乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4213]
性別:女性
年齢:46歳

田澤先生、はじめまして。

46歳の妻の事についてネットを検索している内にここへたどり着きました。

何卒よろしくお願い致します。

市の乳がん検診において「先般、受診されました乳がん検診の結果、触診ではしこりを触知しない「微細石灰化病変」が、マンモグラフィ検査においてみとめられたため、精密検査(マンモトーム生検など)を受けていただく必要があります。」(記載文そのままです)との指導を受けました。
(カテゴリーは3でした)
フィルムが貸し出されたので私も見たところ、確かに小さな箇所に10個以上の石灰化が集まっているのがはっきり確認できました。

前回マンモグラフィを受けたのは6年前で、このときは異常なしでした。

そこで、乳腺外来を受診したところエコーで確かめようとされたが見えず、「やっかいだねえ」とのニュアンスを言われ、やはりマンモトームが必要との事でした。
本人も混乱して質問も出来なかったとの事なので、私同伴でお話を聞きたい!と申し出て、再度同じ乳腺外科を受診。

一回目とは別の先生が色々説明して下さりました。
(その先生はマンモトームをして頂く大学病院から出向している方で、大学病院の乳腺科のトップだとの事です)
以下その内容です。

・6年前のマンモグラフィフィルムが無いから、いつから石灰化が増えたのか分からない。

・見れば見る程悪性くさい!こないだの先生はカルテに(五分五分)と記載しているが私なら(6対4)で悪性を疑う。

・(初期でしょうか?)との質問に対して…ガンの赤ちゃんのようなものだ。

・(温存できますか?)との質問に対して…乳頭の近くだから場所が悪いねえ。

・(死にませんか?)との質問に対して…死なないよ。

・とにかくマンモトームを受けて下さい。

・エコーではやはり何も見えず

上記のようなやりとりがあり、その先生がその場で大学病院に電話して下さり、早めの大学病院での予約を取ることができました。

そして、大学病院で再度のマンモグラフィを撮り、また別の先生の診察を受けました。
(やはり再度マンモを撮るものなのですね)
その先生は新しいマンモをみて「そんなに心配するものではないと思う。
悪く見て五分五分だ。」と割と楽観的に言って下さいました。
※すみません!やはり少しでも悪性では無い可能性を追ってしまい、この先生の言葉を強く印象に残したい気持ちが芽生えます!
この時は2月(上旬)日のマンモトーム予約でしたが、後日お電話いただき1月(中旬)日早まりました。
実はこの事も心配の種になっています。
相当がんが進行しているからマンモトームが早まったのではないか?とか…考えすぎでしょうか?

田澤先生にはお忙しい所、誠に恐縮ですが、

・やはり悪性の可能性は高そうなのでしょうか?それでも良性の可能性も残りますか?
・市の検診と大学病院のマンモフィルムで見え方が違うということはありますか?
・悪性であったとしても、本当に初期であり、生命に影響を与える事は
無いのでしょうか?(前回マンモが6年前、マンモトームの予約が早まった、等が心配です)
・乳頭付近というのは場所的にやはり温存は困難なのでしょうか?

以上、画像資料など無い状態の上、素人の言葉のみで分かりにくいとは存じますが、是非ともアドバイス下さいませ。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「40歳の時点で無かった」石灰化が、46歳の時点で「五分五分」という所見であれば、「癌の可能性が高い」と判断せざるをえません。
確実にST-MMTで確定診断することです。

「・やはり悪性の可能性は高そうなのでしょうか?それでも良性の可能性も残りますか?」
⇒上記コメント通りです。

 純粋な画像所見で「五分五分」な石灰化が「40歳の時点出なかった」となると、より可能性は高いと考えます。

「・市の検診と大学病院のマンモフィルムで見え方が違うということはありますか?」
⇒印象は異なる事はあります。
 ただ、この場合は複数の医師が見ている(大学病院らしい)事が原因でしょう。

「・悪性であったとしても、本当に初期であり、生命に影響を与える事は無いのでしょうか?」
⇒それは間違いありません。

「マンモトームの予約が早まった、等が心配」
⇒これは単に、「日程的な余裕」があっただけでしょう。

「・乳頭付近というのは場所的にやはり温存は困難なのでしょうか?」
⇒全く問題ありません。

 非浸潤癌であれば、乳頭への直接浸潤は決してありません。
 「平面的」には近くても、「立体的」にみれば、距離は十分あります。

 ♯非浸潤癌で「温存困難」な場面はあくまでも「石灰化の拡がりが広範囲過ぎる」場合のみであり、「乳頭との距離は無関係」です。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、46歳の妻の石灰化~マンモトーム生検について以前質問させていただいたものです。

