乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3033]
性別:女性
年齢:41歳

初めまして
検査結果まで気持ちが落ち着かず
質問させて下さい

毎年 健康診断でマンモグラフィーを受けていました
ここ2年はエコーも受けていました
結果は異常なしでした
昨年10月に左胸に生理後なのに なんとなく張ってる感じと痛み 授乳期に母乳がしみ出てくるような感覚があり マンモグラフィーとエコーをし
ましたが異常なしでした(授乳は11年程前に終わっています)
今回5/(中旬) ブラを着用する際カップに胸を寄せていた時いつもと違いを感じました

左胸のふくらみの1番下あたりにしこりかな?
という物があり 5/(下旬) 病院を受診しました
マンモグラフィーとエコーをしました
マンモグラフィーでは確認できないが
エコーで何か1つ5ミリ程のシコリがあるとの事で その日に細胞診でした
麻酔をして細い針を刺しキュポキュポ吸ってるかんじでした(何ヶ所か)怖くて見ていられずはっきりしませんが

結果まで1週間程かかるということで
6/(上旬)に細胞診の結果を聞きます
しかし 6/(上旬)に結果を聞く前にMRI検査があります造影剤を使うそうです
気になっているのは 病院でもらった表です(画像が添付出来ませんでした)
MRI検査は悪性と分かってからの位置にあります
当日は気持ちが動転していて何も質問出来ず帰ってきました 帰宅して表を見てドキドキしています
後日病院へ電話しましたが乳腺外来の先生がお見えの日でなく 外科の事務の方の対応でしたが
「検査は表の順番とは限らない MRIの予約が取りにくい為検査結果を待
たず予約をする事もありますよ」との事でした…
先生でしたら このような順序ですすめられますか?
エコーを見て悪いと思ってのMRIの予約だったのでしょうか
だとしたら 針生検でなく 何故細胞診にしたのでしょうか
まだ気持ちの整理がつかず長文&乱文申し訳ありません よろしくお願い
します

*検査結果を聞く時は 何を確実に聞いてきたらよいですか?
もちろん良性である事を心から願っています

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
内容は解りました。
質問者の心配もごもっともです。

「MRIは悪性と分かってからの位置にあります」
⇒本来その通りです。(「そう、あるべき」と言い換えてもいいかもしれません)

 MRIは「癌と診断」されてから、(術式選択のために)「拡がり診断目的」なのです。

 ただし、実際には(質問者が勇気を振り絞って、この3000を超えるQandAを仔細に見てみれば)実に多くのケースで(乳癌と言う診断前に)というより、むしろ「乳がんの診断目的で」MRIを撮影している医師が多い事に気が付く筈です。
 要は、「細胞診や針生検などの(自らの)精度に確信が持てず」診断目的でMRIを多用している医師が多いということです。

 私が今回注目したのは
①しこりが5mm
②(針生検ではなく)細胞診をしている
③(癌が疑わしいなどの)コメントが全くない(ですよね?)

 これらから(私が)想像するに、
 5mmの腫瘍を確実に診断する自信がない(もしも自信があるなら、最初から針生検でいいケースです)ので、「細胞診で陰性と出た」場合に(自信を持って)「癌ではありませんでした」と言う自信がないので、予めMRIを撮影し、
 「細胞診でも陰性」だし、「MRIでも癌が疑われない」から「おそらく」癌ではないと思います。という診断根拠に用いようとしているように見えます。

 ○もしも「細胞診で陽性」だった場合には「拡がり診断目的で」どうせ「MRIは必要となる」わけだから、(陰性であれ、陽性であれ)「撮っておいて間違いは無い」と言う考え方ではないかと思います。
 

「先生でしたら このような順序ですすめられますか? 」
⇒私はMRIを診断目的で用いることはありません。

 当然、最初から針生検(バネ式とするかマンモトームとするかは所見次第です)を行います。
 MRIは組織診断の後、「拡がり診断目的」で用います。
 

「エコーを見て悪いと思ってのMRIの予約だったのでしょうか 」
⇒冒頭でコメントしたように

 「悪性の可能性はある」とは思っていると思います。
 

「だとしたら 針生検でなく 何故細胞診にしたのでしょうか」
⇒5mmの腫瘍に正確にヒットさせる自信がないのではないかと思います。
 もしくは、(針生検に敷居が高く)「最初から針生検はしない主義」なのかもしれません。

 ○私にも「何故、無駄な検査をするのか」は(それらの医師の診療の真意は)解り兼ねます。
  以下の2点において、(良性であれ、悪性であれ)針生検が(結局は)必須となるのです。
  「もしも悪性の場合」細胞診での悪性は偽陽性の可能性があるので、診断のためには針生検が必要
  「もしも良性の場合」細胞診での良性は(画像上、癌が否定できない際には)偽陰性の可能性を考えなくてはならないので「細胞診だけでの判断は危険」であり、針生検すべき
 

「*検査結果を聞く時は 何を確実に聞いてきたらよいですか?」
⇒最も大事な点は(細胞診で良性と出た際に)「きちんと細胞が採れているのか?」ということです。

 細胞が採れていない(検体不適性)のに(MRIを診断根拠として)「悪い細胞は無いから様子を見ましょう」という事態だけは避けてください。この場合はきっと「経過観察」と言われるでしょうが…

 ○最も重要なことは「MRIは診断根拠とせず」組織診で確実な診断をすることです。(ここで安易に経過観察とすると、せっかくの早期発見の機会を逃すことになりかねないのです)

 良性であることをい願っていますが、「良性との診断には(悪性との診断以上に)より慎重になる」ことが重要なのです。





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