乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5519]
性別:女性
年齢:43歳

はじめまして。
いつも田澤先生のQ and Aを拝見させていただいています。

私は3月に右胸全摘、リンパ郭清手術、5月から抗がん剤TC療法を受け、現在ホルモン療法でタモキシフェンを服用しています。

私のかかっている病院は患者用の病理結果のプリントを渡す方針ではないらしく、お願いして病院用をコピーしてもらいました。

右EB領域乳癌に対する部分切除→乳房切除術検体。
センチネルリンパ節1個と
Level1+2までの腋窩リンパ節が提出されている。

(肉眼所見)
腫瘤形成は明らかでない。

(組織所見)
組織学的には、 乳管内伸展巣優位で、連続性のない2ヶ所に浸潤癌巣を認める。
クロマチン粗造な中等度異型核を有する腫瘍細胞が繊維増生を伴い、不整胞巣状ないし索状構造を呈して脂肪組織へ浸潤する。
核分裂像を高頻度に認める。
乳管ない進展巣は充実性主体で、篩状や乳頭状のほか、石灰沈着や壊死部を入れる面疱状の成分も一部にみられ、intermediate nuclear grade相当である。
辺縁部ではlow nuclear grade相当となり、乳管過形成との識別が難しい。
2ヶ所とも浸潤径は
0.6×0.5cm大で、乳管内進展巣を含めた径は7.0×6.0×2.0cmである。
浸潤癌成分が癌全体の10%以外で非浸潤癌成分が約90%以上と推定される。
リンパ管侵襲を複数認める。
静脈侵襲は明らかでない。

所見
免疫染色結果
ER:J-score3b
PgR:J-score3a
Her2:score2+ →fish検査結果シグナ
ル比1.8 her2遺伝子増幅なし
ki67 labeling index:
33.2%(166/500hot spot)
※heterigeneityがあり、非浸潤癌成分はこれほど高くはない。

chromogranin A:-
リンパ節転移を認める。
pn1(1/20)
[sln(1/1)level1(0/14)
level(0/5)]

nuclear grade3,
pT1b,pN1,pStage2A

1.浸潤箇所が2ヶ所(どちらも0.5×0.6cm)あったのにpt1bとなるのですか。

2.TC療法4クールで十分ですか。
追加の抗がん剤は必要ないですか。

3.再発率が気になります。
グレードが高いので再発率も高くなるのですか。

4.完治は期待できますか。

抗がん剤が終わってホッとするかのと、副作用にも耐えて4クールを終えましたが、
十分安心していいのだろうか、再発しないかと毎日鬱々と過ごしています。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

pT1b, pN1
十分な早期です。
Ki67=33%とグレーゾーンなので化学療法をしたことは誤りではありませんが、(私であれば)迷うところです。

「1.浸潤箇所が2ヶ所(どちらも0.5×0.6cm)あったのにpt1bとなるのですか。」
⇒最大浸潤径です。(足し算ではありません)

「2.TC療法4クールで十分ですか。追加の抗がん剤は必要ないですか。」
⇒必要有りません。
 むしろ「TCが本当に必要だったのか?」というレベルです。

「グレードが高いので再発率も高くなるのですか。」
⇒無関係です。

「4.完治は期待できますか。」
⇒再発率は極端に低いでしょう。(この大きさだと、信頼できるデータはありませんが、再発は極めて稀だと思います。)

「再発しないかと毎日鬱々と過ごしています。」
⇒余計な心配です。

 ホルモン療法を継続することです。





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