何卒よろしくお願い致します。

大学病院にてマンモトームを受け、先日結果を聞きにいってまいりました。

先生はパソコン画面を確認しながら

「検査の結果、乳がんが限りなく疑わしいと出ている。
しかしまだ最後の段階の結果が出ていない。
取った範囲が小さかったがマンモトームを何度もする訳にはいかないから、この前取った細胞を追加の検査にまわしている。
あと一週間後に結果がでる。
多分悪性だろうから、その時に(同時再建を希望しているので)仮押さえで形成の予約も取っておこう。
手術すれば終わりか、その後の治療が必要かはまだわからないが、癌はおそらく0期にあたると思う。
あんまり時間が経つと(混んでいるから)手術が3~4月になるかもしれない。
だから次回診察時に入院に必要な検査もしよう」
私が目視でパソコン画面を見たところ、「コメド壊死をともなう」「異形細胞あり」というような言葉を見たように思います。

追加の検査の名前は「免疫染色病理組織標本作成」でした。

概ね上記のような内容でした。

あまり饒舌な先生ではなく、我々も完全に理解したとは言いがたかったです。

やはりある条件が揃わないと、マンモトームとはいえ確定診断できないものなんだなあと思いながら、やっと前進出来る!という期待に反し、がっかりした気持ちで病院をあとにしました。
形成の予約は、万が一乳がんでなければキャンセルしたらいいと言われましたが、そもそも「コメド壊死」や「異形細胞」などの検査結果なら乳がん確定ではないか?と思います。

マンモトームから一週間後の結果発表の予約だった事が早すぎたんでしょうか?愚痴になりますが私も仕事を休んで同席したので前日にお電話下さり、一週間伸びます!との連絡が欲しかったです。
大きな病院とはそんなものなのでしょうか…

そこで田澤先生に質問でございます。

・もう良性の可能性は完全に捨てた方がよろしいですか?(主治医の先生はそのようなニュアンスでした。
ただまだはっきりは言えない、と)
・「免疫染色病理組織標本作成」とは、今後の治療方針を決めるためのものではございませんか?良悪の最終判断にも使用されるのでしょうか?
・田澤先生も、ステージは0期の可能性が高く、根治しうるとお考えですか?
・これは万一のことですが、(関西在住の我々ですが)田澤先生に手術をお願いした場合、入院以外の通院の頻度はどのくらいになります?
今の先生とはコミュニケーションの意味で不安を持ちます。

またその場合、手術はいつごろの目安となりますでしょうか?

以上、乱文な上推測の域を出ない質問ばかりで申し訳ありませんが、是非ともアドバイス願えれば幸いでございます。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

だいたいの状況は解りました。
石灰化病変をST-MMTすると、どうしても「確定診断できない病理像」が数パーセントで出てしまいます。(flat epithelial atypia:FEAやcolumnar cell
hyperplasia:CCH、○○with atypia、atypical ductal hyperplasia*ADHなどです)

「・もう良性の可能性は完全に捨てた方がよろしいですか?」
⇒可能性は残ります。

 上記、「境界病変の類」となる可能性があります。
 ただ、その場合でも「手術(病変の摘出)は必須」と考えるべきです。(医師によっては、その辺の理解が乏しく簡単に「経過観察」とされる場合があるので、注意が必要です)

「免疫染色病理組織標本作成」とは、今後の治療方針を決めるためのものではございませんか?良悪の最終判断にも使用されるのでしょうか?」
⇒今回行われている免疫染色は(今後の治療方針を決めるための)ER, PgR, HER2ではなく、「CK(サイトケラチン)」だと思います。

 サイトケラチンは基底細胞と腺上皮が混在しているため、これら(CK5/6、34ベータE12など)がモザイク状に染色されることで鑑別するのです。

「・田澤先生も、ステージは0期の可能性が高く、根治しうるとお考えですか?」
⇒間違いありません。

 追加免染での判断となった以上、(癌だとしても)それだけ「微妙な病変」だということです。(つまり、浸潤癌ならば、一発で診断が付く筈です)

「・これは万一のことですが、(関西在住の我々ですが)田澤先生に手術をお願いした場合、入院以外の通院の頻度はどのくらいになります?」
⇒1回です。

 これについては、良く聞かれる質問なので、一度「今週のコラム」に挙げておく必要がありますね?

