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高濃度乳腺

[管理番号:3244]
性別:女性
年齢:43歳
はじめまして。
10年前から線維腺腫、最近になり、嚢胞、乳腺症が左右乳房に加わり、
経過観察で、トモシンセシス、エコー、などを組み合わせを変えて、年に1回、半年に1回と行なっています。
細胞診は10年前に一度したきりです。
直近の所見は、トモシンセシスにて、左右とも明らかな良性石灰化(円形)、エコーにて、嚢胞、線維腺腫が合わせて3個あります。
先生は、癌を疑うものはありませんとハッキリ言うのですが、いつ癌です、と言われるのかビクビクしながら生活しています。
なぜなら、私は高濃度乳腺と言われているからです。
そのため、MRIもたまにするよう勧められました。
50代まで高濃度乳腺だった方の乳癌になる確率は、何もない方の4~6倍と言われました。
そんな確率なら、予防的に両方の乳房を切除してしまいたいと思うこともあります。
最先端の予防医療で、まだ癌を形成する前の、血液に浮遊している癌があるかどうかを調べる検査?も受けることを考えてもいます。
今後、どのように、乳癌検診と向き合っていけばよいでしょうか。
被曝はあまりしたくありません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「なぜなら、私は高濃度乳腺と言われているからです。そのため、MRIもたまにするよう勧められました。」
⇒かなり極端な発想ですね。
 たしかに「高濃度」であれば「マンモグラフィーで見ずらい」から「エコーは必要」とは思いますが…(検診目的のMRIは、不要です)
 
「50代まで高濃度乳腺だった方の乳癌になる確率は、何もない方の4~6倍と言われました。」
⇒どこかのデータなのでしょうが…
 かなり「極端な数字」です。
 実際はそんなことはありません。
 
「今後、どのように、乳癌検診と向き合っていけばよいでしょうか。被曝はあまりしたくありません。」
⇒担当医に「脅かされすぎている」ようですね。
 マンモで見ずらいだけの話です。
 そう言う意味では「マンモ+触診」の通常型の検診よりは「エコーも毎年する」ようにすれば「十分」です。