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今後の治療について

[管理番号:2238]
性別:女性
年齢:39才
*「再質問管理番号」欄の入力がなかったので、新たな「管理番号」にしています。  ホームページ管理者
 参考)管理番号:1433「遠隔転移について
 
以前に遠隔転移について質問したものです。
その時に術前化学療法を医師からすすめられていて田澤先生のお話を聞いて手術先と思ったのですが今の主治医の言うとおりに術前化学療法をはじめました。
 
はじめたのですが肝機能が高く毎回延期で順調にすすみません。
11月はじめて今2回終わりました。
GPTだけ高かったのですが2回目が終わり先週の化療前の検査結果はGPT292でG0Tまであがってしまい163でまた延期でした。
肝臓の先生にもかかっているのですがこの位の数値だと本当は入院だと。
 
1日おきにの注射にということだったので家から病院が遠いので入院させてくださいと言ったところ今度は「うちの病院はそんな余裕はない癌患者いっぱいだからよその病院探さないと」と言われました。
近くの病院があるのでそこをお願いすれば乳腺外科の主治医に聞かないとダメだと言うし同じ病院内なので聞いてもらえないかお願いしても今はできないと言われました。
長風呂もするなと言うのでどのくらいが長風呂か聞けば「そんなこと自分で考えてください」と。
 
私も病気で心が弱くなっていて治療がすすまなくて自分の何がいけないのかどうしていいかわからないところにそんな言い方をされて辛いです。
今の病院には色々と納得できないところがあります。
命がかかっているので悩んでいる時間もないです。
9月末に癌がわかってからだいぶたっているのに治療がすすまないことが心配です。
ステージ2b 脇のリンパに転移ありです。
これから田澤先生のとこに転院はできますか?
県外で遠方なので手術のあとの抗癌剤などは通うのが難しいのでとても勝手なのですが。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「主治医の言うとおりに術前化学療法をはじめたのですが肝機能が高く毎回延期で順調にすすみません。GPTだけ高かったのですが2回目が終わり先週の化療前の検査結果はGPT292でG0Tまであがってしまい163でまた延期」
⇒かなり大変でしたね。
 これだけ「肝機能障害がでる」ようでは「化学療法の適応そのもの」を考え直さなくてはいけません。
 質問者の「サブタイプ」は何なのでしょうか?
 もしも「ルミナールタイプ」であれば(肝機能障害も考え合わせれば)「化学療法そのものの適応に?」がつきます。
 いずれにせよ、この状況では(術前抗がん剤ができないわけなのだから)『即刻、化学療法は中止して(術後あらためて再トライするかは置いておくとしても)手術へ変更すべき』です。
 
 ○肝機能障害が起こって(ましてや、そのために治療が進まないのに」そうまでしても「術前抗がん剤に固執する理由」が理解できません。
 
「今の病院には色々と納得できないところがあります」
⇒質問者にはお気のどくですが…
 「ガンセンター」ですよね。
 いかにも、ありそうな事です。
 
「これから田澤先生のとこに転院はできますか?県外で遠方なので手術のあとの抗癌剤などは通うのが難しいのでとても勝手なのですが。」
⇒なるべく早く手術して、差し上げたいところですが…
 現状では「手術日程が一杯」で、「早めの手術」が難しい事情があります。
 
 当院で行うとすれば「手術日程を設定」し、それまでの間(何もしないのは不安だと思いますので)肝機能の数値を見ながらの「低用量の抗がん剤で進行を食い止める」というところです。
 この内容が「ご本人の希望に沿うのであれば」秘書へ連絡ください。