乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4132]
性別:女性
年齢:35歳

《早期発見こそ最大の治療》

田澤先生のお医者様としての信念や使命感とも思える魂の叫びが
真っ暗な私の世界に色を与えて下さいました。

田澤先生、はじめまして。

更新毎に乳がんプラザ拝見させて頂いております。

私の進むべき道は経過観察で正しいのでしょうか。

どうかお導き下さい。
宜しくお願い致します。

経緯
2016年春~夏頃  左胸だけ張る様なほんの少し違和感を時折感じる

A病院
2016年秋   初の乳ガン検診(マンモグラフィ・エコー)
結果・・・・・左胸石灰化(微細・区域性・広範囲)
主治医所見・・悪性でも今命に関らない/石灰の散布が良性とは異なる
       →半年間経過観察・再受診時針生検の可能性有

ST-MMTの存在を知り確定診断をつけるべくB病院へ転院

2016年11月初旬頃~ 左胸の明らかな違和感を感じる様になる
(特定部位のみの張り・痛み・しこり・左右の乳房の大きさの違い等)

紹介先B病院
2016年11月下旬
主治医所見・・確定診断必要
       マンモ画像見る限り針刺すと一般的に悪性出る可能性高

マンモグラフィ・エコー・ST-MMT生検受診
病理検査結果 
★mastopathy
★異型成なし
★ごく一部の乳管内に単調な核を有する異型上皮増生所見が認められる
★念の為経過観察が望ましい
*検査結果は頂けず写す事は可との事。

*非常にシンプルな結果表で英語や診断名の表記は特段他にありませんでした。

主治医所見・・悪性ではないから大丈夫
       一年後再受診で十分大丈夫(エコー・マンモグラフィ)

マンモトーム生検は担当医ではなく、主治医以外の若い医師立会指導のもと、レジデントが組織採取(6本)しました。
後日主治医より検査結果を伺った際、採取した組織に石灰が含まれている写真も実際に見せて頂きました。
(曖昧ですがおおよそ1検体に1つ程度の石灰だったと記憶しています)

異型上皮とはいわゆる境界病変の事なのでしょうか。
(医師から一切の
説明は受けておらず、私自身も知識不足で質問さえ出来ませんでした)

2病院とも医師が画像所見で悪性を疑った事、レジデントが組織生検した事(病変を外している可能性含め)、異型上皮の増生があり経過観察が必要な事、以上を相対的に見ると、少し不安がよぎるのです。

決断の責任は自分でしか取れない事がわかっているからこそ、信頼出来る医師のもとで、一つでも多くの選択肢の中から、自分の望む治療を受けたい、その為には決着がつく迄全速力で駆け抜けたい、ただただそう願う毎日です。
確定診断がついても未だ不安が拭えないのは私自身の問題なのかもしれませんが、袋小路に迷い込んでしまい釈然としないままどうする事もできません。

田澤先生、どうかお力を貸して下さい。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「採取した組織に石灰が含まれている写真も実際に見せて頂きました。」
「1検体に1つ程度の石灰化」

⇒通常であれば、それで問題無い筈ですが…

「2病院とも医師が画像所見で悪性を疑った事」
⇒「左胸石灰化(微細・区域性・広範囲)」「針刺すと一般的に悪性出る可能性高」という記載はありますが、カテゴリーはいくつなのでしょうか?

 画像を見ていないので(あくまでも私の印象ですが…)カテゴリーⅤではなさそうです。
 癌を疑っているとはいっても「カテゴリーⅣ」ではないかという印象です。(そうすると約半数で良性となります)

「レジデントが組織生検した事(病変を外している可能性含め)」
⇒確かに、ここに不安があります。

 「医師を育てなくてはならない」という事情は(当然、私にも)解ってはいますが、患者さんに不安を与えない様な配慮が必要だと思います。
 

「異型上皮の増生があり経過観察が必要」
⇒ただし(鑑別困難ともせず)「明確に乳腺症(mastopathy)と断定している」ことも事実です。

 「ごく一部の乳管内に単調な核を有する異型上皮増生所見」というのは「乳腺症」の範囲内のようです。

「経過観察で大丈夫なのでしょうか」
⇒この状態で経過観察する位なら、きちんと(質問者が納得できる形で)再度確定診断(ステレオガイド下マンモトーム生検)すべきです。

 やはり、問題なのは「マンモトーム生検は担当医ではなく、主治医以外の若い医師立会指導のもと、レジデントが組織採取(6本)」にあります。
 
 ○例えば、採血結果の紙切れのように「誰がどこで見ても判断は同じ」ではないのです。(採血であれば、ベテランが採血しようが、レジデントが採血しようが誰が採っても結果は同じでしょう。たとえ何回も失敗したとしても)

  それに対して(ステレオガイド下マンモトーム生検にかぎらず)細胞診でもバネ式針生検でもそうですが…
   その検査を「実際にやって」「これであれば、この結果は100%信頼できる」と担当医自身が実感したものこそが、「自信を持って、良性でした。大丈夫です。」と言えるのです。
   (他の誰かが行った検査を)その結果だけで「そこまで確信することは(本来は)できない」のです。
    ♯そこの医師は、そのようなシステムに慣れてしまって「その感覚(自分自身で検査を行い、その結果に100%責任を持つ)」をそもそも持っていないようですが…





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