乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:2926]
性別:女性
年齢:40歳

はじめまして。

3月中旬に乳がんと分かり、4月(中旬)日に右乳房温存手術をしました。

T2 38×26×34㎜(腫瘍が大きかったのですが、バストサイズ
がわりと大きく温存が可能であったようです。)
N0
M0
MIB 80%
HER2+→FISH法にて検査中
ホルモン陰性
リンパ節転移なし

先日より放射線治療を始めました。
18回+4回の予定です。

 
担当医より、HER2+ということで、放射線治療後、ハーセプチンの投与を勧められました。
そして、さらに化学療法をするかどうか考えておくように言われました。

担当医はあまり化学療法を強く勧めないという感じのことを言っていました。
(そこまでは必要ないというニュアンスでした。
「自分の身内ならそこまで勧めない」というような・・・)
ただ、いろいろ調べるとハーセプチン単体での使用はあまり効果がないということが書かれているサイトもあり、再発予防には化学療法もした方がいいのではないかと思い始めているところです。

MIB 80%といわゆる顔つきのとても悪いがんであること、
子供も小さく再発がとても怖いこと、抗がん剤をせずに再発したときに「あの時やっておけばよかった」と後悔したくないという気持ちなど、とても迷っています。

この場合、先生でしたら抗がん剤治療も勧められますでしょうか?
抗がん剤をした時としない時では再発率にかなり差が出てくるものでしょうか?担当医はなぜあまり抗がん剤を勧めないのか・・・リンパ節に転移が見られなかったからでしょうか?

また、FISH法でもしHER2陰性であった場合、トリプルネガティブになるわけですが、この場合は抗がん剤をすべきでしょうか?

いろいろと調べれば調べるほど情報の多さに混乱してしまい、毎日気持ちが揺れ動いています。
要領を得ない文章で申し訳ございません。
先生のご意見を伺えれば、と思います。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「HER2+→FISH法にて検査中」
⇒これは「HER2が2+だったのでFISHしている」ということですね。

 この場合のFISH陽性の確率は25%にすぎません。
 トリプルネガティブの可能性の方が高いのです。
 

「ただ、いろいろ調べるとハーセプチン単体での使用はあまり効果がない」
⇒その通りです。

 ハーセプチンは「あくまでも化学療法との併用」です。
 (化学療法無しの)「ハーセプチン単剤」での有効性は証明されていません。
 そのような「適応外使用」を勧める医師が散見されますが、私は全く賛成できません。
 

「再発予防には化学療法もした方がいいのではないかと思い始めているところ」
⇒それが正解です。

 決して「ハーセプチン単剤」を選択してはいけません。
 

「この場合、先生でしたら抗がん剤治療も勧められますでしょうか?」
⇒先にコメントした通りです。

 もしも「FISHで陽性」ならば、必ず「化学療法+ハーセプチン」とすべきです。
 

「抗がん剤をした時としない時では再発率にかなり差が出てくるものでしょうか?」
⇒(抗癌剤なしの)「ハーセプチン単剤での有効性はない」わけですから、当然「小さからぬ差」があります。
 

「担当医はなぜあまり抗がん剤を勧めないのか」
「・・・リンパ節に転移が見られなかったからでしょうか?」
⇒きっと、そうなのでしょうが…

 エビデンスのないことを勧めるのは「現に慎むべき」です。
 

「また、FISH法でもしHER2陰性であった場合、トリプルネガティブになるわけですが、この場合は抗がん剤をすべきでしょうか?」
⇒必須です。





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