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術後の検査について

[管理番号:4329]
性別:女性
年齢:51歳
はじめまして、よろしくお願いします。
6年前から右CD領域に4mmの低エコー腫瘤があり経過観察となっていましたが、昨年8月、7mm不整形に増大しており針生検、MRIで非浸潤癌と診断され10月に温存+センチネルリンパ節生検しました。
術後病理結果はTis(2mm)N0で、断端陰性でした。
放射線治療を25回終えて現在は無治療です。
みなさんの病理結果をみていると腫瘍のサイズは3つの数字で記載されていますが(〇×〇×〇など)私の場合は1つしか記載されていません。
どんな形の(広がりの)腫瘍なのでしょうか。
先日診察時に次回術後1年でマンモ、エコーに加えてMRIと腫瘍マーカーの採血をしましょうと言われて非常に動揺して頭が真っ白になってしまいました。
このサイトでMRIは癌の広がりを見るものだと知り、
腫瘍マーカーは再発の指標とはなるがあまりあてにはならないと書いてあったと思います。
私は術後まだ1年で局所再発や遠隔転移が疑われているのでしょうか。
本当は主治医に聞くべきであったのですが、あまりに衝撃すぎて聞けませんでした。
超早期発見でよかったと喜んでいたのにショックでその日以来落ち込んでいます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pTis(2mm)であれば、「術後放射線も省略するか?」考えるところです。
勿論、術後補助療法は不要だし、腫瘍マーカーの採血も不要です。
「術後1年でマンモ、エコーに加えてMRIと腫瘍マーカーの採血をしましょう」
⇒ただのルーティンとして「提案しているだけ」であり、「大して考えていない」提案にすぎません。
「私は術後まだ1年で局所再発や遠隔転移が疑われているのでしょうか。」
⇒全くの「考え過ぎ」です。
「本当は主治医に聞くべきであったのですが」
⇒実際に聴いていれば…
 「なーんだ、大した意味はないよ。 術後は皆にそのように検査しているから、そうしようと思っただけだよ」と笑ってお話したことでしょう。