乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:4227]
性別:女性
年齢:33歳

初めて質問させて頂きます。

33歳女性です。

2016年8月末に出産し、諸事情により、10月末より断乳しています。

12月末に受けた乳がん検診(エコー)の結果について質問です。

左乳房の6時方向に25×14ミリの混合性腫瘤を疑います。

境界明瞭平滑な分葉形腫瘤で、嚢胞内に内部エコーを有しているように見えます。

一部流動性も疑われ、充実部ではない可能性もありますが、腫瘤を否定できません。

カテゴリー3

というような結果の文書が送られてきました。

妊娠前の2015年に受けた検診では異常なしでした。

病院の再検査を予約しましたが、数週間先しか予約が取れず、不安にかられています。

これは乳がんになっている可能性が高いのでしょうか?
生後5カ月の赤ちゃんを抱え、不安な毎日を過ごしていており、こちらのサイトを見つけ質問させて頂きました。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

まず私は以下の点に注目しました。
1.10月末より断乳
2.嚢胞内に内部エコーを有している/一部流動性も疑われ、充実部ではない可能性もありますが、腫瘤を否定できません

上記2つより、焦点は「嚢胞(特にミルク嚢胞)で、ミルクが一部固まったもの」なのか「(本物の)嚢胞内腫瘍」なのか?となります。
これ以上は、(画像を見ていない以上)コメントは困難となりますが…

「一部流動性も疑われ、充実部ではない可能性もありますが、腫瘤を否定できません」という表現に注目してください。
この表現は「嚢胞」>「嚢胞内腫瘍」 を疑っている
♯あくまでも「充実部ではない=腫瘍では無い=嚢胞の液体がモヤモヤして腫瘍にみえているだけ」の可能性の方が高いけど、「本物の腫瘍である可能性もあります」というように(文章のニュアンスでは)思います。

○結論として
 「ミルク嚢胞の可能性が高い」
 ♯ミルク嚢胞の画像は『今週のコラム 51回目 嚢胞内腫瘍 これは嚢胞ではありません』に掲載しているので、是非ご参照を。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

前回の回答ありがとうございます。

検診結果に添付されていたエコー画像を先生からの回答に照らしながら眺めてみました。
ご指摘通り、ミルク嚢胞に見えてきたのですが、ふと気になることがありまして、、、

前回書き忘れたのですが、検診結果のコメント欄に、

前回質問させて頂いた左乳房腫瘤疑のコメント(左乳房の6時方向に
25×14ミリの混合性腫瘤を疑います。
境界明瞭平滑な分葉形腫瘤で、嚢
胞内に内部エコーを有しているように見えます。
一部流動性も疑われ、
充実部ではない可能性もありますが、腫瘤を否定できません。
カテゴリー3)の他に、
両乳に、嚢胞、(一部が袋状に変化し、内部に液体成分を入れた構造)
を認めますが、こちらは経過観察で構いません。
カテゴリー2。

というコメントもありました。

これは、いわゆるミルク嚢胞のことですよね??

前回載せていなかった報告書にある文面も含め全て載せます。

乳房超音波所見1:左乳房腫瘤疑
乳房超音波所見2:両乳腺嚢胞
乳房超音波DR指示:要精検

【右】
《A・C・D-領域》所見1
[所見]のう胞 散発
[サイズ]max10㎜
[カテゴリー]2

【左】
《A-領域》所見1
[所見]のう胞 単発
[サイズ]5㎜
[部位]M
[方向]11:30
[カテゴリー]2

《BD-領域》所見1
[所見]のう胞疑い 単発
[部位]P
[方向]6:00
[サイズ]25㎜×14㎜
[D/W]小く0.7
[形状]分葉形
[境界部]明瞭平滑
[内部エコー]混合
[内部性状]不均質
[後方エコー]増強
[エラスト]2
[カテゴリー]3
D/W計測数値が逆です。
申し訳ありません。

内部エコーがありますが、流動性がある部分も見られます。
動画参照ください。

S/O内容物のある嚢胞、嚢胞内腫瘍

以上が報告書にあった内容です。

前回、質問させて頂いた左乳房腫瘤疑は、先生はミルク嚢胞ではないかと指摘して下さいましたが、今回書かせて頂いた両乳腺嚢胞というコメントが追加されていても、最初に先生が指摘して下さった通り、左乳房腫瘤疑はミルク嚢胞の可能性がありますか??

