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抗ガン剤点滴の腕について

[管理番号:3063]
性別:女性
年齢:51歳
田澤先生、お世話になっております。
先生のご助言を受け、今年の1月からのAC治療を無事に終え、毎週のパクリタキセルとハーセプチンの化学治療中です。
その後は、放射線治療、そしてまたハーセプチンに戻ります。
ところで、今の病院では、全摘出手術とリンパ郭清を受けた右側の腕では、白血球の値などを調べるための採血は行うことは可ですが、点滴による薬の投入はしないと言われています。
でも、病院によっては、点滴を左右の腕で交互に行っているところもあると聞きました。
使える血管がだんだんと少なくなってきている中、ポートを埋めることはしたくないため、できれば右側の腕も使えたら安心なのですが、
リンパ浮腫などの危険性があるため、やはり右側は使わない方がよいのでしょうか。
田澤先生のお考えを聞かせていただけたらありがたいです。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「点滴を左右の腕で交互に行っているところもあると聞きました。使える血管がだんだんと少なくなってきている中、ポートを埋めることはしたくないため、できれば右側の腕も使えたら安心」
⇒こう言う状況は、よくあることです。
 私は「患側の使用」に躊躇しません。
 
「リンパ浮腫などの危険性があるため、やはり右側は使わない方がよいのでしょうか。」
⇒郭清の「程度や精度」にもよるので担当医に確認するべきではありますが…
 
 
「田澤先生のお考えを聞かせていただけたらありがたいです」
⇒私は(患側の使用には)全く躊躇していません。