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局所再発の可能性

[管理番号:3707]
性別:女性
年齢:37歳
昨年10月に乳輪乳頭温存術と同時再建術(ティッシュエキスパンダー)を受け、
今年の6月シリコンインプラントへの入れ換え術を受けたた者です。
リンパ節転移なし、ルミナールAで、抗がん剤はせずホルモン療法を受けています。
先月少し早いけどと1年後の検査として両側エコーとマンモグラフィー(反対側のみ)、採血検査を受け、異常なしとのことで安心したばかりでした。
しかし、先日シリコン側の胸を何気なく触ったところ、米粒ほどのしこりのようなものに気がつきました。
シリコン上で皮膚のすぐ下にポコッとしていて軽く触るとすぐに感じ、見ただけでもすこしポコッと出ているのですが、強く押すとしこりなのかはっきりとはわからないけど、何かある感じはします。
場所は乳輪乳頭温存術の傷から2cm位横の所でシリコン上です。
数週間前にエコーで異常
なしと言われたばかりなのに、再発の可能性はあるのでしょうか。
逆に素人でも軽く触れて気づくしこりをエコーで見逃されるということはあるのでしょうか。
(大学病院なのでエコーをやっているのは医師ではありません。)
また、シリコンでの再建後の局所再発は、やはり触診でもすぐわかるものでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「場所は乳輪乳頭温存術の傷から2cm位横の所でシリコン上です。」
⇒シリコンインプラントには、よく見かける所見です。
 結構、どうような症状で受診される方がいらっしゃいます。
 そのような「米粒大」のしこりのように触れるものは「シリコンインプラントの皮のたるみ」などが殆どです。
「数週間前にエコーで異常なしと言われたばかりなのに、再発の可能性はあるのでしょうか。」
⇒エコーで見えていないようなものは心配ありません。
「逆に素人でも軽く触れて気づくしこりをエコーで見逃されるということはあるのでしょうか。」
⇒「再発した腫瘍」ではないので「エコーで検出できていない」のだと思います。
 
「また、シリコンでの再建後の局所再発は、やはり触診でもすぐわかるものでしょうか?」
⇒そんなに滅多にあるものではありませんが…
 皮下や皮膚に出たものは「触診でも解る」ものです。