勝手ながらの解釈で、
右乳にミルク嚢胞(カテゴリー2)のみ、左乳はミルク嚢胞(カテゴリー2)とミルク嚢胞ではない腫瘤疑(カテゴリー3)の2つものがある、
という風に見えてきて、やはり、左乳は癌なのではないかと怯えてしまっております。

病院の予約がしばらく先で、他にすぐ診てもらえる(質問できる)乳腺外来のクリニックが最寄りになく、検診結果の文面を見ては不安になり、育児にも専念できず泣くばかりです。

あと、母乳についてですが、もともとお乳の出が非常に悪く、2ヶ月間、母乳を与えたと言っても毎回10mlほど、粉ミルクがメインとなっている状態でした。

そして産後の子宮復古不全でピル治療をしたのを機に断乳に至りました。

このように出産後すぐから終始乏しい母乳量でしたが、ミルク嚢胞になるのでしょうか??

病院での精密検査はどのようなことをするのかも心配しております。

検査日は赤ちゃんを母に預けるのですが、翌日からは1人で育児をせねばなりません。

育児に支障は出ないかも不安です。
(例えば、検査に痛みを伴うとか麻酔を使うような検査で日常生活が数日難しくなるようなことがあるのか等々)

妊娠後期から切迫早産のため、入院をしており、24時間点滴、ベッド上安静をしたまま持ちこたえて満期で出産したため、出産後は体力が落ちきって本当に悲惨な状態で歩くのもままならず。
育児をしながら子宮復古不全で何度も通院し、心身ともにボロボロでした。

最近ようやくスムーズに歩け出して少し体力を取り戻した矢先の乳がん検診の再検査通知で、まだ体調面で不安を抱えながらの検査となるため余計に怯えています。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

その「嚢胞内腫瘍も否定できない」所見は「S/O内容物のある嚢胞、嚢胞内腫瘍」なのですね?
それなら、尚更「内容液のある嚢胞=ミルク嚢胞」の可能性が高くなります。

「前回、質問させて頂いた左乳房腫瘤疑は、先生はミルク嚢胞ではないかと指摘して下さいましたが、今回書かせて頂いた両乳腺嚢胞というコメントが追加されていても、最初に先生が指摘して下さった通り、左乳房腫瘤疑はミルク嚢胞の可能性がありますか??」
⇒勿論です。

 たとえば…
 「ミルクが薄い=殆ど液体と判断できる」もしくは「ミルクが濃くても、均一である」場合には「嚢胞と確定」できるが、(下に載せたような)「塊となって腫瘍の様に見えた場合には(内容物の有る嚢胞とは思いながらも)「嚢胞内腫瘍も否定できず」となるのです。

  

「左乳は癌なのではないかと怯えてしまっております。」
⇒考えすぎでしょう。
 上記通りだと思います。

「病院での精密検査はどのようなことをするのかも心配」
⇒(超音波)画像だけで判断するかもしれませんが…

 そんなに心配ならば「細胞診」すれば、済む話です。(2~3分で済みます)

 ○実際、上記で載せた写真の患者さんも、(授乳中とはいえ)「あまりにも嚢胞内
腫瘍のように見える」ので細胞診しました。(それで確定診断したわけです)

 
 

 

質問者様から 【質問3】

以前、質問させて頂いた件の続きなのですが、乳がん検診の精密検査に行きました。

精密検査も技師によるエコーのみでした。

結果は、左乳房の嚢胞の中は、水だと言われました。

ガンではないから、定期的、年に一回、乳がん検診、できればエコーを受けるようにとのことでした。

乳房を触ると、しこりが手に当たるくらいの大きさなので、日々の入浴時などについ気になるのですが、嚢胞の中の水が乳がんになったりすることはあるのでしょうか?

本当に、年に一回の定期検診だけで良いのでしょうか??

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「嚢胞の中の水が乳がんになったりすることはあるのでしょうか?」
⇒ありません。

 嚢胞は「正常乳管が閉塞して内容液が貯まっているだけ」ですよ?
 そもそも「水が乳癌になる」という発想は…

 ☆是非『今週のコラム 51回目 嚢胞内腫瘍 これは嚢胞ではありません』を熟読してください。





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