「またその場合、手術はいつごろの目安となりますでしょうか?」
⇒同時再建するのであれば…

 一度「形成外科を受診」してからでないと日程は決められません。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、こんばんは。

先日、マンモトームの結果、乳がんと診断された妻の件についてです。

今日、診察があり、MRIにて石灰化の他にビー玉のような白い影があり、もしも癌だとすると立派な大人の癌だ。
と言われました。
しかも手術後、病理検査から治療スタートまでひと月かかるそうです。
癌かどうかは調べないと解らないと。

以下質問でございます。

二度のマンモグラフィーでうつらなかった物が癌である確率は高いでしょうか?
もしも癌だとしたら、かなり進んだものでしょうか?
触診、エコーでも見つからなかった物が急に見つかり、不安でいっぱいです。

ちなみに、骨シンチなど他の検査は異常なしでした。

ぜひご教授下さいませ。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

正直、久しぶりにこの診療には「憤りを隠せない」状況です。
質問者には全く罪はありません。(もしも、気に障る点がありましたら、ご容赦願います)

まず、ご指摘したいのは
前回のメール内容からは「検査の結果、乳がんが限りなく疑わしいと出ている。しかしまだ最後の段階の結果が出ていない」という段階であり、(更に今回のメール内容には)「癌かどうかは調べないと解らない」
⇒こんな状態で「骨シンチなど他の検査」をやっているのですか???

 大学病院ですか???(大学病院らしいといえば、それまでですが…)
 全く問題外です。
 そんな「癌かどうか微妙な病変なのに、無用な医療被曝」をするような病院の診療は私は絶対に認めません。

「MRIにて石灰化の他にビー玉のような白い影があり、もしも癌だとすると立派な大人の癌だ」
⇒そんな「くだらないコメント」をする前に、「自分自身で超音波しなさい」
 それ以上、これについてコメントする気はありません。

「二度のマンモグラフィーでうつらなかった物が癌である確率は高いでしょうか?」
⇒皆さんの大きな勘違いとして「マンモグラフィーが優れた検査である」という考え方があります。

 実際には早期の癌は(石灰化以外)「マンモグラフィーで写らない」ものと考えてください。

 ○今回重要なのは「エコーで写るのか?」です。
  当然『担当医自身がMRIの所見がエコーでどうなのか?確認するのが最優先事項です。(クダラナイ発現するよりも)』

「もしも癌だとしたら、かなり進んだものでしょうか?」
⇒そんな馬鹿げた話はありません。

 まともな診療をしてもらいましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

田澤先生、たびたび申し訳ありません。

前回ご相談させていただいた時は、診察を終えた妻から内容を聞いた直後だったので、動揺してしまい言葉足らずで誤解を与えてしまったようです。
誠に申し訳ありませんでした。
再度正しい内容を記載させていただきますので、ご教授いただければ幸いです。

マンモグラフィーでの石灰化~マンモトーム~微妙な病変のため追加検査の結果、残念ながら早期の乳がんの告知を受けました。
←この部分が根本的に欠落していました!
そこで2月(下旬)日に右乳房全摘出手術が決まり、術前検査を受けた次第です。
骨シンチ、CT、MRI等です。

そして先日、入院前の最後の主治医による診察がありました。
(私は同席していません)その時に「MRIに、同じ右乳房だが石灰化とは離れた場所に丸い物が写っている。
何かは調べないとわからない。
しかしマンモグラフィーには写っていない。
癌ならマンモにも写るはずだが…。
どちらにしても全摘出して全て病理にかけるのだからその時にはっきりする。」「その丸い物がもしも癌ならかなり成長していますか?」と妻が聞いたところ「もし癌なら立派な大人の癌だ」と言われました。
結局それ以上の質問は出来ず、「石灰化病変を手術する」つもりが
「別な場所にもうひとつ癌があるかもしれない」に変ってしまい、話を聞いた私と二人で大変落ち込みました。
決して安心させるような事は言わず、説明の少ない主治医なので、主治医がその新しくみつかった物をどう感じているのか、推測することはできません。
※センチネルリンパ節をすることは説明されたようです。

田澤先生、たびたびで申し訳ありませんが質問させて下さい。

・昨年末の市の検診から数えると、マンモグラフィーを2回、エコーを3人の先生、触診を3人の先生にしてもらっていても、術前のMRIで突然「立派な大人の癌」が見つかる事はあるのでしょうか?
・田澤先生は、その丸い物は癌だと思われますか?
・もし、それが癌なら相当進んだ状態でしょうか?
・一般的に、妻の印象によると「ビー玉のような」腫瘍が見つかった場合はすでに転移している可能性は高いでしょうか?

私は主治医がMRIで丸いものを発見したその場で、せめてなぜエコーをもう一度してくれなかったのか?と思います。
(主治医は、どうせ切って調べなければわからないから、という意見だとは思いますが…)

以上、上記の内容をお伝えするつもりが慌ててしまい、間違った伝わり方をしてしまいました。

何卒よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

再度、メールしてもらいましたが…
残念ながら、私の見解は一緒です。

1.(明らかな早期癌なのに)骨シンチとかCTなどを撮影すべきではない
2.MRIで所見があったらな、(つべこべ言わずに)自分自身でその部分に所見がないのか、「直ぐにでもえこーすべき」

以上です。
質問者の意思にはそぐわない回答だったかもしれませんが、本来の医療から逸脱した、その大学病院の診療内容については私は決して認めることはありませんし、どうしても感情的になることをお許しください。





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