乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5318]
性別:女性
年齢:23歳

はじめまして。
娘の血性分泌物についてお伺いしたい事あります。
先日、下着に血がついているのを見つけ、近くの病院に連れて行きました。
マンモ、エコー、造影MRIの検査をを受けましたが、悪い物はない!との結果を頂きましたが、出血の原因は分からないとの事でした。
もしかして、良性の腫瘍があるかもしれないが、良性なので経過観察で良いといわれました。
23歳と言う年齢からしても、ガンは稀、悪いものが写ってないから
乳管造影は痛い思いをしてまでやる必要はないのではないか!と言われた6カ月後の経過観察となりましたが、どうしても気になり先生に診て頂きたいと思い先日、診察予約を入れました。
今、診察待ちの状態です。

診察までに時間がある為、いくつか質問させてください。

MRIで一つの乳管から出血していると画像を見せて頂き、そこに造影剤を入れたが悪いもの写っていない。
あるとすれば良性の物との事ですが、出血している所に造影剤を入れてガンがあるかどうか解るのでしょうか?
マンモ、エコー、MRIの画像、年齢だけで、ガンではないと言う診断は出るのでしょうか?
経過観察と言われましたが経過観察で大丈夫な物なんでしょうか?乳管内乳頭腫だった場合は切除した方がいいとは思いますが、若い為、傷も気になりますがやはり切除するべきですか?
ご回答よろしくお願いします

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

エコーで異常も無いのに「MRIを撮影」するような診療には敢えてコメントする必要は感じません。(MRIは診断目的では決して使ってはいけないのです)
♯所謂MRI的免罪符については『今週のコラム 56回目 超音波で異常所見があるのに、MRIで異常がないから大丈夫。など、とんでもない診療です。』をご参照ください。

また「血性」に拘り過ぎるのは止めましょう。(人間、自分の身体から出血すると不安になる心境はありますね。我々医師には「その感覚」はかなり薄れています)
重要なことは「単孔性」が大前提であり、次に「継続」です。『今週のコラム 88回目 「分泌は継続期間こそ重要」それが鍵なのです。』をご参照ください。

何故なら「一過性の出血はよくあること」なのです。それはあくまでも(解り易く言えば)「怪我」。
生理に関連して(乳管増生の際に)「乳管が破綻して(一過性に)出血する。いわば怪我」なのです。

まず私がこのメールを読んでの印象は
1.診療にMRIを用いているのには(いつもながら)呆れるなー。
2.23歳という年齢からは「癌の確率はかなり低いな。」
3.単孔性なのだろうか?
4.「先日」と記載してあるから『継続期間としては不十分だな』

「診察待ちの状態」
⇒これが(ちょうどいい)「分泌継続するのか?」のいい観察期間となります。

 (2カ月待ちなのか、3カ月待ちなのか不明ですが)そのころまで継続するようなら(若年であり癌の可能性はかなり低いとはいえ)「乳管造影する価値」はあります。

「出血している所に造影剤を入れてガンがあるかどうか解るのでしょうか?マンモ、エコー、MRIの画像、年齢だけで、ガンではないと言う診断は出るのでしょうか?」
⇒それはできません。(そもそもMRIに何の意味などありません)

「経過観察と言われましたが経過観察で大丈夫な物なんでしょうか?」
⇒これが「ちょうどいい」分泌継続なのかが判明する期間となります。(最低3カ月以上継続するのかが鍵です)

「乳管内乳頭腫だった場合は切除した方がいいとは思いますが、若い為、傷も気になりますがやはり切除するべきですか?」
⇒その通りです。

 (乳管内乳頭腫を含む)乳管内病変が原因となる分泌であれば、「止まることはない」し、「腫瘍は(その乳管内に)増大し、また(その乳管内の)別の部位に多発する」ようになります。(それが健全とは思えません)





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