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術前化学療法、手術後にしこりを発見

[管理番号:5424]
性別:女性
年齢:41歳
術前化学療法後、左胸全摘、リンパ郭清しました。
術後病理結果は化学療法が効きガン細胞は腫瘍、リンパ共なくなっていました。
(奏功)
術後3ヶ月たった頃、術側の第三肋骨周辺の内側(胸骨傍リンパ側)に1cmちょっとほどの硬くて動く丸い感じのシコリを発見しました。
担当医に伝えたのですがその場所をいじったので手術痕だから大丈夫と言われ検査してもらえません。
(胸骨傍リンパ周辺)
手術から3ヶ月で化学療法が奏功したのに突然1cmのガンができるということはありえますか?
乳房より上の第二か第三肋骨の胸骨側の場所に乳がんができる事ってあるのですか?(乳房からはずれている所に乳腺ってあるのですか?)
触ると大きくなってきてる様な気もしなくもなくて心配です。
どうぞよろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「手術から3ヶ月で化学療法が奏功したのに突然1cmのガンができるということはありえますか?」
⇒常識的にはありえません。
「乳房より上の第二か第三肋骨の胸骨側の場所に乳がんができる事ってあるのですか?(乳房からはずれている所に乳腺ってあるのですか?)」
⇒普通に考えれば術後の瘢痕(もしくはリンパ液の貯留による嚢胞:ここでいう嚢胞とは乳管の拡張ではなく、単に隙間にリンパ液などが貯留したもの)などを想像します。
 その部位に(もしも癌に伴うシコリができるならば)胸骨傍リンパ節転移が増大して胸壁側に盛り上がった場合となります。
 ♯ただし、もともと胸骨傍リンパ節自体は筋層よりも更に奥にあるので、腫大するだけでは触知不能です。
  表面から触れるようになるためには、「転移して、相当長期間増大」しない限り不可能です。
「触ると大きくなってきてる様な気もしなくもなくて心配」
⇒エコーで診てもらえば済むだけの話です。(もう一度、相談してみましょう)