機に症状がでたという事でしょうか…」
⇒原因が（現時点では）不明ですが、たまたま妊娠中だったので「腫れに気付きにくかった」という可能性はあります。
「また出産後というのは万が一悪性との診断があった場合でも後日診断が変わる可能性はあるのでしょうか？」
⇒関係ありません。
「今回の検査結果によってはマンモトーム生検をしてもらうべきでしょうか？」
⇒その通りです。
曖昧な診断で経過観察となることが最もリスクのあることです。
「脇の下のリンパが腫れているのも気になりますがすでに転移している可能性はあるのでしょうか？」
⇒リンパ節腫大は炎症による「反応性腫大」と（癌の）転移による「転移性腫大」があります。
ある程度画像で区別できる場合もありますが、「肉芽腫性乳腺炎で（反応性に）リンパ節が腫大する」ケースはあります。
♯過去にも「肉芽腫性乳腺炎をリンパ節転移を伴う乳癌として治療しようとしていた」大病院がありました。
「時々熱を持っている感じはありますが押しても痛いという感覚はあまり無く脇下のリンパの腫れも同様です。」
⇒この記載が「肉芽腫性乳腺炎ではない」ような印象です。
♯肉芽腫性乳腺炎は、かなりの炎症があります。
☆まずは「針生検の結果を確認」しましょう。
其の上で診断が確定しないならマンモトームすべきです。